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起き。 [〆オキピタリスノコギリ (シベルート島)]

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ヤッターーー!!!
日本産コガネムシ上科標準図鑑が到着したぞーー!!!
こういうの久しぶりに買ったな・・・
読み切るのに時間かかるなぁ~~(笑)
(たぶん読み切っても全部忘れそうだけどね)




一昨日は新しく飼育種にトカラノコギリが加わったことを記事にしましたが、
今日もカテゴリなしです(汗)


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ブログネタに困って増種する人みたいな感じになってないか・・・!?

今回の増種記事の入荷種なんですが、
到着したのは2か月前のこと。

入手したのはWF1の新成虫ペア。当初の予定では、
到着後ペアリングして産卵セットを組んだら記事にしようと手ぐすねひいてクラウチングスタートを待ってたんですが、
見事に♀が寝たまま起きず、なんやかんやがあって今ようやく記事にできました(疲)


さてまずは当の昆虫の紹介ですが。




シべルート島産 オキピタリス.JPG
オキピタリスノコギリ(アステリクス亜種) シベルート島



スマトラ沖のメンタワイ諸島の中のひとつで、基本的に生体の入荷を業者は行わないような島です。
その為、身近な知り合いが一人買ってみると云うのを聞いて自分も欲しくなってしまい、滅多に見られるものでもないし入手してしまったという経緯です。

以前ゼブラなどと一緒に熱を上げていたオキピだったので、オキピタリス自体生体としては全滅してしまった今、また性懲りもなく新産地と云うことで欲しくなってしまったんですよね。
以前絶やしたシムルエのヒデオオキピも、今やブラックヘッドの通称で認知が広まり入手はしづらくなりましたがアレもシベルートと同じスマトラ沖の近い島同士なんで、
スマトラ本島よりは光沢や体色も割りとシムルエの方に近いものがありまして、

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裏側はヒデオに似て黒め、


シベルート島産オキピタリスノコギリ♀.JPG
♀の背中側はこんな感じ。ヒデオよりは明色です。

こうしてみるとボルネオとかのそれとは明らかに違うし、ヒデオみたいにアステリクスとは別物の亜種としてもよさそうなんですがね、今後また変わっていくんでしょう。


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♂の長歯になると、内歯が三つ葉状になると説明されているのですが、
これは次世代で羽化させたいものです。



長歯で羽化させるためにも、
まずは卵を産んでくれなければ話がはじまりません。

と云うことでさっさと成熟→セット→・・・といきたかったところなんです



・・・またなってしまった・・・!!!!!!!


♀が、♀が起きない・・・!!!!!!!!



♂は3月末に羽化して6月にはもう動き出していると云うのに、
♀は2~3月羽化で7月なのにまだ起きない!

個別管理しているそれぞれの430ccカップの中の様子が全くの別物ですよ、
方や容器内部を動き回りゼリーの殻を作っていく♂、
方やゼリーがカビていくだけの♀。

萎びてカビが浮いたゼリー容器をどかすとその真下に、
妙に小奇麗な間をとって静止している♀がいます。
成熟前の個体にありがちな、「おがくずがベタベタ張り付いた感じ」ではなく成熟後の汚れの無い感じに見えるので、もしかしたらこれは成熟過渡期のスタンバイのようなものなんじゃないかと思い、一念発起荒療治を加えることにしました。(どんなに動き出しそうに見えても結局ダメだったパターンなんてざらに経験してますからね)





荒療治、それは

白熱電球直当てのショック療法。




休眠期間が長いメリーメンガタを半強制的に起こす方法として知っている人も多いんじゃないかと思いますが、
飼育容器の上から、白熱電球で強制的に暖める(温める?)ことで成熟後休眠している成虫を起こすというやり方。

他の長期休眠する種類にも使えるのではないかと薄々思ってはいたし
やるつもりだったのですが、
うん、やってみた。




手頃な電球が無かったので、使ったのは屋外で使うような200wの耐震球
虫が焼け死ぬべや。

これを、フタを開けた430ccカップに半分突っ込んでスイッチON!!!!





♪200ワットの~か~がや~き~だ~♪♪などとメロディーが頭の中を流れつつ、
眩しい光を直接カップ内へ喰らわす(まさに「喰らわす」という表現になる)
マットの上に出しておいた♀も、数秒後スイッチが入って狂ったかのようにカップ内を走り回りマットの中へ潜っていきます。
「そう来ると思ったわ!」と今度は上から照らしていた電球をカップの底へ。
2~3cmほどの距離から底を暖める(温める! )

数十秒後、モゾモゾとマットの中が動き出し今度はマット内の暑さ(熱さ?)に耐えかねた♀が地上に出てきました。

「おそらくこれだけじゃ完全に休眠からは覚めてない!!!(たぶん)
と思ったのでこれをもう1セット繰り返しました。











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2度目に底から熱した時、流石に熱しすぎてカップが溶けて変形しました。
やり過ぎた。




♀が動くようになったので、加熱を止め再び温室に戻して一晩様子を見てみることに。

結果、この加熱法が上手くいったのか、
カップ内を徘徊する♀の姿が見えるようになりました。
一応強制的に起こした点も含め、まず与えるエサはゼリーなどではなく、強い匂いで揮発性がより優れている 腐りかけのBananaを買って与えてみると、食いつきは良くないが確かに後食しはじめました。


その後、♂のカップに♀を投入し、後日メイトガードを確認。
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セットを組みました。

今回だいぶ無茶やったので幼虫が見えるまでこのやり方が正解なのかどうかわかりません。
なんかゼリーの食い残し方とか見ると怪しい雰囲気もあるんだけど・・・
もしかしたらシベルート産オキピタリスの記事が今回限りになる可能性もあるかも・・・


新しく入荷した在庫 1種類
ブログで紹介した在庫 82種類
全ての在庫 19種類






今回の記事、客観的に読むとアウトな内容のような気がする・・・・・・



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