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9‐9‐9 [〆シカ (カワノ亜種)]

飼育ネタっぽく羽化個体を出してきてみました~

ウチでは、たとえ20~の幼虫を採っても
成虫が羽化するまでに放置管理で数が減ってしまいがちですが
今回のコイツらは珍しく結構な頭数が残ってくれました。

カワノイシカ(カワノシカ)達です。

カワノシカ ♂.jpg
♂達です。
まだ数頭いるのですが活動を開始しているのはこの2頭だけです…

左下の個体は44mmで、暴れて地上で蛹化した個体で、
右上の個体は55mmで、 前回羽化の過程を撮った時の記事 の個体です。
動き回るのでガムテ内に閉じ込めないと撮影できません。


カワノシカ ♀.jpg
こちらは♀個体の一部。

♀とはいえよく見ると可愛いです。(♀だからか?)

更に別の所ではこの種類で材飼育もやってます。
 ↓
材とカワノイ.jpg材の中.jpg
割ってみたらタイミングの悪い所に前蛹初期でした。衰弱死が心配…
この材飼育はBE‐KUWAに載っているホソアカのビチョビチョの材飼育法を転用したものですが
蛹室まで作ってるところからすると、どうやら問題無く羽化出来るようです(邪魔しなければ…)

更にまた別の所ではメチャクチャデカイ蛹が羽化待機中です……
 ↓
2009 09 10_0680.jpg
もしかして6cmイケるのか???なんて内心期待してますけど
カワノイは今回初めてなんで全然予測できません…
普通に55mmとかで羽化したら凹むな~
それに調子に乗ってまたタイワンシカの時みたくショック死させたらそれこそ冗談じゃないしね。


それにやっぱり感じる事があります。

それは活動開始時期についてです、
最も暑くなる前4月~8月前までに羽化した個体群は暑い8月を経験して
その後すぐ動きが速くなったりゼリーを食べ始めるのに対して、
最も暑い時期が過ぎてから羽化した個体(カワノイについては未確認、ディディエールで確認)、
簡易温室(15~20℃)にて羽化した個体群は
羽化時期が前者と変わらないのに蛹室から出てきません
こっちの個体群は多分来年の8月に本格的に動き出すのだと思います。

実際自然界の仕組みにのっとっただけでひねりも何もないですが上記の理論からすれば
これらのシカクワガタは羽化ずれを気にせずペアリングさせられる事になりますね。

この生態を活用すれば、
成熟にひとクセあると言われているシカ系ブリードは攻略された事になりますね。
ディディエールはマレー半島で赤道近くで気温の年較差が少なそうですが
発生時期が限られているところを察するにインドシナ産と変わりなさそうです。

あとはエサの好みさえ分かれば…

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