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~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

毛達磨の妖精 [〆ヨルゲンセンヒメゾウ (ペーニャ亜種)]

毛達磨の妖精 …我ながらこの二つ名気に入ってます(笑)

と云うワケで、
今日は久々の増種ネタです!!!



ペーニャ 幼虫.jpg
2010 05 18_1096.jpg
2010 05 18_1098.jpg
ヨルゲンセンヒメゾウ (亜種ペーニャ)  パラグアイ 北部 マリスカル エスティガリビア


はい、まだ幼虫です。

小型ゾウ系はどれも初上陸時は高価でも
数年後には小学生の小遣いでも買えるほどにまで暴落するものですが、
ペーニャはその中では比較的高価な部類に入るのかな?
そんなワケだから成虫は買えませんでした…


ゾウカブト(Megasoma属)は
・アクタエオン
・アヌビス
・セドロサ
・エレファス
 (イイジマ)
・ギアス
 (ポリオン)
 (ルンバッシャ―)
・ヤヌス
 (フジタ)
 (ラミレス)
・ヨルゲンセン
 (ペーニャ)
・レコンテ
・マルス
・オキシデンタリス
・ノゲイラ
・パチェコ
・パンクチュラトス
・スリーパー
・テルシテス
・ヴォグティ

が存在します。

メガソマは自分のお気に入りであり出来ればどれも手に入れたい。

しかしカブトをそうそう増やせない状況、
増やせるとしたら1~2種類、頑張っても3種類ってトコでしょうか。

てなワケで一番気になっていたペーニャを今回仕入れたワケです。

前々から凄く気になっておりました。
ナンデって、スゲぇー可愛くね?
まだ成虫の姿は実物見たこと無いけど
ここまでカブクワを『カワイイ』と思った事はありませんでした。

そう…あれは数年前にさかのぼる…… (語り出しちゃった…)

それまでずっと昆虫(一時期は金魚・ザリガニ・カタツムリも)しか飼ってこなかった自分にとって
哺乳類はいつか飼ってみたい種類でした。

飼うなら何がいいかを考えてみたら、
犬・猫はフツーに無理(犬とか食ってた家だしな…)、
フェレット・チンチラも値段は高いし兎でもまだ高い、
やっぱこれになるよね、と云う事でハムスターを買う事にしたのです。

道具一式揃え、飼育を開始。
見てるとスゴイ和む~流石はブームを起こしただけあってカワイイ。
親父までもが気に入ってしまった。
それこそ毎日弄っていたものでした(良い意味でも悪い意味でも)、
しかし、それも最初の1~2ヶ月程度。
その後はもうお決まりのパターン。『エサ(水)無くなってるぞ誰かやっとけ~』
『ケージ汚くなってるぞ洗っとけ~』
 倦怠期 放置状態になるワケですわな。

虫とはまるで勝手が違います。
何故だか分かりませんが虫と違って
定期的にエサを替えたり容器を洗ったりという気が起こらないんです。
ハムスターを見ていて思いました 『俺は哺乳類向いてねェ…』

ハムスターの放置ケージから出る強烈な臭いに
非っ常~に嫌悪感を覚えますし、虫に比べケージを洗うのがめんどくさい…
それに可愛さ余って憎さ百倍と云うように、ああ云うのって無性にイジメたくなっちゃうんですよ。
これもヤバい傾向だな、と思い
亡くなってしまった今ではもうハムスターをはじめ哺乳類を飼う気にはもうなれません。


と云う事がありました。

生き物を飼える人かそうでないかは、その人の性格によりますから
自分は『哺乳類は飼えない人』だと云う事は納得できました。

とは言え、ハムスターは見る分には大好きです。しかし飼うのは勘弁、
じゃあせめてハムスターを彷彿とさせ尚且つ俺でも飼える生き物は居ないだろうか?
しかしそんなのこの地球に居るもんかな?
                            と…










否、いるじゃないか
           アイツペーニャが!!!!!!!





フサフサの毛に全身を包まれクリクリの目…
ハムスターの要素がそのままカブトで再現されたと言っても過言ではないでしょう!?

こう云うワケですんで注目の種類です。



羽化まで待ち遠しいですわ~ィ


       新たに入荷した在庫  1種類
       ブログに載せた在庫 42種類
            全ての在庫 33種類


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私は横置き派 [〆ギラファホソアカ]

いや~彼らには悪い事しました…

ギラファ…

あ、いやあホソアカの方ですよ。
半年近くカップで放置してしまったために
こないだ確認したらカップの内9頭 → 5頭 に減っていました。

いい加減にすべく、エサ交換をようやく敢行する事に…  (おまえ……)

コイツらに関しては前々から材飼育すると決めていたので
2010 05 19_1105.JPG
2日前から加水していました。
今家には大して良い材が無く(実はあるんですがそれは産卵用にとって置いてるんす)
あまり軟らかくないです。


2010 05 19_1099.JPG
2日も経つと灰汁が抜けて水が茶色くなります。
灰汁が抜けるとカビ易くなるとかあるんでしょうかね…?



そして一方
主役となる幼虫たちの状態を見るために5つのカップを開けてみると…










2010 05 19_1104.JPG

5頭 → 3頭

そろそろな状態になってしまいましたぁ……~

仕方も無いので残った材2本はこのまま沈んでいてもらう事に。



水から揚げた材にドリルで穴を開けます。
2010 05 19_1100.JPG
自分は木口に開けますが皆さんはどうでしょう?

いよいよ開けた穴に幼虫を投入していきます。
穿孔.JPG
スルスルと潜っていってくれます。
そこそこまで潜っていったら穴をフレークで塞ぎ後は容器に入れるだけです。

ここからが大事です。 何故かと言いますと…↓













横置き.JPG
ウチの場合木は横倒しにするからなんです。



いやだからそれが何? と云う反応ですね…

この時、幼虫ってのは結構穴から出てきてしまう事が多いんですね。

立てて置いたり穴が地面に対して垂直になるようにすれば
穴から出る事もそうないのでしょうが。

ウチでは昔から横置きですが、
一度インペラが穴から出て落ちてしまい死んでしまった事があります。

ナンデ穴カラ落チタダケデ死ンジャッタノカッテ?
とりあえずBE‐KUWA19号見れば意味分かります。 溺死です。

そんな事もあるので、
2010 05 19_1103.JPG
横倒しに置く時、幼虫が出て来られないように
木口をケースの壁にピッタリ付けるのです。
そんで固定して水を入れて乾燥対策をしたら完了です。


ギラファも全部で(前に交換した1頭含め)4頭か…


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3匹の仔ジカ [〆シカ (フキヌキ亜種)]

最近寝る前にレーマンシカクワを採集して輸入して流通させると云う
                                 妄想シミュレーションをしております。
つまりそろそろ末期症状です。


さて最近のシカ状況ですが
カワノイとペロッティはまた今度と云う事で…

ディディエールは未だかつてないほどに大きく成長しております。
カップ個体も続々と蛹化を始め、カワラボトルの♂も1頭遂に蛹化しました!
サイズは大してないですが…シカの蛹はいつみても美しいですね~
そしてようやく1頭目の♀が近々羽化しそうです。


で本日は久し振りのエサ交換ネタで~す!
ブログにほとんど交換ネタ出て来ないので
『この会長はクワガタ全部カップで羽化させてんじゃねェのかオィ?』
とか疑われてるんでしょうかね…?

75%くらい当たりです。  マジカヨ~~


さて本日交換するのは我が家の最高級種・アッサムシカです。

ここまでの飼育状況は
500ccクリアボトルにLBマットで温室管理。
LBマットは以前交換せずに長期使用してたばかりに
メタリを殺してしまうと云う失態を犯してしまい、
きちんと交換しなければまたその二の舞になってしまうと云う曰くつきのマットです。

2010 05 21_1106.JPG
ほらこの通り、劣化部分がじわじわと出てきています。

外から見る限りでは結構脂肪もついているので
今回が最後の交換になるでしょう。

そしてこの代ではズレ回避のため容量を♂♀共に同じまま揃え、
2010 05 21_1108.JPG
こんな感じで健康のため(安全のため? )前回のギラファで余った
アベマキ材を小さく切って割って埋め込みました。


ではまず1頭目↓
2010 05 21_1107.JPG
♀斑がありますんで完全に♀確定です。
あと1ヶ月半くらいで蛹室作りそう~




続いて2頭目↓
2010 05 21_1109.JPG
実はコイツよく分からないヤツで
♂か♀か分かりません(さすが雑魚ブリーダー!)

前回見た時は♀っぽかったんですが
今回見ると♂ッぽい…
♀斑は脂肪で隠れて視認できません…
頭は小さいんですけどね… 全て分かるのは蛹になってからか…
                                      マサカ、ギナンドロモルフ ジャナイダロナ?




最後の3頭目↓
2010 05 21_1110.JPG
こちらは安心の♂個体~
500cc育ちなだけあってそれなりの体重。
タイワンシカだと9gくらいだと5cm半ばくらいらしいですがどうなるか…
最低限特徴が出るレベルまでは育っておくれよ~



因みに、この子たちは皆
2010 05 21_1111.JPG
こんな感じで内側で溜まっておりました。良い事だ…ウン。




さてさて~ そろそろ本格的なシカクワシーズンになりますな~
今年こそ『あのシカ』を手にしちゃる!!!!!


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日昆No.2 と云う男 [日昆メンバー]

(編集・加筆 2016年1月25日)

まず断わっておきますが、このカテゴリにおいては情報が新しくなるようなことがあれば
容赦なく書き換えて更新していきます(もはやブログじゃねぇ…)






さて、日昆会長 諸記の採集記他では度々他のメンバーが登場人物として出てきます。
日昆の重要メンバー達、
その中でも今回は結構クセのある1人、No.2の紹介です。




〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

プロフィール  一部私見ありかも…
No2画像.jpg

 日昆ナンバー : 2 副会長  創立メンバー

 年齢 : 同期

 グループ内ポジション : 副会長・賑やかし役?
                  極度の自由行動主義者と言ってもいいかも…

 採集中の機動力(社内) : 灯火・樹液などルッキングにおいては社内で最上位
                   続々と飛来するカブクワを次々捕っていく手際の良さと
                   虫を見つける時の視力の良さは常人以上である。
                   
                   発見し辛い場所に居る個体を捕るセンスも彼ならでは。
                   小学生時代からその才能で数々の生物を捕獲しており、
                   有害な動物であっても実害を受けない限り恐れを見せない。
                   そのため出撃時には多岐にわたって動物観察をしている
                    
                   2009年まではNo.4と共に2マンセルで出撃することも。
                   基本的に出不精で地元の町会から外は県外(圏外)と豪語
                   するほどのインドアでもあるが、野外での立ち回りが前衛的で
                   本人をして「半ドア」と言いしめる。
                   飼育は現在ノータッチなので採集がメイン。
                   彼自身自発的な採集はまず行かないのだが、眼力といい
                   俺の目から見ても彼は屋外向きのメンバーである
                   No.6と組むと途端に制御がきかなくなる。

                   飼育面では放置飼育のプロであり、
                   彼独自で編み出した放置飼育法『ホーチキ』
                   巨大種ヒラタを悉く超小型で羽化させると云う恐ろしい技。
                   因みに飼育データ・個体ラベルはどうでもいい派

                   標本はやらないが何故か死骸はとって置いている

 カブクワの好み : 冗談だが『小っちゃいヒラタ』とのこと。
              材割採集の経験から、超小型種の採集には特に渋い顔を見せる。
              マグソクワガタ採集の楽しみが分かるあたりはやはり只者ではない…
              中学の頃は色虫に手を出していたが
              ここ数年は全く増種する意思を見せない(泣)
              
              過去の飼育種には
              マンディブラリスフタマタ
              ニジイロ
              ミカルドキンイロ
              メタリフェルホソアカ
              チベットミヤマ
              ヘラクレス・リッキー  等がある

 彼のカブクワイメージ : マグソクワガタ

 飼育経験種数ランク : 社内5位(No.5とほぼ並立)

 その他特技 : 『錠前開け』
           本人はやはり開けた時の達成感が好きなんだろう
           特にダイヤルロック式には強く、
           一部の仲間からは「鍵師」とも称され
           その腕前は素人にして某マンガの主人公を彷彿とさせる(笑)

 趣味 : 『ゲーム』
        いわゆるテレビゲームや携帯型ゲームの事。
        懐事情に反してこの手のゲーム(本体機器・ソフト)は最優先で購入する。
        早い話がゲーマーである。


〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇



彼の生活サイクルはかなり狂っているようで、
もしかしたらこの俺でも敵わないかも知れないです。
生物以外の趣味では俺とは近い様で全く合わず、俺は話についてけない事がしばしば。
そして「俺ら東京さ行ぐだ」的な願望がゼロの地元町内完結型の人間です。
それとメンバー活動時No.6と組んで俺を攻撃してくるのは何故だ!?

とは言え、なんやかんやでいつも俺のわがままを聞いてくれているので感謝してます。


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日昆会長 諸記  祝・1周年!! [ヘラクレス (リッキー亜種)]

                    あぁ~~… 8年前にマジで戻りたい……

こんばんは、最近夜になると眠くなってくる会長です。

いやぁ~~遂に来ましたか~

本日で日昆会長 諸記、めでたく1周年を迎えました!!!
                                          パチパチパチパチ~

とは言え他のところブログみたいにイベント企画なんてするワケないですが…



1周年て事で、どうでもいいですが中学の時日昆で作成したノートの事を書いてみます。

日昆ノート Vol.1.JPG

その名は日昆ノート

中学生の考える事です。

表紙に書かれたイラストは当時メンバーで考えていた組織のロゴです。
いくつか考えたのですが、最後に考えた一番下のロゴが最も気に入ってます。
なんか我ながら上手い事やったな~なんて思ってます(オイオイ…)
                (最近余計な事ばっか言うから人間性が見抜かれてる気がする…)
なんか昭和チックな雰囲気がしますなコレ、 商標登録でもしとくか?
1周年と言う事もあって、
この度プロフィールの画像をいじってみました。
前々から別パターンのデザインを考えてみてたんですが
気分転換を兼ねて作り直しました。
作れる時に作っとこうと思い、この他に20通りくらい別パターンがあります
気が向いたらちょくちょく替えていきます。


ノートの内容ですが、
虫の販売価格(今は使ってない)とか、立案したプロジェクトのリスト(今は使ってない)、
メンバーのリスト、名言集、虫の観察記録、
メンバーの在庫表(今は使ってない)、専門用語集(今は使ってない)など
ほとんど使っておりません。

現在は採卵結果記録用としてしか使ってませんね。

まさに「青春の1ページ」だったワケです(上手くねーよ)




さて、1周年を記念してもう一つ。

このブログでは飼育中の在庫をその都度紹介してきましたが
まだブログ設立時の在庫で未紹介の虫が1種類いるのです。

2年目を全てのファミリーが登場した状態で迎えたいと思います。
いや別にこの時のためにとっておいたワケではなくて
単に「地味な画面」になりそうだったってだけで出すタイミングが無かっただけですから~


てなワケで、コイツが最後の1種類だ! !





エクアドルリッキー.JPG
ヘラクレス (亜種リッキー)


最後を飾るにはある意味相応しいかも……

言っときますけど、↑の写真は死骸ですからね。
今いる生体は全部幼虫ですからね(言ったでしょ? 地味だって)

自分はどちらかと言うとメガソマファンなのでヘラクレスはそんなに力が入らないんです、
それでも居ないなら居ないで欲しくなってしまうと云う虫なワケです。
全ヘラクレス亜種でどれ派かと言えば自分は断然リッキー派です。

因みにこの画像でどこの国のリッキーか分かった貴方はなかなかのリッキーファンです。

どこかと言うと…

エクアドルで~す!

エクアドル産は頭角先端突起の幅が広く、
上翅の点刻が比較的少なく鮮やかな黄色で僅かに金色に光って見えるんですよ。
しかも後から知ったのですが他産地より大型になるとの事。

自分は初めてリッキーを羽化させてからエクアドル産に魅了されて探していました
(当時羽化させたのは途絶えた)

しかし、次に入手したのはエクアドル産ではなくコロンビア サンタンデール産。
と言うのも1頭あたりの価格の安さに釣られてしまったんですね~
と言うワケで、それを今飼育しているワケです
因みに、仕入れたのは去年の年始。


大型カブトに関しては温室に入れるのは無理なので
幼虫飼育は居間で常温飼育

2010 05 25_1113.JPG
大型カブトを置いている居間の飼育スペース(常温・一部電気アンカ有り)の一部。
こんなとこに置いとくからオウゴンオニが奇形になったり死んだりするんだよな…

夏も冬も、特に冬は居間が氷点下になりますから幼虫はたまったモンじゃありません。
普通なら全滅すると思います、

昔初めてヘラクレスを飼育していた頃は、常温でバンバン殺していました。
何度も何度も安くない幼虫を買い足していました。
それでようやく羽化した第1号が↑と言うワケです…

今では、次々と死んでいくと云うことも回避し
同じ居間でメガソマも羽化させてきました。

どうやって飼っているかと言うと単純明解、『大きい容器で飼育する』事だけ。

昔は小ケースで飼育していましたが今は中ケースで主に飼育しています。
大ケースや衣装ケースを使うともっと生存率が上がるでしょうねぇ

現在大型カブトはマット交換を怠けたせいで小さい個体しか居ないと思いますが、
自分の部屋が出来次第(現在自部屋なし)、この辺のやる気は上がると思います。




全ての在庫を紹介し終えたと云う事でようやく新たなる出発と参ります。




      ブログに載せた在庫 43種類
          全ての在庫 33種類


そう言うワケで2年目もよろしくお願い致します



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ザ・シカクワガタ [〆シカ (スペキオスス亜種)]

話題は早速今が旬のシカクワガタ!!

来るか来るかと待ち続けて去年は結局来ず、
もしかして今年は来るんじゃないか? と
期待に胸を膨らませる人たちは少なくないと思います。

えェ、遂にマイシカクワガタが生体で上陸したようです!!!!!

   ウワァ~~~          マジで~~
別に自分のものになるワケ無いのに興奮しております。

ドルクスグッズの今月便の予定が遅くなってるとは聞いてましたが
コイツだったワケですね~

…どうやら『【まいしか】ってなに? そう言うくわがた居んの?』って反応ですネ?
まぁ、いるんですよそう言う虫が。

…なにやら『【シカ】って付けばなんでもいいのかオマエ?』って言いたかったりします?
違いますね、「シカは全部魅力的」なんですよ!!
それに自分はどっちかっつ~とディディエールみたいのが好きなんで
ディディエール系統のマイは勿論一目惚れですよ。(暴走して周囲が見えなくなってるな俺…)

今季は高嶺の花でしょうが2年したら暴落するんでしょうね…シカですから。


さてさてマイも上陸したと云う事は、
残る未入荷種はレーマンシカのみになりましたな。
これは一筋縄ではいかないでしょうが、
自分は1ヶ所期待している業者さんが居ます。
金貯めね~と…


余談ですが去年話題になったキルクネリウス・グアンクシィ
自分はシカで問題ないと思うんですがこれはまたいつか別の日に……




で、本日の主役はマイじゃありませんから。

まぁ自分、このブログでは「シカが好きだァ」とか言ってるものの、
意外とメジャーな種類が少ない気がしてます。
ディディエールと累代断絶中のタイワンくらいか…



では、新鹿鍬形 第3陣 いってみましょう!












スペキオススシカ.JPG
シカ (スペキオスス亜種) タイ チェンマイ県 インタノン山


シカ好きなら真っ先に手に入れると思うヤツじゃないでしょうか~?
まぁ俺もこの形と色は見逃してはいなかったですが…

今ほどシカクワの情報・技術が無かった時代、
スペキオススは「かなり寝る・新成虫は扱い方に注意」と言われていたので
敬遠していたんですね、俺も無知だったな……
それで今の今までズルズルと引きずっていたのが理由の一つ。

それともう一つ、これも俺の無知ぶりとわがままから。
タイとくればチェンマイがまず頭に浮かびます。
自分はこのチェンマイと云うラベルが好きでココ産のスペキを探していたわけです。
昔からチェンマイと言えば虫の有名どころ、
ゴホンヅノ・パハン・クレヌリデンスをはじめお馴染みの産地です。
行った事はないですがチェンマイ市は観光も人気、ソンクラーンの水かけ祭は有名です。
で、最近のスペキのラベルは
ドイ サケット郡 (Doi Saket)
ウィアン パ パオ郡 (Wiang Pa Pao)
・そしてたまにチェンライ (Chiang Rai) が出回ってますね。

頭の悪い俺は前まで「チェンマイじゃないな…」なんて考えながらスルーしてました。

ところが実際違うんですよね~

調べてみると、ウィアンパパオ郡はチェンマイ県の隣チェンライ県にあるワケだけども
ドイサケット郡はきちんとチェンマイ県の中に在ったんですね(恥)
実際ラベルなんて現地でゴチャゴチャになってるかも知れませんがなってないかも知れません。

で、今回仕入れたラベルですが…
↑で紹介したとおりですが、ラベルとしてはまず見かけないですよね?

インタノン山 (ドイ インタノン)はご存じの方も多いかも知れませんが
タイで最も高い山です。

高い山なら大型化への素質が秘められているんじゃないかと思うんですが浅はかですかね?
ドイサケットもドイインタノンもウィアンパパオも変わらんか~?



さてこのスペキ、近年は現地飼育個体が輸入されているとの事で
自分の情報ではないですが、
春~盛夏は野外個体が主に入荷し晩夏~秋になると現地飼育個体が多くなる
と云う「らしい」です。

そして実はこの話がちょっとリアルかもと云う出来事が過去に有ったんですね…
中学の頃、No.4が一度スペキに手を出した事があったんですよ。
勿論?WILDで、買ってすぐセットしたらしいです、
しかし、産まないどころか全く動かないとのこと。
結局そのまま産むこと無く死んでしまったらしいです。

買った時期は夏から秋に差し掛かった頃だったと思います。
ようやくあの時の謎が解けた気分です。

今回の個体は入手元の業者さん説明で灯火採集品との事で
キチンと起きてます。


シカは動きが肝心ですね。
成熟してなおかつ休眠から明けた動きです。

個人的には、成虫を飼育してて一番楽しめるのはシカです。

シカクワを見てると他のカブクワが腑抜けにみえてくるんですよ動きが。


↑飛翔直前の動きです、
灯火採集品というのは嘘じゃないみたいです。



後はサラッと流して紹介…

2010 05 27_1119.JPG
この個体は裏の黄紋がほとんど目立ちません(枠内
スペキ全体の中ではそんなに派手な個体じゃないです。
腿節もちょっと黒めです


2010 05 27_1116.JPG
♀。こちらもそれほど活きがいいワケではないですが絶え間なく動き続けます。


2010 05 27_1115.JPG
擬死行動もバッチリ(前脚はすぐ広げますが)


んじゃ、早いとこマット買ってセットしないとメタリの二の舞になるなァ



    新しく入荷した在庫  1種類
    ブログに載せた在庫 44種類
         全ての在庫 34種類


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春のクワガタ採集 [日昆 採集記 【2010年】]

オオクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、ヒメオオクワガタ、
ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、アカアシクワガタ、ルリクワガタ………


これらは自分が今まで採ってきたクワガタである。

青森県で採れるクワガタムシはまだ数種あるのだが、
自分のまだ採集経験の無いクワガタで非常に興味深くまた強く憧れる1種類が
今まさにこの時期発生しているのである。

まだ見ぬそのクワガタはFH鈴木さんに聞くと
「同じ環境であっても採れるポイントと採れないポイントがある」
「採ったことが無い」
「市外のポイントは聞いたが青森市内で採れるポイントは今まで聞いたことが無い
 との事。

つまりポイントについては自分でなんとか探し当てる他に道は無いと云う事だ、
しかもこの時期(春)を逃すと今年の採集はお預けになってしまう。
市外のポイントまで行ってる余裕も無いしねぇ。





だが実は一ヶ所、気になるポイントが自分の中で有る。
父が以前釣りに来ていたポイントで、
自分もついていった事がありそのクワガタが居そうな場所が存在していたのである。

探すならそこしかない! と決めた俺は天候をうかがって父と共にそのポイントへ行く事にした。



 30日(日)

天気予報の通り、絶好の昆虫採集日和となり青空広がる快晴です。

昼前、青森市内某所にある釣りポイントに到~着。
この場所に来るのは数年振りです。

さて、例のクワガタを狙う俺と魚を狙う父とで場所の見方は違いますが
まずはじめに気にとめたのは1台の車でした。

「先客がいるな~」

車を降りて周辺を見てみますが釣り人らしき人影は見えません。
父は「おそらく山菜採りに来たんだベ」と予想していました。
もしかしたら誰か人を埋めに来た可能性があるかも知れないなんて自分は思いましたが…

まぁ近くに釣り人が居ないならこっちは採集に集中できるから良いんだけどね。

雨上がり集団.JPG
雨上がりの水溜まりの光景。

で、そのクワガタが居るかも知れない気になるポイントは↓

ポイント.JPG
川の向こう!!

採集ポイントへは川を渡らないとイケないのです。
ここで気付いた、「長靴持ってくんの忘れてた――――!!!

と言ったところ、幸いにも父が「長靴なら持って来てる」との事で
長靴と捕虫網とバッグを持ち、
別の釣りポイントに向かう父と別れました。



早速長靴に履きかえます。

そして網を持って川に入ります。


マイアミ(安ッ).JPG
今回の採集で無くてはならない必須アイテム・捕虫網(My網) 税込105円だ!!
果たしてこの網が活躍するほどにクワガタが居るのかどうか…


フミダス.JPG
1歩を踏み出す!

また1歩を踏み出す!
ヤバいッ!!!! ちょっと水入ったァッ…

網を杖にしてまた一歩踏み出す。ヤベ~ヤベェェ~ッッ!!!
流れが強いィッ!!

ぅぉッ よろけるッ ウッ… ォォァア~~―――!!!!
ボッシャッボッジャッボシャッ… (ヤケクソ)


上陸……


長靴.JPG
ウエェ~ 長靴の意味ねェ~~~

完全にビショビショになりました。足がゴボゴボ鳴ります。

水を抜いて、いよいよ探索開始!




川原に上陸.JPG
ココがそのクワガタが居るんではないか? と云うポイントです。
ハイ、見ての通り川原です。


予備知識からすると、
こんな感じの場所に居るはずなのですが…

周囲を見ると意外に虫がたくさんいます。
主にハエ・アリ・ガガンボですが…

早速クワガタを探してウロウロし始めます。










……………



しかし、全くと言っていいほどそれらしい虫は飛んでいません。
ハエが纏わりついてくるし、アリの巣からウジャウジャウジャウジャ出て来るし…





「やっぱ居ねえなココ~…」
ほとんど諦めました。





気分転換にセミ捕りを開始し、網の長さが短くて断念…




ハエがうっとおしいし、微風に乗ってメチャメチャ何かの綿が飛んでるし、ガガンボはキモイし

午前11時前、もう帰ろうかな~とテンションがフワフワしてきた
                その時、何かが動いた!!!


ハエにしてはツブがでかい何かが低空飛行している!!

「!!?ッアレ何だ!!? アレじゃないか!!?」
すぐに網で振るッッ!
網にソイツが入るッッ!
一呼吸おいて網を上げ中のブツを見るッッ!!!






…んんん…ッ…!!!!!














初捕りマグソ.JPG
2頭目.JPG

ぉぃ ぉ~い おァ~イ 居たよ~居るじゃねーかァ~!!!!


特徴を確認、完全にマグソクワガタと合致。


ハイ! 今回狙っていたのはマグソクワガタです!!
ちょっと前からコイツに熱が入ってまして超~採りてぇー、と思っていたワケですね~

クワガタ好きが150人いてその内149人が興味ないと言うであろうマグソです。


まさかホントに採れるとは思ってなかったので、
いったん虫を網に閉じ込めたまま向こう岸に戻る事に。

川を渡るたびに浸水するのは気分のいいものではありませんな…


岸に上がり、置いているバッグから800ccボトルを取り出し
採ったマグソを入れ、今度はボトルをポケットに突っ込みまた川原を目指して浸水。
バッグは川原に置いとくとアリだらけになりそうで嫌なので持って行かず。

続けて捜索、見方が分かってくると飛んでるマグソが次々と見えるようになってきました。

地面をよく見ると石の上にとまっている個体も発見。

茂みの奥には発生木も沢山あり、
ここは完全にクロだと云う事を確信しました。




飛んでいるのはどれも♂。

♀を探して低空飛行すると云う話通りです。
腰から下の高さで皆飛んでいます。

ここからが実は勝負、
♀は♂と違ってあまり飛ばず、採集数が少なく
♂は大量に採れても♀がほとんど採れないのです。

地面をよく見て探すしかないのかな…  とか考えていると、
ちょっと違う飛び方をする少し大きめの虫が飛んでくるのが目に入りました。

「またマグソいた!」 と狙いを定めて網をスウィープ。

へへへ~また追加だァ~ と網を除くと、






♀!!!!!!!!!.JPG

♀! ! ! ! ! ! ! ! !



ェエェええッ ほッお~イマジぃ~~!!!?

♂を初めて見つけた時よりリアルに興奮してしまいました!

どうやら♀は人の背くらいまでの高さにまでは上がり、
スピードも比較的早く動きも変則的みたいです。



この後も余裕が出てきて続々追加し、他の昆虫も観察しました。
幼稚園の頃図鑑で見て「変なの~」と思っていたビロードツリアブ
毒があることで知られているアオバアリガタハネカクシ
日本最大のアリ・ムネアカオオアリ
名前分かんないけどスゴイカッコいいオサムシ
そして

オトシブミ.JPG
オトシブミ
首が短いので♀ですね、
葉っぱの上に居たのでまさか作成中!!? と思いましたがただの食事中でした。
てか飛ぶなよ!


さらには地上のマグソを探していて、
「マグソだ!」と思い捕まえようとして手を伸ばしたその時、
マグソが周辺にゾロゾロと居て
小石をひっくり返したところでさらに沢山居ることに気付き、
「すげ――――――! なんでこんなに居んだよ~!」
と大量捕獲しようとした時さらにまた気付きました。

「やけに黒っぽいのが多いな~……」
そしてそのマグソの触角を見ると
開いていない…! これマグソじゃねぇ!!!!

即リリースしました。
後に調べてみるとこの虫はゴミムシダマシのようで、
マグソとよく見間違える事があるので注意しなければいけないようです。
あの時気付いて良かった~

画像なくてすみません。


そろそろ♂はいいかな~と思っていたその時、
ケータイが鳴りました、とってみると父からです。

「昼メシだ」

時間を見ると正午を過ぎた頃、
いったん荷物をまとめ川を渡って車まで戻ります。

さっき停まっていた車はもう無くウチの車のみでした。


父 「クワガタ採れダナ?」

俺 「スッゴイ採れた」

父 「ホンドにィ!? 幼虫でダガ?」

俺 「違う違う成虫!」

父 「ウソォ~」


バッグからマグソの入ったボトルを出し見せてみる、
反応が非常に気になる…

父 「これがクワガタなんダガ? (これがクワガタなのか?)」
こういう反応をされるとは思っていましたが
マグソに関しては(あとはマダラも)なんか普通にミヤマとかオオクワを見せた時とは違う
反応が嬉しいですね、『えっ!? これがクワガタ~!?』みたいなね。



昼飯のにぎりを食べてから、
もう1時間粘ってみると言いまたポイントに向かいました。

なにしろ♀が居ない。
昼飯の時点で2頭捕獲したものの
フタを開けた時に1頭逃げてしまっていたからです。

♀の追加を目的に、
あちこち探索しますがさっきと比べて♂も見かけなくなりました。

もしかしたら
天候や時期も関係するでしょうが
一日の内はじめの方は異性を探して飛び回り、
時間が経つと異性を見つけ(主に♂が)交尾したりなどで
地上に降りる時間が長くなるのかも知れません。

そう考え、今度はひたすら地上を探してみる事にしました。



すると
2010 05 30_1134.JPG
休息ポイント.JPG
休んでいるのか? ♂達がじっとしている箇所を発見。
近い場所に集まっているのは単に生息密度が高いのか
♀の近くまで来ているからなのか分かりませんが…

その後もちょくちょく見つけるも全て♂。

♀がいないか見ていく。

♂の飛んでいく先に♀が居るのだろうと予測し
飛ぶ♂を見ていくと…

♂が着地したところを観察すると、そこには↓


虫玉.JPG
虫玉だ!!!

見つけたゼ~

マグソは1頭の♀を中心として♂が沢山集まり、
結果としてこういった光景を見る事が出来るんです。

ここまで見れるとは今日は運が良いとしか思えません。

贅沢な時間を過ごしたところで
ハエと綿がうっとおしくなってきたので今日はこれで引きあげる事にしました。





さて、家に戻って成果をカウント~!

結果は…

結果.JPG

     16頭       (♂13頭 ♀3頭)

♂に関しては全部採っていたら35~40頭にはなっていたと思います。

試しにブリードしてみようかな~


と、いうワケで
今回マグソのポイントが市内で一つ新たに発見でき、有意義な採集が出来楽しかったです!


                               他のメンバーはどう思うかなァ……


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