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緑の恐怖 [〆鹿児島県産 アマミシカクワガタ]

酷暑の置き土産はまだまだ我が家の虫達を苦しめています…

今日は期待種のアマミシカの割り出しを敢行しました。

仕入れたのは7/20
セッティングしたのは8/23
後はエサ交換しながら2ヶ月ちょっと待つだけ……

のはずでした。


が……


8/13にちょっとケースのフタを開けて様子を見てみると、










地上でがカビに塗れて昇天していました。




セットからそれほど日数も無いのに死骸はすでに
死んでから数日は経っている模様でした。


しかも、♀の死亡確認時にはまだ生存していた♂も
♀の後を追うようにして同じカビに塗れ亡くなりました。


あれほど元気だったペアが何故こんな…
と絶望感が漂う自分の目に入ったのはとある情報でした。









  病名  【 彊病 】




昆虫界では非常に有名な病気です。
ボーベリア菌等の昆虫病原糸状菌が感染し、
体内を蝕みながら宿主を殺してしまうもので、
とり付かれると食欲は無くなり体内の水分は抜け
体が硬化し最後には体表面から成長した菌が出てきます。

中国では漢方薬として使われる他、害虫駆除のためにこの菌が使われてもいます。

カイコ等の飼育では白彊病(はっきょうびょう)が有名ですが、
菌の種類(菌の色)によって黒彊病とか黄彊病など色々な種類があります。


2010 09 18_1407.JPG
これは緑色なので緑彊病とでも言うんでしょうか…

この手の病気は虫自体の抵抗力が低い時に感染し易いという話もありますが、
だとしたら…
完全にこの日中35℃にさらしてしまったせいで虫を危険な状態に冒したからですね…




で、短期で死んでしまったセットには卵が産まれているのか…
確かめるのが非常に怖いですが。

2010 09 18_1406.JPG
一応潜った形跡は有るっちゃぁ有る…

しかしこのマットの中は暑さによる劣化で変色し、
潜った痕は浅い所までで途切れていました。

気合を入れて仕込んだ霊芝材にも
産卵痕が2つあるだけで、
卵の残骸はおろかカビやダニ(卵があった痕)すら無かったです。

もしかしたら♀自体も種が付いていなかったみたいですね(泣)


2010 09 18_1408.JPG
結局何も無し。

こんなことなら材を全埋めにしないで半埋めにでもしといた方が良かった…




結局人生初の国内産シカはアッと言う間に轟沈してしまいました。

               ……………リベンジ確定種がまた増えてしまった…
                                             来年こそ!


        尽きた在庫  2種類 遂にブッダノコギリも天寿を全うしました
        全ての在庫 33種類


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BigRock

クワガタにも病気があるんですね。
by BigRock (2010-09-21 23:53) 

会長

こんな感じで病気があるという事を知ると
虫って生き物だな~という事を改めて実感しましたね~
by 会長 (2010-09-22 00:48)