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当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

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Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

青森市 某採集エリアのクワガタ・カブトムシ採集 [青森の昆虫事情]

(2020年8月14日 レイアウト調整・一部編集)

8月になりましたね、え!!?もう8月かいな(汗)
ヤバい!! もう今年の採集シーズンほとんど過ぎちゃってるじゃないか!!!!

なんか色々採集道具揃えたり下見に出掛けたり寝坊してる内に
これと言って色濃い採集結果が出ないままここまで来てしまいましたヨ(汗)


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


そして8月突入という事は
つまり青森市内ではいよいよねぶた祭りの開催ですね。

人混みで疲れると云う人や違った角度から祭りを楽しみたい人は
是非ビルや立体駐車場の屋上から祭りの眺めを楽しんでみてください(笑)



さて、ねぶたの期間ですが、
時を同じくしてカブクワ採集が良い成績を納められる期間でもあります。
まぁこれは俺らだけかもしれませんが…(苦笑)

また、今年から真面目に地元のクワガタの標本を集めようと思っているので
普段逃がしてしまうような虫でも持ち帰ることが多くなっています。




年々知名度が上がってきているからか、
このホームグラウンドに採集に来る人が増えてきています。






そこで今回は、
自分らのホームグラウンドである某採集ポイントでの採集について書くことにします。
(地元ネタです、すみませ~ん)
ここからが今日の本題です。



と、そうなると

話をする前にそのホームグラウンドがどこかが分からないとこの話はまったく理解出来ない事になってしまいますね[あせあせ(飛び散る汗)]

というワケでそのポイントなんですが・・・・・・







勿論、こんなところで喋るワケがありませんよね[たらーっ(汗)]

そのポイントについては青森市にお住まいの方ならちゃんと本気で探せば
『簡単に』割り出せるトコですので。

「探し方が分からない」と言う方は、
別の記事で青森市内の探し方をまとめていますのでこちら↓↓を参考にしていただければ。


 【青森市内でクワガタを探す場合参考にしてみてください】
   ⇒ 2014年8月4日 『青森県青森市クワガタ採集のすゝめ』





青森市内でカブトムシやクワガタの採れる場所についてのネット検索が多くなる時期にはなりますが、

青森市は東も南も西も山林で囲まれていて、さらに言えば山に入らなくても山に近い場所ならちょっとした緑地で繁殖していますので、ネットで調べるよりも自分で地図を片手に車でドライブがてら探した方が見つけるスピードは早いと進言しておきましょう。

「絶対に欲しいんだ!」と云うのならホームセンターで買えばいい話です。 (ちなみに、そういうホームセンターで売られているカブトやクワガタって地元で採ってる納品していると思ってませんか? いや、実は全然違ってて、横の棚に並んでる昆虫用品メーカーの地元の虫をわざわざこっちまで輸送してるんですよ) クワガタもカブトも生き物である以上「絶対に採れる」なんて保証は誰が誰に出来る事じゃありません、見つけられない人は虫が居る所に行っても採れないものです。
「とにかくたくさん採りたいんだ!」と云うのなら自分の足でたくさん採れる場所を見つければいいのです。




ではまずこの採集ポイントの概要から。

このポイントは青森市の採集場所でいえば言わば『入門者コース』
なぜそう言えるのかと説明すると、
ここでの採集方法は9割~10割が灯火採集(外灯採集)。深い林の中へと入るワケではないので子供達だけでも気軽に挑戦出来る点から。

そして、この場所は採集ポイントが各地に存在し採集『ポイント』というよりは採集『エリア』と呼ぶ方が合っています。
ともあれば、多数の採集者が同じポイントに集中する危険も回避できると云う事にもなります。
しかし、それは逆に虫が飛んでくる場所が拡散していると云うことでもあり、ポイント1ヶ所当たりの採集確率・採集数が少ないとも言えます。
つまり広く薄く採れるエリアであるため、採集ポイントを数多く把握していないと土産ゼロで帰る事になることも普通にあります。
なので、「この辺りで採れる」という事は知っているけど具体的にどこで採れるのかまではよく知らないと云う人もおります。
また、そのポイントが1ヶ所や2ヶ所しかないものだと思われている人もいるようです。

※(2018年8月15日 追記)
この記事を書いた2011年時点ではこのホームグラウンドは採集ポイントが乱立する一大ポイントではあったのですが、照明のLED化や夜間外灯の消灯、開発による生息環境減少などの要因により、今となってはほとんど採集出来なくなってしまっております。



さて、この広い(?)エリアは一体どんな種類の虫(カブクワね)が採れるのか?

単純にリストアップしてしまうと、下記に記した通り。

  ・カブトムシ
  ・コクワガタ
  ・ノコギリクワガタ
  ・ミヤマクワガタ
  ・アカアシクワガタ
  ・スジクワガタ 
                 の6種類

まぁ市街地近郊のレギュラーメンバーですね。

さて、この6種類、
エリア内ならどこへ行っても採れるんだと勝手に判断すると狙いの物が採れずに終わるなんて事になりかねません。種類によってはココの辺りでないと採れない、と云うのもありますので簡単に各種の解説を記してみます。

  ・・・カブトムシ・・・
   数ある採集ポイントの中でも飛来するポイントは限られていて、
   数年前までは来た場所でも今は飛んで来ない場所がある。
   ♂サイズは、平均的に小型(角がギリ4又になる程度)が多く、
   その中に中型(角の4又は立派だが対して伸びてはいない程度)が混ざる程度で
   立派な大型個体はまず飛んで来ない。
   (しかし今年は比較的大型も採れているので結構楽しい)
   勿論ホームセンターに出回っている養殖モノとは比べない方がいい(笑)
   市外の他の地域だと、平地で大きな♂が普通に採れたりするのですが、
   寒い地域の特性なのか、少なくとも外灯では大きな♂は採れません。


  ・・・コクワガタ・・・
   各ポイントで平均的に見られる。
   一応自身の今までの経験から言うと、シーズン初期は本種の割合が高い。
   標高の高低関係無く生息しているのでコンビニの灯りに飛来する事も多い。
   サイズも大小様々で過去には50mmを超える個体も採集されている。


  ・・・ノコギリクワガタ・・・
   コクワガタと並んで飛来数が多いクワガタ。
   また、夏も本格的になるとダントツに飛来する割合が高まり
   エリア内では一番採集が簡単と言える。
   飛来するのはほとんどが♀で、♂は何日も粘らないと採れない事が多い。
   (自分は何故か探してる最中に飛んできたと云う事が多い)
   ただでさえ♂が手に入り辛いワケだから、大歯型に関してはさらに少ないのだが
   毎年1頭は必ず大歯が飛来する(一応)ポイントもある。
   (1頭って…厳しい…)


  ・・・ミヤマクワガタ・・・
   飛来数は年々減ってきており運が良ければ採れる程度と思われる。
   恐らくこれは樹液採集の方が合っていると思われる。
   樹液採集と言っても、ヤナギなどの細い枝に付くので、
   ちょっと言葉のイメージとは違うかもしれない。
   低地でも生息しているが、外灯に飛来する個体を採るなら少し標高が必要。


  ・・・アカアシクワガタ・・・
   ミヤマと同じく高地性のクワガタではあるが、
   流石にこちらはより低地に進出しており
   昔、平地の自宅に36mm♀が飛んできたほどである。
   ただ、飛来数は少なく、コクワやノコギリに比べると安定的には採れず
   近年は1晩に1~2頭採れると『調子が良い』とも言えるかも。
   サイズもやはり小さめで、♂だと2~3cm台から上はまず来ない。
   樹液採集であればより簡単に♂3~4cm台は採れるので狙うならそちらがいい。


  ・・・スジクワガタ・・・
   本種は元々灯火に飛来することが少ないので、
   観察することも偶然に近いレベルである。
   これも狙って採るなら格段に樹液採集向け。
   樹の幹から流れる多めの樹液なら多数の個体が見られます。

さて、前述で「薄く広く飛来する」と書いたのですが、ここで気になるのは
一体どれぐらいの数を採ることが出来るのか?
・・・と云う事ではないでしょうか。

ズバリ!!!
調子の良い日でも2~5頭
特殊な条件下を除いては一晩に2桁採る事はまず無理
と云う感じです。

まぁ県内一大産地で一晩に採れる数を考えると大変貧弱に思えてしまいますが
市街地から近い場所であり来る人は一定数いて競争率は高いので仕方ないですね。

7月中も何度か出掛け1時間弱くらいをかけて各地をローテーションして見回っていくような感じで安定して採れたと思いますが、


2011 08 01_1961.JPG
7/24~7/25の2日間で、採れた数は10頭(端っこのオオセンチコガネは無関係ね)

・カブト ♂×2 ♀×1
・ノコギリ ♂×2 ♀×2
・コクワ ♀×2
・アカアシ ♀×1




そしてエリア内のポイントを回っていく上での注意点

  飛来ポイントで1ヶ所、
  某〇〇場は結構昔からカブトムシなんかが飛んでくる事で知られていまして、
  Yahoo!知恵袋なんかでもそこへ行ったとか採れるとか書いてるので
  (調べたら分かるので)そこも行ってみようと考える人も居るかも知れませんが、
  過去色々問題が起きた事も追い風になり、施設の安全面上、
  現在敷地内に夜間に無断で侵入すると犯罪になるので
  この場所での採集は絶対にしないように…
  と云うか、場所自体伏字なのに注意喚起しても意味をなさない気がするけど…



と云うワケでですね、一部を掻い摘んで我がホームの採集について書きました。

勢いとノリでこんな事書いちゃったけど、
なんか後が怖いな……
ライバルを手助けする事になっちゃったわけだもんね(汗)
参考にならないならならないで個人的には「ホッ」とするんですが。


タグ:青森市 紹介
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蟲たち [日昆 日常雑記]

久し振りの更新となります。

まず断っておきますが、更新が滞っているのは
ネタが無いからではなく、記事を書く時間が無いからなんですよ(汗)



とは言え、なんだかんだ言えないうちに
暦の上ではもう秋になってしまいました。
焦りしかありませんよ(悲)

さて、皆さんは今年の昆虫採集は楽しめたでしょうか?
俺は週末は遠出していますが、平日はよくてもホームポイントに通うぐらいです。

と云うか人多過ぎ!!!!!

今月初めの一週間はねぶたのおかげで採集に来る人数も減るかと期待していたのに、
逆に増えとるではないですか!!!

あァ…有名になり過ぎたかこのポイント…





そしてこの前の土日は遠出して〇〇へ行ってきました。

コレが登山道か!!?と思うような藪の隙間みたいな道を
重い道具を背負って歩く途中、

約30mほど前方から
ガサササッワサワサササガサササッ
と明らかに大型の獣であろう藪かきの音が聞こえ
「こんなところでクマに遭遇したら絶対に逃げきれないぞ!!!!!」
と極度に危ない場面などに見舞われながら
最終的に大きめのノコギリ♂などを土産に持って帰ってきました。

2011 08 07_1976.JPG
ちょっと古いですが、ブナについたクマの爪痕です。
こういうのを見るとムードがピリピリしますな。

今回からクマ避けのハネトの鈴(ねぶたの)を持って行くようにしております。





さて、今回の内容は
クワガタ・カブトの採集(主に灯火採集)で見られる他の昆虫
についてざっと紹介いたします。

意味不明な何者か分からないような虫だと怖いと感じる事もあるはずです。
しかしそれが何か分かれば怖さや不安も軽減・解消できるかもと思ったからですね。


細かな説明は抜きにして、
それではさっそく紹介に参りましょう~



エゾカタビロオサムシ.JPG
エゾカタビロオサムシ
遠目に見ると一瞬クワガタにも見えたりする奴です。
オサムシの中では比較的灯火にやってくる種類ですから
馴染みもあるのではないでしょうか?



ザトウムシ.JPG
ザトウムシ
知らない人はよく『アシナガグモ』と言ってる奴です。
分類的にクモではないので注意。因みに↑↑の画像の詳しい種類までは知りません…
山でもよく見ますが夏も終盤になってくると人里でも目立つようになってきます。



ヘビトンボ.JPG
ヘビトンボ
個人的に言うと生理的に受けつけない虫です[バッド(下向き矢印)]
大型なのでこっちに向かって飛んでくると結構辛いです。
人里でこれが見られるようになると夏もあと少しだなぁ…と感じます。



2011 08 07_1978.JPG
アブラゼミ
セミも灯りによく飛んできますよね。
因みにこの画像の個体は見ての通り今まさに羽化真っ最中なんですが
なんともうっとりしてしまうのは自分だけではないはず。



マダラカマドウマ.JPG
マダラカマドウマ
何やら俗に『便所コオロギ』とか呼ばれることが多いそうですが
自分はこの呼び名は後になって知りました。
(因みに「ワラジムシ」を「ゾウリムシ」と呼ぶのもどうかな~と思いますが)
採集者の中には「コイツが一番苦手だ!」という方も多く、
長い脚と汚いエビのような異様な容姿でバチバチ跳ねる様は
確かに評判が良いとはまず思いませんよね~



ノコギリカミキリ.JPG
ノコギリカミキリ
色とサイズが似ているので、
特に遠目に見ると一瞬ノコギリクワガタなんかと見誤ることもあります。
ギザギザで太い触角が特徴です。



ガムシ.JPG
ガムシ
これはもう皆さん一瞬見て大物を期待してしまったことがあるのではないでしょうか?
光沢と大きさは非常に目立つので馴染みもあるかと思います。
よく飛ぶので大変ややこしい! あっちに行け!



オオゾウムシ.JPG
オオゾウムシ
クワガタに見えてしまう虫の中でも1、2を争う非常にややこしい虫です。
シーズン初めからかなりの数が見受けられるので誰しも一度は見たこともあるでしょうし
知名度もなかなかです。
刺す事も咬む事も毒を出す事も無いのでその点無害です(笑)



クロカミキリ.JPG
クロカミキリ
灯火でよく見る虫で一番ややこしくてクワガタに見間違えてしまうカミキリです。
大きさ・色は近くで見ないとクワガタと見誤ること必至です。
数も大変多く、食樹である針葉樹が多く植わっている人家近くだとことさらです。
容姿は全くもってクワガタではありませんが、
見慣れない方は触角の形で判断します。
(クワガタは『L字型』でカミキリは『直線状』)



おまけ1


アブ
この間の採集で採った動画です。
灯火採集とは関係ありませんが、
日中、山に車で向かうとまず手を焼くのがアブの大群です。
たしか排気ガスとか熱に反応して寄ってくるんだったかな?
場所によっては3ケタを超える数が車の周りを飛び回り、
迂闊にドアや窓をを開けたりすると車内が大変な事になるのはお分かりでしょう。
一旦中に入ってしまうと、飛んでるくせに今度は外に出ていかない厄介さ。

これにキレたNo.2が、柄が取れたタモ網を使って次々とアブの数を減らすのには脱帽でした。
数回振り回しただけで20匹以上も網に入り、
終わりが見えないかに思えたアブの大群は
100匹を優に超える死骸の山となってほとんどその姿を消したのです。

日本最大のアカウシアブは、スズメバチと酷似?しているので注意が必要です。



おまけ2
2011 08 07_1974.JPG
マムシ
本州では有名な毒蛇ですね。

この画像は、
前述のアブとの格闘を始めるその前に
意を決して車から出ていったNo.2No.6が、「いつ見つけたんだ!?」と思うほどのスピードで
坂の下から手掴みで(勿論手袋着用)持ってきた個体を撮影した物です。
しかも本人達はコレがマムシだと云うことを知らなかったようです。
アイツららしいな(笑)
当のマムシ自身は完全に臨戦態勢。
俺には捕えようなんて考え、まず浮かびません。



さて、こんな感じでテッキトーにお送りしました。

採集・飼育・標本・組織・その他生活関係で忙しくなっておりますが
ブログの更新もそろそろテンポアップしようと思います。
ネタは溜まっているのが4~5件ありますし、
新展開もいくつかあります。
勿論増種関係も。

一度、ブログを読むにあたって
自分がブログでどのように書いているかまとめてみようかとも考えています。
↑↑思い付きですし他人にしてみりゃど~でもいい事ですが意外と斬新じゃない?


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遂に踏み入れた領域 [〆クーランネブト]

そろそろですね。
盆となるとまとまって休みがとれる反面、墓参りに縛られたりで動けなくもなることがある
非常にもどかしい時期であります。

取り敢えず、自分はココのところ採集新兵器の調整に時間を費やし、
先ほど大方終了したところです。


さて、本日は採集とはうって変わって飼育関連です。






2011 08 10_1983.JPG
とある生体が届きました。

とは言ってもコレは先月末の話。
だいぶ引っ張ってしまって新鮮さもありませんが…


さて、今回の入荷は
増種予告した 属中最大 × 「   」 × ハズレ率9割以上  。

「属中最大」「ハズレ率9割以上」で調べればだいぶ種類を絞れるのですが
「   」 ← って一体何か? 幼稚にもこれはなぞなぞなんですな(恥)





増種予告引っ張りすぎて申し訳ありません(汗)
と云うワケで、ようやくお披露目です。








2011 08 10_1986.JPG
クーランネブト  (ルソン島 ケソン州 ジェネラルナカール)


『クーラン』だったり『クラン』だったり読み方変わりますが…

予告の「   」、クーラン(空欄)…
                    はッ…恥ずかしい……


(汗)え~と云うワケで、遂にネブトに手を出してしまいました。
自分、ネブトクワガタ属なんて手にしたのコレが初めてですからねェ…
(勿論青森にネブトは生息しておりませんしね)


まぁ初めてでいきなりクーランに挑戦すると云うのは、
ネブト愛好家さん方達にしてみれば
『生意気』『身の程知らず』『色物好き』と揶揄されてしまいそうですが。

ネブトクワガタ属(Aegus)はクワガタムシ科中最大のグループを成しており
コレクション性が非常に高い反面、
小型種がその大半を占めるためマニア向けのクワガタと言えます。

自分もネブトに興味はある方ではあります(と思っています)が、
やはりその中でも比較的大型種に目がいきがちであることは否めません。
国産種を除いて、図鑑で見て個人的な好みBEST3が、
 1位 フォルニカートゥス
 2位 クーラン
 3位 プラティオドン(原名亜種)
どれも大型種です(汗)


2011 08 10_1985.JPG
♂は約45mm。
最大で7cmを超えますが7cmとかもうネブトじゃないですね。

2011 08 10_1984.JPG
♀は33mm。ネブト初心者の自分としては意外と見た目が面白いので見入ってしまいます。
体表面には結構しっかりした毛が密に生えていますが、
やはり時間と共に抜けていくのでしょうか?



さて、累代飼育ですが本種の厄介なところがここ。
WILD♀がなかなか産んでくれない。

飼育品は楽に産ませられるとは言われていますが、
WILDが産まないと云うことで入荷があっても手を出す人は多くないんですな。
だからこそ今回大量入荷&競争率が低いので比較的安く手に入れられたのですが…

チラホラと
「夏ごろ入荷する個体は1年の内で比較的状態も良く♀の体重も重い(=卵を持ってる)」
という話を目にしていますが、
残念ながら自分は冬の入荷個体とかどんな状態か実際に見た事はないので
判断出来かねるのです(汗)

まぁ他のクワガタでの経験から、
♀を手に載せても重さはとりあえず「カラッカラ」の終了個体ではなさそう。

そして疑死行動もきちんと出来ているのでまだチャンスはありそうです。




さて、いよいよ産卵用のセットをするのですが、
ネブト飼育のまた厄介なところがここに。

マットです。

大衆的な種類に使うマットでは役不足な事が多く、
専用の物を使ったり自作が必要になります。
それもあって今までネブトには手を出さなかったのですが…

クーランには、赤枯れ材のフレークが有効に働くとの記述が目立つので、
ファーブルハウスにあった赤枯れマットをキーとして、
キクロやノコギリに成績が良かったとされる元バクテリアマットや
数少ないカブト(ポルテリータテヅノ)の糞を目分量で配合してみました。

2011 08 10_1982.JPG
少々荒くなってしまった…… やっぱミキサー使えば良かった…


2011 08 10_1979.JPG
多少配合比率を変えた2種類のマットを縦に分けて
コバエシャッター小に詰めてみました。

温度は高めが良いとの事で32~26℃の常温で置いているのですが
30度は流石に不味いですかね?



マットが気に入らないと潜ることさえかなわないと云う話なのですが、
セット後数日経って様子を見る事にしてみました。

2011 08 10_1980.JPG
!? 結構穴ぼこになってますな。

ここで葉っぱをどけてみると…


2011 08 10_1981.JPG
おォ…♀居た…

この沢山あいた穴は産卵行動か?と期待させられる反面、
暑かったから避暑のために潜ったとも考えられます。


やはり何か嫌な予感がしますが…

一応寿命は長いのでダメなら何度かマットを変えて再セットする事になりますね。




             新しく入荷した在庫  1種類
             ブログに載せた在庫 66種類
                  全ての在庫 44種類  うわぁ


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日昆メンバーズカード [日昆 諸記]

ウチの組織において前々からやろうかと考えていた企画があったのね。

それは2つあって、
一つは「〇〇〇〇」の作成
二つは「メンバーズカード(会員カード)」の作成


組織的な活動が採集以外特に無いと云うウチのグループには、
イマイチ組織『らしさ』が欠如してるんだよなァ…

そこでこうした「形」を作ろうと云う目標が必然的に?出来上がったワケだ。


「〇〇〇〇」については、¥の問題でまだ保留なんだけども、
「カード」については会議の時に時間を費やせば作れるものだったから
いつものNo.2と久し振りに参加するNo.3を交えてこないだやってみたんだよねぇ。




カードを作ると言っても具体的にどうすんの?   かと云うと、
ま~簡単にアレするんだなぁ。

Wordでデザインした名刺をラミネートするっつうだけな[たらーっ(汗)]


我が家にラミネーターがあると云うのはなんかちょっと燃えるんだけど。
カブクワ関連でラミネートを利用することが何かあるかと考えてみると、
最近は血統モノのオオクワや高級外産カブクワの購入時に付いてくる
『血統・販売証明書』なんかが思い浮かぶよね?

俺は実はそういうのを作るのにもちょっと興味あるんだよねェ(笑)
知識技術は追い付いてないけど(悲)




さて、会員カードを作る話に戻ると

あんまり凝ったヤツ作ると技術的な問題で混乱しそうだし
時間も長くなってしまう。

と云うことで、結構シンプル目の言わば「ほんとに名刺っぽい」感じに
落ち着くことになったのさ。


で、インターネットでサンプル見てたら
「そういや『肩書き』ってのがあったなァァ・・・」と云う流れで
それぞれ肩書きを考える事にした。

この点、
遊び心満天のNo.3の食い付きの良さはカナリ気持ちの良いもんだったね。

さて、どんな肩書きにしようか…
と考えてみたら、
近年増えているよく分かんないカタカナ職業に全員でツボったので
これはもうやるしかないでしょ~。








♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪~






さて完成~出来たてホカホカだよまぁ





まずは裏面

全員同じプリントで
No.3が気付いたんだけど、「なんかちょっと日本の国旗みたくねェ?」

2011 08 14_1990.JPG
おお!!!! 確かに!!!


そして表面
この場に居なかったメンバーはもはやテケトーと呼ばざるを得ないんだけど。


2011 08 14_1987.JPG
2011 08 14_1988.JPG
2011 08 14_1989.JPG



いやぁ…… 意味不明。




タグ:日昆
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2011年度羽化報告 ツツイシカクワガタ [〆シカ (ツツイ亜種)]

ちょっと遅くなってしまいましたが、
前々からやるつもりだった羽化報告ネタです。

なんだかこういうのがないと個人的にブログとしてパッとしないんですよ。
だから俺自身この手の記事は大好きなんすわ。


さて、今回はサブタイトルにあるように
ツツイシカクワガタの紹介です。


さて、まず今回の羽化紹介に至るまでの流れなのですが…


① 去年(2010年)11月3日 23頭の幼虫(2令~3令)を割り出し。
   主にくわMatと栄養フレークEXを様々な容器に詰め幼虫を投入。
   2010 11 03_1490.JPG
   この通りです。
   120ccカップから1400ccボトルまで、色々です。

② 幼虫飼育中は、容量の大きいビンやボトルは羽化まで温室管理。
   カップは、居間で常温管理。



そして羽化へ…

全て一本がえしなのですが、ほぼ全ての個体が無事に羽化しました。
(ボトルが1頭だけ自部屋(温室外)の寒さで亡くなりました)
これほどの割合で無事に羽化までいくことは我が家では結構珍しいです。

しかし、まだ1♂1♀がまだまだ幼虫しています。


では、その羽化した♂個体達を紹介していきましょう。
全て紹介は出来ないので大きさで分けて書くことにしますね。



2011 08 16_1991.JPG
♂ 32mm

120ccカップで羽化した個体です。
やはり省スペースで羽化しただけあってシカクワの勇壮さが微塵もありません。
勿論大腮のフタマタも有るはずも無いです。

しかしまァ…ココのブログって画像アップロードすると粗くなるな(怒)



2011 08 16_1992.JPG
♂ 35mm

①の個体よりは大きな200ccカップで羽化させた個体です。
羽化した個体は120ccも200ccもサイズには大差ありませんでした、
全て30~40mm弱ほどです。

①よりたったの2mmしか違いはありませんが
微かに歯型が発達しています。
見栄えが無いのは変わりありませんけど…



2011 08 16_1993.JPG
♂ 46mm

ここから漸くまともな形のクワガタです(汗)
これは860ccカップで常温飼育した末に羽化したもので、
800cc以上の容量で羽化した中で一番小さい個体です。

200cc以下で軒並み30~40mm弱、
800cc以上で45mm以上と云う事はその中間だとどうなってくるのか見たかったですなぁ。
にしてもこのサイズはホントにディディエールのそれと形が酷似していますな。



2011 08 16_1994.JPG
♂ 50mm

このあたりが我が家で出てきたレギュラーサイズです。
覚えていませんが多分800ccボトルで飼育したと思います。

大腮も立派にシカクワですが、
迫力は今一つでツツイらしく長くスッと伸びるレベルまでは行っていません。



2011 08 16_1995.JPG
♂ 56mm

これも③と同じく860ccで羽化した個体です。
ここまで来ると威嚇して大腮を広げる格好が様になってきます。

気になったのが、860ccで常温管理していた3頭の♂が
どれも前胸背にディンプルが目立つように羽化してきた事です。
常温で管理したことで寒さが邪魔した可能性がありますがどうなんだろ?



2011 08 16_1996.JPG
♂ 59mm

今のところ羽化した♂の中で一番大きい個体です。
それでも6cm行かなかったと云うのが悔いが残るところです…

バランスも整ってきて飼育親としては結構嬉しい個体なのですが、
まじまじと観察していると、
親個体よりも大腮が太短くなっているような気がします。
ブログ新設の頃に一度書いたのですが、
やはり、大腮が長いタイプのクワガタは累代するにしたがって
体長・体型に比して大腮が短く(太短く)なっていくような気がします。
血を入れ替える事で改善される事なのか、気になるところです。



さて、♀は大体29~34mmくらいで羽化しました。
ただ、悲しい事に♀の数はだいぶ少ないのです。


さて、羽化したツツイシカですが
せっかく他のシカも居るということで、こんなツーショットを撮ってみました。


ツツイとアッサム.jpg

激しく動き回り飛ぼうとまでするのでこの一枚が限界でした。





ここまでで感じたのは、
やはり他のシカクワガタに比べて格段に成長・成熟が早いという事ですかね。
特に成熟に関しては、
スペキオススやアッサム、カワノイなんかは羽化時期によっては
1年近く寝る上、そうじゃなくても成熟のスピードが読めないのですが
ツツイに関しては今のところ全部の個体が
羽化後1ヶ月強~2ヶ月強で活動開始or蛹室自力脱出してますからホントに。
今のところ個人的に飼育が楽なシカクワガタ第1位です。


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木の中から第1号 [〆エラフスホソアカ]

先日の事です。


いつものように温室内に変わった事がないか様子を見ていた時の事です。

低温室のルリやらオオクワやらを弄っている最中…(「最中」と書いて「もなか」と読む)




とあるケースの中にふと目をやると…



ォッッ!!!!!!



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ぅわぁっ、ナンかおるぅ





一瞬ゾクッとしました(笑)

そうです。
出てきていたのです。

erafusukai.jpg
材飼育のエラフスが!!!!!

ちっっ・・・






ちぃっっっさっっ





これ60mmですよ。

材に入れたのが去年の12月初めなので
たったの8ヶ月で出てきちゃった事になるんですよね。

材飼育以前から数えると、
羽化まではたったの1年しかなかったという計算。
こりゃデカイわけないな(汗)


2011 08 18_2008.JPG
脱出孔もこんな小さな…


erafusuzaikai.jpg
抜け出た材を割ってみると食痕はこの通り。

抜け出た後の材は非常に軽くなっており
掴んで持ち上げるだけで崩れてしまうほど軟弱でスカスカになっていました。



もしかすると幼虫は、
材中の水分やその他諸々の要因による不朽の速度に自身の成長スピードを合わせている
と云う考えもアリと言えるかもしれません。

そう考えると、
この夏菌材で水ヒタヒタはやはりNGだったか…


しかし、そうは言っても
カップの♀が数頭羽化して動き出しているので
このタイミングで♂が出てきたのは助かりましたかねぇ(苦笑)


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ニッポン昆虫研究社 西へ [日昆 日常雑記]

!! いつの間にかそういえば夏風邪が治っていた事に気付きもしなかった会長です。



この前の土日に、出撃してきました。
その一部始終をカメラにおさめてきましたのでどんな内容だったか
ほんの一部書いてみます(涙)

旅の流れなんて書かず(書けず)に画像の説明だけな……


今回のメンバーは

No.2
No.3
No.6  の4人




2011 08 21_2158.JPG
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海岸での撮影。
ぅ~~ん。 何してんだろう俺ら。



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目的地に到着後の集合写真。

……。



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この日初のノコギリクワガタ♀
虚しい…虚し過ぎる。




夜間、森の中で遭遇した動物。
発見時「オコジョか!?」 「テンか!?」かと皆で騒いだのですが後の調べでアナグマと判明。

俺らが近寄っても反応が薄かったので「人間に慣れているのか?」とさえ思ったくらいです。

この動画はそのアナグマがすぐ近くのブナの大木の根元の巣?に入ったところ
を撮影したモノです。





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朝の採集でのヤナギ。
この木にはアカアシしか居なかった…
何頭か映っているんだけどこの画像では荒くて見えないナ……




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全員どっぷり疲れた後の焼き肉
金が無いのはホントに辛いもんだ…



と云うワケでボロっっっッボロになって帰ってきました。




ええ…そうです…
ほとんど採集旅行じゃないんですよこれ…

随分と走ったなァ… CD何枚消費したことか。





終わる。


頭が回らない…



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