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どうやって手に入れるか [青森の昆虫事情]

最近は結構青森関連の話題をチョイチョイ取り上げているのでつまらない方も多いでしょう。
先に言っておきます、申し訳御座いませんパシャパシャ

市外・県外の方はスルーしてまってけろじゃ
それと、失礼な表現があると思いますケド 諦めて下さい(笑) 先謝っておきます。

今回は青森市での昆虫の入手方法について独自の見解で触れてみたいと思います。
もちろん 採集場所に関しては詳細な地名は公表しません。
全ては自分自身で探す事に変わりはありません。



 購入して手に入れる


青森市において売買にてカブクワを入手できる所と言えば、基本的に
 ・ホームセンターのペットコーナー(ペットショップ)
 ・ショッピングセンター内の季節物コーナー又はペットショップ
 ・昆虫直売店(ファーブルハウスね)

まず、ホームセンターのペットコーナーですね
初めてカブトムシをやってみる方~万年初心者(?)ではまずここに来られると思います。
自分も、ホームセンターに入ると習性のようにココに来てしまいます(笑)

生体は、大手の会社などから仕入れた
カブト・ノコギリ・オオクワ・コクワ
アトラス・コーカサス・ヘラクレス・スマトラ/スラウェシヒラタ・ダイオウ
セアカ・ギラファ・ニジイロ等がよく置かれています。

見て楽しむ、成虫飼育のみで終了する方はココから買っていくのも特に何ともないのですが、
卵を採る(累代する)・すぐ死なせたくないと云う観点で考えると止めた方がいいかも知れません。

まず、品揃え・管理は(自分が思うに)子供騙しにもならないと思います。
もし売り場に行ったらよく見て下さい。
マットは乾燥していないですか?
エサはちゃんと補充されてますか?
ケースは汚れていませんか?
ショウジョウバエが居ませんか?
♂と♀は同じ種類ですか?

特に幼虫の場合乾燥していたり
餌として機能しないマットが入っている事がよくありました(ある店舗で)
これは致命的ですから…

あくまでペットショップでの主役は犬・猫・鳥・小型哺乳類・魚・(爬虫類)です。
ペットショップ側は虫を「子供のおもちゃ」ぐらいにしか考えていないでしょう。


次はショッピングセンターです
こちらはもっと「子供のおもちゃ」傾向が強いです。
さらに、ショッピングセンター内なので
幼児、小学生にはよくいじくられるため弱っている事も多々あります。

一番気になる事は、
昆虫の管理に疎いので、ゼリー交換や霧吹き他管理をちゃんとしているのかと云う事です。
勢いで買ったりすることのないようにしませう(何様?)


さて、最後は専門のお店です
言わずもがなですが
初めての方であってもベテランの方であってもここで手に入れるのがベストです。
フォロー・管理はバッチリですし、何か問題があっても親切に答えてくれます。
                     (↑この点はペットショップと大違いです)
実際、お店の中で産卵セットを組んだり話をするだけでも快くアドバイスをしてくれます。
最近は種類もお客さんも増えてきてなかなか賑わってきています。

余談ですが、最近お客さんの一人から話の中で、
違う場所に小さな「虫小屋」があるみたいで荒〇辺りだったかな?そんな話を聞きました。


さて、最後の最後にネットや通販で買う事も選択肢の一つにあります。
市内の中級者~ベテランの方はほとんどこの方法で虫を手に入れていると思います。

専門店のサイトで在庫を確認してから注文する他、
オークションで落札する事も出来ますよね。

ただ、気を付けるべき点は、
輸送中の死亡を避けるため青森までの発送を断る場合が多々あり、
またオークションではデータが怪しい不自然な個体も結構います。
初心者はやはり専門のショップから購入するのが無難ですね。



 捕まえて手に入れる


青森市民はやはり採って手に入れる方がしっくりくる方が多いんじゃないでしょうか?

そこで今回はズバリ! 市内での採集について記してみます(もうお盆だよ~)
市内の話なのでもちろん十和田には触れませんので。


まず、青森市内で採れる種類について
「自分の確認している限り」の分を挙げてみますと

1  カブトムシ Trypoxylus dichotomus septentrionalis
2  コクワガタ Dorcus rectus rectus
3  ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus inclinatus
4  ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus maculifemoratus
5  スジクワガタ Dorcus striatipennis striatipennis
6  アカアシクワガタ Dorcus rubrofemoratus

少なくとも市街地からちょっと出掛けて、って距離なら採れる種類はこのくらいですかね
ベテランの方はヒメオオとかオニとかバッチリ採ってます。
コカブトマグソクワガタなんかも居るかも知れませんが確認はしてません…

八甲田山に入ってブナが生える場所にまで出掛ければ
ヒメオオクワガタオニクワガタルリクワガタツヤハダクワガタ
その他マダラクワガタなんかも居ておかしくない?

因みに、ヒラタクワガタネブトクワガタ県内には生息していません! !

先日、店からの帰り道でヒメオオクワガタを拾ってしまった事をブログに載せたワケですけど、
もしブナ以外の木でヒメオオが発生しているとするとまた一つ面白くなるワケですな(オホ)

個体数なんかに関してですが、

    ★5段階表示 (注・個人的な見解ですから鵜呑みになさらずに)
    珍品度……野外で採集した時採れる数の割合(高いほど珍)
    遭遇率……「道を歩いてたら見つけた」「庭に偶然いた」等の全体の割合(高いほど高)
    採可範……「採集可能地域の範囲」(高いほど市内の広い範囲で採集可能)
    入手率……採集、譲渡や購入で入手出来る全体での割合(県外産除く、高いほど易)

1 カブトムシ
それほどたくさん見かけません。
8月から出始めて、10月になっても成虫を見る事があります。
因みに、今年はどこもカブトは少ないみたいです
よく採れるサイズは♂45~70mm(角含める)です。
 珍品度…★★
 遭遇率…★
 採可範…★★★★
 入手率…★★★★★

2 コクワガタ
クワガタの全体数から考えると割合少ないものの、
偶然見つけたという時に採れる場合はほとんどがコクワです。
採れるサイズは本当にバラけます、
♂で25mm~45mmぐらいが結構採れますがそれ以上・以下がたくさん存在し、
19mm以下や、52mm以上もたま~に来るので面白いです。
 珍品度…★★
 遭遇率…★★★★★
 採可範…★★★★★
 入手率…★★★★
   
3 ノコギリクワガタ
♀であれば良く採れます、♂は割合的にちょっと珍しいです。
偶然採れる率もコクワに次いで高いです。
平地ではクワガタ全体数の内の割合では多いですが
山地になってくると逆に割り合い少ない方です
よく採れるサイズは♂で45~60mm、60mm以上も灯火に来る事があります。
歯型は、年々小型でも大歯になっている個体が多くなってきています。
 珍品度…★★★
 遭遇率…★★★
 採可範…★★★★★
 入手率…★★★

4 ミヤマクワガタ
平地(市街地・住宅街・郊外住宅地)ではまず採れませんが、
山林や、その周りの外灯ではそこそこ、又はかなり多いです。
市内で採れるサイズは、♂では45~60mm前半が多く64・5mmから一気に少なくなります。
 珍品度…★★
 遭遇率…★
 採可範…★★
 入手率…★★★

5 スジクワガタ
結構小学校では採れてたんですが…、生息数はそこそこいるようです。
居る所ではまとまって採れるようですが点在して生息している事も多々あります。
樹液・トラップ採集では来ますが灯火採集ではまずお目にかかれません
採れてもコクワと見間違える小中学生がよくいます(笑) まじで。
大抵採れるサイズは♂18~35mmです。
 珍品度…★★★
 遭遇率…★★
 採可範…★★★★
 入手率…★

6 アカアシクワガタ
平地ではほとんど見られませんが
灯火採集ではヤバいくらいコイツばっかり採れます
山地ではミヤマを大きく引き離して個体数第1位です。
大抵採れるサイズは♂30~45mmです。
 珍品度…★
 遭遇率…★★
 採可範…★★★
 入手率…★★★★★

(7) ヒメオオクワガタ
まず採れるはずがないですが、この間1♀採れてしまったので…
本当に生息しているのか疑問ですが平地では皆無、人の手が入っていない所に居るのか…?
誰か一部の人が産地を知っているのか、ヤエヤマコクワ並みに珍しいのか自分は知りません…
 珍品度…★★★★★
 遭遇率…★
 採可範…
 入手率…★


さて本題ですが、
市内でクワガタを探す時、方法はおよそ3つ
・ルッキング
・トラップ
・灯火

ルッキングは誰でも知っている基本中の基本ですね。
「虫の居る木を見つけてそこに居る虫を採る」ワケですが、

多分本とか読んでクヌギとか探してるんじゃないでしょうか?

青森ではまあまあいろんな木に付いています。
木の種類には疎いのでどの木に付いているかは詳しくまで知らなくても
どの木に付かないかは判ります。自信無いけど

付く木としては、ブナ科の植物なら付くはずです(範囲広ェ――――)

因みに、自分が小学生の頃は校庭のポプラで採っていました。

付かない木は、まず針葉樹
庭に生えてるマツなんかからは採れませんよ。
そして街路樹、それ以外にも道路わきの木にはまず居ません。

トラップは、バナナ・パイナップル等を使って虫を集める方法ですが、
青森ではほとんど効果はありません。
たくさん付く木が判っていてそれに仕掛ければ採れますが…
TVでよく見る「樹液にくるカブトムシを採る」なんて青森では不可能(例外有り)なので、
トラップで近い感覚を味わって下さい。
周囲に付く木が存在していても、付かない木に仕掛けては何の効果もありません。
因みにトラップでクワガタが採れるスポットはあります。

灯火採集は、灯りに集まる虫を拾っていく方法です。自分達は主にこの方法で採っています

となれば、「来る灯り」を探すわけですが

「来る灯り」と云うのは、当然近くに「付く」木があるのが大前提です。
更に、「灯りの色」も重要で、赤い光にはまず来ないです。
最低でも黄色い光、出来れば青い光ですね。

さて、お次は場所の話です。
先に言っておきます、青森市内は網羅しているワケではないので…

「来る木」というのは、
まず発生木があって虫の好む樹液を出す木がまとまっている場所にあるワケなので
あまりに他の木と離れている木には居ませんね。

そして、中には例外もありますが
奥羽山脈から続く森林地帯に生息しています。
灯火採集時はこれを十分に考慮すれば「来る灯り」は大分分かってきますよね。
そうなればコンビニにも来るわけですしね。

言ってしまえば
森林地帯と市街地(民家)の境目が一番採り易いと云う事になります。
ほとんど答えです(苦笑)。



 他人から手に入れる


簡単に言うと「農家の家族(親戚)に譲って貰う」「虫好きの人に譲ってもらう」という事です。
どちらも知り合いにそういう人がいないと厳しいでしょうけど…

「農家の家族(親戚)に譲ってもらう」

自分の場合、小学生の頃は畑から出てきたカブトムシの幼虫を貰っていました。
肥料の関係で畑自体には産まなくても、堆肥やマットの残りを山積みにしておくと
カブトムシが産みに来ます。土地があればやってみて下さい(出来るか! )


「虫好きの人に譲ってもらう」

カブクワをやっている人の年齢は、
一番多いのが30代、次が10代~小学生、次が40代と云う感じみたいです。
ただ、虫を飼うだけ・所持しているだけ
と云うのであれば小学生~10代が一番多いかも知れません。

逆に一番少ないのは20代です。
まあ自分が20代の頃を思い出して(想像して)みれば、あ~まあそうだろねってなるでしょ?
ただ、食いつきは良いとは聞きました。

小学生の場合では、まずクラス・学年には1人ぐらい虫博士的存在なヤツが居ますよね。
                          (最近は少なくなってたりするのかな??)
多分アトラスとかヒラタとかセアカフタマタ持ってますよきっと(←それが何?)
ムシ〇ングの名残はまだあるようです。(まだ有るみたいですね)
中学生になっても組織ぐるみで続ける奴らは絶滅危惧種並みに珍しいでしょうけど
                          (青森市内だったら危急種です)

30代以上の方はほぼ確実にブリーディングまで踏み込んでいるでしょうから
多分「欲しい」と言えば貰えますよ(何様?)

知り合いにそういった人がいなかったら、
それこそあの直売店を利用するべきですね
そこに通いつめて虫仲間を作ればそれこそ「採れるポイント」を教えてくれたりしますしね。

一応ブログもその機能を持ってますけど?(嘲笑。)

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