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山籠もり採集 [日昆 採集記 【2019年】]

毎年の事ですが、
このゴールデンウィークに、採集に行ってきました。

今年はずっと飼育作業や道具のメンテナンスばかりでしたので、
今回が今年初めての、そして令和時代初の採集となるワケですが、いつもとは少し勝手の違うスケジュールで臨みました。



準備

いつもと違う、という事でまず道具をある程度揃えるところからやってみました。

服装はつなぎ。前シーズン中に新調した物に袖を通しました。
中には肌着とレギンスを着用し、手には新品の皮付き作業手袋。
足回りはトレッキングシューズを履き、中にはこれ↓↓
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その手の業界では有名なダーン・タフ・バーモントのソックス
世界一頑丈だと形容されるこの靴下、足裏に付いているクッションの細かいバリエーションと、つま先がシームレスになっている点が大変助かります。
これまで靴下は特に気にせず履いていましたが、安い靴下だと長時間歩いていると足裏が痛くなってくるし、継ぎ目が小指に当たって最終的には激痛が走ってたんですね。なのでむしろ今こういうのを履き始めたのは遅すぎるくらいですね。


そして、持っていく荷物はこれ↓↓
items.png
1.ケース類
2.ボトル類
3.行動食(チョコレート)
4.スポーツドリンク 500ml 1本
5.空のペットボトル
6.懐中電灯
7.懐中電灯用乾電池
8.雨具
9.エマージェンシーシート
10.細引き
11.メタルマッチ
12.火口
13.絆創膏
14.眼鏡拭き
15.水溶性ポケットティッシュ
16.熊スプレー
17.ウィンドスクリーン
18.敷き網
19.調理ポット
20.スプーン
21.マイナスドライバー
22.ケータイ用替え電池
23.コンパス
24.地図類
25.ネックウォーマー 2枚

そしてこの他に採集道具があり、
別で車内には温度計とタオルも積んであります。

まるで山の中に数日入り浸るかのような装備ですが、
はい、そうです。山に籠ります。


これまで、山の中で数泊して採集する事は何度とやっていたのですが、それは基本的に車の中で寝泊まりする事ばかりでした。
特に、県内でも遠い地域での採集の場合は移動に時間を取られたりして採集時間が奪われます。その分早起きすればいいだろうと云うツッコミが一斉に入りそうですが・・・
現地に到着したとしても、車から降りて暫らく山の奥へ進まないとポイントに着かないと考えると、車中泊ではなくそのまま野営するのもいいのではないかと思い一度実践してみようと思ったのです。

しかし、以上の装備を見てこの手の知識がある人達には
「なんとフザけた内容だ・・・」と呆れられているかも知れませんね。
それはまた後々、ボロが出てきます(笑)

まず、この後の事は容易に想像できるかもしれませんが、
見て気付く通り、テント・タープ・ツエルトやシュラフなどの山泊具がありません。
一応当初の予定では貰ったシュラフがどこかにあったのでそれを使おうと思っていたのですが、見つからず断念。結局、リュック一つに収まる方が荷物が少ない分動きやすいだろうと思ってそのままにしました。
別に自分はキャンプやサバイバル自体にはそれほど憧れはありません。
山の中で動き回る事は好きだけども、採集が好きなのであって道具を揃えてサバイバルを楽しみたくて山に入るワケではない・・・伝わるかな、この感じ。

その代わり、準備したのがこの26。
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このヘチマ、折りたたんだユニクロのウルトラライトダウンジャケットです。
荷物はとにかく少なく、という事で山泊具に代わってウェアで誤魔化す事に。その結果、これに落ち着いたワケです。
しかも、わざわざ今回の為に新しく買いました(笑) 季節外れで店舗を探しても見つからなかったので、通販まで利用して間に合わせました。ほぼ同様の特徴を持つ製品は他のアウトドア衣料ブランドでも売っているようでしたが、価格面は流石にユニクロが圧倒的にお手頃でした。

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リュックサック(20L)に全部入れても間に合うサイズで落ち着きました。ゴチャゴチャ荷物があるとかえって動きづらくなるのでこの程度で間に合ってくれればそれが一番です。
でも正直言えば、容量がちょっと足りないような気がする・・・昔からの物を惰性で使い続けてるだけなので今一度揃え直す必要がありましたが・・・


さて、全部しまったのでこの後出発なのですが、まずこの時点で一つ失敗が発覚しました。
行動食が撮影中からもう溶けてる。
チョコレートだと携帯に便利な糖衣で覆われたマーブルチョコあたりがベストなんですが、前に持って行って食べた時ちょっとその糖衣が歯に沁みて痛かったので変化球でチョコベビーにしたのですが・・・やっぱり駄目でした。
すぐさまコイツは自宅の冷蔵庫に投げ込み、チョコの他にマヨネーズなども含めて道中買い直すことに決めました。



出発

  5月3日

準備も済ませ出発。

予定では午前中に出発するつもりだったが結局家を出られたのは正午過ぎ
・・・また遅刻である。


朝飯もまだだった為コンビニに寄ってゼリー飲料とジュースを買って胃に流し込み、現地へとひた走る。
先日足回りをいじったばかりの車の乗り心地はなかなか悪く、スペーサーを入れてスプリングが硬くなった所為か振動が少し激しくなったような気がする。

昼出発の焦りもよそに車内は至っていつも通りである。
これから山に籠ると言っても、車中では変わらずいつもと同じ音楽を流している。マキシマム ザ ホルモンとDazzle Visionと打首獄門同好会、それとネクライトーキー。
(あぁ・・・耳が殺られるヤツや・・・)

ゴールデンウィークともあって県外ナンバーの車も目立つ。天気も良く山道では行楽客が目立つ。



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採集場所である市町村に突入、田畑が広がる農道を突っ切り奥に見える山が目的地である。矢印のあたり)



林道に入り、山菜採りと思われる対向車と何台かすれ違いながら奥を目指す。

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道は酷くなり、陥没箇所を避けたり車を降りて落ち枝や倒木を退かしたりして、車で行ける限界地点まで到達したのは16時半
もうほとんど夕方であった。


最終地点に車を停めて「着いた~・・・」と一息ついた時、ある事に気が付いた。


行動食買い忘れてた・・・!!!



1日目

荷物を背負って急いで歩き始める。
何しろ夕方到着で日没まで時間が無い上、目的としているエリアまではまだ標高が足りない。

ちなみにこのエリア自体はもう何度も足を運んでいて、昔の記事を見れば場所が分かってしまうがその辺は特に気にしないでいただきたい・・・

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崩落地をトラバースして登山道に突入。
数年の間に随分と道が荒廃してしまっている。

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今でこそ歩けるようになっているが数週間前までは雪解け水が流れ、とても歩ける場所ではなかっただろう。

ここが数年前まで車で通れたのが信じられないくらいだ。

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林道と沢がぐちゃぐちゃに入り混じってしまっている。

飛び石状に散在する僅かな足場を選んで慎重に進む。

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やがて道は雪渓と化す。
固く締まった雪の上は歩きやすいが、どこが崩れるか分かり難い危うさもはらんでいる。

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路面が雪に覆われ道がかなり分かり辛くなっている。
道筋は矢印の通りなのだが、前に歩いた経験が無いとどこに行けばいいか分からず迷ってしまいかねない。

標高はまだ低く、スギの植林も目立つ。
次第にモミのなんらかの種類とダケカンバが多い平坦な場所に出た。


ここまで来て、悲しい事にさらに忘れ物に気が付いた。
車の中から温度計とタオル持ってきてなかった・・・


残雪もだんだん目に見えて面積が広がってきて、ほとんど地面が見えなくなってきた。

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おや・・・??


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このクマの爪痕、わりと新しくないか・・・?

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樹皮を剥いだ上に排泄した痕まである。
怖えぇ~・・・・・・
いつの物だろう? この辺りはまだ流石に山菜も生えていないので去年の物だとは思うが・・・



時刻ももう18時を回っているのでこの辺りで腰を下ろすことにした。
野営するならもうちょっと裸地が見えていて乾燥した場所の方が良かったと思うが、目的の場所はまだ先だし戻っても意味が無いので妥協点としてこの場所にした。
件の平坦地の小高い丘で雪も多少融けている場所である、近くには沢もある。

荷物を下ろし、早速火起こしに挑戦する。

ウィンドスクリーンを立て、濡れていない小枝を集め、カンバの樹皮をいくらか剥いで、マッチで火口に火花を移す。
火が生まれると同時に樹皮、落ち葉、小枝と大きな物に火を移していく・・・






・・・・・・駄目だぁ・・・・・・



点火して落ち葉まで移すのまではなんとかいける。
しかしそこから小枝に続かない・・・

何度やっても駄目だ・・・・・・

同じ事の繰り返しで小枝を火中にくべても黒くなるだけで一向に燃えない。
やってる内に段々乾燥も進んで燃えやすくなるはずだと思って粘るが変わらない。


と云うか、火が生まれる間際が滅茶苦茶辛い。
点いた!と思ってフーフー息を吹き続けていると、煙が目に沁みる。痛いほど沁みる。と云うかめちゃ痛い。
涙が止まらない。
涙で前が見えなくなる。
見えないから火元がどうなってるか判らない。
油断して吹く場所がずれる。
そしていつの間にか火が消えている。

こんな事も何度かあり、マッチでひたすらカシカシ擦っては火口からセットし直して、・・・何度繰り返しているんだろう。
辺りはもう真っ暗になっていて、それでも懐中電灯で照らし続けながらやってみたが
結局木に火を移す事が出来ないまま心の火も消えた。
メタルマッチも擦り過ぎて折れそうなくらい?細くなっていた。
平地の練習で成功しても意外と簡単じゃないんだなぁ・・・



真っ暗闇でもうどうする事も出来ないので全部片付けて寝ることにした。
時刻は20時を回っていた。


ネックウォーマーをまず1枚首から鼻にかけて被い、もう1枚で顔から頭の位置で巻く。ダウンジャケットを着こみ手はそのポケットの中へ突っ込み、何本かのササを撚り倒して尻に敷き、ブナの根元に座ってもたれかかる。
これで寝る。

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(まさかまだこんなに雪が残ってるなんて・・・)

一応落ち葉を無理に掘り返さなければ地面は乾いたままだが、
足元には雪、時折強く吹き付ける風、そして満点の星空(=放射冷却)

目が慣れてくると意外にも周りの景色がよく見える。月も出ていない真っ暗闇の筈なのだが、夜でも問題なく歩き回れるのではと錯覚してしまうくらいである。雪がかすかな光を反射しているからだろうか。
頭上に広がる星空はそれなりにきれいではあるが、地理的な問題か季節的な問題か、別に「今まで見た中で一番きれいだった」と言うほどではない・・・

それはそうと、ダウンジャケットってこんなに暖かいものなのかと少し感動した。
ポケットに入れた手がぬくぬくしている。よく今までダウンジャケット着ないで雪山採集やってたなと、今までの自分に変に感心してしまった。
あと、どうでもいいがいつの間にか手袋が破けていた。


・・・・・・・・・・・・

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最後に時間を確認してからどのくらい時間が経ったのだろうか・・・?

気になってケータイをポケットから出してみる。
・・・え・・・5分しか経ってないのか・・・


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どのくらい経ったかな・・・1時間くらいさっきより進んだかな・・・?
気になってケータイをポケットから出してみる。
・・・たったの15分・・・・・・!!?

眠るには厳しすぎる環境で、お世辞にも快適とは言えない恰好と姿勢のままじっとしているワケだ。
温度計を持ってきていなかったのが悔やまれるが体感でおそらく氷点下は下回っていないにせよ絶対に5℃以下であるのは分かる(ちなみに、後で周辺地点のアメダスで観測気温を見ると平地でも軒並み4~7℃程度だったので、標高600mほどのこの場所ではさらに低かったことが予想された)
息を吸うと、ネックウォーマーとの隙間を縫って抜けてくる冷気が鼻を突き刺してくる様である。
同じ姿勢で居ると苦しくなってくる、尻に敷いた笹の茎が骨に当たって段々痛みに変わってくる。
直立するブナに背をもたれているので固定できない頭がどこかしらに逃げてしまい首が辛い。
そして、今着ているこのつなぎ、座った際には足首が思いっきり露出する為、滅茶苦茶足が冷える。時間の経過と共にここの冷たさが強烈に増してくる。
こんな寒さと痛みを全て抱き込んでじっとしていたので、時計を見るのが怖くなってしまった。
待っても待っても次に時刻を確認した時、たった5分しか経っていなかったらどうしよう、10分しか経ってなかったらどうしよう、と。

22時頃を最後に、時刻を確認するのをやめた。


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一定時間ごとに、森の奥から迫ってくる突風にひたすら体を固めて耐え忍び続ける。
段々と寒さが増していってる感覚も、実は気温が低くなっているのではなく、自分の体の熱量が減ってきているからだと自覚出来たのも早かった。

足を交差して密着させたり、時には身体に引き寄せ折り曲げたりして体勢を変えるが依然冷たいままだ。ポケットから手を出していられないので、足の力だけで固めている為に内腿の筋肉が辛い。
それに加え、手足の末端が冷え切らないように指先も動かし続ける。

ここまでくると、エマージェンシーシートを取り出して包まった方がまだマシなのではとも思ったが、体勢を崩すのももう億劫になってしまったので、結局朝までこの状態で動かなかった。



2日目

  5月4日

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・さっきまでよりちょっと明るくなってきてる・・・?

鳥の鳴き声が少しずつ増していき、境目が分からない朝がようやくやってきた。
結局この夜は寝て覚めてを何度も繰り返し、地面と接している箇所が水で濡れていると錯覚するまで冷え切った状態でどうにか乗り切ったらしい。

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それでもなお陽が見えるくらいに昇るまで動くことは出来ず、日差しが確認できるようになってからようやく起床。
(起床って言っても・・・ただ立ち上がっただけなんだけど・・・)

身体のあちこちが・・・痛い。
特に辛いのは、冷えが厳しかった足首から下と、知らない内に歯を食いしばっていたみたいで顎も痛い。

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体温を上げる為、朝日に身体をさらす。
睡眠も満足に採れなかった所為もあり、ちょっとだけ温まってきた身体を樹の枝に預けて、立ったまままた少し寝た。
しかし足だけはなかなか簡単に温まらず、温感が戻ってきたのは陽もだいぶ昇ってきた8時頃になってからだった。


スポーツドリンクで少し喉を湿らせ、散策を開始。
標高を上げる前に、昨晩寝ていたこの平坦地の周囲を探索してみる。

昨日見た時も結構クマの爪痕がそこかしこの樹に付いていたが、
目に付いたのはそれだけではなかった。



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・・・ん・・・?

この大きさ・・・

そして跡の融け具合からして・・・

昨日近くに居たんじゃね?
単体の成獣だ。


・・・

・・・なるほどなるほど。


気を取り直して標高を上げる。

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踏み抜くのも時間の問題と言えそうな不安定な地形を抜け、いよいよブナの原生林帯へ突入。
登山道から外れ、森の中に入る。

ツリガネタケの立ち枯れとダケカンバの若木が濃密に混じっている一帯は、秋にヒメオオが楽しめそうである。

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ルリの産卵痕もチラホラ見つかってきたが全部ハズレ。

晩は凍るほど寒かったのに、今は真逆でダウンジャケットがサウナみたいである。
山に入ってからと云うもの、口にしたのがスポーツドリンクだけなので足に力も入らない。日射を受け続けているからか脱水なのか、頭も痛い。せめてブナの実を拾っておやつにしようと散らばっている殻を虱潰しに見ても、どれも獣に食われて残ってない。ササ以外露出している草本は無い。

次第に勾配がきつくなり、
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ロケーションとしては春スキーにでももってこいの環境になってきた。


ここまでくると、積雪の状況や体力的な面など、今回の採集で本命の目的とするものを探すには非常に厳しいとしか思えなくなってきた。
土産がゼロなのもつまらないのでルリでも出せればと思ったが、この通りハズしまくり。粘って探せばそりゃ採れるかもしれないが、まだ去年の青森市産も処理してないのに余計に在庫抱えるのも個人的にめんどくさく思えてきたし、それよりだったら今は見切りをつけてさっさと山下りて麓の道の駅で土産でも買って帰った方が有意義なのではと思えてきた。

↑↑つまり一言で言うと、『戦意喪失』である。



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折り返し地点で写真を撮って、そのまま来た道を戻る。




日差しで消えかけている足跡を辿りつつ、やや軽快に山を下りていく。

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昨日踏みしめてきた雪渓も、僅か1日で所々形が変わるほど溶けていて、昨日より脆くなった分渡る時の緊張感は増していた。




ゴスッ


・・・!!、沢沿いを迂回する時に土崖でバランスを崩した。
・・・股間を立木に痛打した~・・・
・・・しかも玉じゃなくて本体。 ヤバい、たぶん縮んだ(汗)

CA3I1022.JPG ←コイツに打ち落としました。
 ムカツク・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


満身創痍で車に戻り、
土産を持って明るい内に帰路に就いた。
土産は無論、山で採った物ではない。道の駅で買った物だ・・・

車のシートに座ると昨晩のササで痛めた尻がまた疼く。
内腿が痛い、
股間が痛い、
尻が痛い、
腰が痛い、
首が痛い、
顎が痛い、
耳が痛い、
頭が痛い。
(あ、耳は違う原因か)

ただ、こうして体のあちこちが悲鳴を上げた(?)中、
冷えたのは仕方が無かったもののやはり靴下のおかげか足裏に疲労が全く残っていなかったのには正直驚いた。

今回の採集では、結局用意しておきながら全く使わなかった物、使うべきだったのに使わなかった物、全然準備として足りていなかった事、さまざまな反省点が見えたし課題も残った。





たった1泊では『山籠もり』などと言えたものではないが、
こうして令和の採集は見事グダグダなスタートを切った。






ちなみに、
体重を量ってみたら帰宅後1kg痩せていた。



終わり


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コメント 6

コメントの受付は締め切りました
ぶなちろ

この時期の高山はまだ雪が多く、寒いですよね。
会長さんの行動、危険すぎてまねできませんすが、最後まで一気に読んでしまいました。生きて戻ってこられて良かったです。
by ぶなちろ (2019-05-08 20:32) 

会長

ぶなちろさんこんばんは、

思いの外雪がまだ多く残っていて、当初は2泊するつもりでしたが心が折れてしまいました。
またもう一度この地へは近く再挑戦しようと思いますが、流石に連休と静養日が確保できないので日帰りになると思います。

大事無く帰ってこれて自分でもホッとしていますが、実は予め予定を伝えていた友人皆に心配されていましたよ(恥)
遺書も書いておいた方がいいかな・・・? とも思ってたくらいですから。
by 会長 (2019-05-08 20:46) 

同級生D

もうそんな活動し始めてたんですね、会長。
時期が来たらまた連絡します。
P.Sアトラスオオカブト買いました
by 同級生D (2019-05-09 10:18) 

会長

同級生Dさん

早い人はもっと早いですよ。
シーズンも来月には入るから備えておかなくちゃね。

今の時期温度的に飼いやすいから長生きすると思いますよ、アトラス。
by 会長 (2019-05-09 12:41) 

南部痴呆のインドコブラ

いつも楽しく拝見させていただいてます。

断熱マットは必須ですよ~。この時期でも死ぬ時ありますからね。
一人の時はどうかケガなどなさらぬように。

夏にまたフィールドでお会いしましょう。
by 南部痴呆のインドコブラ (2019-05-14 13:19) 

会長

南部痴呆のインドコブラさん

あれは辛かったです。おかげでまだ風邪が根絶できていません(苦)
また同じ場所へ行こうと思ってますが次は勿論日帰りです。

更新が長く止まったら、そっと掌を合わせてもらえれば(笑)
by 会長 (2019-05-14 19:20)