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シーズンオフの八戸で [青森では・・・]

どうもこんばんは、まだ生きてます。
1ヶ月ぶりの更新になりましたが、なかなか腰を据えてブログを書く時間もありませんでした。
11月になって飼育の方に完全シフトチェンジしたと云うワケでもなく、とあるワケあって採集へも行っていました。


さて先日25日(土)、年末の恒例となりつつある虫屋の納会へ行ってきました。

夏の間に採集のフィールドで知り合った同士、地元の昆虫専門店で知り合った人達が普段と違う場所で一堂に集まる年に一度のイベント。
都会と違って即売会等のイベントが無い分、青森で開かれる貴重な会として存分に楽しんできました。

今回はその内容を簡単にまとめた記事です。


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納会当日、お昼の12時前に青森市内を出発。ファーブルハウスの鈴木さんの車にNo.7と共に同乗し会場のある街へ向かいます。

青森市内も雪景色になり、道中ホワイトアウトしうっかり道が逸れるくらいでしたが、現地に近づくにつれ段々雪が無くなってきました。



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到着したのは八戸市。今年の会場はこの街です。


昼過ぎに到着したのですが、まずは腹ごしらえでラーメン屋へ。
八戸市在住のN氏Y氏と合流し、虫の話を緩やかに交わしながらラーメンをすすります。
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写真OKという事なので載っけてみました。ラーメン屋で食べるのも久しぶりで、「あぁ、なんかこの感覚・・・久し振りだなぁ・・・」と仲間同士でテーブルを囲むだけなのに変な新鮮味まで味わってしまいました。最近ずっと一人でいたからなぁ・・・(苦笑)


腹ごしらえが済み、予定されていたN氏の自宅へ皆で向かいます。

N氏は採集もしていますが飼育にも力を入れているマルチな方で、「飼育専用に造った部屋」を見せてもらうために今回お邪魔したと云うワケです。
オオクワ1種のみに特化した飼育部屋でしかも温度・湿度・空調の精密な管理が行われていて、N氏の説明に感動と関心が尽きませんでした。ここまで部屋として徹底されているのは初めて見ました、棚の段の間隔が均等に1400ccボトルに合わせてあるのがオオクワブリーダーって感じで感動しましたけど(変かな?)


飼育部屋見学を終えたところでN氏とY氏と一旦別れ、鈴木さんとNo.7と3人で八食センターの市場へ向かい土産探し。
海産物に全くと言っていいほど関心が無い自分とNo.7は結局何も買わずに終わりました(が、青森市に帰ってきてから「やっぱり買っときゃよかった」と後悔しました)


午後4時を過ぎ、ひとまず宿泊するホテルに向かいます。
我々と、もう一人今年初参加の弘前のN氏を含めた津軽方面組の計4人でこのホテルに合流、一休みして間もなく納会の開始時刻の夜7時を迎えました。



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一次会のお店に今回集まれたのは11人、いずれもライトトラップの経験者やオオクワブリーダーなど、いろんな意味(?)でひと癖もふた癖もあるような人達です。


そして今回は、ただ飲んで食べてお喋りするだけの会ではありません。

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集まった人のほとんどが採集の有識者という事で、採集に関係する講義が行われました。
最初は八戸のM氏による発電機のメンテナンスについての解説。手入れが大事な発電機の各注意点やアドバイスは機械音痴の自分にとってはとても参考になりました。
次にFH鈴木さんによる十和田の各採集ポイントの注意点や機材の選び方の説明、そして各ポイントの位置関係や機材の使い方による影響の解説。下手な所で教えられない「ここだからこそ」話せる青森県の深~・・・い裏ワザ解説も濃厚に詰め込まれていましたヒヒヒ・・・
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今回の納会参加者にはこうした資料も配られました。
こうして十和田のライトトラップについて具体的なポイントを解説する文書は未だかつて無かったでしょう(そもそも公に書いたらもったいない事だしね)


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そして一次会の終了時刻も迫ってきたところでプレゼント争奪のくじ引きが開始。
引いたくじに書かれた番号の順にプレゼントを選んでいきます。
(プレゼント争奪ゲームを何にするかは自分が考えることになったのですが、当初はビンゴゲームにすべきか、はたまたポイント制クイズ形式にでもしようかと悩みましたが、用意時間が無かったのと効率や流れを考えくじ引きに落ち着きました。下手に時間を取って長引かせるよりテンポよくサラッと進めるくじ引きにして正解だったようです)

プレゼントは数人の方から以下の物を用意してもらいました。

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酢酸エチル携帯用スポイト付き小瓶
今回プレゼント企画を立てるきっかけになった賞品。採集か飼育は行う人がほとんどながら、標本をやっている人の割合が少ないという事で、昆虫趣味の視野を広げるという意味を含めて鈴木さんとNo.7が提供。末等扱いですが、実は1個あたり700円くらいと絶妙に安くはない賞品です。

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エンジンオイル交換セット
発電機のメンテナンス講義を行ってくれた八戸のM氏に提供してもらった賞品。エンジンオイル1リットルと廃オイル処理用パックのセットです。おまけのお菓子がちょっと主張が強いです(笑)

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中之島産トカラノコギリ成虫ペア
Y氏に提供してもらった賞品。トカラノコの生体なら全国に大量に出回っていますが、今回Y氏が持ってきたこの生体は、そんじょそこらでは手に入れることはできない「特別で貴重な」個体。色もきれいに出ていてうっとりする個体です、ちなみにホワイトアイっぽく写ってますが違います。

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特製クワテラリウム
これが今回のプレゼントの中で最も豪華な賞品。おいらせ町のT氏に提供してもらったもので、採れたオオクワを入れたところを想像せずにはいられないですね。昆虫フィールドの写真でしか見た事が無かったのですが思っていたより清潔感があるんですね・・・。「青森県産」のプレートにドキドキします。

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A4サイズ2018年カレンダー
こんなの誰が持ってきたのか(笑)、と云うと・・・自分です。青森県に分布するクワガタムシ科がちょうど月めくりカレンダーと同じ12種類なので、各月に1種ずつ写真と青森版の簡易解説をレイアウトし、採集に使われるであろう主要山岳道路の冬季閉鎖スケジュールと、ライトトラップシーズン用の月齢と月の出入り南中のタイムテーブルを組み込んで、採集向けに作った物です。この写真を撮るために今月までずっと採集に行ってたんですよ。ちなみにこのカレンダーの完成に間に合わせるために、前日の晩を貫徹していたので、肝心の納会中は頭がほとんど働きませんでした(笑)

そしてくじ引きとは別に、自分はY氏から別の生体のプレゼントも貰いました。
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リュウキュウノコギリ(久米島亜種) 島尻郡 久米島町 〇〇〇〇

2年前のトカラノコギリに続いてクメジマノコギリの幼虫も頂いてしまいました。
初飼育になるので、これもブログで飼育経過を書いていこうと思います。


一次会が終わったところで残念ながら翌日の都合で参加者の一人・NZ氏とはお別れし、別のお店で二次会となりました。
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席も一層近くなり、話は尽きるどころかさらに深みを帯びて加速していきます。各人の今年の採集のエピソードを聞きながら、この一年色々な事があったんだな~とあの日やその日の事を思い出します。

八戸のM氏の知り合いでもあるというこの店の店主もライトトラップをやっているという事で、店の入り口にちゃっかりライトトラップの張り紙もしていました。


二次会が終わったところで人数もさらに半分に減り、今度は参加者の一人のS氏のお店へ流れ込み三次会が始まりました。
店に虫を持ってきていいのか?とも思いましたが、流石S氏のお店と云う事もあって従業員も皆訳知り顔でした(笑) 肝心のS氏はと云うと完全に店側のスイッチが入ってしまい奥へ引っ込んでしまいました(苦笑)

時刻も午前0時をとうに過ぎ、頭の回転もほとんど止まってきました。三次会も終わり納会も終了、ホテルへ帰った後は電池が切れるようにして42時間ぶりの眠りについたのです。



ちなみにその後、体内時計が大きく狂ったのは言うまでもありません。
この記事もまた、夜を徹して書いたものですから・・・




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