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当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

半月経ったが… [〆オキピタリスノコギリ (ヒデオ亜種)]

「このブログも遂に死んだか…」  と思われたでしょうが、
すみません、ギリギリ生き延びております(汗)





早く雪も融けてくれたら、ビンやケースをごっそり洗えて
エサ交換や産卵ケース作りもさっさと出来るのですが。
(作業はスローペースです)

さて、前回の更新から半月近く経ったのですが、
今回のネタは(も)薄味の記事です。
前回紹介した蛹が羽化したのでそれだけ記事に上げます(うわぁぁ……)

CA3I0631.JPG
3月2日、羽化する前日の蛹です。


CA3I0632.JPG
3月3日、羽化すると分かっていながら寝坊して昼起きたらもうこの状態。

あらら~

何はともあれ不全しなくてよかったです。

そして数日後、色付いたので撮ってみると…


CA3I0644.JPG
うォぉおおオ・・・・、カッコよ過ぎる・・・!!!!

シムルエ(シムルゥ)オキピタリス.JPG
二束三文で売られたり、アクリルで固められてキーホルダーにされたり
日々散々な扱いを受けているオキピタリスですが、
シムルゥのオキピ(とフィリピンの)は小さいけどゾクッとくるカッコよさを感じます。
小型ノコギリで「カッコイイ」と思ったのはコイツとカネギエーテルだけですね。

濃いめの黄色のバランスに魅力を感じるのですが、
印象が重なる虫がいました。 …そうだ!スズメバチだ!!!!
黒と黄色の『危険色』が共通しているのでしょうかね。


定規を当ててアバウトにサイズを測ってみたところおよそ44.5mmほど。
一般レベルの限界がこのあたりらしいですね。
飼育ギネスが5cm超えてるって、どんだけデカいんだよ…



話は変わりますが、
ファーブルハウスの鈴木店長が面白い実験をホームページに載っけていました。

 輸送時の梱包実験

梱包内容の内、特に温熱器具・使い捨てカイロの効能に重きを置いていますが、
梱包方法を載せるサイトは数あれど
梱包内容の比較実験を載せるサイトはこれを置いて他に無い
と言っても過言ではないはずです。

と云うか、
外国産昆虫の輸入解禁で堂々と生体取引が可能になって十数年の歳月が流れているのに、
他の北海道~東北近隣の昆虫専門店のホームページ内で
詳しい梱包内容について今まで触れてこなかった事自体おかしかったとも思えます。
背景には、まだ浅い業界であるためにこの点に深く着眼していなかった事もあると思います。
今でも、冬季は頑なに雪国への生体の発送を断る虫屋も老舗ですら存在しますからね。

今や個人レベルでも東西南北に発送する時代ですから
非常に参考になります。
自分も昔似たような比較実験をしかけた事がありましたが
あまりにめんどくさくて挫折しました[バッド(下向き矢印)]


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カップ軍、やはりイマイチ。 [〆ゼブラノコギリ (ルソンエンシス亜種)]

このサブタイトルが全てをまとめていますね(悲)

そうです、イマイチなのです。
我が家ではまだまだ全然ゼブラのサイズアップに繋がる飼育法が掴めていません。

マットは全ての個体が羽化しましたが全部小さいです。
菌床でVIP飼育している個体も数頭居ますが想いとは裏腹に大きくなっていないようです、
こちらはまだ幼虫。

マット組は全て小さなカップで羽化させたものばかりなので
見応えはありませんが、好きな虫ですので無理矢理お披露目…


CA3I0650.JPG
 【46mm】

前回羽化の時に撮影した個体です。
5cmすら達しなかったのはやはり250ccカップだったからでしょう…
いや、250ccで46mmはよく大きくなった方か?

現在羽化した♂は2頭だけですが、
こちらが最大個体です。

そして、


CA3I0651.JPG
 【26.5mm】

これ……♂です[たらーっ(汗)]
♀だと思ってマットが乾燥した状態の90ccカップで羽化させてしまった個体です。
「一頭変なのが居るなぁ?」と思って軽く驚いたのですが、
たぶんこれゼブラノコギリでは最小級かも知れませんね(笑)
28~29mmくらいまでは見聞きした事はあったのですが…



CA3I0649.JPG
♀はこの画像のものだけではなく多数が羽化しているのですが、
と云うか今回♀がちょっと多いんですよ。



CA3I0652.JPG
左から、♂46mm・♂26.5mm・♀25mmです。

見るとお気付きになったかもしれませんが、
2体の♂の、前胸背板の模様が異なっています。
ミニ♂のはどちらかと云うと♀のそれに非常に近いです。
大小の差がここにも表れるんですね。



★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


カタンドゥアネス島のゼブラはルソン本島産以上に入荷数が少ないのですが、
調べて観ると、カタンドゥアネスからよくテイオウヒラタが得られる
メジャー産地『サミット山』の奥に進むと『シワン山』があり、
ゼブラノコギリはサミット山では採ることは出来ず
シワン山からでなければ得られないとのこと。

しかも、シワン山自体サミット山からの距離が結構離れていて
山に入る事自体大変なようで、クワガタを集める際にも
普段こちらまではわざわざ踏み入らないらしいです。

さらにシワン山は人の手が入っていない原生林地帯。
原生林だとクワガタを採集するのに効率が悪い環境で
そのせいもあってシワン山ラベルはテイオウヒラタすら今はほとんど流通していません。
現地で原生林のクワガタは数が採れない代わりにサイズはかなりデカいらしいので、
本産地のゼブラも「ルソン島よりサイズに期待できる」と云うふれこみで
売られていたのもこれによるものだったかも知れません。



現地の情報をこうして知ってしまうと、
益々大事に累代していきたくなってきますね。


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うんでくれ! [〆チュウホソアカ]

冬のブナ林.JPG
今季一度も山に足を運んでなかったので、
雪の固さを確認、又ルリ痕見たさで、ちょっと八甲田に突入してきました。

一昨年・去年のルリ採集が今頃でも出来ていたので
あわよくば採集したいなぁァ~~なんて思っていたのですが。

甘かったですねェ~~、甘過ぎて胸やけがしますネ
「雪の回廊」とは云ったものですが、まだまだまだ壁が高い高い……
(実際のところラジオとかで現状は聞いていたんですけどね)
壁を登るだけで時間を結構食いました。
登ってしまえばあとは楽かな? などとこれまた甘い考えで臨んでいたところ、
しっかり腰まで埋まってくれました。(かんじき履いて)
見事に新雪でした。
(てか今年豪雪だから平年感覚で行ったらそりゃ雪も多いわな)
それでも無謀にも百云十メートルほど山を登ってみたのですが、
直ぐに足がパンパンになりました(疲)
行く手を阻むかのように強い吹雪が呼吸をさせてくれません。
結局雪中行軍は直ぐさまに終わり下山しました(恥)

道中もタイヤが何度もスリップし1回転してしまいました、
対向車が居たらと思うと背筋が凍りますな…







さて、本日は久しぶりにセッティングネタです。
最近さっぱりした内容が多いので、そうした現状を打開しようじゃないか と。
                         (そこまで考える必要ねェーよ!)

今回はチュウホソアカです、
昨年羽化したペアは実はひそかに突然死しておりまして(マジで原因不明)
新たにファーブルハウスから2ペア仕入れていました。


さて今回のケースは、
温室のスペース事情であまり大きい容積がとれずBeケース中を使いました。

まず最初に重要な産卵床となる産卵木から作っていきます。

材はドルクスグッズの砂埋め霊芝材です。
新玉のために材には既に十分な水分が保たれていたのですが、
買ったのは数ヶ月も前の事。
結構乾燥しているかと思ったら、全然重い。

しかも、
CA3I0653.JPG
ビニール袋に入れていたまま放置していたので、
蒸れてカビが生えてしまっておりました(汗)

ただ、さすが新玉。
形成層は綺麗にペロリと剥けてくれます(写真:左下)

次に材を縦に切り分け半分にします。
材に坑道を掘って産みつける種類なので齧れる面積を増すためです。

ところが…
切った材の内、片方は肉質が柔らかくホソアカ向きなのですが、
もう片方が、どちらも同じ材なのか!? と思ってしまうくらい堅いです(汗)
樹皮を剥いだ側面から爪を立ててみますがまったく食い込みません。
この場合木肉をもう一枚剥ぐと軟らかい材質が出てくるのですが中までカチンカチンです。

仕方がないので、こちらの材は使わず
CA3I0655.JPG
以前フォルスターフタマタに使ったブナシハイタケ材の余りを使うことにしました。
乾燥しているので非常に軽いです。

これまでが片方の♀のセット用、
そしてもう1頭の♀用にもう1本の砂埋め霊芝材を切りましたが
こちらは半分に切らずに使うことにしました。

材の加水は、通常の汲み置き水に長らく使ってなかった産卵促進剤を混ぜ
バケツに浅くひき、毛細管現象を利用してじっくり加水しました。
水が浅くなると材の天辺まで吸いあがらないので
適せん水を足していき水位を高くしていきます。


次にマットですが、
ちょっと前に買った初利用の種類のものを使います。

微粒子の発酵フレークなのですが、
一番の特徴はその材料
樹種はブナなのですが、ヒメオオアカアシの幼虫が食していた材を
そのまま粉砕して作ったものなので、クワガタの糞の香りがします。
つまり有用バクテリアが豊富に含まれているんですね。
幼虫を得る喜びと共に嗅いできた匂いなので、
俺はこの香りを嗅ぐとエクスタシーに達します
                   (↑↑コイツ…ヤバいッ!!!!!)


産卵促進剤(効果は分からんが)は材にも使いましたが、
一番の産卵促進剤はこのマットに他ならないでしょう。

CA3I0656.JPG
まず無加水状態でケース底2~3cmに詰めます。
(と云っても袋の開封時から僅かに水分は含んでいる状態です)
画像に写る右ケースの白っぽいフレークは、材を切った時に出たものです。

次に加水(管理温度も低いし、水分調整も数年失敗ばかりなので控えめに加水してます)したマットを少し入れてから材を入れて位置取りをします。↓↓
CA3I0657.JPG
シハイタケ材は横倒しで入らなかったので縦に入れることに。

そして同じく加水したマットで材の4分の3を埋め、
その上にほとんど無加水の状態のマットでケースの縁近くまで満たし
CA3I0658.JPG
均す程度に軽く抑え固めます。

そしてホソアカのセッティングと云う事で
CA3I0659.JPG
誘導坑を開けておきます。


さて主役の虫ですが、
CA3I0660.JPG
3週間も前から「コバシャタイニー」と「500ccボトル」でペアリングさせておりました。

3週間か……
CA3I0623.JPG
結構前にこんな光景は確認していたので長々同居させておくべきじゃなかった…


♀個体… 実は

片方は3本
もう片方は4本

付節が飛んじゃってんぞォォォォォォォォオオ!!!!!!!!!!!!!

時たま♂♀互いにガジガジやってるのを目撃してたんで、
多分♂に噛み切られたんでしょう(泣泣泣)

メイトガードは無いのか?
おそらく♀達は口にも出せずこう思っていたはず・・・







ウ〇トラQ第28話「あけてくれ!」.jpg






CA3I0661.JPG
樹皮とプロゼリーを散らし、♀を投入。

気合いを入れてセット作りに励んだのに…
こんなところでミスるとは、詰め(爪)が甘かったですね(付節だけに…[あせあせ(飛び散る汗)]


こうなりゃ、付節が飛んでなおいくら産めるのかの実験と云う事で(哀)




        本日の 日昆の迷言


俺はこの香りを嗅ぐとエクスタシーに達します






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明暗分かれた産卵ケース ~ 明 ~ [〆ゼブラノコギリ (ノブユキ亜種)]

それじゃ、いってみましょ~か薄味抜け殻記事2連続!
まずは一発目。



これ、1ヶ月以上前の話です。
(中身が薄かったからほっといた内容なんだけど)

セッティング中のケースは
ティモーレンシスギラファノコギリ(極小サイズ要員)
フルストルファーノコギリ
ノブユキゼブラノコギリ
クーランネブト
この4つ。


ギラファ・フルスト・クーランの3つはコバシャの小やBeケースの中で組んでいたんですが、
ノブユキゼブラだけはコバシャの中で組んでいたので
狭くなった温室でどうにも幅を取って仕方がない。

ついでに云うと『気配が無い(汗)』

野外ギネス(おそらく・・・)56mmラインのやりがいのある種類だったので
非常に名残惜しいケースだったのですが…

CA3I0597.JPG
見れば見るほど死の森です。
親♀個体も眼が真っ白になってるし…
あと数年したらナウシカの世界と変わらなくなるでしょう。

どこを見ても産卵してる形跡が無いという
「また俺やっちゃったか!」と云う雰囲気満天です。
長い間ほったらかしていた証拠に、
中に入れていた除湿剤がパンパンになっています。満腹のダニのようだ。


この時点では「まだ」完全にいないと思っていました。




材を上げてみると。   ォオゥ!!!!!!!!






結果


CA3I0598.JPG

       8頭



・・・↑↑なんか間の抜けた数字なんですが、
ボウズと思っていた手前ブリードさせてもらえるだけで有り難いですよ。


ギネス云々はもう全頭終令になっていたので無理な話ですが、
だんだんと餌に慣れさせて次世代、そしてまた次世代でサイズは狙う事にします。


え!?


入れたエサに種類も銘柄も何の統一性もありませんがそれが何か???




        本日の 日昆の名言


ブリードさせてもらえるだけで有り難い






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明暗分かれた産卵ケース ~ 暗 ~ [〆クーランネブト]

薄味抜け殻記事2連発今夜で二発目~

前回、セットしていた産卵ケースを見ていただきますと、
今回の『暗』を意味するクワガタがどれかは…………察しがつくかと思います(苦笑)




勿論……クーランネブトです。

去年秋に一度割り出してその時はボウズだったので、
今度は産んでくれることを淡く淡く期待してまた戻したのですが
その後しばらく潜ったりエサを食べたりを繰り返していた♀が最近見えないので、
痺れを切らしてケースをひっくり返してみる事にしました。


CA3I0656.JPG
ネブトは温度が高い方が良いという事なので、温室ではヒーター近くに置いていたのですが
そのせいか地上部分は見ての通りだいぶ乾燥しています。



やはり中からホワイトアイの♀が出てきました。

さァ、後は卵か幼虫を見つけるだけだだけだだけだ~~♪♪

タケダ♪タケダ♪タケダ~♪♪

タケダ  タ~~ケ~~~ダァァ~~~~♪♪♪

(↑↑無理矢理ねじ込んでみましたが…こりゃまた世代をまたいだのを突っ込むよな俺…)



回収無し.png

裏切られたとも微塵も思わず見事に轟沈しましたねェ。
♀はかなり内部を縦横無尽に掘り進んでおり、
せめてマットの調整がしっかりしていれば…と思ったかもしれません。
マットは、粘度が低く触った感じとしてはタルトみたいな感じです。




ひとまず、思い知りました。

(けどWILDネブトはこれが普通でしょうし1♀程度で「懲り懲りだわ」なんて事は云いませんよ?)



            尽きた在庫  1種類
            全ての在庫 42種類


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メリーリベンジ [〆メリーメンガタ]

こんばんは、会長です。

これ、だいぶ前に増種予告しておきながら延ばし延ばしになっていた1種類がいたんですよ。
と云うわけで今夜はその虫について…



CA3I0586.JPG
久方振りのメリーメンガタ

けど幼虫!

これじゃ記事として載せても味気無さ過ぎると思ったので、
せめて次にカップからビンに交換した後に記事書こうと思ったんですね。

因みに買った幼虫は計6頭
去年の11月初めに通関したWILDをセットして2月10日に割り出したものです。

低温庫(最低14℃・最高20℃)で管理していました、
一応温源の影響を受けやすい箇所においていたので大体20℃弱の環境に居たと思います。

さて先日漸くカップからビンにエサ交換を試みると…
CA3I0670.JPG
なんとカップで単独飼育していた幼虫2頭が既に前蛹になっていました。
どちらも♀でした。
残り4頭は、1頭のみ跡形もなく消えておりそれ以外は3令初期。

2月初めに割り出しておきながら既に♀は蛹化…
非常に早すぎます。
20℃もない環境でありながら、グラディアトールとはまるで成長速度・体質共に違いが感じられます。
グラディアトールは幼虫期間が長引いている上低温なのか
死亡個体や奇形羽化が増出していると云うのに……。

幼虫はおそらく♂2&♀1みたいなので、
800~1400ccでマットに投入しました。
因みに前回羽化させた時は、♂2頭だけですが54~52mmほどでした。


取りあえず、メリー復活しました。
今回はカメルーン産ですがいつかコンゴ産も並べて飼育してみたいです。


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なんだかんだで3月も記事が満足に書けませんでした(あまりいいネタも無かったのもあるんですが)
この記事だって今週初めに書こうと思ってたんですがね…
4月からまた心を入れ替えてブログを更新していきたいと思います(できんのか…?)


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