自動累代…?? [〆フルストルファーノコギリ (原名亜種)]
先日、ブログで交流ある方と一緒に
久し振りとなる十和田湖採集へ行ってきました。
(別にお名前を伏せる意味は無いんですけどね)
いやァ…変わったね十和田湖。
外灯が消えたり外灯の仕様が変わったりして、
ポイントも減り外灯回りの採集者にとっては大幅に採集できる絶対数が減りました。
行った日は丁度青森上空に気圧の谷が掛かっていて
風が吹いていたせいもあって飛んできたクワガタの全体数も大したことは無かったです。
勿論たった1日だけの話なので全ての状況を語るには事足りない話ではありますが。
ただ、その日丁度FH鈴木店長がライトを掛けていて寄っていくと、
我々の前でオオクワガタ♂が登場し目の保養になりました。
この日の採集はまたもやクマの登場によって大団円を迎え(?)終了しました。
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さて本日の虫は、先日割り出したら半数が蛹室を作っていた
「ザ・簡単飼育」と個人的に位置付けているフルストルファーノコギリです。
割り出し後、
5/11には全頭が蛹化、
翌5/12には最初の♀が羽化し
6/1には最後の個体(♀)が羽化しました。
飼育が非常に簡単なだけあって温度管理も不要なまま
6月も終わりになる頃には
このように動き出しました。
ただ、人工蛹室を壊して底が水浸しになったことによる蒸れから逃れるために
歩きまわっていた可能性も否めません。
と言う事で、成虫飼育用に観賞用兼産卵用飼育ケースを作ったのですが、
昔を懐かしんで遊び心でこんなデザインに。
『昆虫の館』とかま~懐かしいではないか(笑)
今の時代、「数が多いから…」と云った理由で
ただただ羽化した個体を小さなケースで個別に管理するつまらない飼育を
延々と繰り返すばかりでは「成虫飼育の楽しみ」に広がりが欠けるばかり。
一つのケースに多数の個体をまとめて入れて観察するのもまた楽しいではないですか。
本種も、あまり攻撃性が高くなく殺しあうことも無いみたいなので
中ケースに羽化した7頭全部入れました。
親♂個体も羽化後1年間活発に動き回り飼育を楽しませてもらいましたから
この個体らにも癒してもらえるでしょう。
…コバエが最近また増えだしてさえいなければ…
セットしたのは3~4日前だったかと思うんですが、
やはり皆潜ったまま出てこなくなりました。
♂個体はたまにエサを摂りに出てくるんですが、
♀に関してはずっと潜ったきりです。
まさか…!?
とケースを持ち上げ底面を見てみると…
…ありました、卵が。
人工蛹室管理時代、
勿論まだエサも入れていなかったんですが交尾は確認していたんですね。
それがそのままセットに移した直後ゼリーも食わずに産卵…
ノコギリ系なら別に驚くべきことではないのですが
改めてクワガタ飼育は気が抜けないと感じた出来事でした。
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