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2015年ヒメオオシーズン終了!!? [日昆 採集記 【2015年】]

前回の採集記事で、
散々歩いて採れたのがボロい♂1頭・・・と云う惨い内容を書いたのですが
その数日後にその近隣のポイントに時間の合間を見つけヒメオオ採集に行ってみました。

 【前回の採集記事】
   ⇒ 2015-9-28 『1 / 19』



場所はこの間サルに邪魔された所為で1♀しか持ち帰れなかった林道とその仲間達(・・・)
天気も申し分なく、キノコ採りに林内をシャッフルされなければ採れると思ったのですが。






ボウズ。 ヌル~・・・


今年は雪解けの時点(マグソとか)から季節の移りが早かったので、
結構呑気に構えていた今年のヒメオオシーズンももはや終了寸前か、もしくはもう終わりかけているのかとメチャクチャ不安にさせられる結果になりました。

不安。と言うのも、
前にも書いたとおり、今期は新産地ラベル(主に市町村毎に)の開拓ばかりに夢中になっていて、毎年様子を見に行く秘蔵エリアでの採集をまだしていなかったので、
「あそこに行く前にシーズン終了しちゃったら安心して冬が越せない(焦)」と思って来週行くつもりで予定を組んでいた矢先だったからです。
キツイ新規開拓採集の後と云う事もあって、思いっきり楽してサイズ狙いで行く安定採集が間に合う事を祈りつつ、次の休みを待つ事に。



  4日(日)

待ちに待った採集当日。
さぁ、採って撮って採りまくるぜ!!!!! と意気揚々と出発した・・・


・・・・・・・・・・・・と書きたかったのだが・・・全然そんな感じじゃなかった。


DSCF2423.JPG
出発時の朝の青森市内。
路面を見れば一目瞭然、雨の後である。
前の週、北海道の北に停滞していた爆弾低気圧の煽りを受けてここ数日青森も荒れていた。
風雨が強くしばらくの間日照も無く気温が上がらなかった。
日曜にはギリギリ穏やかになったのだが、前日までの影響を今日1日でひっくり返してくれるような天気にも回復しておらずこの有様。
現在雨は降っていないが雲は厚く、おまけに風は止んでいない。
この時期になってこの天候は非常に歩が悪い。



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現地到着。
DSCF2424.JPG
出発時と比べて幸いこちらの方は降雨があまり無かったようで路面も乾いている。
(と言っても林道内のポイントがグショグショでは意味無いのだが)
風も全然吹いているので不安は尽きないが兎に角突入してみる。


ポイントに到着してみるも、風の所為で気温は低く温度計は13℃ちょっと
順にヤナギをチェックしていくが何も付いてない・・・!!!


DSCF2426.JPG
ようやく付いているのを発見。
居たには居たが、これまで空振ってきた木で本来の数が登ってきていれば既に10~20頭は見えていなきゃダメなんだけど・・・

天候の所為もあるが、内心どこか「誰かに場所が見つかっちゃってるんじゃないか」と
嫌な想像も膨らむ。

DSCF2427.JPG
最初の1頭は40台後半の普通サイズ。

この後もチビリチビリと見つかってはいくんだけども、明らかに本調子じゃない。
と云うか気温も全然上がってないのに雨も降ってきた。

採った個体を見てみると、意外と新発生した個体が多い。
腮先も鋭く翅も汚れてない。

DSCF2430.JPG
結局、このポイントでは一応目に付いたヒメオオを網で掬ってきた結果9頭
これを見て既に心中では決めた。

条件良い時もう一回来よう!
次に来たときに今日採ったものと区別がつくようにマーキングをしてリリースし、ひとまずこのポイントから出ることに。

結局、ここに居る間気温が14℃をこえることはなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昼食→仮眠の後、エリア内の別ポイントへ移動。
さっきの状態が偶然だったのかどうかを確かめるために、エリア内で一番密度が高く一番楽して採れるポイントで様子を見ることにした。



やっぱりさっきと変わらない。
こっちでも付いてることは付いてるが、齧り痕が圧倒的に多い場所の割りに付いてる個体数は微々たるものでしかない。
数自体はさっきより多いので、今度は見えてる中でテキトーに選んで網を伸ばして少しだけ観察用に採っていく。
(数日後にまた来るのに、必死こいて今採る必要が無いからですな)

DSCF2432.JPG
細枝がのびる低いヤナギで4頭付いてる。

10頭弱テキトーに採って見たところだいぶ新発生個体が混ざってる。
最大は♂51mm♀39mm。とりあえず人に知られてる可能性は低いという事で安心した。


そして、この場所において一番驚いたのは
DSCF2433.JPG
昼過ぎとは言え気温が9℃しかなかったという事。
9℃と云う事を考えたらどんだけ強いんだよヒメオオ、と感動しきり。



時間も無くなってきたのでこの次がこの日最後の林道。

ここで採れた物が今日一番の収穫。



CA3I0936.JPG
天然産卵材

暴風によって道を塞いでいた倒木を退かそうと持ちあげたら思いの外軽く
「朽ちてね?」と思いながらも一旦スルーして、
林道奥までいって生息が確認できず引き返す際に試しに切ってみたら良質の腐朽材。
アリが一部分で営巣してるのが許せないのですが、チンすりゃ使えるべ(笑)
長さ60~70cmで3本分切り出しました。
これでエラフスホソアカとか飼えたら面白そうだな~(アリが先行してなけりゃ・・・)

もう1本違う倒木があったのですが、もう真っ暗な上に右膝がガタガタなので諦めて帰宅。



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と云うワケで天気に恵まれなかった事で非常に苦しい成果になり、
どうしてもこのまま終わりたくないと云う事で
思い切って休みを取って3日後の水曜日にもう一度だけ行ってみることを決めました。

3日後、今度は前回よりだいぶ天気が良い。
月曜・火曜と天候が回復した流れでの水曜日で、多少雲は掛かっているが
乾燥注意報も出ていて、日曜までの水浸しだった状況もましになっているだろう。

今日を逃すと、台風の影響で翌日木曜日からは天気が荒れてしまう。

今日で秘蔵エリアの今年見納めと云う事で出来るだけ多くポイントを回ろうと計画。
まずは一番遠くて時間が掛かりそうな林道に朝早くから突入する事に決定。


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 林道A 
本線である林道Cからの支線にあたるのだが、
林道入り口付近に多数の噛み痕が見られたのみで本体は見つけられず。

ここの市町村は秘蔵エリア域内ながらあまり踏み入った事も無く
生息ポイントも非常に希薄だったため、噛み痕が在っただけでも嬉しいっちゃ嬉しい。


 林道B 
これも林道Aと同じく林道Cからの支線にあたり、
初めて来る場所である。

難儀したのは、ここの林道の直前林道Cが土砂崩れを起こしていた事。
(これがつまりどういう意味で難儀したかと云うのはあえて書きません)
DSCF2444.JPG
重機が往復した工事中区間を越えてようやくヒメオオが生息する領域になりました。

林道自体はそれほど長くはないのですが日当たりは良く
ヤナギ並木が爽やかに目に映る場所で、難なく採集。
最初に見つけた時刻は朝7時半
採れた個体を見るに、今朝登ってきたとは考えにくく前日からずっと居たのではないかと思えてならない。

DSCF2447.JPG
林道の途中で思いっきりヒメオオ材がぶっ倒れているのを発見!!!
叩いてくれと言わんばかりにイイ倒れ方をしている。

材割の道具は持ってこなかったのでどうにもできなかったが、
試しにと思って一部だけ蹴り壊せた場所を覗くと
DSCF2448.JPG
幼虫が出てきた!

ここが主たる発生源かと思うと放置しておくのはもったいない、
数年以内にここに重機が入ってきて撤去されてしまうんだろうな・・・

DSCF2449.JPG

 結果  9頭

噛み痕が沢山在ったことを考えると、♀が1頭のみと云う事も含め、
時間帯の問題もあるんだろうが明らかに時期が遅いんだろう。


 林道C 
先に書いた林道A林道Bの本線。
この市町村内で元々持っていたラベルが唯一ここだった。
(それまでの採集個体は2♂のみで、内1頭は死骸採集でもう残っていない)
林道A林道Bに入る前からずっとこの長い本線を進んでいたのだが、
なんとか採れたのは支線である林道Bの入り口付近にあるヤナギから採れた
DSCF2450.JPG
この1♂のみだった。

ここからもっと奥へ進めばまだまだ別の有望ポイントが在るはずなんだが、ここにばかり執着すると明らかな時間切れを犯してしまうので急いで林道を逆戻りした。


 林道D 
林道Cから戻り辿り着くまでに時間がかかり、
林道入り口に到着した時点でもうそろそろ太陽の南中時刻。
陽が暮れる前に全部回れるのか不安を抱えての採集。

ちなみに、日曜に来た9℃の場所である。

やはり時期が終わりかけているのか成果は悪く、

DSCF2452.JPGDSCF2451.JPG

 結果  18頭

ミスって落としてしまった個体を含めると20頭超になるが、
本来良い時に来ていれば一日で30~40頭は期待できた場所なだけに何とも満足し難い。
やっぱ♀は少ないな・・・(3頭)


 林道E 
ここも林道Dと同じく日曜に来たポイント。
日曜に来た時はまァ中途半端な数だったが、

DSCF2453.JPG
日曜日にマーキングした個体を省いてもたったの3頭
マーキング個体すら、内♂♀1ペアしか確認できなかった。

しかも悲しい事にキノコ採りの軽トラがポイント内に停まっていてこれも原因だったのだろう。

そして、ここでやらかしてしまった失敗。
デカイの落としてしまった!!!(泣)
明らかに50mmは軽く超えててマーキングじゃないヤツ、しかも新発生ぽかったのだがそれだけに、落ちてから即行で木の葉隠れされてしまいダメになってしまった・・・!
もしも今日一人じゃなかったら・・・なァ・・・(泣)


 林道F 
去年発見したポイント。
時間も遅くなり4時近くなっての林道入りになったが、
奥に進むにつれて何やら路面に違和感が出てきて不安になってきた。



林道終点まで辿り着くと、その不安は正に現実として目の前に現れた。



DSCF2456.JPG
重機が入った後で、大事な灌木がほとんどなぎ倒されていた。

ヤナギ、ヤマハンノキ共に数を減らされており、
何より地面を崩されてしまったのもあって以前の面影はほとんど無い。
かろうじて1本だけヤナギの幼木に♂が2頭付いていたが、これはある意味さっきの林道Eで逃した大物以上に残念すぎる結果になってしまった。
DSCF2457.JPG

グーグルマップで見る限り、今年の春時点では着工されていなかったようで
なぎ倒された木やひと回り外側で運良く生き延びた木には真新しい噛み痕が在ったので、
近くにあるはずの発生木が無事であればまだ生息地としては大丈夫なのだろうが・・・
重機が入ったと云う事は、近い将来この辺もスギが植えられると云う事を考慮した方がいいんだろうな・・・


 林道G 
本線である林道Fの帰り道で寄った支線。
初めて入った場所な上に周囲もだいぶ暗くなってきたので非常に探し辛かったが、

DSCF2461.JPG
1本のヤナギより2頭回収することが出来た。

本体を見つけることが出来たのはこれだけだったが、
何本か噛み痕が見られたので本線林道Fが残念な状況になった今となっては非常に有り難いポイントであった。



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今年は前年までより季節の移り変わりが早い事もあって、
ポイント各地で個体数は異様に少なかったが、新しいポイントも多数見つけられたしそれはそれで大きな収穫であったと思います。
何より、土砂崩れ工事ヤナギ類の成長など、ヒメオオが採れる【林道】と云う環境自体が生き物のように流動的なんだなと特に思い知った年でもありましたね。

シーズン中、欠かさず山へ飛んでいた事を考えると、
そろそろヒメオオも終わり長い闘いも終わって寂しくなってしまうんだな・・・

・・・なんて一瞬考えてしまいそうになるんですが、
クワガタの採集全体で考えれば全然まだ休めないんですよね・・・



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Re:myon

おはようございます〜

最近は採集に適した日が中々見つかりませんよね
こちらも、マークオサムシを探しにピットフォール仕掛けてたんですが…後日確認したら
ピットフォール60個仕掛けて昆虫がまさかのミイデラゴミムシ1匹と言う、哀し過ぎる結果に愕然としました…(笑)

今年は本当に季節の変わりが早く
天気が安定した日が少ないので…これからがかなり不安ですね(笑)
by Re:myon (2015-10-10 07:27) 

会長

Re:myonさんおばんです~

しばらく低温続きで採集も難航しますよ。
60個仕掛けてマーク駄目でミイデラって空し過ぎますね・・・
割りに合わなすぎですな(怖)

明日は天気が悪いようなので、
体育の日が貴重なチャンスですね。
材を探すなら曇っても風あってもまァ問題ないですが、飛ばせたり歩かせたりする虫はもう終焉ですかね(汗)
飼育にシフトチェンジですかねぇ?
by 会長 (2015-10-10 21:07) 

あしか

マーキングをするなど採集の域を超えて、もはや調査の域に入ってますね^^* ヒメオオというメジャーな虫とはいえ、青森全体をカバーするほどの調査はすごいです。天然産卵材には不覚にも笑ってしまいました( 笑 )

ヒメオオのシーズンも終盤が近いですが、確かにクワガタ採集全体で言えばまだまだかもしれないですね。今年は残り2ヶ月ありませんが、調査(?)の方頑張ってください。
by あしか (2015-10-11 21:12) 

会長

あしかさんこんばんは、

自分くらいしかヒメオオ狙いに入らないと思われる林道だったのでマーキングをしても効果が見込めるかもしれないと思いましたが、
思ったよりも回収できませんでしたねぇ。
青森でヒメオオって言っても、鉄板ラベル以外にはまず採集者が居ないのが現状です。嘆かわしいような気もしますが、敵がいないので自分としては都合がいいですね。

明日は地元の地元でヒメやルリを狙いに行ってみたいと思いますが、
流石にもうヒメオオは無理かも? 頑張ってみます。
by 会長 (2015-10-11 23:16) 

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