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2015ティモールギラファ 2セット割り出しの記録 [〆ギラファノコギリ (ティモーレンシス亜種)]

年が明けて少し経ちましたが、
この冬あまりにも雪の積もり方が殺人的なのでブログに手をかける余裕を持てませんな。

とは言え、そんな1月の寒い時期にギラファの割り出しを行いました。

去年5月に2ペア入手したティモーレンシスを両方セットしました。
セットしたケースそれぞれにナンバーを付け、
14A 2014/10/6セット ♂73mm×♀42mm

14B 2014/10/6セット ♂74mm×♀43.5mm

として、Beケース中にマットのみで
温室管理しながら後日双方の♀が死亡したこれらのケースを一発割り出ししました。
(一発割り出し=つまりセット後に何度か暴いて割り出さず一度きりで割り出しを終了する事)


ギラファ各亜種の中でも、特にサイズが大きくなりにくいティモールはどうにもマットで飼育する気になれなかったので、割り出しするにあたって新しい菌床を準備しました。
CA3I0346.JPG
ボトルで。
菌床の銘柄も銘柄なためギラファ用の熟成品は在庫が残らず新品ロットでしか発送してくれないので、割り出した幼虫に対してベストな状態ではないまま投入する事になるので実際のところマットできちんと飼ってもそう羽化サイズに差は生まれなさそうなのが悔やまれます。
まぁやってみないと分からないんですが・・・

そして、それとは別に
同じ銘柄で以前買ったまま放置熟成させてから詰めたビンやボトルが少数残っていたので、割り出す幼虫の中から特に注力したいと思った個体をこっちの方へ入れるつもりでスタンバイ。

今回は2セットというパンク必至の産卵数が見込まれるので、
超大型狙いの他に超小型狙いも両方見据えております。
(超大型狙いは菌床で、超小型狙いの方は以前使った俗に言う「殺虫マット」の在庫などを活用予定で、これがまた楽しかったりするんですな)


1月8日 14B割り出し

CA3I0347.JPG
2つのケースの内、こちらのケースの方が(温室内での置き場所の違いからなのか)ケース側面から見える幼虫の加令が進んでいるため先に割り出し作業を行いました。

ケース側面から見える幼虫は3令に加令したばかりの個体が多く、
なんか毎回毎回割り出し遅れをやらかしているなと、内心望み薄でひっくり返すと
CA3I0348.JPG
やっぱり皆デカいな・・・(悪い意味で)

    結果  18頭


CA3I0349.JPG

幼虫の段階としては、3令初期2令後期

その中で大型が期待できそうな個体を選別する為、
幼虫の頭幅をノギスで計ってみると
2令幼虫が約6mm約6.5mmの2種類に分かれ
3令幼虫が約11~11.5mm約13~13.5mmの2種類に分かれました。

♂♀の判別という点で考えると、2令・3令共に前者が♀・後者が♂になると思うのですが
それでカウントすると2令:♂3頭♀2頭、3令:♂3頭♀10頭でした。

♀が多いのはなかなか残念ですが判別ミスを期待しますか(笑)
全頭菌床ビンに入れました。

CA3I0350.JPG
40頭近く出るかなと思ってましたが流石に一発割り出しじゃ限界があるか・・・(汗)




1月9日 14A割り出し

1つ目のケースを暴いた翌日にもう片方のケースも割り出しました。
こちらのケースから見える幼虫は、比較的幼虫のステージが遅れていて1令も見られます。

割り出してみると・・・


    結果  28頭

段階としては、14Bよりも幅が広く3令初期(ほぼ脱皮直後)1令
28頭通して見ると成長段階が連続的になっています。
ケースの置き場所はこちらの方がラックの高い方(中段あたり)に置いていたのですが、
14Bの方は温室の底部置きとはいえヒーター(コタツ)の真横だったのでこちらの方が温度が高かったかもしれません。
(因みに温度計で計っていて、温室の「上段」「中段」「底部」でほぼ一定で空調もしています)

しかし、頭幅を計ってみると14Bで見られなかったものが・・・!!

幼虫のステージとしては1令:7頭2令:19頭3令:2頭なのですが
その内2令の頭幅が約6mmの♀と思しき個体と♂と思しき約6.5mmの個体の他に、
6.9~7mmUPの個体が僅かに4頭おりました。
特に7mmUPのものは、見た瞬間「違う虫がいる・・・!?」と困惑したほどです。
割り出し2日目なので若干目が慣れてきた所為でもありましたが
僅か0.5~1mm内外だけの差で驚かされました。
前日の割り出しを振り返っても、頭幅は皆約6mmか約6.5mmに二極化していて
その♂♀(?)双方どちらもこのサイズから大きくずれる事もなかったので、
これらの4頭が突出して大きいということになります。

以前別亜種のギネスを獲った人の記事で、出現の確率は違えど
「ずば抜けて頭幅が大きな幼虫が出現し必ずと言っていいほど大きくなる」
と云う内容があったので、それがもしかしたら当てはまるのかも知れません。
なんだか俄然やる気が湧いてきました(笑)

しかし、このケースの幼虫の加齢スピードの違いといい
期待できそうな頭幅の個体の如実な出現数の差といい
温度帯はセット段階から重要なのでしょうねぇ・・・
(セット中はこれ以外の差ってほとんど無いんですよ・・・ケースの種類、エサの種類、マットの種類とブレンド内容、セット時期。親のペアだってほとんどサイズに差はないし微妙に14Bペアの方が大きいし)
ただ、頭幅で判断する限り♂♀判別すると♂:6頭、♀:15頭、判別不能7頭(1令)とこちらも同じく♀に偏ってくれました(嘲笑)

こちらの割り出し分も全頭菌床に投入しました。


・・・・・・・・・が、

今記事を書いてる途中で気付いたのですが
割り出し中は大型狙いの事ばかり考えてて
チビ狙いの分を残すのすっかり忘れてた!!!




さらにおまけに、
1日経った14Bの個体達のボトルを見てみると・・・



CA3I0351.JPG
逆にチビの方、イケるんじゃね(嘲笑)
新品ロット(生オガ)はやはりきつかったか・・・??


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