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~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

2010年 新鹿鍬形 第2陣 [〆シカ (ツツイ亜種)]

さて今年の初め2010年の挑戦
今年はシカ中心で回っていくことを宣言しました。

と云うワケで~
第1陣のアッサムシカに続き第2陣が到着しました!!!!


ツツイシカ ♂.JPG
シカ (ツツイ亜種) ベトナム 中部 ダナン市


まじカッケ――! ! ! ! !
いや~好いですねぇ

ここ数年業界ではベトナム産が良い意味でも悪い意味でも話題になってます(ました)よね?

ベトナム中南部産のシカクワガタも去年ツツイシカとして名前が付いたワケで
自分もちょいと気にしてたんですが、
無名時代からよく出回っている南部のダラット産より
最近(ここ1~2年)になって入ってきた中南部のコンツム産、ダナン産の方が
色的にも形的にも俺にとってド真ん中だったのでまずこっちから攻めたいな~と。

ベトナム中部~南部のシカクワはWILDだと高くて手が出ないので
WF1から始める事にしたわけです。

某有名店から初・2令幼虫4頭セットを買ったワケですが発送前に
『確認したところ幼虫はほとんど羽化してしまっているので代わりに新成虫ペアをお送りします』
と云う事になり結果としてそこそこ安い値で今回成虫ペアが買えました。



到着した♂成虫を見ると、大腮が長いですねェ
図鑑を見て分かっていたつもりでしたが
クレナトゥスと言えばウチではお馴染みのカワノイを概念においていたものでしたから
その違いにズドンと来ましたよ~


ツツイ 真上.JPG

大腮のラインは多分全クレナトゥス種で一番好みかも知れません↑
出来ればもうちょっと大腮を閉じてくれるとズギュンとくるんですが(笑)
大腮のラインで心臓撃ち貫かれたのはディディエール以来です[グッド(上向き矢印)]
サイズはこれで約58mmなんですが、
もし70mmとかイったら俺固まるだろうな…


そして思いのほか
首がシュッと締まっててスマートなカッコ良さが感じられました。
ここが意外にポイント高いです !

ただカワノイと同じサイズで並ばせたら多分カワノイの方が迫力(貫禄)あるだろうけどね~
シルエットがディディエールに似ているのでそういう雰囲気が出るのでしょうかね?


ツツイ 腹側.JPG
…よく思い返してみれば
ディディやカワノイばっかだったから腹側真っ黒なヤツまだ初めてだったな…
真っ黒な脚もイイ感じ出してるね~




話は変わりますがアッサムシカが全頭まるで外から観察できない…
居食いであってほしいけど…


      新しく入荷した在庫  1種類
      ブログに載せた在庫 40種類
           全ての在庫 36種類


                              あ、投稿間に合わずに4月1日になっちった…

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産んでら… [〆ギラファノコギリ (ティモーレンシス亜種)]

最近横文字多いですね~(自分は馴染んでるけど…)
『四月バカ』なんてだれも言わないし聞かないですね~

さて、自分も何かエイプリルフールのネタ考えようと思いましたが
この数ヶ月ずっと虫バカやって進学出来なくなった本当のバカなので
普通に記事書きます[バッド(下向き矢印)]



温室に入れられない虫は現在全て居間で管理しているのですが
最近居間に居るとコバエが飛んでいるのが結構目に付くようになりました。

調べてみると〇〇のケース2つとマルスのケース1つ、そしてギラファの産卵セット1組の
計4ケースがコバエ社会主義共和国と化しているのが判明しました。

特にギラファのケースのフタと容器の会合部分に大量のコバエが挟まっていたので
今日コバエ駆除のついでに割り出しを敢行しました。




セットしたのは1/23で2ヶ月以上経ってるわけですが
側面を見ても幼虫も卵も見えてこないので
マットを出して崩してハイ終わり。て感じの軽い見通しでケースをひっくり返したら…

2010 04 01_1000.JPG
あわわわ…… 幼虫が居るよ~… (見づらいですね画像)
まあせっかくセットしたんだからマット無駄にしなくてよかったんだけどさぁ。

さてそんじゃあやりますか~とマットをほぐしていきますが…

2010 04 01_1001.JPG
卵… 

その後も少ないながらも割合は卵が多く、気温的な要因があって
卵を産むペース、孵化までの時間が長くなってるのかなと思いますがどうだろ?



そして割り出し中もマットの上でうじゃうじゃコバエが目障りにも歩き回っている。
しかしなんだかみんな変な動きをしている。

2010 04 01_1002.JPG
なかなか上手く撮れませんで…
1匹しかやってませんが画像の通り、
翅をバタつかせながら(羽ばたきながら)歩いているんです。
それも皆。
皆さんも見た事はよくありますでしょう?

どれも腹がパンパンでないので少なくとも卵を抱えた♀ではないようです。
とするとこの行動はまさか………求愛!?

ちょっと興味深いですね。


さて話をギラファに戻して、

2010 04 01_1003.JPG
マット内から親♀も生きて出てきました。

流石はギラファですねぇ 産んでるとはいえ寿命は長いですなぁ。
しかもフ節は未だに全部生きてる…



さてさて結果的にマットの底部から出てきましたが今回は全部で…

2010 04 01_1004.JPG

  4頭 7個

育成を楽しむ分には丁度いい数でした。

前回1回目の結果と合わせると、29頭 7個 (総計36)

ん…思ったより数字に凄味が無いか…


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今年も挑戦、エラフスホソアカ黒♀ [〆エラフスホソアカ]

さてさて今業界で大変ホットなエラフスホソアカ
去年はギリギリ4頭採れ累代になんとか成功したものの現在生き残りは2頭。

状況がヤバめなので次を見越して新しいペアを手に入れることに。
幸いファーブルハウスに行ったら
今回便で1ペアのみ黄紋タイプが入荷していて早々に購入してきました。

エラフス.JPG
♂94mm
今回の♂は頭胸部がどピンク、色が濃過ぎてちょっとパープルになってます。

2010 04 02_1006.JPG2010 04 02_1007.JPG
♀32.5mm
勿論

状態はまあまあと云ったところでフ節の麻痺はありません。

最近黄紋型のエラフスが本物と呼ばれているみたいですが
実際のところどっちがエラフスホソアカのオリジナルなんでしょうね?


後日セットを組みますがその前に、
『WILDもペアリングさせないと産まない』と云う情報が流れており、
去年もペアリングさせてから潜り始めた事もあって
今回もまずペアリングさせてみました。



そして今回はどのくらいの温度でどう動くかを観察してみました。

まずペアリング用セットに♀を投入、
16℃.JPG
この時点で室温(居間)は16℃
♀は問題無くゼリーを食べています。
と云う事で産卵用に温度を管理する最低を16℃として考えてみることにします。
この後♂も投入、
初めて食べる銘柄のゼリーだからか食べてはいますが落ち着いてないです

この後、家の人がストーブのスイッチを入れてしまい徐々に室温が上がっていきます。

17℃でも問題無く♂♀共に食べています。

そして18℃辺りで♂は♀に気付きました。
ただ若干反応が鈍いです。

19~20℃になると♂が活発化して♀にいろんな意味でアタックしていきます。
♂はまず♀の上に覆いかぶさり「ケっ、痙攣か!?」と焦ってしまうような
強烈な振動を起こします
こんなことしたら♀がビックリして逃げちゃうだろうと云う程のレベルなのですが
♀は動じません。(もしかしたら食事に夢中だからかもしれませんが…)
他のキクロでも似たような行動を見ているのでこれは多分求愛行動でしょう。
動画で撮って載せようとずっとケータイを構えてたんですが、
結局キチンと撮れませんでした…

一応ちょっとだけ撮れていたみたいです、

この動画の6~7秒のあたりですが、残念ながら単発です。
他の時にはこれを続けて3~4回ブルブルします。
                             (初めて動画まともに載っけられたよ…)


そのうち腹を出して交尾を始めようとするのですがココで♂が若干手こずるみたいでした。
その内ゲニタリアを出して無理に♀の腹端を突いたところ
♀がメチャクチャビックリして♂諸共勢いよくひっくり返ってしまいました、マジです。
と云うワケで一度目は失敗しました。

♀を抱えてもがく♂の小腮枝(口ヒゲ)を♀がアゴで挟みだしたので
慌てて引き離し、もう一度ペアリングを試みました。

2度目も同じくガサガサ♂が振動した後腹を出して接近しました。
しかしこの後少し目を話していた隙に交尾は始まっていました。
この時温度は19℃。

この数分~十数分後交尾が終了し仲良くゼリーを食べ始めました。
この時は何を考えているのか、
♂は♀のアゴの間に口吻を通して食べていて
何度も♀に挟まれていました、見てるこっちはハラハラします…


その後部屋の温度はドンドン高くなり、
25~26℃の時見てみると共に食事中でしたが
♀は腹をドクドク動かしたりしょっちゅう下翅を出してはたたみを繰り返していました。
去年♀を通販で買った時、到着した個体の中に下翅を出して死んでいるモノが多数おり
こうやって死んでいっていまうのかと慌ててストーブのスイッチを切り様子を見ました。

22~21℃辺りでようやく落ち着きました。

結果得られたのは活動に適した温度が19~21℃だというごく一般的な情報だけでしたね…


と云うワケで今年もエラフス挑戦します!!

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カナリ寝ーテルノコギリ [〆カネギエーテルノコギリ]

自分の中ではカネギエーテルこそがノコギリで最もカッコ良い種類だと思っている。


しかしブリードには今のところつまづいているのである。
と云うのもまだF2が得られていないのである。


前回はマレー半島 キャメロンハイランド産にWILDから挑み
WF1は得られたのだが、
羽化した新成虫がずっと寝ているのである…


爆産したからと言って2~3頭の♀と多数の♂を残し
他の幼虫を全て里子に出したのが間違いだった…

個体それぞれの起きる時期にバラつきが出るのだ。
♂のは、ベチョベチョの空間で管理した場合半年弱で後食開始したものの
♀はどうやっても起きなかった…

一回起きたかと思ってセットに投入したらまた寝て
そのまま起きるまで放置してたらさりげなく起きてて
エサ入れてなかったもんだからそのまま地上でチ~ン。

しかもそれが最後の♀だって云うのが辛い… 心が折れました。

ちなみに♂はまだ2頭生き残りが居て、これがまた長生きなんだな~
2009年2月10日に羽化した個体は乾燥したボトルの中で半年以上楽に眠り続け
今現在でもたまにゼリーを入れているのだがほとんど喰わないのである、
エサを求めて動き回ることが全く無く、
とは言っても様子見で触ると機敏に動く。


マレー産は残念な結果になってしまったが、「他の産地はど~よ?」と云う事で、
先日新たにスマトラ島 クリンチ山のWILDを2ペア仕入れた。

今日産卵用にセット、マレーでボウズだった中身をそのまま転用。手抜きだ…
2010 04 03_1009.JPG
小ケースに一気に2ペア投入。
マットに埋め込んでいた霊芝材もイイ感じに仕上がっている。

この後だいぶ先になるが、
スマトラ産はマレー産と最大サイズの伸びにどのくらい違いがあるのか気になるところだ。
今のところはどう見てもマレーが最大になりそうにしか見えないので
やる気が起きないというのが本音ではある。



さて、ちょっとここでマレーとスマトラの間に違いがあるのか気になったので
両者を比較してみた。

マレー ♂.JPG
この♂はマレーの生き残り2頭の内の1頭で、
乾燥ミズゴケを入れたカップの中でずっと休眠している、
羽化が2009年の5月上旬で、この10ヶ月未だにエサは喰っていない。

スマトラ ♂.JPG
こちらはスマトラのWILD、
2頭はどちらも小歯型だが体長に1cmの差があるので模様は見ないで
体色だけ見比べてみることにした。

マレーの方が比較的色が濃い様に見える。


で、次は♀
マレー ♀.JPG
コイツがマレー最後の♀。
死んでいるので体色の差は比べられないが、上翅の模様に着目した。

スマトラ ♀.JPG
こちらはスマトラの♀。

マレーは黄帯の幅が広く、スマトラはそれに比して狭いように見える。


ちなみにこれが特徴の違いかと思えばそうとも限らない。
ネットで他の個体を見るとまた違ったタイプも見受けられるからだ。

ん~同じ産地内でも特徴に違いがあるならなおさらマレーのこの血統が途絶えたのが惜しい…
              メチャクチャ気に入ってたんだけどね…

個人的な手応えから、カネギは血統でサイズ・形・色に差が出ると感じている

くぅ…難種だ……


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ニッコン 数時間セッティング [〆エラフスホソアカ]

さて今日作るのは、今が旬のエラフスホソアカクワガタを使った
『Cy.エラフスの産卵セット3種の産卵木 マット漬け風』です!

今日の講師は 日昆会長先生 です

材料 (1匹前)
・コバシャ大   ×1台
・DVマット    ×8ℓ
・砂埋め霊芝材 ×1本
・植菌カワラ材  ×1本
・植菌霊芝材  ×1本
・プロゼリー   適量
・水        4000~7000cc

♪♪ 作り方 ♪♪

まず下準備に、砂埋め霊芝材の断面の硬い部分を鋸で取り除きます
CA3C0551.JPG
このようにキチンと2ヶ所とも硬い部分を切り取って下さい。

切り終わったらバケツに少な過ぎず多過ぎず水を入れ、
その上に切った木を断面が下になるようにしてそっと浮かべて下さい

木が水を吸い終わるのを待つ間、次に植菌カワラ・霊芝材の下準備をします。

植菌カワラ・霊芝材の両方の樹皮・皮膜を出来るだけ全部剥ぎ取ります
CA3C0552.JPG
今回はちょっとカワラの方が状態が悪くだいぶ肉質が堅く芯も太めでしたが
目安は爪が容易に刺さるくらいが丁度いいでしょう

一方霊芝の方は獲れてから(買ってから)1年以上経っておりましたので
木もしぼんでスポンジ状になっておりました今回はやむを得ず使います

柔らかさはVTRに示した通りです↓


さて砂埋め霊芝材が給水し終わったら、
水から出して余分な水をきって下さい。
その後先ほどと同じように樹皮を剥ぎます
繊維に沿って形成層も楽に剥がすことが出来ます。

剥ぎ終わったら、お好みで駒菌も綺麗に取り除いても結構です
CA3C0554.JPG

これで材の下処理は完了です。

ではいよいよケースにマットを注いでいきます、
ケースに適度に加水したマットを2cmほど堅く詰めます
水分量はハンドプレスやスプーンで強く圧しても水が浸み出てこない程度にとどめて下さい

詰め終わったらもう一度加水したマットを入れつつ下処理が済んだ材3本を
敷き詰めていき、隙間が出来ないようにマットで埋めて下さい。
CA3C0555.JPG
この時駒菌を取り除いている場合マットで穴を埋めるのもお忘れなく!

残りのマットで出来るだけ材を埋め立て
ゼリーを盛り付け、飾り付けにお好みで転倒防止材などを添えて

CA3C0556.JPG
仕上げに成虫ペアを入れてあとはしっかりフタをして
高温になる場所を避けて静かな所に保存したら 完成です! ! ! !


今日のメニューはいかがでしたか~?
身近な材料で(数十分から2~3時間で)簡単に作れちゃうので
材産みタイプのキクロが好きな方に作ってあげると喜ばれますよ~♪


         次回は…

『インド風 ウエストウッディの若令用ひき粉マット セルロース和え』
『春のオウゴンオニ ババとフルストルファーの盛り合わせ』
『フタマタの王様 ニグリトゥスのヘルシー菌床冷やし虫家包み タイ風味』
の 3本です!!



来週もまた見て下さいね~!!
じゃん、けん、ポン!![手(チョキ)]
ウフフフフフ[グッド(上向き矢印)]














                                           ふざけ過ぎた……


文章中一部不適切な表現が含まれておりました事を謝罪致します
 セット内容は事実ですがこの他の内容についてはフィクションです。


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フランス鍬形   まあ空記事ですが。 [〆ヨーロッパミヤマ (原名亜種)]

久し振りに在庫紹介ネタで誤魔化そうかと思います。

2010 04 06_1016.JPG
ヨーロッパミヤマ (原名亜種) フランス 南部


正直ルカヌスの飼育は苦手です。

今現在は僅かに幼虫がいまして孵化したのは2008年9月
♀が1頭だけ既に羽化してまして休眠中で御座います。

他の幼虫はまだまだまだまだ幼虫でしてメンバーのNo.2譲りの放置飼育であります。

先日1頭だけ気まぐれでマット交換してみました、
外からずっと見えないので「ようやく蛹になったか」と思ったら
普通に幼虫でした。

2010 04 06_1017.JPG

データラベルが消されている…
前にティモールギラファのカップを上に置いていた時齧られたんですな。

書く事全然ないので今日はこれにて。(中身ゼロですね)


       ブログに載せた在庫 41種類
            全ての在庫 36種類



あ、じゃあついでにビンの外から全く見えなくて死んでるんじゃないかと
ハラハラしてたアッサムシカですが
こないだ様子見に1本だけ♂のビンを掘ってみましたら、

2010 04 04_1014.JPG
ちゃんと生きてました!3令になって間もないようです。

この様子だと残りの幼虫も生きている事でしょう。

あとは無事に羽化出来れば全てがわかるだろうて。。。

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児童書のすゝめ [飼育ファイル]

さて今日は良い事も悪い事も書きますよ~

今虫を飼育している人(ブリードしてる人)はこの世界に入った時情報を手に入れるために
どんな手段を使いましたか?
またこれから飼育を始めたい人はどうやって情報を手に入れますか?

この記事を読んでいる人はモチロンインターネットで掻き集めるでしょう。
近くに専門店があったり飼育してる人に知り合いがいれば聞く事も出来るでしょう。

しかしそれが無かったら……

『本屋で虫の本があるだろうから探してみよう』
となる。  んでしょうか? 違う??

自分は昔はそうでした。
特に田舎の本屋の場合ペット雑誌コーナーに昆虫専門誌とか無かったりするので
あと昆虫関係の本があるとしたら児童書かペット実用書?の売り場しかないワケです。
となれば自然と児童書の前で本を探すことになるでしょう。

多分このパターンに陥るのは
中学生以下の年齢の人が多いかと思います。





パソコンで情報を集めたりや昆虫専門誌を購読している人にしてみれば児童書なんて
子供っぽくて書いてる事も知ってる事ばっかで誤植・誤報だらけだと思っていませんか~?



Me too.


しかし中にはためになるモノや高レベルなモノもあります(ほとんど上から目線だな…)
その中で自分がこれはオススメしたいと思うものを
手持ちの本からピックアップして紹介します。(生意気度MAXですな)

ちなみに児童書とはいえ専門誌を発行しているトコの本なんかもありますからなんでもアリで。

ちなみに今回も独断と偏見で★5段階によるオススメレベルを付けてみました
こういうの好きなんでなまあたたかく見守って下さいな…


2010 04 08_1019.JPG

これは前に1度紹介していましたが再登場です。

2002年発行の本ですが、なかなか読みごたえがあります。
メジャー国産種の解説、種類別飼育法・採集法から
詳しい採集戦略、採集計画の立て方、飼育採集の楽しみ方などためになることばかり。
コラムではかなり深い話が書かれていたりします。

オオクワ産地マップもついてますし、とは言っても
そこまでオオクワびいきしている感じでもなく公平に解説されているのがポイント高いです。

さらに写真もソフトで綺麗なので見心地が良いです。

専門誌趣味の昆虫を発行している出版社の本ですが
鈴木さん(FH店長)に読んでもらったところ
「つくりが(趣味の昆虫と)全然違う、こっちのが使える」との感想を頂きました。

是非とも読んで頂きたい1冊です!

  情報量   ★★★★★
  写真     ★★★★
  図鑑度   ★★★★
  オススメ度 ★★★★★



2010 04 08_1020.JPG

3200円するだけあって情報や考察の質はなかなか良いです。
1998年発行ともあってそれなりに情報が古いですが
ほぼ全部オオクワガタの話ですんで情報の質は整っています。

ブリードにおける記述がかなりあるのでためになるかと思いますが
ドルクス系は自分苦手なので自信無いっす…
写真による解説も分かりやすく全ページカラーなのが気に入ってます。

  情報量   ★★★
  写真     ★★★★
  図鑑度   ★
  オススメ度 ★★★



2010 04 08_1018.JPG

2002年発行です。
虫の名前の記述には時代を感じます。
若干誤植が目立ちますが飼育・採集・購入に関していろいろ書かれています。
特に放虫問題やトラブルなどに関する注意喚起の内容が比較的多いです。
カブクワの写真もそこそこ多く見ごたえありますね。
最後の方にはショップやホームページのリストが載っていますが
こういった情報は今は使えませんよね。

  情報量   ★★
  写真     ★★★
  図鑑度   ★★★
  オススメ度 ★★



2010 04 08_1021.JPG

全国のオオクワが豊富に載っています(まあ九州・近畿・中部・東北・北海道ですが)、
各産地の採集解説が載っていて斬新でしたが2001年発行なので
内容が今でも通じるかどうかは不明です。
地元産が載ってたのは結構嬉しかったですね(笑)

主に採集・飼育がメインで説明されていて
オオクワ採集・飼育で遭遇する出来事を余す所なく解説されています。
また累代表記についてもかなり詳しく説明されています。

  情報量   ★★★★★
  写真     ★★★
  図鑑度   ★★
  オススメ度 ★★★★



2010 04 08_1024.JPG

むし社の山口 茂さんの著書だけあってむし社色が良い意味でよく出てます。
様々なカブクワを平等に載せており
低年齢層向けのつくりに見えて分類にも触れており意外と内容がしっかりしています。
全ページカラーともあってかなり見やすく写真も綺麗です。

図鑑色が強く採集・飼育関係のページが少ないですが
要点が上手くまとめてあって読みやすいです。
なにげに外国産も含めた種類別ブリード法も載ってます。
飼育用品紹介ページではむし社で売っている用品がそのまま使われています。

発行も2006年と結構新しいので情報は今でも通じるものばかりです(多分)

  情報量   ★★
  写真     ★★★★★
  図鑑度   ★★★★
  オススメ度 ★★★



2冊.jpg

掲載してある虫の種類の数がハンパじゃないです。
カブトはともかくクワガタの標本写真は異常に多いので
初心者ブリーダーなら図鑑として持っておいて損は無いでしょう。

原色図鑑だけあって写真の質感は他の児童書とは一線を画してますね。
ただ図鑑色が強い分、採集・飼育については基本事項以外載っていないです。
まあ2005年度版は若干飼育解説ページが増えましたが。

目の保養には良いのですが、人気度や種別の解説には
著者の個人的な偏見がだいぶ感じられます
また、購入時の価格の目安も載っていますが有り得ないほど安いです。
今の時代でもそんなに暴落してません、ウッディが7cmペアで¥25000~は無いでしょ?

右側は2005年度版で左側が2004年度版です。

  情報量   ★★
  写真     ★★★★★
  図鑑度   ★★★★★
  オススメ度 ★★★



2010 04 08_1025.JPG

思いっきり図鑑です。
しかも初版の発行は1989年とかなり古いです。
情報の質も古く今では使えないものがメチャンコあります。
ですがこういうものって結局持ち主にしてみりゃ思い出の一冊になるワケですよ。

当時の日本国内全てのクワガタを網羅しているわけで、
この本を国内全種のベースに置いて記憶しているので
今のクワガタは細かく分け過ぎだと感じています。

標本写真も実物大で、よく定規をあてて測っていました(笑)

しかし! ! ! !  この図鑑の最も素晴らしい所は図鑑ではなく、
著者の山口 進さんが全国のクワガタを追うエピソードを著した撮影旅行記なんです。
ノコギリから始まり様々なクワガタを通して虫と出会う感動を伝えてくれる最高の読み物でした。
買った当時自分は小3でしたが夢中になって読んでいました。
学校の読書感想文に書いた覚えもあります。
採集記も数々読んできましたが未だにこれ以上のモノは読んだ事がありません。

これを読まなかったらきっとオオクワガタの素晴らしさは分からなかったと思います。
この本も是非読んでほしいですね。(今手に入るのか?)

  情報量   ★★★
  写真     ★★★★★
  図鑑度   ★★★★★
  オススメ度 ★★★★★




どうでしたか?
まあはっきり言って心から読んでほしいのは最初のと最後のヤツなんですね。

ああ 夢中になって本屋探し回ってたあの頃が懐かしい…

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