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マグソの川を探して [日昆 採集記 【2020年】]

おやっ、うっかり5月中の更新をサボっていましたね。

この春の間に彼方此方へと車を飛ばして青森中の林や山に飛び込んでいましたが、今回は一番最近に行ったマグソクワガタ採集について書いておきます。





  5月31日

朝9時過ぎ。
前夜早くから床に就いた甲斐あって、寝過ごす事無く朝を迎えた。

車には網・長靴・胴長・採集用リュックサック・ポット容器が積んだままになっている。
マグソクワガタ採集の基本装備であるが、恥ずかしい話でここ数年その姿を全く見ていない。かつては「青森でマグソと言えば会長」などと豪語するくらい毎年調子良く新産地を開拓していた時期があったが、調子にノッて飛ばし過ぎたツケが回ったか・・・虫屋としての旬が早くも過ぎてしまったか・・・新規開拓の為に青森県中の大小の河川を毎年回っているものの、本種の発生シーズン及び活動時間帯の制約もあり、貴重な調査機会がなかなか実を結ばずにいた。
ここ数年マグソ採集の記事を書いても主役不在なのも情けない事この上ない。
(ならば書かなければいいだけの事なのだが)


KIMG0513.JPG
家を出発し、萱野高原から北八甲田連峰を望み思いを新たにする。
この時期の八甲田は残雪と新緑のグラデーションが絶景である。


『マグソ採集装備が積んだままになっていると書いた通り、今期マグソ採集に行くのは今日が初めてではない。

先週24日も、No.2No.6の2人と共に未見の産地へ出向いていたのだが、探した2本の河川で轟沈。藪を漕いで泥沼で沈みかけただけで、マグソには出会えなかった。
その帰り道、
「新規じゃなくて普通に採れるポイント行って採ろうぜ」
と2人に促されたこともあり、ずっと続けていた新規開拓を一旦休止して、久しぶりに安定の既知産地でNo.6の小僧(小3)らも連れて気負わないマグソ採集を楽しもうと計画していた・・・ハズだった。


「独りか・・・」

前日に予定を確認したところNo.6に仕事上の予定が入ってしまっており都合が付かず、これでは行く意味が無い為にその予定は自然消滅してしまった。
とは言え天気は土日通して今季中最高の山日和。コロナ自粛も解除された今、家に居るのは愚の骨頂である。
気を遣う者が同行しないならやはり今日も行くしかない、新規開拓へ!
・・・と云う経緯である。



時勢の影響と天気もあってか、山にはとにかく人・人・人で溢れかえっている。
山の中の駐車場は満杯で、山菜採りや写真撮影で車道にそのまま駐車している光景も、一年通してみてもなかなかここまで多くないだろう。
大体、八甲田周辺の景観スポットは県外ナンバーの車が多く見られるものだが、流石に今はほとんどが青森か八戸ナンバー。そういや最近発行されたばかりの弘前ナンバーはまだ1台も見ていないな・・・


KIMG0515.JPG
市内某所からきれいに観得る岩木山。
勤め人の時間的都合では一年に一度も見ることが出来ないくらいに雲一つ無い素晴らしい景色、スマホでしか撮れないのが何とも惜しい。
この写真1枚だけでも、今日この日がどれほど素晴らしい日かが解かると思う。



第1ポイント(津軽地方A市町村)
数年空振り続きとは言え、青森県内でマグソクワガタが居るかもしれない未記録の河川と云うのはまだまだ沢山残っている。文字通り、【沢山=沢の数ほど、山の数ほどある】と云うワケである、・・・クドいね。
虫屋でもほとんど見向きもしない地味なコガネムシクワガタの分布調査を毎年継続している青森県民も他に居ないし、一生かかっても調べ尽くされないと考えると、これは飽きてる暇も無いし飽きも来ない・・・と思ったりもするんだが、諸兄はどう思われるだろうか。

飽きないとは言えど、流石に「可能性を感じる全ての河川」を地図の端っこからローラーしていくのは個人で続けるには無機質的かつ精神的に辛いので、気分転換やギャンブル的ワクワク感も得る為、
記録が無い市町村で都度都度ターゲットを選び、そこに居なかったら次は別の市町村へ、ダメならまた別の市町村へと繰り返す。
これが自分のよくやっている開拓プランの練り方である。
ついでに、合同採集の予定が流れた前夜の内から地図を読みつつ、今日の候補地を絞ってきた事は念の為前置きしておく。
(過去の採集記を自分で読み返すに、どうも行き当たりばったり感が強くて今回もノープランだと思われたくないからね)

このA市町村も、文献上及び経験上でまだ記録のない場所の一つである。


マシントラブルなのか道の途中で立ち往生しているバイク乗り達を躱して間もなく、第1のポイントに到着した。

これから暑くなる車内に飲み残しておいたらもう絶対に飲まないファンタグレープ500mlを急いで胃に流し込んで、長靴に履き替え道具を携え、車に鍵を掛けて川に向かう。
時刻も10時半、つなぎを着てリュックを背負って、長靴の下にダーンタフのエクストラクッションソックスまで履いてるんだから暑くないワケがない。

KIMG0592.JPG
広い川原まで下りてきたのだが、
航空地図で見た景色とは違っていて、砂利で真っ白と思っていた一帯にはヤマハンノキとヤナギがボツボツと生い茂っていて植生が出来つつあった。一見マグソも居そうに見えるが、元々ほとんど日晒しの場所だったので発生環境でない事は明らかで、発生木が埋まっていて木陰も多い川原に移動しなければならなそうだ。

ギリギリ長靴で渡れる浅い場所を見極めながら、川を遡上する。
岸辺には所々でカジカガエルが陣取っている。

同岸の上流わずか50m進んだ所に小さな砂地の環境が在ったので、さてマグソはいるかなと数分辺りを凝視してみたものの、それらしい甲虫はいない。
居るのは、イタドリハムシ、セアカオトシブミ、キイロスズメバチ、エゾイトトンボ、ムネアカオオアリ、アメンボくらいのものだった。

見切りをつけてさらに上流を窺うと、どうやらマグソの居そうな環境としては一番可能性がありそうな所が対岸に広がっていた。
ダラダラしていられないので早々に渡ろうとしたものの川の中ほどで停滞・・・
・・・深いッ・・・

川は蛇行しているので、当然ながら浅い所と深い所がある。
長靴の丈限界近くまで水深が達しているのにこれ以上進んだら・・・ヒィィ・・・ゾッとする。
面倒だが一旦車まで戻って胴長に履き替えるか・・・

踵を返したところでうっかりバランスを崩し飛沫を上げてしまった。
あァ~・・・中に水チョット入ってきちゃッたー・・・!



車に戻り胴長に履き替え、再び対岸へ。
そこは大小の石がゴロゴロ転がっていて、砂地あり・流木あり・そこそこの植生に湿潤な林床も木陰もあり、マグソには格好の生息地・・・に見えた。

しかし、色々な昆虫が見られたのだが肝心のマグソが全く見られない。待ち伏せてじっと待つこと数ヶ所繰り返したものの、全てアブ・ハエ・ブユであった。


また今年も空振りに終わってしまうのか・・・
マグソが居ないので当然持ってる網も持て余してしまいイライラするばかり。腹いせに1頭だけ通りすがったシオヤトンボを網で振り採ってリリース、翅も乾いていないフニャフニャな♀だった・・・


時刻は既に11時半
ほぼ太陽も南中している時刻でありマグソが居れば今が一番活発な時間帯である。
居て然るべきじゃないかと思っていた場所でこうも全く見られない事から、ふと一つの疑念が湧いてきた。

今って、ホントにマグソ出てる時期なのか??

ここ何年も毎回違う場所で採集していた上に、既産地の発生状況も全然確認していなかった為、マグソクワガタの発生シーズンがその年の気温・気象その他の要因で昔よりも大幅にずれたりしているのではないかと考えてしまった。つまるところ「実はもう今年はマグソのシーズンが終わっているのではないか」と不安になってきたワケだ。
事実、青森市の産地で毎年採集していた頃には、発生ピークの一番早い年と遅い年で、感覚として2週間程度ズレがあった事を思い返すと、もしかしたら今年のピークは1~2週間前に終わっており後の祭りなのではないかと思い始め、
採集の勘が鈍くなっているのだとしたらこれはもう新規を探している場合ではないと焦りだし、次の目標地点を急遽変更する事にした。



第2ポイント(津軽地方B市町村)
第1ポイントからそう遠くない、近隣のB市町村のポイントに到着した。

このポイントは以前に発見したマグソの穴場的産地で、発生環境の消失する可能性が他産地よりだいぶ低く、安定して生息が見込める環境でなおかつアクセスも簡単と云う理想的な場所なのだ。

言うまでもなくここへ来た理由は、
本当に発生時期をハズして今日採集に来てしまったのか確かめる事に他ならない。


例にもれずこのポイントの入り口の駐車スペースにも、釣りか山菜採りか判らないが3台車が停まっている。・・・なんか見た事あるような車も1台あるんだけど・・・

まァ・・・場所も広いし誰かと喧嘩になる事も無いだろうと自分も車を停め、網を持ってポイントに入っていく。


すると、
なんと奇遇にも向こうから同じく網を持ったNo.7がやってきて鉢合わせ。ああ、やっぱさっきの見覚えのある車は彼だったか。
オオクワ以外で採集ポイントでばったり会う確率はなかなか低いだけに、お互いギョッと驚いてすぐさま笑い顔に変わった。

事情を話すと、詳細に状況を教えてくれた。もうとにかく大量の個体が乱舞していて今がピークであることは間違いないとの事だった。
川原どころか林床内の何でもないような場所ですらプンプン飛び回っていて、♀も多数採れたとの事だった。

時宜にかなっていると分かって一安心、自分の目で確かめる必要も無くなったので雑談をしながら一緒に車まで戻る事にした。
彼も採集を終えて引き上げるタイミングだったので、せっかくだからこの後一緒に新規採りに行こうと持ちかけたが、午後から子守りを任されててもう帰らなきゃいけないので・・・と、またしてもフラれてしまった。


心機一転し、新規開拓へ再度出発した。
(今思えば、せっかく来たんだしマグソ見ていけばよかったとも思う・・・)



第3ポイント(津軽地方A市町村)
途中にある自販機で今日2本目のジュースを買って喉を潤しつつ、もう一度A市町村のポイントを探す事にする。


到着したのは、第1ポイントと同じ河川ではあるが、今度はさらに数km上流部にある場所。
実は、今日のプランでは道すがら一番最初に訪れる予定のポイントだったのだが、先刻のバイク乗り達がレッカー用のトラックと共にポイント入口付近に固まっていた為に停められず、その時はスルーせざるを得なかったのである。
流石にもう誰も居なくなっていたので気兼ねする事無く退避スペースに駐車。
長靴を履き、装備を整えて川原へ下りる。

時刻は間もなく昼1時になると云うところである。
KIMG0590.JPG
川原環境のちょうど真ん中に下りてくるようになっていて、川原の広さは普通乗用車が4台横並びしたら一杯一杯な程度だ。
狭い空間ではあるが、パッと見た感じそれぞれにマグソの居そうな環境が分かれている。

KIMG0547.JPG
こっちが左側の川原環境。右側も似たような感じで、砂・礫・林床、どれもそこそこには条件を満たしているかな? と云った程度の場所だ。

さらっと川原全体を見回した後、地形探索の為左側の川原の林床内に入ってみる。
中は陽射しもきちんと遮られていて、各種高木の他、ヨモギ・フキ・オオイタドリなどの草本も生えており地表の温度上昇も適度に抑えられているように感じる。
林床内もあまり広くなかったので、5mほどで行き詰まりすぐに川原に引き返した。


KIMG0552.JPG
辺りには、そよぐ風の中でヤナギの綿が舞い続けている。


なんとなく、ここもハズレっぽいなと諦め半分で砂地にしゃがみ込んでボーっと辺りを見回すだけしていたが、地表近くをソフトに飛び回るその虫を一瞬見定めたかと思う間も無く、次の瞬間には網を振り抜いていた。
それは、スウィーピングが苦手な自分には驚くほど反射的かつ無意識な所作だった気がする。

何を掬い採ったのか、
中を見た瞬間息が止まった。







KIMG0545.JPG

!!!?・・・いた・・・ッ、
・・・居たッ・・・!!!!!!

感動の余り声も出た。

何年見ていなかった姿だろうか・・・!
久しぶり、そして初めまして・・・!
よく動くので掌上の写真しか撮れないのが勿体ないが、まず現物を逃がしてしまわないように注意し、急いでポットへ落とし込む。

時刻は昼1時4分
もう虫も落ち着いてしまっている時間帯、飛んでいる個体は他に見られず地表を含め今度はよくよく注視してじっと待つことにする。


KIMG0561.JPG
邪魔なのが、オオイタドリの葉上を飛び回るイタドリハムシ
地上で止まっていれば全然違う虫なので見間違えないが、久しぶりの採集で目が慣れてない所為で飛んでいる状態ではちょっとややこしい。
おまけにヤナギの綿毛も漂っているので気が散って仕方がない。


しかし、その僅か4分後。
足元から宙に飛び上がった何かをサッと網で一振り。

今の感じ、さっきのとちょっと違ったような気がしたと思ったら予想は的中。


KIMG0549.JPG
♀!!!!?
♂よりもさらに久しい再会。♂の発見頻度からしてここで♀を採るのは高望みが過ぎると思っていただけに、幸福感と驚きで内心パニックである。


♂♀揃ったので、今度は生態写真を撮ろうとスタンバイ。
しかし時間も遅くなってしまった事もあり、写真はおろか虫を見つける事もなかなか出来ず。
イタドリハムシはたくさん飛んでいるのだが、マグソクワガタが見つからない。
暫らくじっとしていた後、やっと1♂それっぽい写真を撮る事が出来たが、撮り直しを図る内にポロッと落ち葉の中へ消えてしまった。


KIMG0562.JPG
マグソクワガタの飛翔高度について、前に記事で書いたことがあったので同じ内容を書きたくはないが、♂の場合は地上に居る♀を探すためか地表スレスレを飛ぶ傾向が強く、見晴らしが良くなる砂礫上なら大人の膝丈以下だが、林床や草間においては20~10cm以下と、さらに低空になるように見受けられる。
この写真では解かりにくいが、おおよそこの赤枠の範囲の高さで飛んでいるものが多かった(と言っても、ここでは結局♂を4~5頭くらいしか見られなかったんだけど)
勿論、♀の飛び方はまた違うのでその限りではないのだが。
イタドリハムシは、もっと上部の方で乱高下した飛び方で軌道も違うので、目障りではあるものの見間違える事は無い。


その後、運よくまた足元から飛び出してきた♀を追加し、1♂2♀♀を持って車へと戻った。

時刻は昼1時半を過ぎており、マグソの飛び回る時間帯は終わりかけていた。ここでは僅かしか見られなかったが、もし午前中にここに来ていたらもっと多数の個体が余裕をもって観察出来たかもしれない。


この日の当初の予定は、正午あたりで採集を終え早々に帰宅し菌糸詰め作業を行うつもりでいたのだが、つい欲が出てしまい
あと1ヶ所だけ・・・
と今日最後のマグソ開拓にハンドルを切ってしまった。



第4ポイント(津軽地方C市町村)
ここに来るのは何年振りだろう・・・
車から降りてしばらく歩いていき、轟々と水の音が響く目的へと辿りついた。

KIMG0567.JPG
ここで川原(中州だったが)に降りるのは初めてだが、なかなか広くて地形に富んだ探し甲斐のありそうな場所だった。




さてここで、ちょっと本題から話が逸れる。
情報開示について厳しい目が向けられている今日の採集事情ではあるが、せっかくの採集記に地域情報が漠然としていては味気ないと言うか、読む側としてもシズル感に欠けていてつまらないのでヒント代わりに1枚だけ写真を貼っておこう。

前の写真から、さらに目線を90°近く上げたものである。

KIMG0566.JPG
お分かり頂けただろうか、遥か高い位置に架かる橋。
小さなブログ画像では感じ取れないが、橋から川までは約120mの落差がある。


県内の方であれば、もう判ってしまったのではないだろうか?




そう。
この第4ポイントとは、青森市の絶景スポットの筆頭・城ヶ倉渓谷(荒川上流部)である。
そして画像に写っている高く長い橋は、言うまでもなく城ヶ倉大橋
(ちなみに谷底に架かっている小さい方は「荒川2号橋」と言う)

春の行楽シーズンや秋の紅葉シーズンには、県内外からドライブに訪れ景色を眺め橋を渡る人はとても多いが、それを下から見上げた事のある人はかなり少ないだろう。荒廃してはいるが普通に橋の反対側につながって一周できるルートなので、クマ対策さえしていれば森林浴も楽しめる所だとは思う(もしこれで何か事故が起こっても責任は取らないけど)

また、一部では知られているがこの落差もあってかじさts…のスポットでもあるらしいので、そのテの話が苦手な人は夜には通りたくはないと思うかもしれない。
正直、「有名と言っても昔の話だろうし、人生に疲れたからと言って今時分こんな所から飛び降りる奴なんているのかよ」と自分では思っていたのだが、つい4年前、3年前にも飛び降りた人間が救助された記録が残っていたのには驚いた・・・(ただし「生きている」とは言ってない)




閑話休題、
ヒントと言いつつがっつり答えを書いてしまったが、結果的にここにマグソは居なかった。
歩き回っては、時にしゃがみ込みジッと地面を注視したりと結構探したのだが、甲虫はイタドリハムシしか飛んでない・・・
『探し甲斐が』とは言っても、深い谷で大きな岩がゴロゴロ並んでいる水流が速い上流部だからなのか、探してみて全然見つからないと、今度は全然居そうな環境に見えなくなってきた。
また、だいぶ昔だがFH鈴木店長もこの川のずっと下流の方を調べたそうだが居なかったのだと云う。
長い川なので、この中間のどこかの川原でA市町村の例のように奇跡が起きる可能性も無くはないが、時間的にはもうすでに手遅れである。



こうして、最後のポイントは空振りに終わったものの新産地も発見できて、
久しぶりに充実したマグソクワガタ採集であった。







6月4日「ムシの日」

つまり今日であるが、日中ちょうどA市町村へ行く用事があり、ついでに例の新産地へもう一度見に行ってみることにした。

今度は前回よりも約1時間早い、正午に到着。
先日と同じく川原に下りて左側の一帯を探してみる。


1時間早いからきっとたくさん居るぞ・・・♪♪ と思ったが、ほとんど居ない。
数分探しても、稀にマグソっぽい?何かがふっと視界をかすめるだけで、せっかく持ってきた応急容器・「ロー〇ン 鶏から 旨塩」が入っていたカップも持て余す。
数分探してみるが個体数は前回とほぼ変わらないかさらに減っている印象だ。


あれぇ~・・・やっぱりココって数が少ない貧弱な生息地なのか・・・?
と、最後に諦め半分で前回見つけられなかった右側の一帯に踏み入ってみると・・・


KIMG0573.JPG
KIMG0584.JPG
KIMG0587.JPG
げ居だじャ!!!

・・・おおォ・・・、今日来てよかったァ・・・!!!

久しぶりに乱舞するマグソの大群が見られた。5・6年振りだろうか?
(※「たんげ」=意味は津軽弁で「とても・すごく」)
どうやらこのポイントの「正解」は右側の一帯だったみたいだ。

アリ達が大勢闊歩している日陰の多い砂地でマグソの♂が数えきれないほど飛んでいる。死骸も転がっていて、せっせとアリが運んでいる獲物の中には天寿を全うしたマグソがいくつか見られた。
また、運ばれているのは死骸ばかりではなかった。見つけたのはこんな光景↓↓
KIMG0588.JPG
その♀まだ普通に生きてるって!!!!
生きながら連れ去られる恐怖・・・全くもって残酷極まりないな・・・
今助けてあげよう、俺が持ち帰る!(結局死ぬ)

せっかくなので動画も(昔一度載せた動画はもう消えてるからね)
アップロードに際し画質が格段に落ちてしまったがあくまでおまけと云う事で・・・


小一時間素手で採り集めたり、カメラで追いかけたりして
大量とは言わずも充分な数が集まった。
2020.6.4.JPG
前回♂は1頭しか採れず、標本を残す時に展足で失敗しないか不安があったが、これなら展足で失敗して触覚や脚を飛ばしてもいくらでもやり直せる(修理したくないんだよ・・・)


これでようやく記事がちゃんと締まった・・・

-終わり-


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