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2014年の挑戦 [日昆 日常雑記]

ウルトラQ.jpg


毎年毎年、達成する事も出来ない目標を掲げる記事となっています。
今年は『2014年の挑戦』。

去年の『2013年の挑戦』←では、
① 飼育部屋環境の改善
② 採集道具の充実
③ 県内全域採集
④ 県内全市町村のコクワガタ採集制覇
の4つの大きな目標を立てたのですが、
例年に比べると去年の分はよく達成できた方かも知れません(苦笑)

① ⇒ 〇
部屋の改善は、LEDシーリングライト導入と新しい大容量の簡易温室の完成により
満足できるまでに成し遂げられたと感じています。
細かな課題はまだ残っていますが少なくとも飼育作業は今年からは捗る事になるでしょう。

② ⇒ ×
ほとんど何の進展もありません…
ちょっと新しいハンディライトや足回りの道具を購入したにとどまりました。

③ ⇒ △(×)
限りなく×に近い△です。
県内各地を回ると宣言するほど積極的に調査市町村数が多かったわけでもなく
例年通りの数…それどころか出撃回数だけで言えば例年以下でした…

④ ⇒ △
去年新たに1個体以上入手できた市町村は
♂の話をすると津軽=2、三八上北=1、下北=3でした。
その上半分以上が貰い物…
今のところ計画倒れと言っても文句言えません。
各市町村毎に箱を作るなんてこのペースじゃ20年経っても30年経っても無理でしょ。




今年は飼育と採集の2分野においてある程度方向性が定まったので
そこらへんを「目標」と位置付けてまとめてみますと……


① 県内全市町村のコクワガタ採集制覇

去年と同じ内容でそのまま続行です。
少しずつ情報や個体を集めていて分かったのですが、
地図上では山や森があっても、灯火採集だけではコクワガタの♂、まして大歯は
採ることも見ることもかなわなそうな市町村がいくつもある事が分かり、
外灯をただ回る事の効率の悪さ・見通しの甘さ・等々
それまで自分のやっていた採集の生ぬるさを痛感しまして、
今年からは採集方法をガラッと変えて心機一転して積極的に多方面に出向くようにするかなと思っています。
その為(と云うのも色々理由がありますが)
今年から採集は主に自分一人だけで行く事になる割合が圧倒的に増えるでしょう。
(記事も比例して内容がそう云うものになると思います)
採集スタイルを変えてもどのくらい効率が上がるのかは計算できませんが
最低でも10市町村は新たに記録に残すように考えています。


② オオクワガタ自力採集

今年の目標の内最も難度が高い(相当高い)目標に違いなく、
内容はここで詳しく弁を振るえば振るうだけ空しくなるので言いません。
が、諸々の事情で残された時間も少ないので結構力は入れてやります。


③ ギラファノコギリクワガタ飼育をメイン

一時期瞬間最大40種類以上いた我が家の飼育種も、
一昨年→去年と減りに減り、見事飼育種は一桁に落ちました。
(何とも言えぬ飼育者として恥ずべき事態ですね)
元々半分ほどの種類は累卵の危うきにありましたので
気(手)を抜けばいつ全滅してもおかしくは無かったのですがね。

そんな中、去年より少数の生存種と新たに飼育を再開した自分は
それまでの状況をきちんと整理するため、飼育記録を一部の種類で付ける事にしました。
基本的に飼育において何に重点を置くかと云うと、体長を如何に伸ばすかに尽きます。
昆虫飼育そのものを楽しめることこそが飼育において一番重要ではありますが、
今のクワガタ飼育と云う趣味の中で一番分かりやすい目標が
「特大個体を羽化させる」ことであるのは自分の中ではあります。
その中でも特にギラファノコギリは世界最大種と云う事もあって
見た目にも非常に楽しみやすい虫なので、
主にこの種類の中の気になった(気に入った)亜種を収集・飼育し
書籍やインターネット上で見る事がないような特大級を羽化させる事を目標に
飼育していこうと考えています。
特大級の♂個体をブログに写真など掲載する事によって
ギラファが魅力あるクワガタだという事を更に感じてもらえれば良いな…と
言うほど大それた理由でも無いんです…が…
…と云う事で今年の飼育記事は結構ギラファ寄りの内容が多くなるかもしれません。

そして大事な事が、脱走の予防。
ギラファは元々脱走を図られやすいクワガタで、
今までも何度かありました。
これから数亜種を同時に飼育していくとなると、きちんと管理するために
脱走は100%防がなければなりません。
下手な管理は交雑を招き飼育環境上大混乱を招くのでそれは今まで以上に注意ですね…







今年は特にこの3つが柱となっていくので
ブログの内容もそれに準じて内容が偏ることも考えられますが、
少なくとも更新をサボらないようにすればいいかな…


あと採集の内容(スタイル)をどうのこうの…って部分から派生するんですが
④ ブログの採集記事をもうちょっと中身濃くする

ってのもある意味(否…結構?)重要なんじゃなかろうか…[たらーっ(汗)]




タグ:日昆
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今年の本命? スラウェシ島産【ニシヤマギラファノコギリ】 [〆ギラファノコギリ (ニシヤマ亜種)]

今回の記事は中身が曖昧な割に、記事作成に久々にかなり時間を費やしました(疲)
サブタイトルが全てを物語ってしまっていますね…



この凍りそうな季節の節分の中、待ちに待ち焦がれた荷物が到着しました。


CA3I1582.JPG
特に何の意味も無いですがモザイクかけておきました。

まだ2月に入ったばかりにもかかわらずもう既にまた新しいクワガタを
仕入れてきている今年の自分が我ながら恐ろしいです。


さて、中身ですが…

サブタイトルを見ればもう分かりきっている事でありますね。




ギラファノコギリ(ニシヤマ亜種) スラウェシ島 中央スラウェシ州 パロロ




スラウェシ島近辺の亜種・ニシヤマイです。
去年からずっと入手の機会を伺っていた特に今年一番飼育に挑戦したかった種類です。
出来る事ならやってやろうと思って、今回2ペア仕入れてみました。

既に現時点で♀を産卵セットに投入しておりますので
後は♀の状態次第で祈ってゼリーを与えるだけ…非常にドキドキします。
CA3I1590-2565dkai.jpg


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2014年ニルギリギラファ♂初羽化 [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]

先週に引き続き今回もギラファノコについてです。
前回は初入手のニシカワについてでしたが今回はニルギリです。


ニルギリについてこのブログでの事ですが少し前にカテゴリ名を少しいじりました。
旧:『ニルギリエンシス亜種 ⇒ 新:『ニルギレンシス亜種』

流通では一応『ニルギリエンシス ssp. nirgiriensis』で通っていますが
一応記載文では『ssp. nirgirensis』となっていて(rとeの間の『i』が抜けてます)
和音に直すと『ニルギレンシス』と読まさるので
特に気にすることではないのですが今更思いだしたのでちょっと変えました。
「レ」でも「リエ」でも何でもいいんですけどね。


さて、先日6日予てより羽化の様子を観察しようと人工蛹室にて管理していた
今世代最初の♂蛹が羽化しました。




CA3I1581.JPG
2月2日 18:00



CA3I1603.JPG
2月6日 10:43



最初から観たかったのですが流石にそううまくいかず気付いた時には始まっていました。

CA3I1604.JPG
2月6日 22:38



CA3I1605.JPG
2月6日 23:02



CA3I1606.JPG
2月7日 1:27



CA3I1607.JPG
2月7日 8:41



CA3I1608.JPG
CA3I1609.JPG
2月7日 19:37



CA3I1610.JPG
2月8日 15:17



CA3I1616.JPG
2月11日 21:20


羽化不全も鞘翅割れもディンプルもなく綺麗に成虫になりました。
我が家では本亜種の♂は上翅が凹つきやすく艶はあっても見た目が惜しい個体がよく出るのでこの個体は長さはありませんが非常に美しいです。
ニルギリらしくスマートな体型です。
因みにサイズは、上から軽く当てたような測り方で正確ではないですが約92mm
流石にあれだけ幼虫が小さかったらこんなものですね。
(とはいえ種親には使わざるを得ませんね。他の♂はまだ幼虫ですし)

そして観察していてギラファらしさを感じたのが、体を伸ばす順番。

オオクワは頭が起き上がってから下翅が伸びるので(もしくは同時進行)
それを一般的な羽化手順として認知していますが、
ギラファの場合、その体格と大腮の形状から羽化時の順序が違い
①下翅を伸ばす
②頭を伸ばす(しかしまだ大腮は起こしていない・折れたまま)
③大腮起こす&下翅を収納する
と云う、おそらく蛹室内でコンパクトに変態するために
大腮を起こして伸ばす順番がかなり後の方なので、
あまり本種の羽化シーンを見慣れていない自分としては、
上翅がオレンジに色付いていながらまだ大腮が折れたままだと
底知れぬ不安に襲われます(羽化の途中で力尽きたのではと)。
実際、昔No.5のフローレス島産ケイスケで大腮が真下に直角に折れて固化した♂を見せられた時は何とも残念な気分になりましたからね…


そして他の幼虫ですが、♀は全て羽化し
♂は↑↑の個体以外まだまだ蛹化の気配を見せていません。
その内、オオヒラタケ菌床に入れていた中の最大と思われる幼虫を
また以前と同じ5リットルビンへ移行しました。
CA3I1615.JPG
今回からはきちんとほぼ全ての♂幼虫を3リットル以上の蛹化ビンに移すつもりだったのですが如何せん去年の夏場の管理ミスの所為で今期はあまり大型の幼虫が育っていなかったので結局今世代はあまり大容量ビンの使用は意味が無いものと思います。

何しろこの5リットルに移す幼虫も体重計測では39.6g40gにも達していません。
その上、体はなかなか黄色くなっていて低温管理でもあと1~2ヶ月で蛹室を作りそうです。
前回交換した1400ccの幼虫の方が体重はほぼ同じでもまだ色も白くてこの5リットルの幼虫よりは成長しそうです。

今回の5リットルビンには8リットル分のマットを超堅く詰め投入しました。




サイズが望めないならいっその事累代優先で早期羽化させた方が賢明なんじゃなかろうか。


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2014年原名亜種途中経過 その1 [〆ギラファノコギリ (原名亜種)]

マットのガス抜き⇒マット使用を毎週サイクルとして繰り返していて
今週はギラファ原名亜種のエサ交換の番でした。

今年1月の半ばに60ccプリンカップで6頭の初令幼虫が到着後、
今までずっとそのままの容器で管理していたのですが今月に入り次々と2令に脱皮。
19日(水)の交換日、カップを開けてみると最後の初令が脱皮後数日経った状態で
全ての幼虫が2令になっていました。

CA3I1618.JPG
頭幅を測ってみると、7mm以上の個体群と6mm強の個体群に二極化。
この2通りに分かれたので、これを雌雄を判別する材料としました。
丁度♂3頭♀3頭に分かれたので、悪くない感じです。
(個人的な希望は♂4:♀2でしたが…)


さて次のエサはマットとする事は記事の冒頭で書いていますが、
今回はエサ交換でマットにするか菌床にするか結構悩みました。

作今のBE-KUWAギネス号で掲載される弩級のケイスケ♂ギネスはいずれも
菌床飼育で、菌床の適温を保って飼育されています(おそらく全てオオヒラタケ)。
一方、入手元の話では菌床とマットでの飼育でどちらが有用か結論が出ており
その結果を踏まえて今回マットを選んだわけです。
現在の数少ない頭数で菌床を使うのは、暴れて縮む危険もはらんでいる以上
博打とも言えますし、この少数で次世代の親個体として使用する以上マットと菌床の比較は気が早過ぎるだろうと云う事で、
マットであれば低温飼育も可能です。

マットには多少手心を加え、
♂2頭を1400ccクリアボトルへ、♂1頭♀3頭を1100ccクリアボトルへ交換後
別温室にて管理する事に。
CA3I1619.JPG


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