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量れっっ!! [〆鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

冬晴れの日差し眩しい2月11日の午前中。

玄関の外の異様な光景を目の当たりにして一瞬身体が竦んだ。
荒らされている・・・。
物が散らかり散乱している。


特に酷かったのは、置いていたギラファの死骸







カラスめ――――――!!!!!(怒)



こんばんは、きれいに残しておいた大型ギラファノコの死骸(むき出し放置)
カラスに見つけられバラされた会長です。自業自得です。


今までカブトやクワガタを飼育してきて、

ダニ、

コバエ(ショウジョウバエ・キノコバエ)

線虫、

トビムシ、

不快害虫は対処するたび別の種類が湧いてその度に悩ませられてきましたが、
この冬にまた新作が出てきました。


チャタテムシ

薄茶色でパッと見は極小サイズのシロアリなんですが(最初そう思った)
温室内に敷いたベニヤ板が何の塗装処理もしてなかった所為で湿気でカビてしまい
かっこうの餌食にされてしまいました。
マットや菌床を餌床にしない分飼育中のカブクワに直接の影響はないんですが
標本に影響が出るし清潔感に欠けるので処理しないわけにはいきませんね。

大変でした。

虫が入ったビンを取り出し、色々コードが張り巡らされたラックを取り出し、掃除機で入念に床面を掃除し、ベニヤ板を外して掃除後、ヤスリがけして(サッと)新聞紙を広げその上で板に塗料を塗り(雪の為屋外で作業できない)、乾燥させて板を戻して順次元に戻す。

160208_0246~01.jpg

ようやく飼育環境の問題が片付いたので、
先延ばしにしていたトカラノコギリの蛹化ビン投入を行いました。


去年6月に♀成虫を単品で頂いて、採れた幼虫を1本目のマット&菌床で引っ張ってきましたが、目に見えてオガの量が減っている上ワンダリングも起こしています。
マットの方は特に泥っぽくなっていて蛹室を作られると非常に危なそうです。

蛹化ビンには1400cc~1700ccのボトル・ビンを用い、
マットを堅詰めして一定の広い空間を内部に作るように穴をあけ幼虫を・・・そっと。

使用マットは、粘り気のあるマットがカブトマットくらいしかなくそれを利用。
ガス抜きして乾燥させると粘り気が失せてサラサラしてしまうので未開封のやつを使いますが、袋から出して匂いを嗅ぐとちょっと心配になります。一応、ガスを薄める意味合いでガス抜き後のアンテマットと無添加発酵マットを混合。



自分は今回が初めてのトカラノコ飼育なので、
ここまでの段階で体重がどのくらいあるのか気になり量ってみました。
♂幼虫はどれも3令中期~後期、ワンダリングしている個体は全部黄色いかと思ったらそうでもなく、結構白めのやつもいるではありませんか・・・

ただ言える事は、
もうこれ以上は体重が乗らないということでしょう。

CA3I1013.JPG
一番最初に開けた幼虫がたった11gしかなくてショックでしたが、次のボトル交換に手を付けるたびにジリジリ大きくなっていきまして、
最大はやっとこさ15g。
皮肉にも、1000cc以上のボトルに入れてたマット組ではなく
1本だけ余っていた800ccのカンタケ菌床に入れた個体です。

やはりリュウキュウノコは菌糸に適応しやすいのでしょうかね。
しかし、菌床は乾燥と腐朽が進んでメチャ軽くなった物ですし、マットも評判は良いけど劣化が早くて養分が抜けやすいタイプの種類のヤツでしかも買ってからだいぶ経ってて色も変わってた物なので・・・こんなもんでも仕方がないんでしょうね。
調べてみると、羽化サイズ70mmを目指すには16g以上ないと心許ないようで、最大クラスが20gに達すると思うと、15gで小さくガッツポーズしている自分がなんだか可愛く思えてきます(苦笑)

ちなみに、1頭だけ♀も掘りだしてみたんですが、4.6g。
30mmいけるかも不安だ・・・
見た限り他のボトルの♀も対格差ほとんどないゾ・・・



11日現在、♀1頭だけ次の段階に移っています。
♂はもちろん♀でも蛹室を作っている個体は他にいませんが、今からもう蛹の姿・新成虫の姿を見る期待感が増しつつあります。


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