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六大キクロマトス!? [〆タランドゥスホソアカ (原名亜種)]

CA3I0681.JPG
4月に入ってなお春の薫りがしません。

いつまで経っても雪は止まず、
止んだかと思えば強風で気温は上がらない。
これじゃあホントにねぶたの時期まで夏は来ないかも(汗)



さて、本日の虫ネタは上から下までキクロマトス一色です。

現在ウチには7種のホソアカクワガタが居りますが、
この内、カナリクラトゥスだけは書くことが何もなく
それ以外の全てをまとめてみます。
この内、頂きものだけど紹介以後まったく近況を記事にしてこなかったものもあるので
その近況報告も兼ねています。

因みに全編羽化ネタです。



 その1 メタリフェル

現在いるのはタリアブのイソガイ亜種で、少数のみで次世代に繋げるために
幼虫をブリードしていましたが危惧していた事が。

2頭しかいない♀が早々に蛹化していた。


これはホソアカおなじみの羽化ズレパターンだ。
♂は3頭居るがまだ蛹化の兆候などあるはずも……



CA3I0657.jpg
あッたァ!!!!!!!!
後ろ向きで画像では分かりませんがこれ♂です。(因みに何日か前の画像です)

カップに入れておいた幼虫の内1頭だけごく小さいサイズで蛹化してくれました!
空気読んでくれました(笑)


そして本日ですが…
イソガイメタリフェル♂新成虫.JPG
羽化しちゃってたよォ~~~~  無事にブリードできそうだよォ~~~~~

フィナエと違って飴色のテカテカしたボディが見事です。
小さいほどにこの手の光沢は強まるんですよねェ。



 その2 エラフス

今現在は♂個体が3頭居るのみになってしまったのですが…
2頭は材飼育、1頭は1500ccクリアボトルでマット飼育していますが
そのマット飼育個体が最近羽化しました。

CA3I0654.JPG
使ったマットがあまり合っていなかった気がする。
幼虫期間の長さの割に大したサイズにはならなかったのではあるが…

エラフス♂新成虫2.JPG
やはり新成虫は………綺麗だ………

エラフス♂裏.JPGエラフス♂新成虫1.JPG
体長はまァ、自己ギネス更新の72mmなので
嬉しいッちゃァ嬉しいですよ。

ただそれよりも、美しい深緑の輝きがホントに眩しいです。
ホソアカは本当に写真ではその魅力を伝えるのには用が足りません。
そして手に乗せた時の重量感が平均的なホソアカとは別格です。
(と云うか、新成虫だしまだ体内に色々溜まってるからなぁ…)


 その3 インペラトール

ここから頂きものシリーズですかね。

幼虫で頂いたインペラですが、
謎の不審死が次々と幼虫を襲い、生き残ったのはたった1頭の♂のみでした(汗)

先日羽化したので見てみますとまァ中途半端なサイズ…

しかし個人的にはそんな事どうでもよく、久しぶりに見たインペラにしみじみとしております。
インペラトールホソアカ♂2.JPGインペラトールホソアカ♂1.JPG
個人的に赤系は好きじゃないので銅色系で嬉しいのですが、
さらによく見てみると微かに緑入ってます!!!!
緑大好きですよ、うん。

できればこの緑を来年も見続けたいのですが…
いつか♀が手に入る時が来ればええのだけど…


 その4 アラガール

アラガールホソアカ♂.JPG
ちょっと前に羽化した♂の写真を載っけてたのですが…

今回は頂いた全個体をまとめて写してみました。
アラガールホソアカ×5.JPG
この通り、「今世代は捨てた」感が満天の超ミニマム級個体達です。
まァ無事に全頭羽化してくれたのでこれでまずは満足ですね。

全頭後食もばっちりなので、
血統ごとにセットを組んで次こそアラガール祭りやりたいと思います(笑)
(それよりも大きい♂を羽化させる方が重要だよな…)


 その5 チュウ

前回セットしたCBF1とは別に、
頂いていたWF4幼虫のその後です。

430ccカップに移したのですが、3頭居る幼虫(2♂・1♀)の内1♂が亡くなり、
ギリギリつがいになった状態で低温庫にて飼育していました、そして…


CA3I0678.JPG
先月あたり羽化しました。

もはや分かっている事ではありますが
チュウのサイズアップには低温が直接結びつくワケではないんですよね。
マットの場合にはやはり思考を凝らす必要があります。
ギネスレベルとかではなく、単に大きくしたいのであれば
やはり菌床での飼育の方が金銭的にも効率面でも有利なんでしょうね。


 その6 タランドゥス

実は飼育していて密かに焦っていた虫がコイツです。

頂いた幼虫の内、加令したら雌雄が偏り♂が少なくさらにエサ交換の時点で
明らかに♂と♀で蛹化までの残り時間に大きな差が生じていたのです。
このままではまたタランドゥスのブリードにブレーキが掛かってしまう、と
1頭の♂を熱源に極端に近い場所に置いておく事にしました。

36w白熱電球から10cmちょっとの位置。

それも忘れ月日は経ち…
低温庫に入れていたにもかかわらず♀達はうち合わせていたかのように一斉羽化。
そしてあっという間に蛹室を自力脱出後、ビンからも自力脱出。
慌てて回収し、ゼリーを与えるとこれがまた食べる食べる!

これでいよいよあとがなくなってしまったんですな~

ある日、定期観察で
「いつになったら羽化するんだろう、つ~かそれ以前にコイツホントに生きてんのか???」
とボトルを持ち上げてみると何やらフタの裏に細長い生命体が蠢いている…

開けてみるとそこには!!!!



CA3I0669.JPG
!!!!???!?!?!???!?!??
一瞬頭の中の整理がつかなくなりましたが嬉しい事に♂も1頭間に合ったみたいです(嬉)

マットはほぼ乾燥していてサラサラ状態。(熱源のすぐ近くに置いてたんだからそらそうだね)
そんな環境であっても、
タランドゥスホソアカ♂2.JPG
サイズは大体50mmはあります。


タランドゥスホソアカ♂1.JPG
このような中途半端なサイズの個体だと非常に細いですね。

測ってみると、5cmの体長の内胸部から腹部まではたった2cmちょいしかありません。
頭部のみで3cm弱、つまり体長の半分以上を頭が占めている事になります。
幼虫時代のサイズ(体積)を考えると、
なるほど本種が「他の中型キクロより小さくなりにくい」ワケがよくわかります。
幼虫時代あまり大きくならなくても頭部だけでグンと伸びるため
極端に体長が短い♂成虫にはなりにくい構造なんですね。
おまけに大腮が長大な他の種類にありがちな、
「飼育個体は野外個体に比べて、サイズの割りに大腮が短くなりがち」
と云う傾向も感じられません。
これは飼育者側にとっては嬉しい事です。

見応えのあるサイズはもう1頭だけ大ボトルで飼育中のやつに頑張ってもらって、
この5cmには富国強兵のために頑張ってもらうとしますか~



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