2011年度羽化報告 スペキオススシカクワガタ [〆シカ (スペキオスス亜種)]
さて、一部の方には先にUPした画像を見られているようなので(オーイ)
ばれているのですが、本日はスペキオススシカクワガタの羽化報告です。
どうでもいいことですが、羽化したのは去年なので「2011年度」で合ってますからね(笑)
今日現在、スペキオススは全て羽化しており、
その内♂個体は10頭居り(もしかしたら存在を忘れている奴も居るかも…)、
今夜はその全個体を紹介します。
(♀はスルーします、メンドイのと、もう一つワケ があるので)
大きい個体から順に番号を振ってしまったので、
小さい個体からカウントダウン形式で載っけていきます。
(やっぱ大きいのは最後にとっておかなきゃね~)
今回の共通データは以下のとおり。全て兄弟です。
【産地】 タイ北部 チェンマイ県 インタノン山(ドイインタノン)
【累代】 WF1
ここでしつこいですがもう一度スペキオススでよくみられる産地ラベルのおさらいです。
タイラベルでよく聞くドイサケットはチェンマイ県中東部に位置し、
その北東に隣り合うチェンライ県のウィアンパパォも同じく有名です。
ウチに居るインタノン山産は、
前述の産地をタイ北部の大都市チェンマイ市から反対の西側に進んだ場所に位置する
タイ最高峰の山ということになります。
流通しているマジョリティとは地理的に少し距離がありますが、
さすがに外見上の特徴に差異はありません。
ここから南に向かうに従い形態的にレーマン(R. c. lehmanni)に
近づくと思われるのですが、
チェンマイから南に位置するターク県やカンチャナブリ県からシカクワガタ生体が
入荷した情報を聞いたことが無いので、どんな形態なのか非常に面白みを抱きます。
カンチャナブリあたりの個体は多分完全にレーマンなんだろうなァ…
標本での入荷とかあるのかな…
10個体も居ると飽きるなァ(汗)
⑩
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 月夜野ELEMENT菌床200ccカップへ
8月25日 羽化
♂中で一番小さい個体ですが、
同時に最も色が暗い個体でもあります。
前胸背板がほぼ真っ黒なのでカワノイにも見えます。
⑨
2011年3月21日 割り出し2令、KB栄養フレークEX430ccブローへ
(この時、アゴ片方折れ+脚切れ)
10月17日羽化確認
上記のとおり、割り出した時に
アゴが片方途中から折れ(「欠けている」というレベルではなかった)
脚も(どこかは忘れたけど)1本根元からサッパリ無くなっていた個体です。
こうして見事に大腮と脚が再生したのには生命力の凄さを感じずにはいられません。
ただ、活動に支障ないまでに再生できたのはこの欠損が2令幼虫の段階だったから
3令→蛹と脱皮して再生できたからなのでしょう、
もし3令でこの欠損具合だったらここまでの再生は出来なかったでしょうね~
ちなみによく見てみたら、
左後脚が右後脚よりほんの僅かに小さいのに気がつきました。
欠損していたのはどうやら左後脚だったみたいです。
あっ、勿論再生した脚には動作麻痺みたいなのはありませんですぜ。
⑧
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 月夜野ELEMENT菌床200ccカップへ
11月8日 羽化
今回オオヒラタケ菌床を使った♂は2個体ですが、
200ccカップでなおかつ長期保管していた余り物に入れたので
当然ながら大きくなりませんでした。
小さい個体は非常に動きが可愛いですね~
シカクワは他のクワガタにも増して表情が豊かに見えるのは気のせいか?
⑦
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
9月27日 蛹化
10月23日 羽化
10個体の内で、前胸背板の黄紋面積が一番広い個体で、
頭部の黄紋もかなり明るいです。
このままサイズが60mm台だったら文句なしだったんですがね(笑)
⑥
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 KBカワラ(微粒子かMOかは不明)800ccクリアへ
9月19日 蛹化
10月中旬 羽化
⑤
2011年3月21日 割り出し2令 発酵マット(銘柄不明)500ccクリアへ
9月19日 羽化確認
比較的大型個体の内で最初に羽化した個体です。
スペキオススの画像で昔から気になっていたことがあったのですが、
色々雑誌や図鑑で見ていると
大腮が細くカッコ悪~く見える場合と逆に太くカッコ良く見える場合の
どちらかに分かれます。
具体画像を載せるのはいまさらダルいのでできませんが、
最近どうしたらそういう風に分かれるのか分かりました。
細くカッコ悪くなってしまうのは、
大腮をある程度大きく広げた状態で真上(背面)から撮ることでそうなり、
太くカッコ良く見えるのは、
大腮を閉じた状態で真上(背面)から撮る、
又は少々大腮を開いた上体で一定の角度から斜めに撮るとなるようです。
(一定の角度が具体的にどのあたりかよく分かっていないですが)
④
2010年9月12日 割り出し
2011年5月7日 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
9月30日 蛹化
10月28日 羽化
この個体はクリアボトルに交換後、
大暴れしてフタのタイペストシールまで剥がすような奴でした。
最後の方は落ち着いたのか諦めたのか、何とか60mmを超える個体で羽化しました。
③
2011年3月21日 割り出し1令 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
11月1日 羽化
蛹室は不相応と言えるくらい大きなものを作っていたので、
EXは多分微粒子過ぎるんでしょうね。
800ccクリアでは堅詰めが利かないですが大容量のガラス瓶に堅詰めすれば
このマットのみでも60mm台後半はいけるんでしょうかね…?
②
2011年3月20日 割り出し3令 KBカワラMO1400ccクリアへ
9月28日 蛹化確認
10月中旬 羽化
途中までは順調に居食いしてくれていたのですが、残念ながら暴れ始めました。
暴れなかったら65~66くらいいってくれたのかな~~
ただ、色味は良い感じで
後胸腹板の黄紋も綺麗に出ていてチャーミングです。
①
2011年3月20日 割り出し1令 KBカワラ(微粒子)1400ccクリアへ
6月4日 脱皮確認、3令へ
10月31日 羽化
最大個体です。羽化までは、
「出来れば今世代で65UP出したいなァ…!!」と目標に思い描いていたのですが、
何とかギリギリ65mmに達しました(汗) ←ア、アヤシイ~
シカクワガタってノギスに当てて正確に測るのが難しいんですよね…
そういう体と大腮だから仕方ないんだけど。
全然分かりませんね(汗)
6月初めに加令してたったの3ヶ月強で蛹室を作ってしまった
(1令割り出しから7ヶ月強で羽化した)ことを考えると
非常にもったいないのですが逆にまだ伸びしろがあるとも考えられます。
1400の微粒子カワラだと劣化が早く容量も少ないので
それにあわせて成長してしまったんですね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
3月20日に割り出した奴らは、
⇒ 2011年4月10日の記事の個体たちなんですが、
あの乾燥したマットの環境下から生存した個体がここまでのサイズで羽化したのは
非常に運が良かったのかもしれません。
とは言いつつ、
70mmUPが期待される大型のシカクワなので、
この次の世代が肝心なところです。
7cmオーバーを目指すなら累代で66~68mmくらいは羽化させられないと
駄目なのでしょうね…
問題はWF1で66~68mmくらいが問題なく羽化するのかどうかですかね。
今や87mmを越えてしまうまでに来ているオオクワガタだって、
80mmをコンスタントに出すためには血統を固定する必要もあるし、
WF1で80mm超えは無茶がありますからね~
ただ、ドルクスが血統云々がサイズアップに非常に関わってくるのに対し
シカクワはそこまで血統がどうこう言われることもないし
そこが分かるくらいまで累代飼育の詳細が分かってもいないので
確信も何もありませんが…ねぇ。
まぁ♀もまぁまぁいいサイズで出てきてくれているので
次世代で今度はさらに上、68mmUPを目指しますかな。
ばれているのですが、本日はスペキオススシカクワガタの羽化報告です。
どうでもいいことですが、羽化したのは去年なので「2011年度」で合ってますからね(笑)
今日現在、スペキオススは全て羽化しており、
その内♂個体は10頭居り(もしかしたら存在を忘れている奴も居るかも…)、
今夜はその全個体を紹介します。
(♀はスルーします、メンドイのと、もう一つ
大きい個体から順に番号を振ってしまったので、
小さい個体からカウントダウン形式で載っけていきます。
(やっぱ大きいのは最後にとっておかなきゃね~)
今回の共通データは以下のとおり。全て兄弟です。
【産地】 タイ北部 チェンマイ県 インタノン山(ドイインタノン)
【累代】 WF1
ここでしつこいですがもう一度スペキオススでよくみられる産地ラベルのおさらいです。
※ウィキペディアから抜粋・編集
タイラベルでよく聞くドイサケットはチェンマイ県中東部に位置し、
その北東に隣り合うチェンライ県のウィアンパパォも同じく有名です。
ウチに居るインタノン山産は、
前述の産地をタイ北部の大都市チェンマイ市から反対の西側に進んだ場所に位置する
タイ最高峰の山ということになります。
流通しているマジョリティとは地理的に少し距離がありますが、
さすがに外見上の特徴に差異はありません。
ここから南に向かうに従い形態的にレーマン(R. c. lehmanni)に
近づくと思われるのですが、
チェンマイから南に位置するターク県やカンチャナブリ県からシカクワガタ生体が
入荷した情報を聞いたことが無いので、どんな形態なのか非常に面白みを抱きます。
カンチャナブリあたりの個体は多分完全にレーマンなんだろうなァ…
標本での入荷とかあるのかな…
10個体も居ると飽きるなァ(汗)
⑩
35.1mm
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 月夜野ELEMENT菌床200ccカップへ
8月25日 羽化
♂中で一番小さい個体ですが、
同時に最も色が暗い個体でもあります。
前胸背板がほぼ真っ黒なのでカワノイにも見えます。
⑨
38.1mm
2011年3月21日 割り出し2令、KB栄養フレークEX430ccブローへ
(この時、アゴ片方折れ+脚切れ)
10月17日羽化確認
上記のとおり、割り出した時に
アゴが片方途中から折れ(「欠けている」というレベルではなかった)
脚も(どこかは忘れたけど)1本根元からサッパリ無くなっていた個体です。
こうして見事に大腮と脚が再生したのには生命力の凄さを感じずにはいられません。
ただ、活動に支障ないまでに再生できたのはこの欠損が2令幼虫の段階だったから
3令→蛹と脱皮して再生できたからなのでしょう、
もし3令でこの欠損具合だったらここまでの再生は出来なかったでしょうね~
ちなみによく見てみたら、
左後脚が右後脚よりほんの僅かに小さいのに気がつきました。
欠損していたのはどうやら左後脚だったみたいです。
あっ、勿論再生した脚には動作麻痺みたいなのはありませんですぜ。
⑧
38.8mm
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 月夜野ELEMENT菌床200ccカップへ
11月8日 羽化
今回オオヒラタケ菌床を使った♂は2個体ですが、
200ccカップでなおかつ長期保管していた余り物に入れたので
当然ながら大きくなりませんでした。
小さい個体は非常に動きが可愛いですね~
シカクワは他のクワガタにも増して表情が豊かに見えるのは気のせいか?
⑦
41.8mm
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
9月27日 蛹化
10月23日 羽化
10個体の内で、前胸背板の黄紋面積が一番広い個体で、
頭部の黄紋もかなり明るいです。
このままサイズが60mm台だったら文句なしだったんですがね(笑)
⑥
50.1mm
2010年10月1日 割り出し
2011年5月7日 KBカワラ(微粒子かMOかは不明)800ccクリアへ
9月19日 蛹化
10月中旬 羽化
⑤
57.3mm
2011年3月21日 割り出し2令 発酵マット(銘柄不明)500ccクリアへ
9月19日 羽化確認
比較的大型個体の内で最初に羽化した個体です。
スペキオススの画像で昔から気になっていたことがあったのですが、
色々雑誌や図鑑で見ていると
大腮が細くカッコ悪~く見える場合と逆に太くカッコ良く見える場合の
どちらかに分かれます。
具体画像を載せるのはいまさらダルいのでできませんが、
最近どうしたらそういう風に分かれるのか分かりました。
細くカッコ悪くなってしまうのは、
大腮をある程度大きく広げた状態で真上(背面)から撮ることでそうなり、
太くカッコ良く見えるのは、
大腮を閉じた状態で真上(背面)から撮る、
又は少々大腮を開いた上体で一定の角度から斜めに撮るとなるようです。
(一定の角度が具体的にどのあたりかよく分かっていないですが)
④
60.3mm
2010年9月12日 割り出し
2011年5月7日 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
9月30日 蛹化
10月28日 羽化
この個体はクリアボトルに交換後、
大暴れしてフタのタイペストシールまで剥がすような奴でした。
最後の方は落ち着いたのか諦めたのか、何とか60mmを超える個体で羽化しました。
③
59.2mm
2011年3月21日 割り出し1令 KB栄養フレークEX800ccクリアへ
11月1日 羽化
蛹室は不相応と言えるくらい大きなものを作っていたので、
EXは多分微粒子過ぎるんでしょうね。
800ccクリアでは堅詰めが利かないですが大容量のガラス瓶に堅詰めすれば
このマットのみでも60mm台後半はいけるんでしょうかね…?
②
63.2mm
2011年3月20日 割り出し3令 KBカワラMO1400ccクリアへ
9月28日 蛹化確認
10月中旬 羽化
途中までは順調に居食いしてくれていたのですが、残念ながら暴れ始めました。
暴れなかったら65~66くらいいってくれたのかな~~
ただ、色味は良い感じで
後胸腹板の黄紋も綺麗に出ていてチャーミングです。
①
65.0mm
2011年3月20日 割り出し1令 KBカワラ(微粒子)1400ccクリアへ
6月4日 脱皮確認、3令へ
10月31日 羽化
最大個体です。羽化までは、
「出来れば今世代で65UP出したいなァ…!!」と目標に思い描いていたのですが、
何とかギリギリ65mmに達しました(汗) ←ア、アヤシイ~
シカクワガタってノギスに当てて正確に測るのが難しいんですよね…
そういう体と大腮だから仕方ないんだけど。
全然分かりませんね(汗)
6月初めに加令してたったの3ヶ月強で蛹室を作ってしまった
(1令割り出しから7ヶ月強で羽化した)ことを考えると
非常にもったいないのですが逆にまだ伸びしろがあるとも考えられます。
1400の微粒子カワラだと劣化が早く容量も少ないので
それにあわせて成長してしまったんですね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
3月20日に割り出した奴らは、
⇒ 2011年4月10日の記事の個体たちなんですが、
あの乾燥したマットの環境下から生存した個体がここまでのサイズで羽化したのは
非常に運が良かったのかもしれません。
とは言いつつ、
70mmUPが期待される大型のシカクワなので、
この次の世代が肝心なところです。
7cmオーバーを目指すなら累代で66~68mmくらいは羽化させられないと
駄目なのでしょうね…
問題はWF1で66~68mmくらいが問題なく羽化するのかどうかですかね。
今や87mmを越えてしまうまでに来ているオオクワガタだって、
80mmをコンスタントに出すためには血統を固定する必要もあるし、
WF1で80mm超えは無茶がありますからね~
ただ、ドルクスが血統云々がサイズアップに非常に関わってくるのに対し
シカクワはそこまで血統がどうこう言われることもないし
そこが分かるくらいまで累代飼育の詳細が分かってもいないので
確信も何もありませんが…ねぇ。
まぁ♀もまぁまぁいいサイズで出てきてくれているので
次世代で今度はさらに上、68mmUPを目指しますかな。
~あァァ~、記事書くの疲れたっ!(出し切りました)