安定した温度管理をするために ~ファン設置~ [飼育ファイル]
先日のニルギリに気を取られ過ぎて他の種類がいつの間にか結構な進展を迎えております。
記事に出来るものは後日まとめるとして、
本日は飼育設備の追加についてです。
約800リットルの第3簡易温室が出来てから2度目の冬を過ごしておりますが、
足置き炬燵・サーモスタットを導入したとはいえ、
この段階では「虫を凍死させない」ようにできただけで、
安定的な温度を、温室内で均一にするまではできませんでした。
部屋ごとエアコンで温度管理している場合なら、
床と天井近くの温度差を逆手にとって上手く管理できるのでしょうが、
非常に狭い簡易温室では扉の開閉や熱源の位置の関係もあって上手くいきません。
そうなるとやはり必要なのが、温室内の空気の流動です。
温室完成当初はあまり気にしていなかったものの、
いざ加温してみると温室内で天井と底の温度差が最高で7~8℃も生じる事には
さすがに真剣に空気循環について考えざるを得ませんでした。
とは言え、そこかしこのホームページで見るような、
自分で配線して空調ファンを取り付ける…なんて器用な真似も技術も無いので
既製品を買うことにしました。
良いのがないかなァ~と探していたところで見つけたのがコレ↓↓
フカダック製の『折りたたみファン』と云う商品。
簡単に考えるところならホームセンターでよく見かける
丸っこい形状のサーキュレーターがあるのですが、
コレの気に入ったポイントの一つはココ↓↓
約5cmと云う薄さ!!!
これならギュウギュウの温室でもいくらでも工夫しようがあるので、
だいぶ前にホームセンターで初めて見たとき第一印象で決めてました(笑)
3段階(弱・中・強)で風量を調節でき、
なおかつ温室内で使うので正直サーキュレーターほどパワフルなものは必要なく、
このファンならそれより若干風力も控えめで消費電力も12Wと省電力。
だからと言って良い面ばかりではありませんでしたが…
スイッチがタッチ操作。
これでは一度通電が遮断されるともう一度タッチしないと通電されない、
つまりコンセントタイマーを使用して一定時刻毎にON/OFFが出来ないんですな。
まぁそのあたりは目を瞑るとして、
価格も代引き料込みでも2,000円(通販で)しなかったので良かったかな~
安物なので早々に壊れてしまいそうな怖さもありますが…
さて、早速温室内にセットしてみました↓↓
いえ、「置き方が変だ」と云うツッコミは心の中でだけしておいてください
一番風がよく通るのはここの配置くらいなので……
矢印(黄)の方向に風を送ります。
暖かい空気を下に送るというやり方になります。
風量も、弱で十分 いや寧ろ強いくらいです。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
さて、効果がどのくらい表れたのか、比較してみました。
左がファン停止時の温度で右が稼動時のもの。
画像上の爬虫類サーモの数字は、
温室上段の現在温度(尚、設定温度は夜間温度設定で23℃)
画像下のデジタル温度計の数字は、
上表示が温室内底面の現在温度
下表示が部屋内の現在温度(床から約1mの高さ)
撮影した時間は画像に写っている通りですが、
部屋の中は日中の最高温度でも8~9℃、冷え込む深夜~朝だと2~4℃になります。
温室内では、サーモのセンサーを室内上段に取り付けていることもあり
室内上段は温度が一定なのですが、
それより下…つまり室内中段~底面は不安定で、ファンが無い状態だと
底面は足置き炬燵の火力が『弱』の場合16~17℃・『中』の場合18~20℃で留まります。
ファンを稼働させてみると、
画像のように室内上段から底面にかけて見事に温度が均一に保たれていることが見て取れます。
ついでに中段の温度計も。
上表示が温室内上段の数字
下表示が温室内中段の数字。
と言ってもこの温度計自体誤差が大きいので数字の正確さには欠けるのですが、
やはり効果は見られます。
(温室内の温度計なので温室の扉を開けて撮ったら温度が変動してしまったみたいです)
△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
これで漸くまともな温度管理が出来るようになった、と言って良いのでしょうかね?
一定の温度を均一に保つのは、虫の繁殖・育成に効果的な上、
ブリードにおいてより正確なデータを得るのに大いに役立ちますからねぇ。
記事に出来るものは後日まとめるとして、
本日は飼育設備の追加についてです。
約800リットルの第3簡易温室が出来てから2度目の冬を過ごしておりますが、
足置き炬燵・サーモスタットを導入したとはいえ、
この段階では「虫を凍死させない」ようにできただけで、
安定的な温度を、温室内で均一にするまではできませんでした。
部屋ごとエアコンで温度管理している場合なら、
床と天井近くの温度差を逆手にとって上手く管理できるのでしょうが、
非常に狭い簡易温室では扉の開閉や熱源の位置の関係もあって上手くいきません。
そうなるとやはり必要なのが、温室内の空気の流動です。
温室完成当初はあまり気にしていなかったものの、
いざ加温してみると温室内で天井と底の温度差が最高で7~8℃も生じる事には
さすがに真剣に空気循環について考えざるを得ませんでした。
とは言え、そこかしこのホームページで見るような、
自分で配線して空調ファンを取り付ける…なんて器用な真似も技術も無いので
既製品を買うことにしました。
良いのがないかなァ~と探していたところで見つけたのがコレ↓↓
フカダック製の『折りたたみファン』と云う商品。
簡単に考えるところならホームセンターでよく見かける
丸っこい形状のサーキュレーターがあるのですが、
コレの気に入ったポイントの一つはココ↓↓
約5cmと云う薄さ!!!
これならギュウギュウの温室でもいくらでも工夫しようがあるので、
だいぶ前にホームセンターで初めて見たとき第一印象で決めてました(笑)
3段階(弱・中・強)で風量を調節でき、
なおかつ温室内で使うので正直サーキュレーターほどパワフルなものは必要なく、
このファンならそれより若干風力も控えめで消費電力も12Wと省電力。
だからと言って良い面ばかりではありませんでしたが…
スイッチがタッチ操作。
これでは一度通電が遮断されるともう一度タッチしないと通電されない、
つまりコンセントタイマーを使用して一定時刻毎にON/OFFが出来ないんですな。
まぁそのあたりは目を瞑るとして、
価格も代引き料込みでも2,000円(通販で)しなかったので良かったかな~
安物なので早々に壊れてしまいそうな怖さもありますが…
さて、早速温室内にセットしてみました↓↓
いえ、「置き方が変だ」と云うツッコミは心の中でだけしておいてください
一番風がよく通るのはここの配置くらいなので……
矢印(黄)の方向に風を送ります。
暖かい空気を下に送るというやり方になります。
風量も、弱で十分 いや寧ろ強いくらいです。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
さて、効果がどのくらい表れたのか、比較してみました。
左がファン停止時の温度で右が稼動時のもの。
画像上の爬虫類サーモの数字は、
温室上段の現在温度(尚、設定温度は夜間温度設定で23℃)
画像下のデジタル温度計の数字は、
上表示が温室内底面の現在温度
下表示が部屋内の現在温度(床から約1mの高さ)
撮影した時間は画像に写っている通りですが、
部屋の中は日中の最高温度でも8~9℃、冷え込む深夜~朝だと2~4℃になります。
温室内では、サーモのセンサーを室内上段に取り付けていることもあり
室内上段は温度が一定なのですが、
それより下…つまり室内中段~底面は不安定で、ファンが無い状態だと
底面は足置き炬燵の火力が『弱』の場合16~17℃・『中』の場合18~20℃で留まります。
ファンを稼働させてみると、
画像のように室内上段から底面にかけて見事に温度が均一に保たれていることが見て取れます。
ついでに中段の温度計も。
上表示が温室内上段の数字
下表示が温室内中段の数字。
と言ってもこの温度計自体誤差が大きいので数字の正確さには欠けるのですが、
やはり効果は見られます。
(温室内の温度計なので温室の扉を開けて撮ったら温度が変動してしまったみたいです)
△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
これで漸くまともな温度管理が出来るようになった、と言って良いのでしょうかね?
一定の温度を均一に保つのは、虫の繁殖・育成に効果的な上、
ブリードにおいてより正確なデータを得るのに大いに役立ちますからねぇ。
………ちゃんと成績、上げられるだろうか……