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はじまってしまった・・・ [〆ギラファノコギリ (原名亜種)]

先日行なったギラファノコギリの結果です。

産卵セットを組んで記事にした昨年12月から3ヶ月が経過し、割り出し時期としては遅いくらいでした。
冬場の作業ともなるといくら室内でも寒くてだるいもので、
散らかった飼育部屋を整理し、10℃以下の室温をストーブで上昇させて、漸くまともに作業が出来るのでは捗りませんわな。


CA3I0375.JPG
因みに、一部の個体はWF1から菌床に慣れさせたかったので、菌床も事前に詰めておきました。
今回はいつも使っているものとは別の銘柄のオオヒラタケ菌床を選んでみました。

ブロック1袋あたり1,000円以上ですよ、高かった・・・!!!

保管中に乾燥したからなのか元々水分量が少ないからなのか分かりませんがブロックの上半分がパサパサになっていたので市販の酸素水を足してビン詰めしました。
これが効果があるのかは・・・事実あってもなくても判断できませんね(汗)



さて、割り出すケースには無事幼虫の姿が確認できました。
♀親がちょっと軽かった上動きも緩慢で弱々しかったので、せめて♂♀幼虫が採れてくれれば御の字なんだけどな・・・なんて思ってましたが、余裕で十分な数見えますね。


そして割り出し当日今月1日
今回は先に30個以上マットビンや菌床ビンを用意しておき、
新聞紙を床に広げ作業を始めました。


まずケースをひっくり返すと側面部分からボロボロと幼虫達が出てきますウヒョ~ィ。
カンボジア産の時と比べるとまだまだ加令も進んでなくて1令もチラホラ居ますウヒョ~ィ。
外側のマットだけ崩してても次々と製氷トレーが埋まっていきますウヒョヒョ~ィ。

そして、いつものパターンだと
この外側のマットからたくさん採れてても、マット内部や産卵木内までバラしていくともうほとんど居なくてペースダウンするところなんですが

CA3I0388.JPG
中心部に至るまでごっそり幼虫が詰まってる!!
2本仕込んでいた産卵木もほとんど食いつくされ所狭しと云う感じ・・・
これほど気持ちのいい割り出しも久しぶりです。

マットの隅からは力尽きた♀親も出てきました。あんた・・・よくやったよ・・・!


このままいくと最終的にトレーが足らなくなるんじゃないかと思ってたら

CA3I0389.JPG
やっぱり足りなくなりました。
どうせこんなに産まねェからこの2皿で十分だ。とか思ってた矢先にこれですよ。

   結果

       43頭


用意したビンじゃ全然足りねェェェェェェェ!!!!!!

結局この後、まだ残っていたマットをまた詰めてビンを作り、
それでも足りない分は割りカスをカップに詰めておくことに。

出てきた幼虫はほとんどが2令で、3令が3頭ほどと1令が7頭ほど。
反省すべきはこの作業中、誤って1令1頭をスプーンで傷つけて死亡させてしまった事。
1頭潰すってのは結構精神的にキツいです。
100頭割り出そうが1000頭割り出そうが5セット割り出そうが10セット割り出そうがキツいです。
出てきた幼虫は、最初マットから出てきたものは1令~2令がほとんどでしたが内部に割り進んでいくと1令の姿は無く2令~3令しか出てこなくなりました。
先に産卵木に産んだから早いだけなのか?
マットとホダ木では成長速度が違うのか?
ケース内の温度分布の問題か?
などと疑問符が浮かびます。


そしてここから、全頭の頭幅を測りどのビンに入れるかを作業しながら考えます。
♂♀もある程度分けていきますがちょっと♀が多いです。
2令の頭幅はおよそ7.5mm~6.0mm。
7.5mmは♂、6.0mmは♀と云うのは判断がつくんですが、その中間の7.0mm~7.0mmくらいのやつはホントに分かりにくいです。
卵巣の発達も微妙で見え辛い・・・
そんな細かい作業を繰り返しながらなんとか全頭容器に収めました。

CA3I0390.JPG
入れた幼虫の頭幅や令数、投入したエサや容器を全てノートに記入。

予想よりも大量に採れてしまったので、
43頭採れた内の12頭を4頭3セットに分け、
2セットをブログ内の臨時里親募集企画で、1セットをオークションで手放しました。



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さて、
カンボジアに続き、タイ産も割り出しが終了しいよいよ飼育スペースの余裕が無くなってきました・・・じゃなくていよいよギラファ天国(←ホントにそう思ってる?)になってきました。
2産地間でサイズや特徴にある程度差が生まれてくるのか、
11cmオーバーが出せるのか(汗)・・・楽しみです。・・・楽しみです(怯)




ついでに・・・

最後、作業が終わったんで割りカスを片付けようと思い、敷いてた新聞紙を丸めて処理しようと持ち上げたらマットの湿気で新聞紙が破け、
床に豪快に割りカスマットをぶちまけたのは久しぶりでした。






ついでのついでに・・・、


1週間程経った頃に期待の新銘柄菌床に入れた幼虫達はどうなってんだろうかと
菌床ビンを見てみた。



ビン側面の食痕と幼虫を見て思った。


「全然食ってねェェ・・・・・・・・・」


腹の中マットのまんまだ・・・全然食っちゃいねェ!


2度食いする為に時間が掛かっているんだと・・・思いたい。



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