ゼブラノコギリの羽化 [〆ゼブラノコギリ (ルソンエンシス亜種)]
温室完成(外枠だけ)まであと1~2割程度まで進んできたんだけど、
出来るまでは他の作業が出来ない。
さて、いくつか書きたい記事も出てきましたが、
その前に、元日に羽化した目出度きカタンドゥアネスゼブラ第1号の
その羽化前後をふり返ってみたいと思います。
2010/12/26 20:11
この時点でもう(複眼は勿論)大腮の先と爪が黒く形成されているのが分かりますね。
残念ながらサイズも期待出来るものではなく歯型も中歯です。
常温飼育が祟ったのか…?
因みに、この個体を人工蛹室に移した切掛けは蛹室材料である菌床の劣化でした。
掘り出した当時は既に菌床の泥化が進んでいて、
本個体は半ば蛹室に押し潰されかけている状況で動けない状況になっており
腹部には泥がこびり付いていてその場所には
(早く死ぬのが待ちきれんとばかりに)トビムシがウジャウジャと待機していました。
12/28 17:52
今度は少し頭部に赤みが増してきました。
この日辺りから「元旦羽化出来るんじゃないの?」と思いを馳せるようになりました(笑)
12/29 22:16
先日にも増して赤みが増してきて、さらに脚の形成が進み黒く色付いてきています。
2011/1/1 15:47
そして迎えた羽化当日、期待通り元日に羽化が始まりました。
しかしこともあろうにこの日お得意の寝坊をかましてしまったために、
覗いてみたらもう既にここまで終わってしまっていたのです。
(一年の計は元旦にあり、と言うがもうこれで今年一年を物語っているのか…)
因みに、ここが意外と気付かれ難くて
個人的に「頭良いなォイ!!」と思うんですが、下翅を伸ばす時
伸ばした翅の邪魔にならないように脱いだ殻を脚で掻き集めて頭の方に持ってくるんです。
1/1 17:01
↑↑そしてこれが1時間強経った後の状態。
下翅をまだ収納していないですが頭を上げ始めています。
種類によっては蛹室を効率的に使うために
先に下翅を収納してから頭を上げるものもいますね。
大腮を見てみると分かりますが、根元から半分以上がまだ真っ白ですよね。
ここで種類による生息環境の違いが見てとれるんですけど、
オオクワガタなんかだと、脱皮する前後で既に大腮のほぼ全体が黒く色付いており
大腮の硬化が大分進んでいますよね。
これはオオクワガタが木の中で羽化し、
大腮を使って堅い木を割り掘って進むと云う事が判断できます。
超硬い木で羽化するヒメオオクワガタ等にも同じことが言えます。
相対的に、ノコギリクワガタやミヤマクワガタのような土中で羽化する種類は
大腮で堅い木を割り掘る必要が無いため
オオクワガタとは対照的に、大腮の形成が進行していないという事になりますね。
つまりゼブラも土中羽化か…って事になったり、ならなかったり・・・
(こういうことってホント小学校の時自由研究でやりゃ良かった)
1/1 22:16
さらに5時間後の状態。
下翅も収納し、上翅も色付き始めています。
最近心配なのが、上翅の翅パカはしなくても、下翅に水が溜まってしまい死んでしまう事。
伸ばしてる段階で変に『ハリ』があると「水膨れが出来るんじゃないだろうか」と不安になります。
こういう↑↑光景を見ると心底ホッとしますな~
1/3 03:33
前の状態から1日ちょっと経った状態。
上翅も結構色付いてきて模様も露わになりました。
「あ…やっぱ流石にブラックタイプではなかったのね」
と軽くテンションが落ちたと云う事は内密に…
1/7 22:18
(写真上)羽化から7日が経過し、全体的な色彩も定まりつつあります。
(写真下)元日羽化した♂と、その翌日羽化した♀のツーショット。
2頭とも同じ日に人工蛹室に移したのですが、
羽化ずれがたった1日差だったのって、隣同士でつられたからってのは…ナイな。
しかしどちらも翅パカも変形も無く、完品で羽化してくれたのは何より。
あとは下手にいじらず、適度に放置し時折様子を見ていけば問題無いね。
他にもゼブラやオオクワが前蛹~蛹だけど…
温度が低くて一向に状況が変わらない~~
やっぱ早く温室を完成させなければ!
出来るまでは他の作業が出来ない。
さて、いくつか書きたい記事も出てきましたが、
その前に、元日に羽化した目出度きカタンドゥアネスゼブラ第1号の
その羽化前後をふり返ってみたいと思います。
2010/12/26 20:11
この時点でもう(複眼は勿論)大腮の先と爪が黒く形成されているのが分かりますね。
残念ながらサイズも期待出来るものではなく歯型も中歯です。
常温飼育が祟ったのか…?
因みに、この個体を人工蛹室に移した切掛けは蛹室材料である菌床の劣化でした。
掘り出した当時は既に菌床の泥化が進んでいて、
本個体は半ば蛹室に押し潰されかけている状況で動けない状況になっており
腹部には泥がこびり付いていてその場所には
(早く死ぬのが待ちきれんとばかりに)トビムシがウジャウジャと待機していました。
12/28 17:52
今度は少し頭部に赤みが増してきました。
この日辺りから「元旦羽化出来るんじゃないの?」と思いを馳せるようになりました(笑)
12/29 22:16
先日にも増して赤みが増してきて、さらに脚の形成が進み黒く色付いてきています。
2011/1/1 15:47
そして迎えた羽化当日、期待通り元日に羽化が始まりました。
しかしこともあろうにこの日お得意の寝坊をかましてしまったために、
覗いてみたらもう既にここまで終わってしまっていたのです。
(一年の計は元旦にあり、と言うがもうこれで今年一年を物語っているのか…)
因みに、ここが意外と気付かれ難くて
個人的に「頭良いなォイ!!」と思うんですが、下翅を伸ばす時
伸ばした翅の邪魔にならないように脱いだ殻を脚で掻き集めて頭の方に持ってくるんです。
1/1 17:01
↑↑そしてこれが1時間強経った後の状態。
下翅をまだ収納していないですが頭を上げ始めています。
種類によっては蛹室を効率的に使うために
先に下翅を収納してから頭を上げるものもいますね。
大腮を見てみると分かりますが、根元から半分以上がまだ真っ白ですよね。
ここで種類による生息環境の違いが見てとれるんですけど、
オオクワガタなんかだと、脱皮する前後で既に大腮のほぼ全体が黒く色付いており
大腮の硬化が大分進んでいますよね。
これはオオクワガタが木の中で羽化し、
大腮を使って堅い木を割り掘って進むと云う事が判断できます。
超硬い木で羽化するヒメオオクワガタ等にも同じことが言えます。
相対的に、ノコギリクワガタやミヤマクワガタのような土中で羽化する種類は
大腮で堅い木を割り掘る必要が無いため
オオクワガタとは対照的に、大腮の形成が進行していないという事になりますね。
つまりゼブラも土中羽化か…って事になったり、ならなかったり・・・
(こういうことってホント小学校の時自由研究でやりゃ良かった)
1/1 22:16
さらに5時間後の状態。
下翅も収納し、上翅も色付き始めています。
最近心配なのが、上翅の翅パカはしなくても、下翅に水が溜まってしまい死んでしまう事。
伸ばしてる段階で変に『ハリ』があると「水膨れが出来るんじゃないだろうか」と不安になります。
こういう↑↑光景を見ると心底ホッとしますな~
1/3 03:33
前の状態から1日ちょっと経った状態。
上翅も結構色付いてきて模様も露わになりました。
「あ…やっぱ流石にブラックタイプではなかったのね」
と軽くテンションが落ちたと云う事は内密に…
1/7 22:18
(写真上)羽化から7日が経過し、全体的な色彩も定まりつつあります。
(写真下)元日羽化した♂と、その翌日羽化した♀のツーショット。
2頭とも同じ日に人工蛹室に移したのですが、
羽化ずれがたった1日差だったのって、隣同士でつられたからってのは…ナイな。
しかしどちらも翅パカも変形も無く、完品で羽化してくれたのは何より。
あとは下手にいじらず、適度に放置し時折様子を見ていけば問題無いね。
他にもゼブラやオオクワが前蛹~蛹だけど…
温度が低くて一向に状況が変わらない~~
やっぱ早く温室を完成させなければ!
会長さん、遅くなりましが
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
そしてお久しぶりです。
北海道の空知中部は年が明けてから急激に雪が降り出して、例年の5分の1程度だった積雪が一気に例年並みになりました。
スキーヤーのオレにとっては嬉しいことですが大半の人達はうんざりしています。
青森県はどんな感じですか?
そして・・・近々ブログ復帰するかもです。
学校で携帯からのコメントでした~
by chappu (2011-01-20 13:47)
待ってましたYO、chappuさん!
明けましておめでとうございます、こちらこそよろしくお願い致しますね。
青森も去年までの小雪振りから打って変わって大雪目になりました。
(それでも数十年単位で考えると少ないようですが)
自分はうんざり派ですね(笑)
雪かき辛いです。
お、するって~とアレかい?
また俺の楽しみが一つ増えるナ~(爆)
実はこっちもチョびっとそちらとお話したい事があったので良かったです。
ではまた~
by 会長 (2011-01-20 14:36)
ゼブラは綺麗ですね!!
羽化もいいですね。
こちらの羽化待ちは、パプキン・トカラノコ・ノコギリ
ですね。
まだまだ厳しい時期です。
ディディの件連絡しましたよ。
でも最近寒すぎます。
死着怖いです。
by チー (2011-01-20 16:29)
どうもこんばんはチーさん。
写真じゃ分かりませんがゼブラは上翅の中央に金属光沢があり、
そこが密かなチャームポイントですよ。
ウチも早く温室を完成させないと、春が来ちゃいます(汗)
ディディは無事到着するといいですね、
この楽しみは是非味わってもらいたい(笑)
by 会長 (2011-01-20 18:14)
こんにちは。
今までゼブラは気にしていませんでしたが綺麗なんでちょっとそそられました。
色々亜種が有るんですよね?
これからは気にして見てみます。
by ミルコ (2011-01-21 16:00)
こんばんはミルコさん~
新成虫と云う事もありますが、
フィリピン産は毛も薄くて光沢があるのでオススメです。
ゼブラは大図鑑にも4亜種全て載っていますよね、
意外と雰囲気に違いが出ます(オイオイ…)
by 会長 (2011-01-21 17:31)
ルカJです。ことしもよろしく。
ゼブラは独特ですよね。昔、別亜種を飼った記憶が
ありますな。
by lucanusJ (2011-01-22 02:32)
ルカさん、今年もよろしくお願いしますね。
アレ…?
niftyは…?
by 会長 (2011-01-22 16:16)