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『54』 [〆カネギエーテルノコギリ]

いやもう9月だよシャレにならんすなァ。
どうもこんばんは会長です。

1週間以上前から、耳に異常をきたし十年以上ぶりに耳鼻科を受診し今右耳が聞こえず
人と話す事がひじょ~にキビシ~生活を送っています。
天気も悪く採集にも最近出向いていません・・・
なのでせっかくの夏がインドアチックに終わりそうな今日この頃。

近年いつもクワガタばっかりなので、
たまには違った虫にも目を向けてみようと思い、最近出たらしいこんな本を買ってみました。

CA3I0134.JPG
本格的な図鑑は流石に俺の財布が許さなかったのですが(かっこ悪ィ!)
写真が綺麗で取っ付き易い内容なのでこのシリーズのハンドブックは面白いですね。
ハチの本は多数あちこちから刊行されていますが
ハムシの方はそれ限定で取り上げている本はあまり見ないかなぁと思ったので
興味深く読んでいます。




さて、
採集三昧というわけでもなかったにしても飼育作業をちゃんとしていたかというと、
そうでもないんですよねぇ~・・・


いつも通りというか救えないというか・・・
セットを割り出さなければならないしセットを組まなければなりません。
正直ギラファは後手後手に回っています(焦)

そんな中、まず先にこいつを片付けとくかという事で、
マレー半島産小型ノコギリ・カネギエーテルの割り出しを一昨日行いました。

(話が逸れるけど、マレー半島産とスマトラ島産って見れば見るほど外見が違いますよね。
 日本国内の分類レベルならこの2産地は別々の亜種に分けられますよね・・・?)

セットしたBeケース・中からは、セットより1ヶ月ほど経つと側面に幼虫が見えていたので
安心して♂♀同居のまま放置、コバエが入らないように洗濯ネットに入れたのも手伝ってか
マットの劣化は見られず次第に幼虫の数は増え、割り出しが楽しみになっていました・・・



ラベルに書いてあるセット日は、5月6日(割り出しは一昨日8月31日)


いっけね!指折り数えたら4ヶ月経ってる♪♪
・・・まじかよ・・・・・・



CA3I0139.JPG
見えてる幼虫も白いんだけど・・・(汗)


多数幼虫が見えている事は分かっていたので、
予めガス抜きをしておいた10リットル1袋分のくわMatをカップやビンに詰め
40個弱でスタンバイし・・・出でよWF1!!!!!




CA3I0140.JPG
ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ ポロ・・・
CA3I0141.JPG
ちょ・・・ちょっと待てよ!!!!
出てき過ぎだろぉぉぉ!!!!!!!!


マットは勿論、埋め込んだ霊芝材には特に所狭しと食痕と幼虫が詰まっていました。
木を割ろうと思っても、下手に掴むと脆くなった産卵木ごと中の幼虫を潰しそうになる。

幼虫はほとんどが3令、脂肪も付いていてあと1~2週間で蛹室作りそうな個体まで出てきていますが、
中には2令幼虫も一定数出てきてまして、
本当に僅かでしたが初令も出てきました。
温度管理も杜撰だったのでけっこう夏の温度帯にさらされていたはずですが、
最近まで♀が生きていたようにも見えないし(マット中からは腹板以外親の体が見つからなかった)
もしかして密度が高い場合ストレスが掛かって思うように食い進めず成長が著しく遅れてしまうような臆病な性格の幼虫が居たりして・・・なんて考えたりしましたけど、
意外とこんな考えも馬鹿にならないですよね。(自分で言うのも変だけど)
ガンガン食い進んで大きな成虫になろうとするもの、極力他個体との競争を避け小さくても無事羽化しようとするもの・・・色々いるから今まで生き残っているんでしょうね。

しかしが多い・・・


神経を使いながら無事1頭も潰すことなく回収した最終結果は・・・、



CA3I0143.JPG

      54頭

 久しぶりにこんな数字出たな・・・

     あんだけ用意してカップまた新しく作る羽目になるのかよ・・・

         こんなことならもっと小さいカップ用意しときゃよかった・・・

              というか、爆産したのが小型種でよかった・・・・・・


さて、これだけたくさん採れると面倒なのがデータ付け。

データを容器に付ける際、
基本的に自分は容器に直接書き込まずシールを貼るやり方なんですが、
使うシールは、100均やホームセンターの文具売り場で買える安価なタックシール。

一番よく使うのが2×71シート14枚のシール。

貼って剥がせるものが売っているのでそれを買って書き込んで貼って、
使い終わったら簡単に剥がせるので重宝していますが
これだけの量だと手書きでは面倒・・・





・・・こんな時は!





まぁ普通に検討付きますが、パソコンで印刷します。

ラベルの付け方、仕様は飼育者様々ですが
自分はこのタックシールにデータを印刷して貼っていきます。

使うソフトはWord。自分の場合はWord。Excelでもいいんだろうけど俺はWord。


ラベル作成.jpg
使う度にちょくちょく設定ミスって刷り直したりするのですが
設定を適当に画像で紹介しておきます。(参考にならんだろ!)


シール台紙のサイズを設定し表(2×7)を挿入(枠線・塗りつぶしは無し)

ラベル1.png
ラベル2.png
ラベル3.png
ラベル4.png
ラベル5.png
ラベル6.png

入力するデータの文字数に応じてフォントのサイズを変更

他飼育種との差別化が出来るように文字色を変えることも


一つのシートにギリギリまで表を広げると2ページ目が出てきてしまうので
印刷時は1ページ目のみを印刷するようにしてます。

血統もののオオクワを飼育している方々はもっと詳細なラベルを作っていることも多いですが
自分の場合はこれで事足りているので(必要があれば適せんデータを足していくので)、
こんなもんで間に合ってるんですね。
これで更に専門的にソフトが使えるなら、もっとこうすればいい的な操作があるんでしょうが・・・


あと、思いついた注意点と言えば
何枚か剥がし終えてしまったラベルのシートをプリンターに流すと剥がされて剥離紙部分がむき出しになった台紙が滑ってしまい上手く紙が流れなかったり印刷位置がずれる危険が高いので、
必ずシールが1枚も剥がされていない新品のラベルシートに印刷する事ですかね。



CA3I0142.JPG
出来上がったラベルがこんな感じ。


慣れるまで作業は面倒ですが、
急いで走り書きすると何書いてあるか分からなくなる汚い字の人はプリントしてみるのもいいですね、・・・いやぁ最後に余計なこと言ったな・・・俺。




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Re:myon

私の場合はExcel派です。
誰が何と言おうとExcel派です。

F氏にハチ、ハムシハンドブックの話をしたら即、買わねば!…と連絡が来ました(笑)
確かにハムシの本って聞いたこと無いですね…ハチも有るには有るけど個人的にはそんな多く無い気がします(汗)

ハチで思い出したのですが、この前ヒメオオ採集に行った時にキイロスズメバチに擬態した蛾を採集しました。
コシアカスカシバとか、多分あのあたりだと思うんですが…ハチの本で
擬態している虫までカバーしてくれる本があると有難いんですけどねぇ(苦笑)

ちなみにカネギエーテルって何頭くらい採れたんですか??

お互い身体には気を付けましょうね
本当に(苦笑)
by Re:myon (2014-09-02 18:27) 

会長

Re:myonさんこんばんは、
すみません、記事UP直後の時点で記事の内容がバグっていたので、
修正・加筆して再UPしました。失礼致しました。

今回のラベルの話とは違いますが、
データ管理する際にExcel使う方多いですよね、きっちりしてますよねぇ・・・

F氏はまだご存じではありませんでしたか・・・ハチの方は色々書いてありましたがハムシのはほとんど写真集みたいな図鑑でした。
種類ごとの生態の詳細が書かれていなかったのがハンドブックシリーズのキャパ限界かなぁと思いました。
ベイツ型擬態昆虫図鑑なんてのがあれば見てみたいものですね(笑)
by 会長 (2014-09-02 19:08) 

ガリガリ君

私は累代させるにしても年に一種一組がいいとこなので、シールを貼るほどでもないのですが、シールの方がかっこいいですね!参考になりました。早速百均に買いに行こうと思いましたが、累代予定は来年なので(オオクワ)焦らず来年に買います(笑)
本といえば、クワカブ以外の本は昆虫写真集やセミの本くらいしか購入したことがありません。ハムシも面白そうですね。

中学生の時に買った山口進さんという方の「クワガタムシ」という小型本はボロボロになるまで読んだなあ。当時、これほど詳しい説明のある本は無かったですし今でも読み返すことがあります。自然で観察された1シーンの写真も多く飽きませんね~。

採集時期も押し迫ってきましたが、残りのシーズン運転に気を付けて頑張ってください。

by ガリガリ君 (2014-09-03 10:05) 

会長

ガリガリ君さんこんばんは、

印刷したシールを貼ると、なんだか「管理している」って感じがして妙に気分がホクホクするのは自分だけでしょうか(笑)

ハムシって身近な割に意外と知らない虫の一つですよね(自分だけ?)、
インパクトのある種類もいるので面白いですよ。

山口進著の図鑑は自分もドハマりしましたよ、
本格的に全国のクワガタが紹介されていたので夢中になって読みました。
あれが基準で日本のクワガタを把握していたので、今の国産クワガタは随分と種類が増えたな~と時代の流れを感じます。

残り少ない採集シーズン、ヒメオオに注力するかオオクワに注力するか迷いどころです。
by 会長 (2014-09-04 20:45)