ルリサマー [〆青森県産 ルリクワガタ]
恐縮です、久し振りのルリクワネタです。
いかにも生き虫業界では需要が乏しいですが、
やってる自分としては今の在庫中で最も興味深い虫です。
さて、前回産卵セットを組んでそのまま4ヶ月経ってしまいましたが
今日はその経過発表です。
セットを組んでからすぐ、♀は産卵行動を開始しました。
産卵シーンも一部始終観察できましたが、
一緒に入れた♂が♀の邪魔ばかりするんですよね(オイオイ…)
だったら出せばよかったのですが、
小さい虫と云う事と♀が産卵中と云う事で結構野放しにしていました(反省)
そして、そんな♀もセット後3週間ほどで亡くなってしまいました。
コバシャを使った事もあって結構セット内に結露があったので
蒸れとか通気によるものだったかも知れません。
産卵木を出してみると、
意外にもマットとの接地部分に集中して産卵されていました。
これが湿度の関係でそこが気に入ったのか、
はたまた♂に邪魔されない場所で産卵した結果だからなのかは定かではありません。
さて一方こちらは幼虫で採集した個体。
順調に幼虫が死んでいっている中、
1頭の幼虫のステージアップを観察できました。
7/3の時点で蛹室は完成していました。
7/9には蛹化していました。
7/20にはもう羽化していました。
流石は超小型種ですね、1ヶ月と経っていません。
因みにコイツは♀で、銅褐色の色彩で地味です…
しかし残念ながらこの後この個体はカビて死んでしまいました。
湿度が高くても大丈夫なはずですが…もしかしたらマットの劣化が問題かもしれません。
幼虫採集個体は今現在生存確認できているのが1頭のみで、
未だに3令です。
さてさてさてさて~月日は経ち本日24日、
ルリのセットをしてから約4ヶ月、♀が死んでから約3ヶ月が経ったので
割り出してみました。
4ヶ月経ったセットです。
ホントは割り出さない方がいいかも知れませんが
見ての通りメッチャカビカビしていますもんで…
温室の奥に放置していたんですが
久し振りにケースを覗いてみると、
以前見たときには無かった空洞が…
よく見れば食洞であります。
マットに出てきているのか…まさか…
と云うその予感は的中!
おおおお! 居るでね~か! ! !
卵で全滅、と云うワケではなさそうです。
取り出した産卵木のVN材、何ヶ所か産卵痕が付いていますね。
↑↑こちらはマットとの接地部分。
実際たくさんの産卵痕があったのですが結構ボロボロですね。
まずは材を解体していきます。
VN材は年輪に沿ってペリペリ剥がしていけるので
非常に作業がし易いです。
もしこれでコナラとかだったら同じ大きさでもこれの3倍は時間掛かったでしょうな。
しかし材からは何も出てきませんでした(泣)
接地部分に産まれた卵もどうやら材には食い入らずマットに潜っていった模様です。
続いてマットを出して丁寧に解していきます。
やはり幼虫はマットに出ていました。
そして最終結果は……………
3頭 撃沈じゃね――か!!!!!
内訳は3令が2頭、2令が1頭でした。
材を解して分かりましたが、
マットに接していないばしょに付いていた産卵痕は全て空産みもしくは死亡でした。
元々♂に邪魔されたのもあってか産卵は中断される事も見られ、
♀自体も地上部分にはほとんど産みたがっていませんでした。
そしてこのカビまみれの現状から察するに…
原因はほぼ完全に『蒸れ』
でしょうなきっと…
普通ならもっと産むはずだしね~
採れた幼虫は発酵マットにVN材の破片と共に入れておきましたが、
ルリの飼育は多分未発酵~1次発酵くらいが望ましいでしょうな。
(と言いつつ2次発酵マットに入れちったんだけどね)
無事に羽化してF2幼虫を採るまでに至るのか非常に不安です。
いかにも生き虫業界では需要が乏しいですが、
やってる自分としては今の在庫中で最も興味深い虫です。
さて、前回産卵セットを組んでそのまま4ヶ月経ってしまいましたが
今日はその経過発表です。
セットを組んでからすぐ、♀は産卵行動を開始しました。
産卵シーンも一部始終観察できましたが、
一緒に入れた♂が♀の邪魔ばかりするんですよね(オイオイ…)
だったら出せばよかったのですが、
小さい虫と云う事と♀が産卵中と云う事で結構野放しにしていました(反省)
そして、そんな♀もセット後3週間ほどで亡くなってしまいました。
コバシャを使った事もあって結構セット内に結露があったので
蒸れとか通気によるものだったかも知れません。
産卵木を出してみると、
意外にもマットとの接地部分に集中して産卵されていました。
これが湿度の関係でそこが気に入ったのか、
はたまた♂に邪魔されない場所で産卵した結果だからなのかは定かではありません。
さて一方こちらは幼虫で採集した個体。
順調に幼虫が死んでいっている中、
1頭の幼虫のステージアップを観察できました。
7/3の時点で蛹室は完成していました。
7/9には蛹化していました。
7/20にはもう羽化していました。
流石は超小型種ですね、1ヶ月と経っていません。
因みにコイツは♀で、銅褐色の色彩で地味です…
しかし残念ながらこの後この個体はカビて死んでしまいました。
湿度が高くても大丈夫なはずですが…もしかしたらマットの劣化が問題かもしれません。
幼虫採集個体は今現在生存確認できているのが1頭のみで、
未だに3令です。
さてさてさてさて~月日は経ち本日24日、
ルリのセットをしてから約4ヶ月、♀が死んでから約3ヶ月が経ったので
割り出してみました。
4ヶ月経ったセットです。
ホントは割り出さない方がいいかも知れませんが
見ての通りメッチャカビカビしていますもんで…
温室の奥に放置していたんですが
久し振りにケースを覗いてみると、
以前見たときには無かった空洞が…
よく見れば食洞であります。
マットに出てきているのか…まさか…
と云うその予感は的中!
おおおお! 居るでね~か! ! !
卵で全滅、と云うワケではなさそうです。
取り出した産卵木のVN材、何ヶ所か産卵痕が付いていますね。
↑↑こちらはマットとの接地部分。
実際たくさんの産卵痕があったのですが結構ボロボロですね。
まずは材を解体していきます。
VN材は年輪に沿ってペリペリ剥がしていけるので
非常に作業がし易いです。
もしこれでコナラとかだったら同じ大きさでもこれの3倍は時間掛かったでしょうな。
しかし材からは何も出てきませんでした(泣)
接地部分に産まれた卵もどうやら材には食い入らずマットに潜っていった模様です。
続いてマットを出して丁寧に解していきます。
やはり幼虫はマットに出ていました。
そして最終結果は……………
3頭 撃沈じゃね――か!!!!!
内訳は3令が2頭、2令が1頭でした。
材を解して分かりましたが、
マットに接していないばしょに付いていた産卵痕は全て空産みもしくは死亡でした。
元々♂に邪魔されたのもあってか産卵は中断される事も見られ、
♀自体も地上部分にはほとんど産みたがっていませんでした。
そしてこのカビまみれの現状から察するに…
原因はほぼ完全に『蒸れ』
でしょうなきっと…
普通ならもっと産むはずだしね~
採れた幼虫は発酵マットにVN材の破片と共に入れておきましたが、
ルリの飼育は多分未発酵~1次発酵くらいが望ましいでしょうな。
(と言いつつ2次発酵マットに入れちったんだけどね)
無事に羽化してF2幼虫を採るまでに至るのか非常に不安です。