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Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

ゼブラノコギリの羽化 [〆ゼブラノコギリ (ルソンエンシス亜種)]

CA3I0542.JPG
除雪の合い間に白鳥の餌付けをしていた会長です。

さて、先日、不定期チェックをしていたら
そろそろ(羽化する)かな…と目をつけていたルソンエンシスが丁度羽化しようと
していたので引っ張り出して観察しました。

ライブ羽化ネタは久し振りです、
よく覚えてないけど2年前のカワノイシカ以来ですかね。
羽化する過程をただただ連続写真で見ると云うだけのネタですよハハハ・・・

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TVを観ながらちょこちょこと撮っていくやり方です。
動画で撮ろうかと思いましたがそんな数十分も地味な動画を載せるわけにもいきませんし[たらーっ(汗)]


羽化当日 18:58
CA3I0519.JPG
見た時にはすでにうつ伏せになっていまして
出来れば仰向けの時点から観察したかったスよ。

さて、羽化が始まり不安なのが思わぬアクシデント(事故)による不全。
外面的なものを挙げるだけで、
・体力が尽きて脱皮が止まる
・上翅が完全に閉じない(翅パカ)
・上翅の穴空き(不全と呼べるのか…?)
・下翅の水膨れ(上翅と違ってこの場合死亡につながる)
・下翅が上翅から出たままになる
・頭を起こせない
・脇腹がはみ出たままになる
・交尾器の収納障害
これだけ有る訳ですからピリピリしますね。(まだなんかあったかも)

19:05
CA3I0521.JPG
背中が割れました。

19:09
CA3I0522.JPG

19:14
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19:20
CA3I0525.JPG

19:27
CA3I0526.JPG

19:35
CA3I0527.JPG
翅を完全に脱ぎ終わりました。

19:43
CA3I0528.JPG

19:49
CA3I0529.JPG

19:55
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20:23
CA3I0531.JPG

20:38
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下翅を伸ばしました。

23:42
CA3I0533.JPG
このあたりから頭を上げようともがき始めます。

23:44
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23:47
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翌日 00:11
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09:34
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翌々日(3日目) 17:40
CA3I0538.JPG

4日目 19:11
CA3I0543.JPG
嬉しいことに大歯型です
(ルソンエンシスの場合さらにこの上に『完全大歯』てのがありますが)。

とはいえ40mm台後半で親♂とほとんど変わりません。
ゼブラノコもツヤクワガタやアルキデスヒラタ等のように
「サイズが大きくても中歯、小さくても大歯」になる逆転現象が見られる種類ですが、
大歯になる要因は何なのでしょうかね?
アルキデスなどは昔「堅い培地で羽化させると短歯になり軟らかい場所だと長歯になる」
などと言われたりしましたが、
数をやれれば温度などを変えてなどして実験できるんですがねぇ~

また、黒化型の羽化も残りの個体で出現するのか楽しみです。
カワラで飼育中のVIPも、65mmオーバーしてくれねェかナ~~


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2011年最後で最大の蛹化 [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]

遂にカウントダウンが始まった…

それは来年への残り時間という意味ではなく、
ある一頭の♂の羽化までに残された時間、という意味なのです。



さかのぼる事4週間ほど前。

CA3I0507.JPG
今月の初めにニルギリエンシスの入った5リットル蛹化ビンを覗くと、
そこにはポッカリと綺麗に空いた傾斜30°全長140mmの巨大な蛹室が
出来上がっており、中には皺が寄りはじめた幼虫が丸まっていました。


そして先日27日に観察したところ、
今にも蛹化するのではという様相の前蛹になっており
この時全長を計測したところ約93mm
ただしビンの外からの計測だと少々凸レンズ効果で大きく見えるので
実際の数値よりは大きく見えたはずだと思います。



そして翌28日の朝……



CA3I0544.JPG
蛹化!!

丁度脱皮が終わったばかりで腹もまだ膨らんでて大腮を伸ばしている最中でした。
普段内歯も無ければ湾曲すらしていないティモーレンシスの小っさな蛹に見慣れている自分に
とって、この蛹はまさに『THE ギラファ』と呼ぶに相応しい立派な体躯です。

というかこんな立派な形に蛹化してもらったのは人生で初めてです。

体液の循環が完了して夜に改めて外からノギスを当てて測ると、

 全長・約71~73mm (前胸背から交尾器まで)
 頭部・約56~58mm (頭部首元から大腮先端まで)

因みに大腮は左右で違い僅かに左が長いのですが右大腮での測定値です。
(ギラファとかメタリフェルってなぜか左側の方が発達しますよね~)


さて、こうなるといてもたってもいられない俺は
本棚から図鑑や雑誌を引っ張り出してギラファの写真にノギスを当てて
羽化予想を立ててしまいたがるんですよ[あせあせ(飛び散る汗)]

まず、ニルギリエンシスの最大値についてですが、
公で公表されている野外最大ギネスは
BE-KUWA10号に図示されている102mmなのですが、
飼育においてはその流通量の少なさから情報もほとんど無いのですが一応
ネットで調べてみると104~105mmの個体が存在するようです。

ギラファの写真にノギスを当ててみると、一定のサイズに達するための条件として

【100mmオーバーには】
 ・大腮の長さ>36~38mm
 ・頭部の全長>53~55mm
 ・上翅の全長>35~37mm

【110mmオーバーには】
 ・大腮の長さ>40~42mm
 ・頭部の全長>62~64mm
 ・上翅の全長>38~40mm

目安としてはこのくらい必要ではないかなァ…
ギラファは個体差がまあまあある虫なので、
同じ体長でも大アゴの長さが数mm違いが生じますし
何より大型ノコギリは飼育すると腹ボテ体型になりやすく
その分野外個体よりは比較的上翅の全長が割合長くなる傾向にあるのではと考えられます。

また、一部では蛹の体長から羽化体長を予測する試みもあり、
その実際のデータから試しに計算して見ると
この個体が73mmと仮定すると99.3~107.3mmになります。

勿論5リットルの気合を汲んでもらってこの♂には105mmUPで羽化してもらいたいんだけどなぁ~


   …結果は来年だな。


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歴シート ~2011~ [日昆 諸記]

大晦日です。
このブログも気付かないうちに前回の時点で400件に達しておりました。

現在居間にTVを付けながら大掃除に奔走しておりますが、
大晦日は民放のお笑い系のバラエティ芸人のネタ見せ番組が流れていると
非常にメランコリーで寂しい気分になります。日ごろお笑い関係の番組を観ている自分も
この日ばかりはうんざりしています。
出来れば一日中報道番組や今年の出来事を振り返る番組をやっていて欲しい
と思う自分に共感してくれる人は居ませんかね?


さてブログを毎年締めくくる歴シートです。

今年どのくらい虫を仕入れたのか再確認するという内容です。
自分のための備忘録です。

今年はそれまでと違うのが、
買ったものばかりではなく知り合った方々から送ってもらうようになった事。
来年にはビッダーズも消えますし飼育者同士の繋がりが大切になってくることを考えると
時代も刻々と変化しているんだなァと感じます。



 【2011年の入荷】(50音順) 青字は今年初飼育種

アルキデスヒラタ  幼虫
アラガールホソアカ  幼虫
アングスティコルニスミヤマ  成虫
インペラトールホソアカ  幼虫
南ボルネオカナリクラトゥスホソアカ  成虫
カワノイシカ  成虫
キヨタミフォルスター  幼虫
クーランネブト  成虫
ザウテルニセシカ  成虫
シカツノ  成虫
シムルゥオキピタリス  成虫
スマトラゼブラノコギリ  成虫
タイワンシカ  成虫
ダビソンフタマタ  成虫
タランドゥスホソアカ  成虫・幼虫
チュウホソアカ  幼虫
ディディエールシカ  成虫
ティモールギラファ  成虫
ニジイロ  成虫
ニルギリギラファ  成虫
フルストルファーノコギリ  成虫
ペロッティシカ  成虫・幼虫
マイシカ  成虫
ムニスゼッチフタマタ  幼虫
メタリフェル・フィナエ  成虫
メルキオリティスフタマタ  幼虫
モンギロンホソアカ  成虫
ルマウィノコギリ  成虫


ネプチューン  幼虫
パチェコヒメゾウ  幼虫
ポルテリータテヅノ  成虫・幼虫


初飼育種は13種類
今年は比較的、初飼育よりはリベンジ・ペアリング用単品個体の入手が
多かったように思います。
また、「今年は採集に力を入れる」と意気込んでいても
例年とほぼ変わらない種類数を仕入れていたのは、
自分は飼育屋なんだなぁ[たらーっ(汗)]と実感させられます。




 【現在の在庫】

            [end]=現時点累代不可能

ディディエールシカ
アッサムシカ
ツツイシカ
スペキオススシカ
タイワンシカ
カワノイシカ
マイシカ
ペロッティシカ
オーベルチュールニセシカ[end]
マキシカ
シカツノ
オキピタリスノコギリ
ファブリースノコギリ
ティモーレンシスギラファノコギリ
ニルギリエンシスギラファノコギリ
ルソンエンシスゼブラノコギリ
ノブユキゼブラノコギリ
フルストルファーノコギリ
エラフスホソアカ
インペラトールホソアカ
イソガイメタリフェルホソアカ
モンギロンホソアカ[end]
アラガールホソアカ
タランドゥスホソアカ
カナリクラトゥスホソアカ
チュウホソアカ
フォルスターフタマタ
ムニスゼッチフタマタ
メルキオリティスフタマタ
ダビソンフタマタ
アングスティコルニスミヤマ
クーランネブト
グラディアトールメンガタ
青森オオクワ
青森ルリ[end]

マルスゾウ[end]
アクタエオンゾウ
パチェコヒメゾウ[end]
ポルテリータテヅノ
ネプチューン


全40種類が現時点での総種数です。
来年はマット作成やシカクワ安定累代のため
1種類あたりの頭数を増やし種類数を絞ろうと考えていますが、
今の段階で来年の入手目標としているカブクワが11種類は設定しています。

採集も行うにあたって、例えば飼育種が
・200頭で40種類
の場合と
・200頭で20種類
の場合だと
管理するという点においては後者の方が断然楽であることは言わずもがなです。
数が多いより種類が多いほうが大変ですね。
飼育種を減らすことで採集に注ぐ時間も稼ぐことが出来ます。

このブログを来年も閉鎖させずに定期的に更新していくことを誓いつつ
来年を温かく迎えたいと思います。



  来年は平穏な年であるといいですね。



タグ:日昆
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