白い夜 [青森では・・・]
最近、夜寝るのが遅過ぎて夜型人間【完全体】になりつつある。
それでいて【朝】が大好き(諸々の要素を含めて)と云う種属…
それはさておき、
夜中に何か実のある事は出来ないか……と思案。
それほど考えず思いついたのは、除雪。
深夜に雪かきする民間人(馬鹿と言う)は他にいるのか知らないが、
取り敢えず、朝起きてドタバタと忙しい時間にもかかわらず
家の前で雪かきするなら、今やっちゃおうか。と云う安易ながら比較的合理的な発想。
考え方がもはや変人である。
と言うか、自分は変人だと自覚している。
(中学校の時部活の顧問に「自覚しているだけまだマシだ」と言われた事がある)
それに何分青森(津軽)である、一晩で積もる雪の量は
ちょっとした合間にチャチャッと済ませられるようなレベルではない。
善は急げと云う事で、防寒具と軍手を身に纏い長靴を履いて玄関の鍵をあける。
外に出て上に目線を上げる。
しんしんと雪が降っており、風は無い。自分の一番好きな冬の空だ。
景色を見回す。
一面真っ白な雪で覆われているため、外灯の明りが雪に反射して深夜でも結構明るい。
雪べらを手にとり、外に出ると
日中雪を片付けたにもかかわらずもう30cm近く雪が積もっている。
まだ日付も変わっていない時間。
夜であるため足跡など何も付いていない。
ひとまず始めに、雪を投げる(捨てる)川へ行くための通路を開拓するため
家から反対側にある川のほうからスノーダンプ(通称:ダンプ)で雪を投げ始める。
(因みに、除雪の手段として融雪槽やロードヒーティングなどいくつかあるが、
ウチの場合、家のすぐ近くを流れる川に雪を投げている)
やがて玄関から川まで1本の道が出来る。
そこから、出来た道に沿って雪べらで雪をかき分け、
数ヶ所に山を作っていく。
山がある程度出来たら今度はそこからダンプで川まで雪を持っていく。
雪は降り止みかけている。
その作業を繰り返したその後、
腹が空いてきたので夜食にすることにした。
こういう時はカップヌードル。
冬空の下で食べるカップヌードルはまた美味いのである。
写メを撮って時間を見るととっくに3分を過ぎている。
箸をとりフタを開ける。
箸を入れ一旦掻き混ぜる、一層湯気が増す。
まず一口、具を一つほおばり、続けて麺を惜しげもなく啜る。
鼻が利かなくなっているので香りはほとんど判らない。
間髪入れずに次々と具や麺を口に運ぶ。
段々一度に掬う麺の量が減っていく。
一旦手を止め口の中をリセットする。
遠くの道路を通るブル(ドーザー)の太いチェーンタイヤの音が鳴っている。
程良く残りの具と麺の割合が整っている。
具を探り、麺を啜る。
カップに口を付け、スープを飲む。
飲み込む直後に大きく息を吐く、息が白く広がる。
最後の細かい具や短い小間切れの麺を掻き込み、
スープを最後まで飲み干し、大きく息を吐く。
何も残らない。
雪は降り止んでいた
それじゃ~また始めますかと雪べらとスコップ(鉄)で雪を掘り山を作っていく。
ダンプで雪を投げるの繰り返し。
玄関前は大分片付いてきた。
ダンプを引きずり玄関に戻ってくると玄関に誰か立っていた。
一瞬驚いたが、誰かと思えば祖母であった。
曰く、「外でカラカラ音がするので出てきた」ようだ。
悪しき日本の田舎の傾向とでも言うのか、
近所から何か変な目で見られるんじゃないかと気にする。
こんな時間に雪かきして変に思われるから止めろと言ってきた。
この辺、昔の人間と云うのは閉鎖的かつ悪い意味で同調的な部分があるような…
そんなわけで一旦家の中に引っ込む。
だが、やりかけで終わるなどもはや頭には無い。
少し時間をおいた後、また上着を着て外に出る…
あ、軍手忘れた。
軍手をはめ直し、作業を再開する。
車に積もった雪も下ろし、道路の雪もまとめ、
ダンプで何十往復くらいかしただろうか。
午前4時前、これくらいで大体良いだろうと云う辺りで家に戻る事とする。
もうこれで寝れるだろう…
と思ったのがまだ甘かった、全然寝付けなかった。
深刻的に夜型みたいだ。
それでいて【朝】が大好き(諸々の要素を含めて)と云う種属…
それはさておき、
夜中に何か実のある事は出来ないか……と思案。
それほど考えず思いついたのは、除雪。
深夜に雪かきする民間人(馬鹿と言う)は他にいるのか知らないが、
取り敢えず、朝起きてドタバタと忙しい時間にもかかわらず
家の前で雪かきするなら、今やっちゃおうか。と云う安易ながら比較的合理的な発想。
考え方がもはや変人である。
と言うか、自分は変人だと自覚している。
(中学校の時部活の顧問に「自覚しているだけまだマシだ」と言われた事がある)
それに何分青森(津軽)である、一晩で積もる雪の量は
ちょっとした合間にチャチャッと済ませられるようなレベルではない。
善は急げと云う事で、防寒具と軍手を身に纏い長靴を履いて玄関の鍵をあける。
外に出て上に目線を上げる。
しんしんと雪が降っており、風は無い。自分の一番好きな冬の空だ。
景色を見回す。
一面真っ白な雪で覆われているため、外灯の明りが雪に反射して深夜でも結構明るい。
雪べらを手にとり、外に出ると
日中雪を片付けたにもかかわらずもう30cm近く雪が積もっている。
まだ日付も変わっていない時間。
夜であるため足跡など何も付いていない。
ひとまず始めに、雪を投げる(捨てる)川へ行くための通路を開拓するため
家から反対側にある川のほうからスノーダンプ(通称:ダンプ)で雪を投げ始める。
(因みに、除雪の手段として融雪槽やロードヒーティングなどいくつかあるが、
ウチの場合、家のすぐ近くを流れる川に雪を投げている)
やがて玄関から川まで1本の道が出来る。
そこから、出来た道に沿って雪べらで雪をかき分け、
数ヶ所に山を作っていく。
山がある程度出来たら今度はそこからダンプで川まで雪を持っていく。
雪は降り止みかけている。
その作業を繰り返したその後、
腹が空いてきたので夜食にすることにした。
こういう時はカップヌードル。
冬空の下で食べるカップヌードルはまた美味いのである。
写メを撮って時間を見るととっくに3分を過ぎている。
箸をとりフタを開ける。
箸を入れ一旦掻き混ぜる、一層湯気が増す。
まず一口、具を一つほおばり、続けて麺を惜しげもなく啜る。
鼻が利かなくなっているので香りはほとんど判らない。
間髪入れずに次々と具や麺を口に運ぶ。
段々一度に掬う麺の量が減っていく。
一旦手を止め口の中をリセットする。
遠くの道路を通るブル(ドーザー)の太いチェーンタイヤの音が鳴っている。
程良く残りの具と麺の割合が整っている。
具を探り、麺を啜る。
カップに口を付け、スープを飲む。
飲み込む直後に大きく息を吐く、息が白く広がる。
最後の細かい具や短い小間切れの麺を掻き込み、
スープを最後まで飲み干し、大きく息を吐く。
何も残らない。
雪は降り止んでいた
それじゃ~また始めますかと雪べらとスコップ(鉄)で雪を掘り山を作っていく。
ダンプで雪を投げるの繰り返し。
玄関前は大分片付いてきた。
ダンプを引きずり玄関に戻ってくると玄関に誰か立っていた。
一瞬驚いたが、誰かと思えば祖母であった。
曰く、「外でカラカラ音がするので出てきた」ようだ。
悪しき日本の田舎の傾向とでも言うのか、
近所から何か変な目で見られるんじゃないかと気にする。
こんな時間に雪かきして変に思われるから止めろと言ってきた。
この辺、昔の人間と云うのは閉鎖的かつ悪い意味で同調的な部分があるような…
そんなわけで一旦家の中に引っ込む。
だが、やりかけで終わるなどもはや頭には無い。
少し時間をおいた後、また上着を着て外に出る…
あ、軍手忘れた。
軍手をはめ直し、作業を再開する。
車に積もった雪も下ろし、道路の雪もまとめ、
ダンプで何十往復くらいかしただろうか。
午前4時前、これくらいで大体良いだろうと云う辺りで家に戻る事とする。
もうこれで寝れるだろう…
と思ったのがまだ甘かった、全然寝付けなかった。
深刻的に夜型みたいだ。
タグ:青森
2011-01-26 00:23
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