ケサランパサラン [〆ヨルゲンセンヒメゾウ (ペーニャ亜種)]
初めて幼虫を飼育し始めたのがもう3年半も前だったとは…
そんなに経っているようには感じなかったのですが…
今年3月に再び飼育するチャンスが巡ってきたペーニャのその後です。
家に到着してからずっと経過を書いていませんでしたので
今日はこれまでのまとめを書いてみます。
販売時のラベルによれば幼虫は去年11月に孵化。
購入した時は3月でしてその時には3令になっていたんですね。
パチェコをはじめ他のメガソマでもこれまで個別飼育した所為で羽化ずれしてきて
ことごとく累代停止になっていくというかなり初歩的なミスを犯し
ブリード出来ずに終わった経験を踏まえ今回はきちんと♂♀を同居飼育。
(今回は3令ペアで買ったわけです)
温室で飼育し時折様子を観察すること数ヶ月、
まず先に蛹化したのは♂でした。
2頭とも蛹室を作り、蛹になったと判断したところで露天掘りにしてみると、
♀と見紛うような「頭にトゲを持った♂」が登場。
後日、羽化シーンを観察するタイミングを逸し無事羽化。
露天掘りにしたせいで羽化不全したりしないだろうか…と云う心配をする前に
綺麗に羽化し終わっていました。
残る♀はまだ蛹になったばかり。
♂をそのまま同じケースに入れていた1ヶ月ほどあと、
今度は♀の蛹室を暴いて露天掘りにしたところ♀の蛹に抱きついている♂を発見。
早まり過ぎるだろ。(飼い主に似たんじゃないだろうな…)
かなり焦りましたが♀は無事でした…
その後♀も無事羽化です。
♂が羽化したのは7月
♀が羽化したのは8月
孵化した時期を逆算するとおよそ9~10ヶ月で羽化まで掛かったと云う事ですね。
そして成熟~ペアリング~産卵まで含めれば
大体丁度1年のサイクルで飼育できる計算ですね。
念願叶ったペーニャ成虫を漸く拝める…
大型のゾウカブトとはまた別の種類の嬉しさが込み上げてきますね。
もう、全部の角度からその可愛さを堪能しました!
初めて見た成虫と云う事もあり、ケータイのカメラのシャッター切りまくりました(笑)
これは…可愛い………!!!!!!!!
ヨルゲンセン原名亜種は実物を見た事は無いですが
これは絶対ペーニャの方が可愛さでは優っている…と思います。
この小動物的な体毛はただの虫とは思えませんよ!
さて、♀も羽化して活動を開始するようになってきたので急いでペアリングしたのが
9月の半ば、この頃には♂もちょっとだけですが棺桶に片脚入っていると言っても過言ではない時期だったのです。
【セット内容】
ケース:マルカン製ワイドビュー特大
マット:下段・きのこの山ビートルマット 上段:フジコン製DEBURO
エサ:KBファーム製プロゼリー
転倒防止材
我が家では大容量で組む時衣装ケースではなく特大型の飼育ケースを使っています。
(だから爆産は無いんでしょうね…)
9月終わり頃にセットを開始しましたが、
DEBUROのガス抜きをあまくした所為かあまり潜っていかず地上をウロウロ徘徊することが多く
しばしば飛び回る事も…
「不味い…まさか種が付いていなかったか…?」と焦り、
数日置いてもう一度♀を♂と同居させるべく♂の容器を見てみると…
♂は既に天寿を全うしていて動かなくなっていました…
後が無くなりました。
これでもう覚悟を決め、あとは野となれ山となれとゼリー交換だけしながら
温室内に放置することにしたのです。
……………………………と、思ったのですが
やっぱり我慢できずに10月に入って1週間程経った頃に
マットを掘り上げてしまいました(汗)
粒子が粗く乾燥が進みだした上段層からは何も見つからず、
あ゛あ゛ぁ゛~~~と声にならない声を出し(…てはいなかったと思いますが)
望みが消えかけてきた頃、
下段層まで手を付けた矢先、…ゴロっと出たんですよ…卵が。
卵は小型ゾウカブトとは思えないような大きなサイズで、存在感があります。
マルスと大して変わりません…
ひとまず「産んでいる」と云う確証が得られたので、
出てきた2個の卵だけを回収し、あとは埋め戻して安心して放置することにしました。
そして先週の日曜日、
前述の2個の卵も孵化して結構経つ事を確認して
そろそろいいだろうと云う事で完全に冬になる前に割り出しを行いました。
(雪が降りだしたら屋外で作業できなくなるのですが、
残念ながら屋内で作業しようにもコバエがケース内に発生していたので外でしか暴けません。
こういう時雪国はキツイですねェ……)
ひっくり返すと早々に初令幼虫の姿が見えます。
これで最低でも累代分は確保できました…
力尽きた♀も、完品のまま出てきました。あんたよくやったよ…
続々…と云うほどではありませんが、マットを割る度にちびちび出てきて、
結果、
24頭の初令幼虫と卵が1個(生きてるのか…?)出てきました。
なので、全部で26頭の幼虫を無事に確保することが出来ました
幼虫は流石メガソマらしく、
自分の居場所を移動せずその場で溜まり食いしていました。
元々産ませられるかさえ不安だったので、
ひとまず安心しました。
もし失敗したらもう飼育するチャンスなんて(流通量的にも金銭的にも)ないでしょうからね…
来年の夏にはまたこの毛達磨が見れると思うと飼育サボってられないですね(苦笑)
そんなに経っているようには感じなかったのですが…
今年3月に再び飼育するチャンスが巡ってきたペーニャのその後です。
家に到着してからずっと経過を書いていませんでしたので
今日はこれまでのまとめを書いてみます。
販売時のラベルによれば幼虫は去年11月に孵化。
購入した時は3月でしてその時には3令になっていたんですね。
パチェコをはじめ他のメガソマでもこれまで個別飼育した所為で羽化ずれしてきて
ことごとく累代停止になっていくというかなり初歩的なミスを犯し
ブリード出来ずに終わった経験を踏まえ今回はきちんと♂♀を同居飼育。
(今回は3令ペアで買ったわけです)
温室で飼育し時折様子を観察すること数ヶ月、
まず先に蛹化したのは♂でした。
2頭とも蛹室を作り、蛹になったと判断したところで露天掘りにしてみると、
♀と見紛うような「頭にトゲを持った♂」が登場。
後日、羽化シーンを観察するタイミングを逸し無事羽化。
露天掘りにしたせいで羽化不全したりしないだろうか…と云う心配をする前に
綺麗に羽化し終わっていました。
残る♀はまだ蛹になったばかり。
♂をそのまま同じケースに入れていた1ヶ月ほどあと、
今度は♀の蛹室を暴いて露天掘りにしたところ♀の蛹に抱きついている♂を発見。
早まり過ぎるだろ。(飼い主に似たんじゃないだろうな…)
かなり焦りましたが♀は無事でした…
その後♀も無事羽化です。
♂が羽化したのは7月
♀が羽化したのは8月
孵化した時期を逆算するとおよそ9~10ヶ月で羽化まで掛かったと云う事ですね。
そして成熟~ペアリング~産卵まで含めれば
大体丁度1年のサイクルで飼育できる計算ですね。
念願叶ったペーニャ成虫を漸く拝める…
大型のゾウカブトとはまた別の種類の嬉しさが込み上げてきますね。
もう、全部の角度からその可愛さを堪能しました!
初めて見た成虫と云う事もあり、ケータイのカメラのシャッター切りまくりました(笑)
♂
♀
これは…可愛い………!!!!!!!!
ヨルゲンセン原名亜種は実物を見た事は無いですが
これは絶対ペーニャの方が可愛さでは優っている…と思います。
この小動物的な体毛はただの虫とは思えませんよ!
さて、♀も羽化して活動を開始するようになってきたので急いでペアリングしたのが
9月の半ば、この頃には♂もちょっとだけですが棺桶に片脚入っていると言っても過言ではない時期だったのです。
【セット内容】
ケース:マルカン製ワイドビュー特大
マット:下段・きのこの山ビートルマット 上段:フジコン製DEBURO
エサ:KBファーム製プロゼリー
転倒防止材
我が家では大容量で組む時衣装ケースではなく特大型の飼育ケースを使っています。
(だから爆産は無いんでしょうね…)
9月終わり頃にセットを開始しましたが、
DEBUROのガス抜きをあまくした所為かあまり潜っていかず地上をウロウロ徘徊することが多く
しばしば飛び回る事も…
「不味い…まさか種が付いていなかったか…?」と焦り、
数日置いてもう一度♀を♂と同居させるべく♂の容器を見てみると…
♂は既に天寿を全うしていて動かなくなっていました…
後が無くなりました。
これでもう覚悟を決め、あとは野となれ山となれとゼリー交換だけしながら
温室内に放置することにしたのです。
……………………………と、思ったのですが
やっぱり我慢できずに10月に入って1週間程経った頃に
マットを掘り上げてしまいました(汗)
粒子が粗く乾燥が進みだした上段層からは何も見つからず、
あ゛あ゛ぁ゛~~~と声にならない声を出し(…てはいなかったと思いますが)
望みが消えかけてきた頃、
下段層まで手を付けた矢先、…ゴロっと出たんですよ…卵が。
卵は小型ゾウカブトとは思えないような大きなサイズで、存在感があります。
マルスと大して変わりません…
ひとまず「産んでいる」と云う確証が得られたので、
出てきた2個の卵だけを回収し、あとは埋め戻して安心して放置することにしました。
そして先週の日曜日、
前述の2個の卵も孵化して結構経つ事を確認して
そろそろいいだろうと云う事で完全に冬になる前に割り出しを行いました。
(雪が降りだしたら屋外で作業できなくなるのですが、
残念ながら屋内で作業しようにもコバエがケース内に発生していたので外でしか暴けません。
こういう時雪国はキツイですねェ……)
ひっくり返すと早々に初令幼虫の姿が見えます。
これで最低でも累代分は確保できました…
力尽きた♀も、完品のまま出てきました。あんたよくやったよ…
続々…と云うほどではありませんが、マットを割る度にちびちび出てきて、
結果、
24頭の初令幼虫と卵が1個(生きてるのか…?)出てきました。
なので、全部で26頭の幼虫を無事に確保することが出来ました
幼虫は流石メガソマらしく、
自分の居場所を移動せずその場で溜まり食いしていました。
元々産ませられるかさえ不安だったので、
ひとまず安心しました。
もし失敗したらもう飼育するチャンスなんて(流通量的にも金銭的にも)ないでしょうからね…
来年の夏にはまたこの毛達磨が見れると思うと飼育サボってられないですね(苦笑)
はじめまして。
ブリード成功おめでおうございます。
3月の購入の時から、その後が気になっており、ハラハラしながらブリードの経過を見させていただきました。
26頭もの幼虫を得られて羨ましいです。
by kimichan (2013-12-28 22:06)
kimichanさんはじめまして。
26頭は少々心許ない数字ですが取り敢えず採れて安心しています。
今後もペーニャの動向を記していくつもりですので
ご期待(?)ください。
by 会長 (2013-12-29 00:26)