カワノイ と ボイレアウイ [〆シカ (カワノ亜種)]
1ヶ月以上前からかなり気になる事があります。
シカクワガタについてです。
まず、シカクワガタには以下の亜種が確認されています。
BE‐KUWA、月刊むしを参照 ラテン語表記は面倒なので省略
・タイワン(原名亜種)
・スペキオスス
・チュウゴク
・カワノ
・ボイレアウ
・ツツイ
・レーマン
・フキヌキ
この内、ベトナム北部にはカワノ(カワノイ)が生息しています。
カワノイでよく生き虫として出回る産地は
「タム ダオTam Dao」と言う場所です。
タムダオは首都ハノイから北北西50kmほどのヴィンフク省にあります。
そして今年、ある気になる産地から採集されたシカクワガタが入荷しました。
①
②
ある昆虫専門店にそれぞれ入荷したもので、
同じくベトナム北部のものですがこれらは
タムダオがホン川をはさんだ向こう側、ラオカイ省の「サ パSa Pa」と言う場所から得られたものです。
BE-KUWAでは、
「カワノイとボイレアウイの分布境界はホン川と思われる」と書かれています。
タムダオからサパまでは直線距離で180kmくらいかと見受けられます。
そして、サパから得られた個体が同誌のボイレアウイのページに載せられてあります。↓
個体を見る限りカワノイの
・大腮基部の内歯が上から見て確認できる
・腿節が黄褐色
と言う特徴はありません。
しかし、①、②の個体は共に↑の2つの特徴を持ち合わせているように見えます(特に脚 ! )
①の業者さんはこの個体をボイレアウイとして販売、
②の業者さんはこの個体をカワノイとして販売しています。
私たちはどう判断したらいいのでしょうか?
個人的な見解としては、この2亜種の関係は
単にホン川だけではなくその途中から分かれるダー川も関わっているようにも思うのです。
(地形的にこの川が最もそれっぽい)
サパ産の個体は、①の業者さん曰くどうやらブリードで結構60upが羽化しているようで
タムダオ産でギネスを狙う人間にとっては非常に萎えます……
(サパ産がカワノイだったらの話ですよ)
それに関連してもう一つ疑問があります。
今回自分は初めてカワノイ亜種ブリードを始めました。
去年入荷分のタムダオ産からのWF1。
この間羽化した期待の1頭が↓の画像の通りそろそろ動きだしたので
きっちりノギスでサイズを測ってみました。
グニャグニャ動き回ってメチャ測り辛かった~
61.2mm
ギネスに惜しくも届かなかった――――…
とは言えタムダオカワノイとしてはなかなかのサイズ。
(まあ日本に存在する全てのブリード個体を見たワケじゃないので断言できないですが…)
しかし実は、この個体はまだ限界にまで辿り着いていなかったのです…
この個体は
割り出し後プリンカップ(確か90ccか120cc)に入れ、
3令の初期か中期手前頃にようやく1400ccのマットに交換。
しかしその時のマットがどうやらガス抜きが不完全だったようで
ほとんど深く潜らないまま大半を過ごし、
こりゃマズイと感じて数ヵ月後また交換し今に至ったワケです。
つまり言える事は、もっとしっかりした管理下に居たなら
まだまだ大きくなれたのは間違いないという事です。
しかし、
BE-KUWAを読んだりネットで記事を探しても
「59mm以上はまず見ない」
「我が家では55mmが壁」
………等々自分の家のカワノイがホントにカワノイか疑ってしまいます。
ちなみにこのカワノイ親ペアはベトナム便に強い某有名ショップから購入したものです。
そしてさらに、カワノイの特徴でもある大腮基部下方の 上から確認できる内歯にしても…
本を見れば
ハッキリ見て分かるのですが
ウチの個体は若干それが薄いように感じます。
44mmの個体
54mmの個体
61.2mmの個体
なるべく真上からのアングルにしたつもりですが…
そして3個体の集合写真
ちょっと斜め後ろから見ると全然見えません。
ひょっとしてこんなことどこでもある事なのかな?
俺の心配はもしかして杞憂なのか?
シカクワガタについてです。
まず、シカクワガタには以下の亜種が確認されています。
BE‐KUWA、月刊むしを参照 ラテン語表記は面倒なので省略
・タイワン(原名亜種)
・スペキオスス
・チュウゴク
・カワノ
・ボイレアウ
・ツツイ
・レーマン
・フキヌキ
この内、ベトナム北部にはカワノ(カワノイ)が生息しています。
カワノイでよく生き虫として出回る産地は
「タム ダオTam Dao」と言う場所です。
タムダオは首都ハノイから北北西50kmほどのヴィンフク省にあります。
そして今年、ある気になる産地から採集されたシカクワガタが入荷しました。
①
②
ある昆虫専門店にそれぞれ入荷したもので、
同じくベトナム北部のものですがこれらは
タムダオがホン川をはさんだ向こう側、ラオカイ省の「サ パSa Pa」と言う場所から得られたものです。
BE-KUWAでは、
「カワノイとボイレアウイの分布境界はホン川と思われる」と書かれています。
タムダオからサパまでは直線距離で180kmくらいかと見受けられます。
そして、サパから得られた個体が同誌のボイレアウイのページに載せられてあります。↓
個体を見る限りカワノイの
・大腮基部の内歯が上から見て確認できる
・腿節が黄褐色
と言う特徴はありません。
しかし、①、②の個体は共に↑の2つの特徴を持ち合わせているように見えます(特に脚 ! )
①の業者さんはこの個体をボイレアウイとして販売、
②の業者さんはこの個体をカワノイとして販売しています。
私たちはどう判断したらいいのでしょうか?
個人的な見解としては、この2亜種の関係は
単にホン川だけではなくその途中から分かれるダー川も関わっているようにも思うのです。
(地形的にこの川が最もそれっぽい)
サパ産の個体は、①の業者さん曰くどうやらブリードで結構60upが羽化しているようで
タムダオ産でギネスを狙う人間にとっては非常に萎えます……
(サパ産がカワノイだったらの話ですよ)
それに関連してもう一つ疑問があります。
今回自分は初めてカワノイ亜種ブリードを始めました。
去年入荷分のタムダオ産からのWF1。
この間羽化した期待の1頭が↓の画像の通りそろそろ動きだしたので
きっちりノギスでサイズを測ってみました。
グニャグニャ動き回ってメチャ測り辛かった~
61.2mm
ギネスに惜しくも届かなかった――――…
とは言えタムダオカワノイとしてはなかなかのサイズ。
(まあ日本に存在する全てのブリード個体を見たワケじゃないので断言できないですが…)
しかし実は、この個体はまだ限界にまで辿り着いていなかったのです…
この個体は
割り出し後プリンカップ(確か90ccか120cc)に入れ、
3令の初期か中期手前頃にようやく1400ccのマットに交換。
しかしその時のマットがどうやらガス抜きが不完全だったようで
ほとんど深く潜らないまま大半を過ごし、
こりゃマズイと感じて数ヵ月後また交換し今に至ったワケです。
つまり言える事は、もっとしっかりした管理下に居たなら
まだまだ大きくなれたのは間違いないという事です。
しかし、
BE-KUWAを読んだりネットで記事を探しても
「59mm以上はまず見ない」
「我が家では55mmが壁」
………等々自分の家のカワノイがホントにカワノイか疑ってしまいます。
ちなみにこのカワノイ親ペアはベトナム便に強い某有名ショップから購入したものです。
そしてさらに、カワノイの特徴でもある大腮基部下方の 上から確認できる内歯にしても…
本を見れば
ハッキリ見て分かるのですが
ウチの個体は若干それが薄いように感じます。
44mmの個体
54mmの個体
61.2mmの個体
なるべく真上からのアングルにしたつもりですが…
そして3個体の集合写真
ちょっと斜め後ろから見ると全然見えません。
ひょっとしてこんなことどこでもある事なのかな?
俺の心配はもしかして杞憂なのか?
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