第2回 マグソ…大会? [日昆 採集記 【2012年】]
前回からまた1週間以上空いてしまった…
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まず最初に、追記として
2012/5/11の記事で紹介したエラフスが脱出した、
飼育材の中身を検した様子を更新しておきました。
⇒ 2012/5/11『王様へのステップ?』
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さて今週の日曜日、
ファーブルハウス周年祭最終日に行ってきました。
虫とはかかわりのない自分の友人・知人から口々に、
「あの店いつも締まってない?」
「あの店って、人来るの?」
と、辛辣な質問が飛んでくるので
3周年祝いに『営業中』の大きなプレートを持っていこうかと思いましたが、
イイのが見つからなかったので結局手ぶらでした。
(持っていっても使ってくれなそう…)
店内では備え付けの椅子を全て使っての座談会となっていました。
普段のカブクワ関連のみならず
昆虫各分野の幅広い話は非常に新鮮でした。
ただ、最近ホントに頭が回らず全然話のネタが出てこなかったのが
自分の中では悔いが残ります。
(原因は分かってるんです…これからもしばらくこの調子なんだろうか…)
本当はNo.2も連れてこようかと誘ったんですが、
あまり虫が深く語れない分居た堪れなくなると思ったのかキャンセルされました
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さて今週、毎年恒例の春のクワガタ採集に行ってきました。
当初は6月に入ってすぐにいくつもりだったんですが
メンバーの都合が折り合わず予定を合わせていたら
FH鈴木さんから「ちょっと少なくなってきてるように感じるから急いだ方がいいかも」と聞き
半ば見切り発車で採集当日を迎える事になりました。
今回の採集ですが、
この時期と云う事でターゲットは勿論?マグソクワガタです。
今年は大雪・嵐の影響で発生木周辺の景色が変貌、
木々がなぎ倒され採集しづらくなってしまっていますが
それでも採集はできます…
………………………………
ポイントに到着。
梅雨前でハラハラしていたのですがいい天気、快晴だ
No.2 「いや快晴ではないな、薄ら雲かかって空が白いヤ」
No.6 「もっと青い時はこれでもかってくらい青いな」
取りあえずマグソが飛ぶには打ってつけの天気だ。
ただし一つ欲を言えば、もうちょっと風が弱まってほしくはあったんですが。
上陸後早速足元を観察してみる。
時刻はもうそろそろ午前11:30になろうとしていて
去年までの観察経験でいえばパッと見ただけで
結構な量がブンブン飛んでいるのが分かるのですが
風が少々強いせいか全然飛んでいる個体が見られない。
まさか発生が終わってしまったのか
と数分ウロウロして心配してきた頃、
おッ!!!!! いた!!!!!!
いきなり♀を捕まえた。
やはり1頭目を見つけると、どんなに後で沢山採れようが嬉しくなりますね。
そしてしばらく探していると
♂も発見。
風が強いせいで飛んでいる個体がおらず皆地上でスタンバイしている状態です。
No.2・No.6も採集を開始する。
今回きちんとしたマグソ採集が初めてのNo.6も
最初は全然見つけられずだったのですが
次第に少しずつ地上に止まっている個体を探せるようになっていってるようです。
こうやって地面に留まっているのを地道に摘まみ採っていきます。
本当はブンブン飛んでる個体をスウィーピングで採るのが楽しいんですが…
No.6が「これか?」と手のひらに載せたゴミムシダマシを見せてくるので、
同じく間違えているNo.2と共に
マグソクワガタとの見分け方を説明していきます。
No.2 「まぁ見つけたモン全部とっときゃいいべ」
…そう云う意識は採集屋としては素晴らしいんだがなぁ…(苦笑)
採集開始から約20分経過したNo.2の容器。
このくらい時間が経っていればNo.2の力量であれば
50頭以上はもう既に採っていていいのですが、
この画像の通りあまり数が多くありません。
(しかもゴミムシダマシやゾウムシが紛れてるし)
やはり木々が倒れて林が荒れてしまい採集しづらくなったことと、
発生ピークが過ぎて個体数が減ってきているのでしょう。
このポイントでは5月の4週目を迎えてから発生しだすのですが、
発生が終了する時期はあまり分かっていません。
完全に見られなくなる時期や成虫の寿命が飼育下では1ヶ月ほどと云う事を考えると、
7月に入る前には終了するのでしょう。
ちょうど専門誌で書かれている発生時期に収まります。
マグソを探しつつ、他の虫の観察もしています。
♂も♀に辿り着くようになってきました。
これ↑↑は交尾に至るマグソ、時刻にして正午のあたりです。
だいぶ採れてきたのに反比例して飽きがまわってきたのか、
No.2・No.6の興味が次第に別の方向に向かっていったようで。
なぜかこの2人、
些細なものから「遊び」を生み出し楽しむ天才なんですよ。
自分にしてみれば、
「そんなに虫採りに興味は無いのかね…?」と遠くを見つめたくなる気分にはなりますが
さて、一通り皆で遊んだところで(←オメーも遊んでんじゃねーか)
採集結果です。
数は数えていませんが、40頭ほどだと思います。
この時期採ってみて感じたのは、
♂が非常に減っているという事でした。
6月初めなら♂だけで3桁は数時間の間に採れるのですが、
今回それと比較して採れなかったのは環境の変化や風の発生などいくつかありますが、
やはり時期的なところが要因として一番大きかったと思います。
ただ、♀に関しては♂より生命力が勝っているだけあって
観察できた数に陰りは感じませんでした。
今回30分ほどの採集時間で10頭ほど採れました。
しかし、死んでいるものや脚が欠けた個体も少し居たため
発生終了までは時間も永くはなさそうです。
採集した♂と♀(No.2採集)
♂の機敏さに比べ、♀は動きが緩慢なのが見て分かります。
♂の見ていて清々しい動きも癒されますが、
♀もこれはこれで短い脚でのこのこ歩く姿も可愛らしいです(笑)
採集した個体は標本にするものだけ残し、後はリリースしました。
これでひとまずノルマはクリアかな…
最後に恒例の記念写真。
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まず最初に、追記として
2012/5/11の記事で紹介したエラフスが脱出した、
飼育材の中身を検した様子を更新しておきました。
⇒ 2012/5/11『王様へのステップ?』
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さて今週の日曜日、
ファーブルハウス周年祭最終日に行ってきました。
虫とはかかわりのない自分の友人・知人から口々に、
「あの店いつも締まってない?」
「あの店って、人来るの?」
と、辛辣な質問が飛んでくるので
3周年祝いに『営業中』の大きなプレートを持っていこうかと思いましたが、
イイのが見つからなかったので結局手ぶらでした。
(持っていっても使ってくれなそう…)
店内では備え付けの椅子を全て使っての座談会となっていました。
普段のカブクワ関連のみならず
昆虫各分野の幅広い話は非常に新鮮でした。
ただ、最近ホントに頭が回らず全然話のネタが出てこなかったのが
自分の中では悔いが残ります。
(原因は分かってるんです…これからもしばらくこの調子なんだろうか…)
本当はNo.2も連れてこようかと誘ったんですが、
あまり虫が深く語れない分居た堪れなくなると思ったのかキャンセルされました
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さて今週、毎年恒例の春のクワガタ採集に行ってきました。
当初は6月に入ってすぐにいくつもりだったんですが
メンバーの都合が折り合わず予定を合わせていたら
FH鈴木さんから「ちょっと少なくなってきてるように感じるから急いだ方がいいかも」と聞き
半ば見切り発車で採集当日を迎える事になりました。
今回の採集ですが、
この時期と云う事でターゲットは勿論?マグソクワガタです。
今年は大雪・嵐の影響で発生木周辺の景色が変貌、
木々がなぎ倒され採集しづらくなってしまっていますが
それでも採集はできます…
………………………………
ポイントに到着。
梅雨前でハラハラしていたのですがいい天気、快晴だ
No.2 「いや快晴ではないな、薄ら雲かかって空が白いヤ」
No.6 「もっと青い時はこれでもかってくらい青いな」
取りあえずマグソが飛ぶには打ってつけの天気だ。
ただし一つ欲を言えば、もうちょっと風が弱まってほしくはあったんですが。
上陸後早速足元を観察してみる。
時刻はもうそろそろ午前11:30になろうとしていて
去年までの観察経験でいえばパッと見ただけで
結構な量がブンブン飛んでいるのが分かるのですが
風が少々強いせいか全然飛んでいる個体が見られない。
まさか発生が終わってしまったのか
と数分ウロウロして心配してきた頃、
おッ!!!!! いた!!!!!!
いきなり♀を捕まえた。
やはり1頭目を見つけると、どんなに後で沢山採れようが嬉しくなりますね。
そしてしばらく探していると
♂も発見。
風が強いせいで飛んでいる個体がおらず皆地上でスタンバイしている状態です。
No.2・No.6も採集を開始する。
今回きちんとしたマグソ採集が初めてのNo.6も
最初は全然見つけられずだったのですが
次第に少しずつ地上に止まっている個体を探せるようになっていってるようです。
こうやって地面に留まっているのを地道に摘まみ採っていきます。
本当はブンブン飛んでる個体をスウィーピングで採るのが楽しいんですが…
No.6が「これか?」と手のひらに載せたゴミムシダマシを見せてくるので、
同じく間違えているNo.2と共に
マグソクワガタとの見分け方を説明していきます。
No.2 「まぁ見つけたモン全部とっときゃいいべ」
…そう云う意識は採集屋としては素晴らしいんだがなぁ…(苦笑)
採集開始から約20分経過したNo.2の容器。
このくらい時間が経っていればNo.2の力量であれば
50頭以上はもう既に採っていていいのですが、
この画像の通りあまり数が多くありません。
(しかもゴミムシダマシやゾウムシが紛れてるし)
やはり木々が倒れて林が荒れてしまい採集しづらくなったことと、
発生ピークが過ぎて個体数が減ってきているのでしょう。
このポイントでは5月の4週目を迎えてから発生しだすのですが、
発生が終了する時期はあまり分かっていません。
完全に見られなくなる時期や成虫の寿命が飼育下では1ヶ月ほどと云う事を考えると、
7月に入る前には終了するのでしょう。
ちょうど専門誌で書かれている発生時期に収まります。
マグソを探しつつ、他の虫の観察もしています。
クロヤマアリに襲われるアカネカミキリ
かなり抵抗していましたが満身創痍で最終的にお持ち帰りされました。
オトシブミの揺籃
成虫の発生は終わったのか、揺籃は沢山見かけました。
ニホンカワトンボ
採集後一日の間部屋で放し飼いにしてました(その後放しました)。
♂も♀に辿り着くようになってきました。
これ↑↑は交尾に至るマグソ、時刻にして正午のあたりです。
だいぶ採れてきたのに反比例して飽きがまわってきたのか、
No.2・No.6の興味が次第に別の方向に向かっていったようで。
なぜかこの2人、
些細なものから「遊び」を生み出し楽しむ天才なんですよ。
自分にしてみれば、
「そんなに虫採りに興味は無いのかね…?」と遠くを見つめたくなる気分にはなりますが
さて、一通り皆で遊んだところで(←オメーも遊んでんじゃねーか)
採集結果です。
数は数えていませんが、40頭ほどだと思います。
この時期採ってみて感じたのは、
♂が非常に減っているという事でした。
6月初めなら♂だけで3桁は数時間の間に採れるのですが、
今回それと比較して採れなかったのは環境の変化や風の発生などいくつかありますが、
やはり時期的なところが要因として一番大きかったと思います。
ただ、♀に関しては♂より生命力が勝っているだけあって
観察できた数に陰りは感じませんでした。
今回30分ほどの採集時間で10頭ほど採れました。
しかし、死んでいるものや脚が欠けた個体も少し居たため
発生終了までは時間も永くはなさそうです。
採集した♂と♀(No.2採集)
♂の機敏さに比べ、♀は動きが緩慢なのが見て分かります。
♂の見ていて清々しい動きも癒されますが、
♀もこれはこれで短い脚でのこのこ歩く姿も可愛らしいです(笑)
採集した個体は標本にするものだけ残し、後はリリースしました。
これでひとまずノルマはクリアかな…
最後に恒例の記念写真。
2012年マグソ採集・END