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凡退ダイジェスト × 今年の各種クワガタ採集成果 [日昆 採集記 【2015年】]

記事の更新頻度が近頃めっきりトレンディーになっておりました(笑)

青森も雪が薄っすらと積もってきたと云う事で、とりあえず今年の採集はこれで終了する事にしました。もし冬季に行くとしたらきちんと積もって足場が固まってからになるでしょう。

今シーズン終了を期に、
今年の採集の中から画像を残してある日覚えている日をいくつかまとめて駆け足で振り返ってみます。

どの日も共通するのは、・・・貧果に終わり轟沈してきたと云う事。



 6月4日 希少産地のツヤハダを追って
この日の採集は自分1人。
先日起こった奇跡のツヤハダ大当たり(過去記事参照)で気分を良くして、

20150604.JPG
無謀にも津軽半島へ進行
八甲田・十和田の山地帯から外れると格段に採集難易度が上がるツヤハダを採ってやろうと勇んで行ったのですが、甘くはありませんでした。
天候も生憎の雨・・・。車を降りて斜面を登り撮った画像はもはや雲霧林(汗)
過去の記録がある辺りに入って意外と赤枯れ材があったので期待が膨らみましたが、
クワガタのクの字もなく、ドロドロになって帰ってきました。

ちなみに画像の場所は紛れもなく針葉樹林ですが、
植林前に伐採された切り株が残されたまま多数が褐色腐朽をおこしていて
下草も処理されているので赤枯れ材を発見するのが非常に楽なんですよ。
・・・それで見つからないんだから、全く参考にできる情報じゃないわな(嘲笑)



 6月21日 神秘に満ちた津軽の地で
この日の採集は自分とFH鈴木さん2人
オオクワを求めて約束の地に向かいます。
この日は鈴木さんのライト(と云う名前の爆弾)がこのエリアでどのような効果を見せるか感触を確かめると云う目的。

現地へは2人とも別行動で到着、
明るい内に先に現地入りしていた自分は
暇つぶしに河川敷のヤナギに潜んでいたコクワ♂を採集。
20150621.JPG
で・・・デカイ。

鈴木さんとこの後合流し、点灯開始。
天候に恵まれないこのエリアはこの日も厳しく、
普通種すらまともに飛んでこない結果に終わりました。

日中に採集したコクワを帰宅後に測ってみると、
いつもいつも届きそうで届かなかった5cmの大台をオーバー!!!
51mmの立派な個体でした。



 7月11日 夏でも寒い場所
この日は自分1人。
前からライトトラップ採集が出来るのではないかと気になっていた所に今回は行ってみる事にしました。車の進入が出来ない場所で、その先の道が整備されていないために雑多に草木が伸びていて、ライトをかける場所までしばらく歩かなければならないので、誰もここでライトはかけません。
ライト機材を含む採集道具を全て携えて鬱蒼と草木が茂る道をひぃひぃ言いながら進み、なんとか到着。

20150711.JPG
谷の下にひっそり架かるこの橋がその採集場所。
整備が放棄されている所為で橋の上は泥が積もっています。
その泥の上には雑草は勿論、ヤナギも生えています(苦笑)

ライトを点灯させるも、場所柄年平均気温が低く、真夏でも気温の上がる日は少なく
この日も15℃ほどしかない中で非常に苦しい成果に終わりました。

後日、一日かけて橋の上の泥や草木を片付ける環境整備作業で汗を流しました。
わざわざスコップ持参してきて、誰が得するのか全くもって意味が分からないボランティア・・・
その割に、この後ほとんどここに来なかったし・・・



 8月8日 三匹が採る! 新メンバー『No.7』登場
この日は、自分とNo.2に加え、
この夏に特別新加入したNo.73人約束の地へライトトラップに向かいました。

初めての7cmミヤマを採った場所(過去記事参照)への再挑戦と云う事で、
今回は3人分の自転車6機のHIDライトを積み込んで、1人2機運転で三点責め攻め。

2015.8.8.jpg
車の中は荷物で一杯一杯(汗)

車が通れないエリア内を自転車で移動し、1ライン上でライト箇所を3地点に分担。
手前をNo.7、中間にNo.2を配置し、自分は一番奥でポジショニングして点灯開始。
この内誰か1人でも大きいドルクスが1頭引き抜ければ大大大勝利なのですが、
気温などの気象条件が悪い事もあってか
結果は前回一人で来た時より悪く、見事に轟沈!!!
飛来数は圧倒的に少ないまま時刻は午前2時
この時期嬉しいオニクワガタですら♂1頭をNo.2が採っただけでした。



 8月13日 とりあえずビショ濡れになる
この日は自分とNo.72人
舞台は懲りることなくロマン溢れる約束の地

日中は、夜の舞台でもある川の流域の上流部へ探索に行きました。
前回一人で来たボロボロの吊り橋(過去記事参照)をNo.7に案内したり、マグソクワガタの新ポイントとして有望なフィールドを散策したり、アブに囲まれたりしていました。
20150813.JPG
暗くなるので探索も終えて引き返し、夜の舞台に戻ります。
小雨の中、鬱蒼と茂る草木の露に当たったり川の中を進んだ所為でこの時点で全身グッショリ。
毎年毎年ですが、自分達の採集って汗をかくなり水に濡れるなりで毎回毎回汚れて帰ってくる事ばかりです。

今回のライトトラップはNo.7の大光量採集兵器で挑みます。
それなりに数は飛んできますが当地エリアの厳しい気象条件に阻まれ成果はいま一つ。
この日の成果のハイライトは、虫ではなく爬虫類。
珍しい種類であるそのヘビは、No.7の心を丸呑みにしたようです。
タカチホヘビ。頭部の色味が特徴的な1頭でした。


 11月29日 雪積もりゆく山
この日の採集は自分1人。
前回の採集(過去記事参照)でルリクワガタを採った付近にまた出向いたのですが、
惜しくも数日前に冬季閉鎖されていたと云うニアミスを犯し、
仕方なくその手前のエリアで採集。

20151129.JPG
まだ平地には雪は積もっていなかったですが流石に山は雪化粧してましたね(汗)

沢を渡り向こう岸の急斜面へアプローチしましたが、
前回よりも危険で冷や冷やします。
20151129.2.JPG
水平距離はあまり大した事がない分、標高が変わるので樹相も不適になってきて
ウダイカンバやヒバしか目に入りません。
停めた車が遥か真下に見えてなんだか恐怖感も覚えます。

結局この日は遂にクワガタを1頭も見ることなくぐったりして帰宅しました。
その代わり、この地でクワガタを採集するにあたって大きなヒントが得られました。



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次に、自分個人で今年採集した県産クワガタ各種をまとめて振り返ってみます。
色濃い内容だと思っていますが(完全に思い出補正)
県産クワガタ全種を1シーズンで採集したのは今年が初めてな事に感動しました(笑)



 オオクワガタ
CA3I0710.JPG
辛うじて1♂だけ採れました(笑)
最近テレビを見ていて「~させていただきました」「~させてもらってます」の言い回しが頻繁に無茶苦茶な使い方で聴く事が多くなり変に感じるのですが(←何の話だ)、この♂については正に「採らせていただきました」と云う言い方が合ってます(自力で採ったワケでない)

メッカの十和田で採れたし、来年は多分・・・自分で有名所へ採りには来ないだろな。


 スジクワガタ
CA3I0568.JPG
今年の採集種で一番スルーしていたんじゃないかと思えるだけあって
♀が僅か2頭、♂も3頭のみで極小個体ばかり。
大歯は見れなかったなぁ・・・


 ノコギリクワガタ
CA3I0666.JPG
今年は♂も♀も大したサイズのものは採れず産地コレクション用に持ち帰ったのみ。
夜の灯火採集でしか採らなかったので仕方ないですかね。


 アカアシクワガタ
CA3I0842.JPG
スジに次いでノーマークだった本種は、灯火採集、樹液採集共に大したサイズが採れず。
50mmオーバーはゼロ。


 コクワガタ
CA3I0645.JPG
今年は灯火採集がメインでいたのであまり樹液採集できなかったのですが、
1頭だけ採れた6月21日の51mmはなかなか嬉しいものがありました。

コクワ2015.png
40市町村全制覇の目標は去年までの収集ペースと比べるとだいぶ失速してしまった感じはありますが、一応2町分更新しました。
南部方面全然進んでません・・・


 ルリクワガタ
CA3I0935.JPG
いつもの八甲田系の個体を採集できた他、未見だった白神系のコレクションも増えたので満足です。
津軽半島・下北半島の個体群はいつ採れるのやら。


 オニクワガタ
CA3I0777.JPG
今年からコンスタントに採れるようになった本種。
時期になったら好きな所で採れると云うのがライト機材を持つ醍醐味ですね。

材割だと無駄にポコポコ採れてしまうんですが幼虫採集はめんどくさいですね、
赤枯れからマダラだと思って同じサイズの幼虫を持ちかえったら一部はデッカくなってるし。
黒枯れからルリだと思って同じサイズの幼虫を持ち帰ったら一部は「デッカく」なってるし。
地味に1年以上かかるのがまためんどくさい。


 マダラクワガタ
CA3I0503.JPG
今年初めて成虫採集したと云う事でまた感動した本種。
動く姿も、テントウムシみたいにすばしっこくなくてノロノロ歩くので可愛いです。
来年以降は八甲田~十和田以外のフィールドで目にしたいものです。


 マグソクワガタ
マグソクワガタ.png
幸運にも3市村計4ポイントで初採集に至りました。
粘って探せば新産地開拓も意外と難しくないと分かり、青森の自然の凄さを実感しましたね。

オオクワガタ採集のポイント探しのついでで来年注目したい場所も複数見つかり、
数年でマグソクワガタの分布マップが驚異的に変貌する気が今からします(笑)


 ミヤマクワガタ
CA3I0649.JPG
オニクワガタと共に、ライト機材を入手した事で格段に収集スピードが増した種類。
65mm以上がコンスタントに採れるようになりました。
初の70mmクラスの採集もこれ有ってのものだと考えるとHID様様です。


 ツヤハダクワガタ
CA3I0539.JPG
今年の採集で全種通して特にインパクトが強かったのが、1株から約150頭の成虫が出てきた5月のツヤハダ採集。この月の半ばはずっとこれでしたね。
この一度以外、今年はツヤハダを見なかったのですが思い返せば未だにあの感動が蘇ります。

あれだけ居ても22mmは居ないんだなぁ・・・(苦)


 ヒメオオクワガタ
CA3I0793.JPG
せっかく今年からライトトラップ初参入したにもかかわらず、
8月半ばからは灯火採集も早々に失速。その原因が何を隠そうヒメオオ採集。
夜の採集から朝の採集へ。

10月の半ばまで時間があれば各地に出向いた成果として、
市町村単位で採集できた数は14市町村。
今年初採集したラベルは、市町村はその内8つ、ポイントだと17ヶ所。マジか・・・


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こうして見ると、特定の種類の採集に傾倒しているのがモロバレですな(笑)





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