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自家用マット製造機 [飼育ファイル]

 ◆ いまさら ◆

クワガタ・カブト飼育で醍醐味と言えるのが幼虫を育て羽化させること。
そして単に羽化させるだけではなく更なる大きさを目指す!と云うのが
飼育のモチベーションを支える大きな要因である、と云うのは
今改めて言う必要もないじゃないですか。
(今は色彩変異とか極太だとか美形とか色々ありますが)

となると、幼虫飼育でいかに太らせ大きくするかを試行錯誤するワケですが、
その試行錯誤する主な点を挙げると、
1、温度
2、容量
3、水分量
4、飼料の選定・改良

特に発酵マットによる飼育における一番の面白みと言えば、
【自作マット】、これに尽きると思います。ってかこれに尽きます。

自家製マットなら、既成の発酵マットでは越えない一線(添加過多による事故死の危険)を
楽々突っ切ることも可能ですし、
自分の気になった添加物を配合したものでいかに大きくなるか、
何より、自分で作った飼料で飼育した幼虫が羽化した時は、
既成発酵マットの其れとは比べものになりません。
特大サイズが出てくれば尚の事。


自分も一応ねェェ…そこらへんやってみたいんですよォ……

でもねェ…なんか、何ヶ月も定期的に掻き混ぜるとかニオイとかァ~
ぶっちゃけ勇気無いんですよねェ~~[いい気分(温泉)]



↑↑てめぇに虫を
        飼育する資格は無ェ!!!



まぁこんな本音をぶっちゃけてしまってアレですが。

なぜ今回こんな話にまたなっちゃってるんだろうこのメンドクサイ馬鹿野郎は!?
と言いますとですね…


前々から書こうと思ってとっておいたモノがあったからなんですね。
(と言っても別にとっておいた分内容が深くなるワケじゃないのが悲しい点ですが…)


タイトル見れば一目瞭然ですが、まずはブツの紹介にいきますか。



2011 11 07_2380.JPG2011 11 07_2378.JPG
バイオ式生ゴミ処理機

微生物の働きを活発化させるためにヒーターが搭載されており、
強制的に温度を上昇させるため
外気温が低い冬場でさえ2~4週間で発酵マットを製造できたり
発酵させにくい(時間がかかる)無添加発酵マットも楽々作成できます。

素人には難しい「毎回同じ出来」にすることも簡単なそうです。
(従来の作り方だと毎回同じロットで作る事は慣れないと難しいようですからね)

あ、そうそう機械の中で作るマットだからコバエも侵入できないし
ダニやトビムシも殲滅できますよね。

所謂「お手軽簡単発酵マット製造機」と言えます。
(まぁ普通に自然発酵させて作るヤツとどこかしら違いが出てくる可能性が無くも無いけど)

脱臭機能も付いているのでニオイも抑えられます。

取り敢えず一回自作マット作ってから記事にするかなァァ…と思っていたので
購入から随分時間が経っています。
ちなみに購入したのは今からおよそ5ヶ月以上前です。

その時は小金を持っていたので購入に踏み切れたのですが(当時はね…)
新品なのにまさかのウン千円で買えました(と言うかまあ落札ですが)[ぴかぴか(新しい)]
今時は別途でチップが必要なバイオ式よりも、
匂いも少なくて手間いらずな乾燥式・ハイブリッド式の方が人気あるから安値で落札出来るんでしょうね。



それじゃぁ・・・
新品と云う事で・・・・・・




新品家電にのみ行える儀式をはじめる!


↓↓↓















さぁ!これでお前は俺のものだ!  みたいな。

そう、それはある種の、〇〇を頂いたのとも似た満足感(優越感?)とも似ているのですが
諸兄におかれてはこの気持ちもお分かり頂けるのではないでしょうか?
 (〇〇は一応伏せときます[猫]


さて、先に述べたように自作マットはもう作ってはみたんですが
(つうか5か月も前に買っておいて最近漸くマットが初完成したのも遅すぎるんだけど)
なにしろ添加が目分量なもんだからデータリングも参考出来ないんだよなァ…
毎度毎度添加に関しては特にテキト~なんだなァ俺って。

思っていたよりも一般的な添加発酵マットって添加物の容量が多いみたいで、
それに比べたら俺の作ったマットは低添加だと思う。

2011 11 07_2379.JPG
↑↑作成前

2011 11 07_2376.JPG
↑↑作成後

ある程度色は濃くなっている・・・というより、
黄色みがある程度焦げ茶っぽくなってるので一応出来てる、と云うのが分かるハズ(笑)
(ライト当てたから白っぽくなっちゃってるな…)


2011 11 07_2377.JPG
コレが完成したマットで色も実物に一番近い状態の画像です。
まず1次発酵の色ではないですよね(笑)

作ってみると、
強制温度上昇させるせいでバクテリアの繁殖・分解活動が継続的に行われ、
水分消費(と乾燥)が激しく頻繁に加水して掻き混ぜないといけないのが大変でした。

この処理機一台で20リットルくらいが一度に作れるので、
と考えれば『一家に一台』では全然足りませんよねぇ(笑)
逆をとれば、本来自作マットを作る場合
量が少ない程失敗し易くレシピ開発の段階でも大量作成しなければいけないので、
自分なりに極めるまでは生ごみ処理機で思考錯誤を繰り返して
レシピが決まったら普通に(処理機抜きで)作るってやり方もありですよね。


ひとまず、便利な家電も手に入って、
これからレシピを試行錯誤して、最強のシカマットを!!

・タイワンシカ     59mmup
・チュウゴクシカ    57mmup
・カワノイシカ     61mmup
・ツツイシカ      74mmup
・スペキオススシカ  69mmup
・アッサムシカ    68mmup
・マイシカ       70mmup
・ディディエールシカ 82mmup



・・・・・・・・。

まぁ…

いいじゃないの。・・・理想値だし[たらーっ(汗)]
(夢ノートって書いてる本人だけ楽しいもんだよねぇ[たらーっ(汗)]


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京

小さい時(なんかの付録で付いてた)これの小さいバージョンで、良く野菜捨てて遊びました(^O^)
これを使ったのかぁ…なる程ですね~

あれ?私のような初心者には結構良いサイズに見えるんですが……まだ小さいんですか?



でもカブクワ飼育って他の生き物を飼育するのとまた少し違いますね、目標がある点。だから常に姿が見えない幼虫時代に耐えられるんだろうな…(笑)
by (2011-11-08 07:30) 

kappamama

いいなぁ~、ゴミ処理機。
自分も、補助金が出るので買うつもりでしたが、
書類提出が間に合わず保留に・・・・・ 

低添加マットは時間がかかりますよね~。
ウチはブナ微粒子でも(夏場にかかわらず)2~3ヶ月かかりました。
車のトランクで寝かせて、こんなに時間がかかるとは思いませんでしたね。

あと、遅れましたが、フルス産卵おめでとうございます。
多産種なので、くれぐれも、割出し忘れにご注意ください。
by kappamama (2011-11-08 08:54) 

Cyen

自作マットはCyenも製作中です。
少ない量ですが、成功したら大量に作ります。

殆ど放置状態ですが、1ヶ月に一度くらいはだしますね

それにしても会長さんの作ったマットは良い色ですね
Cyenの使ってるショップのマットみたいです。
自分で作ったマットで大きくなるクワガタを見るなんて飼育者の楽しみじゃないですか!
シカに合うと良いですね
by Cyen (2011-11-08 16:36) 

ピロピッピ

すごいですね、自作マット!
自分も小学生のときに作りましたが、
・スマトラヒラタ53mm(親は80mm)
・オキピタリス2?mm
になったのを覚えています。
今考えればよく育ってくれました、あの作り方で・・・

理想値を超えるくらいいいマットでしたら、是非売ってください!!
by ピロピッピ (2011-11-08 20:04) 

ノホイネン

菌床になると中々手を出せないから、醗酵マットに興味を持つのは自然だと思うね。
そういや知り合いにも醗酵マットに興味を持って取り組んで、マットの作成が趣味になったんじゃないかと言う人が居たりして・・・(^^)

新品のゴミ処理機のスィッチ部分のビニールを剥がしちゃうんですね・・・何か勿体無い気がして、TVですけど周りのラミネートを剥がさずに私は使っています・・・貧乏性なんやね。
by ノホイネン (2011-11-08 22:02) 

会長

京さんおばんですぅ

生ゴミ処理機が付録!? よほど環境に配慮した品物だったんですね(笑)

数値はあくまで理想ですから、こんなのが出来たらついにシカマスターですよ。
多分何十年か掛かります(汗)

しかし、確かに昆虫趣味の他との違いは、
飼育するのに目標がある事ですねぇ~。
釣りで「デカイの釣るぞ!」みたいなのに近いですね。
犬猫みたいに「癒されたい」と言う気持ちもあると思いますが、
年数を重ね、数を増やしていくと、(色々な意味で)数字目当てになっていくんでしょうな~
by 会長 (2011-11-08 23:12) 

会長

kappamamaさんお晩ですぅ

今ではほとんどの家電メーカーがバイオ式の生産を止めているそうですから
今後のチャンスは逃せませんね。

夏場の車内でもそんなですか… ぞっ…
そういえば無添加の水だけで発酵させるときは
処理機だとどのくらいかかるんだろう…
今ではマスターズの熟成無添加が使えるからシカについては心配ないでしょうけどね~

フルストルファーですが、あの低温(「あの」って何?)で普通に産んでるとか(汗)
とんでもない爆弾が居たもんですね(笑)
by 会長 (2011-11-08 23:20) 

会長

Cyenさんお晩ですぅ

今度Cyenさんの作ったマットも見てみたいです。
そんなに俺のマットと違うんですか!?

そういえば昔、マル秘エサを使って色付きの幼虫が某誌に紹介されていましたが
単なるパフォーマンスに終わってしまったみたいです。
結局その幼虫をどうしたかったのか意味不明なままです。

自作マットの時代が到来しましたね(?)
まずはいくつかのシカクワで実験してみます~
by 会長 (2011-11-08 23:26) 

会長

ピロピッピさんお晩ですぅ

小学生で自作マットとは早熟ですねぇ(爆)、世の中はやっぱ広い…
俺も一応作り方は知っていましたがやる程の勇気と思い切りはありませんでしたヨ。
自分で作ったマットは例え小さく羽化しても感動するもの…かと一瞬思いましたけど
やっぱ大きくならないと『失敗』になりますよね…多分…

シカ用にどんどん改良していくつもりですが、
もし売る程作るなら一人に余り分を渡す量でも4~5台要りそうですね(笑)
理想値超えるマットができたなら、
売らずにコメントをもらう仲の方限定で差し上げるかな(笑)
by 会長 (2011-11-08 23:36) 

会長

ノホイネンさんお晩ですぅ

今後菌床も手作りの時代がやってきたりして…
そこはかとなく雑誌でそういう連載があるので今後の飼育面の発展がここからグンと伸びるかも知れませんね…

居りましたね、マット作成の。
そういう方々に感化されて、いずれ自分も2台目、3台目とマット作成に
さらに力を入れていくと思います。
一応最終的に4~6台を稼働させたいのですがどこにそんなスペースが…

あのビニール、保管品で時間が経ってたからなのか
ほんとのボタン部分以外はビニールが浮いちゃって快感は半減でした(笑)
なんかですねぇ、あのビニールの質感が生理的に
ひっかきたくて堪らないんですよ(爆)
でもそのあと、そのボロボロになったビニールの下からツルツルテカテカの
プラスチック(?)部分が現れた時の何とも形容し難い気分がもう…………

                              …喋り過ぎました(恥)

by 会長 (2011-11-08 23:54)