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れいわのカーライフ [時事・話題・雑報]

平成から遂に令和の時代が幕を開けましたか・・・
このブログももうすぐ10年経つと云うのも含めて、なんだか感慨深くなってきましたが令和初回の記事は直接虫と関係はありません。


採集シーズンへ突入する前に一つ片づけなくてはいけない課題がありました。


それは、採集へ行く為の足でもある車のカスタマイズ

・・・と言うと大袈裟になるので言い換えますが、タイヤ交換ですよ。
雪のある内は冬タイヤなので、夏タイヤに履き替えるだけの作業になるところでしたが、去年履いていたタイヤを出してみると、もうスリップサインが出る直前でした(そもそもこのタイヤ中古だったし)
思えばこれまで車についてほとんど知識が無かった事もあって、タイヤについても適当に見繕った物を履かせていたに過ぎませんでした。気になって調べてみるとこのタイヤ、安価ブランドとして有名らしく街乗りでは可もなく不可もなくと云ったベーシックタイヤ商品で、少なくとも自分のような林道を突進するタイプの車(と言うかドライバー?)には不向きなタイヤだったようです。

実際問題として山道でパンクやスリップを何度か経験している以上、安全の為にきちんとオフロードタイヤを買う決心が固まりました。


数多ある種類のタイヤ品目の中から自分で選ぶと云うのは、車知識が乏しい自分にはなかなか勇気のいる事でした。
自分の場合は軽自動車なので、オフロードタイヤのラインナップが出揃っている大型車向けのサイズは合わず、最初からある程度選択肢は限られていましたが、せっかくなのでギリギリまで車高が上げられるサイズも条件に含めながら探していきました。
段階としては、

1.車のタイヤハウスを採寸

2.寸法に収まる直径・幅のタイヤをネットまとめ記事や各社メーカーカタログから抽出

3.タイヤ性能・価格を見比べ、購入する製品を決定

4.ネット通販で条件の合う購入店を選定

5.購入、到着

と云う流れ。
加えて、今までと違うサイズのタイヤという事でホイールも新しく買う事に。
こちらもタイヤと同時進行で、

1.タイヤにあったリム径&幅の製品から実用的なデザインの物を抽出

2.価格が安く即納できる物を選定

3.ネット通販で条件の合う購入店を選定

4.購入、到着

ときて、両方が揃ったら作業店に持ち込んで組み込み・バランス調整してタイヤの準備は完了です。

ここで、車が分かる人なら多分いくつか気になる点があると思いますが、

まず、なぜネット通販で買ったのか・・・
これについては、こっちだとカー用品店やタイヤショップではほとんどオフロードタイヤの在庫が無く、自分の欲しいタイヤはまず注文取り寄せになる事が明白でした。
ここだけなら通販と流れは変わりませんが、タイヤについては店注文と個人注文で大きく異なる要素があります、・・・送料です。タイヤにかかる送料は通常の荷物の送料と金額が別に設定されていて、関係店に発送する時の送料と別に、個人宅配達には1本あたり1,000~2,000円程追加料金が求められるのです。
これを考えると店舗発注した方が経費が浮くかもしれませんが、他のタイヤを参考にして比較してみても・・・やはり・・・ネットの方が総合的にまだ安かったです。個人宅配送料も込みでなかなか安くて分かり易い通販店も見つかってしまったと云う事が決め手でした。
また、店舗取り寄せならその後の一連の組み込み作業料金も安くなるとは言え、ホイールもセットでないとダメとか条件が惜しい所もあるし、1本あたり500円ちょっとまけてくれたところでやっぱり天秤は動かないです(ごめんなさい)
店舗注文でも最終的な費用については、相談次第でかなり抑えが利いてひょっとしたらネット注文より安くあげられるのかもしれませんが、折衝が面倒に感じるので気が楽な方を選んでしまうワケですよ。
勿論、送料浮かせて底値で買う為に「ネットで自分で注文したタイヤをこちらの店に送るんで受け取りお願いできます?」なんて常識外の質問を店員にぶつけるような事はしませんでしたよ・・・(汗)

次に、なぜわざわざタイヤとホイールを別々に買うのか・・・
ネットで買うのならば、店舗売りとは比較にならないほど多様な組み合わせでセット売りがされていて選び放題・・・のハズ。タイヤ単品とホイール単品の和より幾分安く済む金額に設定されているのですが、惜しい事に全て4本組での販売。
今回はローテーション及び予備の分として1本追加・合計5本のタイヤを用意したいと考えていました。自分で調べた限りなので、実はセット売り販売でも5本以上への変更が利くのかも知れなかったですが、自分の欲しかったタイヤとホイール双方がセット売りになっている店と追加分の送料に負担が掛からない店が同じとはならなかった事を踏まえ、発注の手間や納期がバラける危険を回避する為にバラバラで注文する事にしたのです。
ちなみにホイールは別に中古でも良かったのですが、後述する条件に当てはまる物を置いている店が無くやっぱり通販で新品を買う事になりました。

なお、タイヤ・ホイールを選定するにあたって条件としたポイントですが、

タイヤは完全にオフロード向けのモデルではなく、普段通勤用に使ったり生活内でも頻繁に走行する事にも重点を置いて選定しました。
・純正車体のスペックギリギリまでサイズアップ
・オフロード性能(砂利道やヌタ場でのトラクション性能)
・オンロード性能(平地での静粛性・燃費)
・価格
・送料
・5本購入可

ホイールは、タイヤを選んだ手前ここまできて鉄チンを組み込む気にはなれなかったのでアルミで良さそうなのを選ぶことにしたのですが、同サイズ内においてもデザインが多く価格幅が広い事からまず値段から注意して選択肢を狭めていきました。それと同時に、採集時・採集後の事も考えて汚れが目立たず洗浄が楽な事も必須条件として探すと、
・タイヤ及び車に合うサイズ
・色はブラック
・構造はシンプルなスポーク型で洗いやすい単純なデザイン
・単価が安い
・即納及び5本購入可
知らなかったのですが新品ホイールって通販でも意外と在庫が薄く、いきなり注文しても納期を待たされる事も結構あるんですねぇ・・・
それと、今流行り(?)のポリッシュデザインのホイールって、似たような黒一色のホイールより高価なんですね。自分は別にオシャレ目的ではなかったのでそんなホイールには縁は無かったですが、店舗で探す時やたらこればっかり並んでたので欲しい物がなかなか見つかりませんでしたよ(疲)
で、結局通販だからね(苦笑)


そして、なんとかタイヤの準備も完了して、これまでタイヤを締めていたハブナットも貫通型から袋型に買い直し、
CA3I0960.JPG
社外ホイールの着用という事でハブリングも抜かりなく用意して、
待ちに待ったタイヤ交換を先月中旬に行いました。
(↑↑ブレーキディスクのサビが気になるかもしれませんがそこは気にしないでー)


やっぱり新しいタイヤに新しいホイールを履くと、気分て違うもんですね(笑)
タイヤのトレッドパターンも独特。ホイールもシンプルなのに妙に個性的に感じます、デザインが単純だし安かったので、昔からあるけど人気無いんだろうと思ってましたが、調べてみると意外にも去年出たばかりの物らしく意外と新しいモデルだったようです。
車まで新車になったような気分です(いつまで保つのか・・・)



・・・・・・ところが、・・・やはり懸念していた事が起きました・・・・・・



ハンドルをきって段差を乗り越えようとした瞬間、体と耳に響いてきた音。



    ザジュッ

ちょうど運転席、自分の真下から聞こえたのは紛れもなくタイヤハウス壁面を擦る摩擦音でした。
ドアを開きながら確認すると、確かに一瞬ですがギリギリ惜しいところで接触してしまいます。

当初の計測では一応サスペンションのストローク量も見積もったつもりでしたが、やはり素人の目測で上手くやろうとするのは無謀だったようです。そしてここでやっと分かったのですが、この車、もう20万km以上走っている事もあってか、右側(運転席側)の車高が左側より1cm低くなっていました。

さらにショックなことに、スペアタイヤとチラホラと小物を積んでいる以外ほとんど重量が掛かっていないにもかかわらず最低地上高は約180mm程度・・・!? 新車時標準と同じって、タイヤ交換後なんですけど!!
やはり20万km越えもするとサスペンションがヘタってくるんでしょうね。タイヤ外径を新車標準時から約4cm上げているので、その半分の長さを足して20cmの車高になってるだろうと思ってましたから・・・
(まぁ、まず最初に測っておけよ って話ですよね)
スプリングも、前と後ろで硬さ(線径)が違い、後ろより前の方が細い為か2~2.5cmほど前沈みになっています。



このままでは走れません。
かと言ってサスペンションの交換は手間もお金も掛かる・・・タイヤを一式揃えた直後なので財布の方がガス欠です。

何かイイ物がないかとネットで検索すると・・・

見つけました、如何わしいブツを・・・。






CA3I0957.JPG
ラバースペーサー

なにやら、これをスプリング間にはめ込むだけで車高が上がるとの事。
本来はダウンサスに取り付けて車高調整したり線間密着を防ぐ目的で付けることが多いらしいですが純正スプリングでも使えるとの事です。

価格もスプリングごと交換するよりは圧倒的に安上がりなので早速仕入れて取り付けてみました。
さぁ~何cm上がるかな~♪♪



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作業開始。

CA3I0958.JPG
今回は、効果が懐疑的だったのと、前後バランスの調整も目的だったので作業は前輪だけに施すことにしました。
まずタイヤを外して、スペーサーを取り付けるためにスプリングの計測をします。

CA3I0959.JPG
線間の距離は27~28mm
スペーサーのサイズが27mmなので、今の状態でピッタリと云う事になります。

CA3I0961.JPG
スプリングの径に比べてスペーサーの径が広いので、取り付けた時にスペーサーの両端がぶつからないようにカッターで切って調整します。


そしていよいよスプリングにはめ込んでいきますが、
ここから苦戦しました。

何しろ、線間距離がピッタリなもんで、上下片方の溝をスプリングにはめ込んだらもう片方の溝がどうしても内側に押し込められません(汗)
それなりに硬いしグニュッと縮めて無理矢理はめ込むなんて無理です。

CA3I0963.JPG
仕方ないので片方の溝は内側を少し切り落とし、グリスを塗ってようやくはめ込む事が出来ました。

CA3I0962.JPG
説明書きでは「作業はカンタン!」みたいな事書いてたくせにメッチャクチャ手こずったんだけど!?
あと、けっこうダンパーにギリギリ密着してるのは大丈夫なのか・・・?

固定する位置を決め、最後にロックタイで固定したら完了!!

CA3I0964.JPG
(え~っと・・・はめ込む時に暫らくグリグリやってたらスプリングを覆ってた塗膜が剥がれたのか、一部下地が露わになっちゃってるんだけど・・・・・・なんでなの??? ・・・えぇッ・・・!? まさかこれ、実は純正サスじゃないとかって話だったりしないよな・・・!? ・・・まさかねぇ・・・・・・)

1cm低かった運転席側は、ダメ押しとして切り落とした小さな端材もはめ込んでおきました。



タイヤを取り付けてジャッキを外してみると15~20mmのUP
左右のバランスは結局揃ってないけど根本の問題だった車高はクリアしたので良しとしておきましょう。




と、ここで終われたらよかったものの、
やはりこれでは終わらなかったです。

慣らし運転で近所をぐるっと一回りした後、もう一度測ってみるとガッカリ・・・
一気に沈んでしまい結局最終的な上げ高は8~10mmと云うしょっぱい結果に・・・
作業中の手応えと比べてだいぶショボい感じに終わってしまいましたが、それでも1cm弱の上昇と段差を跨いだ時の沈み込みが減ったので、もう暫らくはタイヤを擦る事は無いでしょう。
最後に、タイヤの空気圧を調整して、車体の角度も変わったのでヘッドライトの光軸調整もして、やっと使えるようになりました。


面倒くさかったですが、これでようやく山へ行けます。


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