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かわるわよ (?)  [〆ギラファノコギリ (マキタ亜種)]

秋までの忙しい採集スケジュールに追われ、
夏場から純・放置飼育をかましていました。
「追われ」って言うか勝手に自分で採集言ってただけなんだけど)
虫趣味には色々と面倒な冬がもうそこまでやってきてます。

採った虫の処理は冬場も屋内で出来るとして、
問題は飼育作業ですよ。

飼育作業と言っても、成虫や幼虫のエサ交換、産卵セッティングなんてのは
個人のやる気次第で夏も冬も関係無いのですが、
家で一番困っていたのがビンやケースの洗浄
地味で疲れる作業な上、冬は屋外で水作業はだるい・・・
風呂場でやるのも色々だるい・・・
やろうやろうと思いながらも作業として優先順位の最下層に置かれがちなのは多分他の家庭でも同じなんじゃないでしょうかね。
たま~に(いや・・・稀~に?)使う用途がある形状のビンを都度都度洗ってはいましたが、
使用済みビンの出てくるペースが圧倒的で、もうしばらく一斉洗浄なんてしてませんでした。
もう数年間(10年くらい?)は玄関や廊下を未洗浄のケースやボトルやビンが占拠している状態でした。
家に来るお客さんが全員「ここの家はたくさんカブトムシ飼ってるんだろうなぁ・・・」と思いながら玄関を通ってきたのが容易に想像できる有様です。

もはや自分1人では手に負えなくなってしまったので、
助っ人たちを呼んで助けてもらいました。
No.2No.6パンドラ・・・とその息子にも手伝ってもらい
5人態勢で一気に全部片付けました。
規格に統一性のある容器なら流れ作業でやりやすいんですが
ビンもケースもボトルもブローもタッパーも色々形状があって大変でした。
中学生時代(!?)No.3と一緒に買ったグラントシロカブトの入ってたケースが出てきたり、
日光に当たり過ぎて劣化しボロボロと崩れたりバキッと折れる飼育ケースもありました。

流石に溜めこんでいた分全部処理していたので、使いまわしたい容器だけ洗ってPPボトルなど一部の容器は手が回らないので捨てる事にしました。(中には大量のギラファの〇〇が・・・)

玄関もさっぱりして空容器ストックも戻ったので、
心置きなく飼育種を増やせ飼育作業できるようになりました!!






さて、割り出しを待つ虫や産卵ケースを組まなければいけない虫が控えていて
結構切迫した状況ですが、まずはギラファのビンから手をつけなければなりません。

現在居るギラファは
原名ギラファ(タイ産)
原名ギラファ(カンボジア産)
ニルギリエンシス(インド産)
マキタ(ミンドロ島産)
ニシヤマ(スラウェシ島産)
ケイスケ(フローレス島産)
ティモーレンシス(ティモール島産)
の6亜種7産地。あれ・・・!? 7産地・・・?

しかして その実態は・・・

Cutie giraffa.png
今年の前半くらいに割り出したりビン交換してからというもの
ほとんど世話をしていなかった事もありまして、
『大丈夫ではない』容器を温室から選んで引っぱり出してみたら
全ギラファの7~8割が大丈夫ではなかった事が判明しました。

その『大丈夫ではない』原因は言わずもがな、エサの無交換

【 Type:1 】
CA3I0994kai.JPG
これ菌床使ってるからね。ティモーレンシスですが49mmというサイズ。
大型は夢のまた夢というサイズですがチビギネスクラスと比べても2cmデカイという、
どっちに転んでもいない悲しいサイズ。

無交換が祟って今期羽化してきている個体で長歯の個体は今のところ非常に少ないです。


【 Type:2 】
CA3I0999.JPG
ここまでやらかしてます。羽化しても・・・ ××× ・・・。

見つめちゃイヤーな画像なので処理していますが毎度毎度こういう無責任な飼育に自分が嫌になります。
と云うかそんなこと言っておきながら、堂々とブログに掲載するあたり自分でどういう神経してるのか疑いますね・・・(恥)


【 Type:3 】
CA3I0998kai.JPG
成長途中で全てのエサが泥と化してしまって成長も出来ず蛹室も作れず
地上で黄色くなっている幼虫たち・・・。

大半は♂ですが中には♀(!?)もまだ幼虫してます。
大きくならないのは確定ですが、流石に今度ばかりはエサ交換しました。

CA3I0996.JPG
800ccのボトルに入れてますがこれ♂ですからね。ギラファの。

とりあえず目に付く幼虫ビンで問題があったものは全て把握・処置しましたが、
せっかく片付けた使用済みビンがまた溜まってきてしまった・・・





次に、既に羽化して今世代のセットを組まなければならないものがいたので着手しました。

前述の放置飼育でニルギリが1♀・ニシヤマが2♀
ティモールも幼虫以外は1♂1♀しか残っていない超ギリギリの状態。
マキタだけは、♀成虫数が少ないものの戻し交配で106mmの大型♂とペアリングしていたのでこれをまずはじめにセッティング。


CA3I0993.JPG
マキタギラファ♀51mm・F2  親の兄弟♂106mm・WF1とペアリング)
既にボロボロ状態だった♂のケースに、1~2週間前に同居させていました。
交尾は済んだのか否か、♂は既に散らかっていたのでどうにもなりません。
(よく考えたら、ペアリングする相手が特大でもボロボロな奴よりは、小さくても若い同世代♂を使った方が良かったんじゃねェかと)

CA3I0992.JPG
今回は、孵化後から高栄養に慣れ摂取できるように(試しに)菌床ブロックでセット。
マットで全埋めにして♀を投入。爆産も望まないので約20℃設定のやや低温で管理。






と云う事で、まず1亜種しか組んでいませんが
後日また♂♀揃った亜種から急いでセットを組まなければなりません。

ニルギリなんて毎回ハラハラさせられてギリギリの累代ですし、
タイ産原名亜種については1頭を覗いて皆中歯以下確定ですから泣けますね。




それと、マキタさっき組んでおいて心配になってきた事がまた一つ。


Cutie block.png
セットに使った菌床ブロック、
9か月前から常温保管してたヤツなんだけど割り出しまで状態もつかなァ・・・



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