TOWADA LAKE採集 前夜祭 ~去年~ [日昆 採集記 【2009年】]
17日
午後7時、集合場所としてお馴染みとなったローソンに到着。
前回までの7時半の集合から30分早くなっただけなのに、
外は全然明るい
その中を虫網を持ってチャリをこぐもんだから目立ちやすくて仕方がないすね。
まあ郊外の住宅街だからそれほどでもないけど…
ここまでくると恥ずかしさを通り越して気持ちが良くなってくる。
さて話を戻して、
今回集まったのは4人、
・俺
・No.2
・No.6
・鈴木さん
今回の持ち物は
虫網、手提げ、ノギス、容器×1、LEDライト×1、等々
早々に車に乗り込み出発!
車の中で気付いたが、今回参加した3人は、
去年過酷な採集を乗り越えたメンバーであった。
今回の採集の内容の前に、
その昔話を1度しておきたいと思います。
2008年 夏
その日、自分たちはその年初の十和田湖採集で、
水曜どうでしょうを意識してカメラを回しながらの採集を展開していました。
自分の伯父さんの車に3人のチャリを積んで昼過ぎに出発。
…………
十和田市奥瀬に到着、車を停め、日が暮れるまで近くで時間つぶし。
工事現場の中に入り、いろんな無茶をしながら(詳しく書いたら怒られます絶対)。
そして時間は午後7時半、日も暮れて暗くなってきたのでチャリに乗って行動を開始。
まずはじめに着いたのはBポイント、
最初のポイントという事もあってはりきってルッキング、時間も早いので早々に第1号を発見 ! !
確かミヤマの♀だったと思います
その後もちょっと採れてとりあえずそのポイントを後にする。
ここから果てしない道のりをチャリでこいで行く事になるとはこの時は思いもしなかった…
車で来た時はそうでもない距離も、チャリだと異常に長く感じる
永遠に続くかと思った頃、1つクワガタが飛んで来そうな場所に着いた。
その場所が、今のAポイントなんですな
しかし、その時はこのポイントでは採れず、異常にデカいザトウムシがウヨウヨしていた
そこを後にし、さらに道を進んでいく。
少し進むと(とは言えチャリだとキツイ)脇道に1つの光が!
ここはイケるんじゃないか?とチャリを停め、周辺を捜索、
近くの木を見上げると、3~4m上にクワガタの♀が!
しかし、どうやって登るか一旦固まってしまった…
肩車も考えたが採れない…
こうなったら――― ! ! と普通に登る事に…(オイオイ)
まずNo.2が登るがあとちょっとで採れず
↓
次に俺が挑戦 見事に歯が立たない
↓
最後にNo.6が男を魅せた ! ! !
ギリギリのところで手が届いた !
とその時、ヴゥゥ カシャンと音が!
何だ?と後ろを振り返ると、
♂だ ! ! !
初の♂が飛んで来たんです、ミヤマです。
とコッチが盛り上がってるときにはもうNo.6はほったらかしでした
おまけにカメラ回すのも忘れてました。
…………
さらに移動を続けた我々は自販機のあるポイントに着いた。
そしてルッキングの最中、1台の乗用車がやってきた。
中には4・50くらいのオッサンと若い女性がいてメチャクチャイチャついていた…
降りてきたそのオッサンは何故かNo.6に話しかけてきた。
しかも英語で(笑)
よく見れば酔っ払っているようで納得した(何を?)
たまに、酔っ払うと「ディス イズ ア ペェ~ン」とか「フ~ア~ユウ?」とか言い出す人いるじゃないですか、あんな感じです。
車が離れて行った後はもう大爆笑でした
そしてさらにさらに移動を続ける…
ある地点を過ぎたあと、道はいよいよ傾斜が険しくなっていった
この時間になるともう辺りは真っ暗、綺麗な星空がクッキリ見えるほどになっていた。
チャリのライトが無ければもう進む事ができない。
自分の姿すら確認できんのだぜ?
しかしライトを点けるとこぐのがホントに辛い(発電式なので)
平均で15~20°はあるかの様な坂道の辛さ。
いつ熊が出てくるか分からない恐怖。
ときには俺のチャリのチェーンが外れるアクシデントも襲ってきた。
気温はどんどん下がり、寒さを感じ始めてきた、
言葉も失い頭がボ~っとしてきた頃、ようやく1つの温泉へとたどり着いた。
しかし、やっと着いた~という達成感は、恐ろしい程の寒さの前に完全に消え失せていた。
なにしろ、汗だくで登って来たのを無視してしまう程体がガタガタ震える
本当に真夏なのか?と疑うほど息が白い。
虫を探すのも躊躇い、身を寄せ合って暖をとっていた…
そしてここからまたUターンして戻らなければならない、それを考えた時は違う意味で震え上がりました…
温泉を後にして、我々は来た道を戻り始めた
さっきまでは上りだった坂道は、今度は下り坂なのが唯一嬉しいことだった。
坂道が終わると、ここからはまた長い長い長ーい道の始まりです…
今度は気を紛らわすためにしりとりをしながら進む事にしたんですね。
長い長い道のりを走り続け、しりとりもグダグダになってきてもう少しでBポイントのところで
なんとNo.2が両足をツッてしまった ! ! !
大幅に移動速度が低下、危険な領域に入ってしまった。
痛みをこらえながら、遂にBポイントまで戻ってきた…
疲労したNo.2、No.6は地べたに大の字になって倒れた…
ひとまず休んだ後、クワガタがいないかどうか軽く見渡してみる、
すると、そこに壁があるんだけどその壁の4m当たりの場所に
黒く光る一目でクワガタだと分かる虫が張り付いている ! !
網を持っていないので、そこらに落ちている物を片っ端から投げてみた。
色々投げたりしているうちに、そのクワガタが落ちてきた !
よっしゃあ―――と盛り上がる
手にしてみるとなかなかイイッ・・・
……アカアシじゃねェか畜生ッ ! ! ! !
もう終わろう…
我々は車に戻る事にした。
車に戻ると、伯父さんはちょっとイライラしていたようで蚊に刺されまくっていましたね、
温泉まで行ったと言うと呆れて
「そこまで行くんだば ワ電話で呼んで車で行けば良かったッキャな」
エエ――――ッ 今さら?
というか電話で車を呼ぶなんて考えもしなかったよ~
車には午前5時半に帰還、10時間も走り続けていた…
無駄に頑張っちまったー
そして10時間走った成果は…
たった8頭
しかも♂はあのミヤマ1頭だけ…
やってられませんな ! !
………
………
そして帰宅。
確か朝の7時~8時頃でラジオでニュースが流れていたような気がする
因みにその後、俺とNo.6はそれぞれ自宅で爆睡したんだけど、
No.2は、こんな激闘の後にもかかわらず、午後からNo.4と遊んでいたらしい……
午後7時、集合場所としてお馴染みとなったローソンに到着。
前回までの7時半の集合から30分早くなっただけなのに、
外は全然明るい
その中を虫網を持ってチャリをこぐもんだから目立ちやすくて仕方がないすね。
まあ郊外の住宅街だからそれほどでもないけど…
ここまでくると恥ずかしさを通り越して気持ちが良くなってくる。
さて話を戻して、
今回集まったのは4人、
・俺
・No.2
・No.6
・鈴木さん
今回の持ち物は
虫網、手提げ、ノギス、容器×1、LEDライト×1、等々
早々に車に乗り込み出発!
車の中で気付いたが、今回参加した3人は、
去年過酷な採集を乗り越えたメンバーであった。
今回の採集の内容の前に、
その昔話を1度しておきたいと思います。
2008年 夏
その日、自分たちはその年初の十和田湖採集で、
水曜どうでしょうを意識してカメラを回しながらの採集を展開していました。
自分の伯父さんの車に3人のチャリを積んで昼過ぎに出発。
…………
十和田市奥瀬に到着、車を停め、日が暮れるまで近くで時間つぶし。
工事現場の中に入り、いろんな無茶をしながら(詳しく書いたら怒られます絶対)。
そして時間は午後7時半、日も暮れて暗くなってきたのでチャリに乗って行動を開始。
まずはじめに着いたのはBポイント、
最初のポイントという事もあってはりきってルッキング、時間も早いので早々に第1号を発見 ! !
確かミヤマの♀だったと思います
その後もちょっと採れてとりあえずそのポイントを後にする。
ここから果てしない道のりをチャリでこいで行く事になるとはこの時は思いもしなかった…
車で来た時はそうでもない距離も、チャリだと異常に長く感じる
永遠に続くかと思った頃、1つクワガタが飛んで来そうな場所に着いた。
その場所が、今のAポイントなんですな
しかし、その時はこのポイントでは採れず、異常にデカいザトウムシがウヨウヨしていた
そこを後にし、さらに道を進んでいく。
少し進むと(とは言えチャリだとキツイ)脇道に1つの光が!
ここはイケるんじゃないか?とチャリを停め、周辺を捜索、
近くの木を見上げると、3~4m上にクワガタの♀が!
しかし、どうやって登るか一旦固まってしまった…
肩車も考えたが採れない…
こうなったら――― ! ! と普通に登る事に…(オイオイ)
まずNo.2が登るがあとちょっとで採れず
↓
次に俺が挑戦 見事に歯が立たない
↓
最後にNo.6が男を魅せた ! ! !
ギリギリのところで手が届いた !
とその時、ヴゥゥ カシャンと音が!
何だ?と後ろを振り返ると、
♂だ ! ! !
初の♂が飛んで来たんです、ミヤマです。
とコッチが盛り上がってるときにはもうNo.6はほったらかしでした
おまけにカメラ回すのも忘れてました。
…………
さらに移動を続けた我々は自販機のあるポイントに着いた。
そしてルッキングの最中、1台の乗用車がやってきた。
中には4・50くらいのオッサンと若い女性がいてメチャクチャイチャついていた…
降りてきたそのオッサンは何故かNo.6に話しかけてきた。
しかも英語で(笑)
よく見れば酔っ払っているようで納得した(何を?)
たまに、酔っ払うと「ディス イズ ア ペェ~ン」とか「フ~ア~ユウ?」とか言い出す人いるじゃないですか、あんな感じです。
車が離れて行った後はもう大爆笑でした
そしてさらにさらに移動を続ける…
ある地点を過ぎたあと、道はいよいよ傾斜が険しくなっていった
この時間になるともう辺りは真っ暗、綺麗な星空がクッキリ見えるほどになっていた。
チャリのライトが無ければもう進む事ができない。
自分の姿すら確認できんのだぜ?
しかしライトを点けるとこぐのがホントに辛い(発電式なので)
平均で15~20°はあるかの様な坂道の辛さ。
いつ熊が出てくるか分からない恐怖。
ときには俺のチャリのチェーンが外れるアクシデントも襲ってきた。
気温はどんどん下がり、寒さを感じ始めてきた、
言葉も失い頭がボ~っとしてきた頃、ようやく1つの温泉へとたどり着いた。
しかし、やっと着いた~という達成感は、恐ろしい程の寒さの前に完全に消え失せていた。
なにしろ、汗だくで登って来たのを無視してしまう程体がガタガタ震える
本当に真夏なのか?と疑うほど息が白い。
虫を探すのも躊躇い、身を寄せ合って暖をとっていた…
そしてここからまたUターンして戻らなければならない、それを考えた時は違う意味で震え上がりました…
温泉を後にして、我々は来た道を戻り始めた
さっきまでは上りだった坂道は、今度は下り坂なのが唯一嬉しいことだった。
坂道が終わると、ここからはまた長い長い長ーい道の始まりです…
今度は気を紛らわすためにしりとりをしながら進む事にしたんですね。
長い長い道のりを走り続け、しりとりもグダグダになってきてもう少しでBポイントのところで
なんとNo.2が両足をツッてしまった ! ! !
大幅に移動速度が低下、危険な領域に入ってしまった。
痛みをこらえながら、遂にBポイントまで戻ってきた…
疲労したNo.2、No.6は地べたに大の字になって倒れた…
ひとまず休んだ後、クワガタがいないかどうか軽く見渡してみる、
すると、そこに壁があるんだけどその壁の4m当たりの場所に
黒く光る一目でクワガタだと分かる虫が張り付いている ! !
網を持っていないので、そこらに落ちている物を片っ端から投げてみた。
色々投げたりしているうちに、そのクワガタが落ちてきた !
よっしゃあ―――と盛り上がる
手にしてみるとなかなかイイッ・・・
……アカアシじゃねェか畜生ッ ! ! ! !
もう終わろう…
我々は車に戻る事にした。
車に戻ると、伯父さんはちょっとイライラしていたようで蚊に刺されまくっていましたね、
温泉まで行ったと言うと呆れて
「そこまで行くんだば ワ電話で呼んで車で行けば良かったッキャな」
エエ――――ッ 今さら?
というか電話で車を呼ぶなんて考えもしなかったよ~
車には午前5時半に帰還、10時間も走り続けていた…
無駄に頑張っちまったー
そして10時間走った成果は…
たった8頭
しかも♂はあのミヤマ1頭だけ…
やってられませんな ! !
………
………
そして帰宅。
確か朝の7時~8時頃でラジオでニュースが流れていたような気がする
因みにその後、俺とNo.6はそれぞれ自宅で爆睡したんだけど、
No.2は、こんな激闘の後にもかかわらず、午後からNo.4と遊んでいたらしい……