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2010年青森本部総動員採集 ~7月~ [日昆 採集記 【2010年】]

 26日(月)

昼1時、我が家にメンバーの1人目が来た、No.5である。
No.5は今年初めての出撃だ。

続いてNo.2が我が家に来た、
出撃前に呪いのビデオを鑑賞するのだが予定より集合が遅れてしまったので
急いでVTRをスタート。

しばらくして玄関のチャイムが鳴る…

ようやく来た…No.6だ。

俺 「もう呪ビデ始まってるゾ!」

No.6 「何だと!!?

その後、鑑賞も終了し早速車に乗り込む。
各自の荷物やアミを積んで急いで?出発。

今回のメンバーは
・俺
・No.2
・No.5
・No.6
の4名、現在の青森本部メンバーの全員である。



………………



窓全開の車内はまあやはりというか談笑しているワケだが
No.2とNo.6がコンビになると手がつけられない…

そのせいでこの2人に惑わされノンストップで現地まで行くつもりが
途中休憩をはさむ事に。
おまけに2人はトンボを大量に捕まえてきて車内に放す始末。

 今回の採集はお馴染みの十和田湖なのだが、
 何故昼間から出発するのかいうと
 日中はヒメオオを狙って、
 そのまま夜の灯火採集に突入する予定だからであった。

現在位置を確認しつつ鈴木さんに電話

FH鈴木さん 「こんな早い内から山走ってるって事はもしやヒメオオ?」

俺 「えぇ、そうなんですよ」

鈴木さんに採集のヒントetc…を聞き、車を発進。
時間はロスにロスを重ね時刻は午後3時をとっくに回っていた。

この辺りか……???
そして今度もまた我々を阻む厄介な敵が…
この時期森に入ればお約束のアブの軍勢である。

No.6 「うぇ~やべェもう嗅ぎつけてきたし」

車を降りてもいないのに多数のあぶさん(笑)が周囲を旋回している。
急いで車を降り、アブに怒り心頭のNo.2とNo.6がアブと肉薄している。
そんなことしてる場合じゃないっつの!

ヤナギの特徴をほとんど忘れかけた俺とNo.5は
この木か? いやこっちの木か? と迷っていると
ようやくあぶさんと格闘していた2人が来た。

とりあえずあの木じゃないか?という木を目指して藪の中に入っていく…
藪こぎ.jpg
↑↑その時の1枚。
お分かり頂けただろうか…?
画面中央に横切るアブが写りこんでいるのが分かる。
因みにそのほとんどがアカウシアブ(日本のアブでは最大)なのだが、
いかに我々がアブにマークされているのが分かって頂けると思う。

色々な木を見ていくが一向に何も見えない。
ここでまたもや鈴木さんに連絡を入れる

鈴木さん 「そこにはヒメオオ居ないんだよ」

もう一度場所を教えてもらい
車に乗り込み急いで南下。


…………………






2010 07 27_1286.JPG
するとようやく見えてきた! ヤナギだ! ! ! ! !

僅かながらヤナギがチラッと混ざる林が出てきた…
しかしこの時点で既に4時をとっくに過ぎている。

時間も無い中急いで車を降りてアミを持ち長袖を着てヤナギへ、
といきたいところだったがNo.2とNo.6が「のどが渇いた」と
2本あるアミのうち1本を持ってどっか行ってしまった。

仕方もないのでNo.5と一緒に藪に入りヤナギを見上げて必死に黒い物体を探すも
ヒメオオ初心者の2人がそうそう簡単に採れるはずもなく…
引き続きヤナギをさがしてみる。

藪をこいでみると今度は高いヤナギが一本そびえ立っている。

ヒメオオ用の長いアミは持っていないので
俺ら2人は今度はこのヤナギに上ってみる事に
ヤナギは華奢なので下手な登り方をすると枝が折れて
真っ逆さまに落ちてしまうので慎重に上る。
枝を揺らしてしまうとヒメオオは落ちてしまうので
枝が揺れた時に何か落ちたものはないかと注視して上るが
これが全く何も落ちない。

枝を隈なく見通すが全く居ない。
時間帯もかなりヤバいがそれ以前にここにヒメオオが居るのかすら疑わしくなってきた



その時、遂にヒメオオが居るという確たる証拠見てとれたのだ。

枝を齧ると出来る齧り跡

居るという証拠があるもんで軽く興奮してしまった。
とは言え、時間帯に無理があるのかやはり採れず仕舞い…
木を降りて藪を出ると2と6の2人が帰って来ていた。
アミがへし折れていたアミを酷使し過ぎたのだろう…

ここから4人で一斉捜査。

藪の中に入りヤナギを見つけ上る上る。
「こうなりゃビーティングだ!」と落ちて来る物に注視しながら
枝を揺さぶりまくるがやはり採れない。

                ※ビーティング …木の枝を揺すったり叩いたりして
                            落ちてきた虫を採る昆虫採集法

No.6は頭にタオルを巻き手には軍手をはめていて
木に上る姿は完全に庭師
ハサミを持って枝を剪定していても全く違和感がない。

結局採れないまま疲れ果てて車に戻ることに。





そして車に乗り込む前に記念撮影~

2010 07 27_12851.jpg

この絵は一度撮っておきたかった(笑)






まぁですが体はもうガタがきており
2010 07 27_1284.JPG
全員グッタリ……

車に乗り込みどの道を行けばいいのか迷いながら走っていると
今度はさっきよりも濃いヤナギ地帯を発見。
目印もあり、鈴木さんの言っていた場所にようやく到着…

ここだったのか~と思ったこの頃にはもう6時近くになっていて
完全にヒメオオの採れる時間帯を外してしまっていた。

夜から始まる後半戦の事を考えて、
夕食を食べるためにヒメオオ捜査を終了して山道をひたすら走る。

どこで食おうか悩んだが、最終的にとある集落のとある食堂にて空腹を満たす事に。
(多分「とある食堂」でピンとくる方も多いはず)


………………


食堂に入りメニューを選ぶ。
疲れた時はメシよりアイス、というワケで俺とNo.2はソフトクリーム。
それぞれメニューが決まり俺はビーフカレー、No.2はカツカレー、
No.5は牛バラ焼き定食、No.6はざるうどん。

2010 07 27_1287.JPG
俺の頼んだビーフカレー、No.2もそうだったが福神漬けがなかなか多くてちょっと嬉しい。
こういう食堂のカレーとかって量がハンパなかったりするんじゃないだろうかと
ちょっと心配していたのだが来てみると実際そうでもなく、
食べやすい量で個人的にはホッとした。

テレビを見ながら「じゃあもう一回アイス食わない?」と
今度は4人でソフトクリームを注文。

2010 07 27_1288.JPG
お前ら食べかけかよ…

時刻は8時前(今思うとちょっと遅かった…)、
そろそろ行こうかと会計を済ませて食堂を出ようとしたところ
ガラスの扉に細かく蠢くものが…

(ウゲッ!!)

大量の羽アリである。

外の自販機を見てみるとこれまた「凄い」の一言である。
蟻地獄.JPG
これがホントのアリ地獄である…
嫌いな人からすれば絶叫モノだろう。

「これは(クワガタが)飛ぶゾ~~!!!!!」と期待に胸を膨らませながら
車に載りいつもの十和田湖に向かう。


……………


この時の車内は大音量でマキシマムザホルモンが流れている
ほぼ完全に若者のノリである。




………………


お馴染みのポイントが見えてくる。

車を停めて準備をしていると、

No.6 「人(採集者)今居たぞ」

とのこと。
どうやら先に採集者が入ってきているようだ。

俺 「もうやられちったかな…」

とその人の動きをチラチラ見てみると
探し方からしてあれは完全に初心者の探し方じゃない(少なくとも回数は重ねてる探し方)

その先客は自分の車に戻ってもその場を動こうとしない…

No.6 「あれは張ってるな…」

我々も探索するがやはり先客が居たからかほとんど採れない。

2010 07 27_1290.JPG
まず第1号のアカアシだが、どう見ても先客の「おこぼれ」である。

その後もほとんど飛んで来ずに我々もこの場を断念。


………………………


続いて第2のポイントに到着。

ここには来てくれよ…と思うも願いは届かず飛来数はほとんどなし。

しかし油断もつかの間外灯にかなりデカイ♂が飛来!
確実にミヤマの♂である。
落ちろ落ちろという願いも虚しくどこかへ消えてしまった…

結局ここでは数少ないミヤマ(♀)や貴重な♂(アカアシ)を捕まえるも
数はサッパリだった…


……………………


第3のポイントではグダグダムード…
もはや言葉にしたくない程になっています。
日中ハッスルし過ぎました…


…………………………


ここでUターンして第1ポイントでもう一度探索。
ほぼ無駄足だったがここでまた新しい採集者が来たようだ。

ちんまりとした場所をちょこっとだけ歩いた後帰っていったみたいである。
我々も大した成果も出ないままこの場を去る事に…



………………


最後に、夕食を食べた付近の集落一帯で散策。
しかし見つかるのは普通種、しかも♀…

このパターンは完全に「ハズレ」の日である。

2010 07 27_1291.JPG
月も結構丸いし雲にほとんど隠れないし、
日が落ちたのに完全に空と森の境目が見えるほどに明るい

悪い日選んでしまったな…と後悔…




最後の最後に我々にとって思い出深い某温泉に到着。

思い出を語りつつ完全に頭が変になっている。

そして今回の採集成果を数えてみる事に。
この時点で午前0時である。


2010 07 27_1282.JPG

    15頭

完全に来る日を間違えたパターンだ…
♂はアカアシが1頭のみ、悲惨過ぎる…



この後温泉を出発し運転手をローテーションしつつ青森市へ帰還。

誰かが「夜景見ようぜ」と言いだし、見晴らしのいい某地で休憩…
この頃にはケータイの充電は切れてしまっていた…




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