2014年ニルギリギラファ♂初羽化 [〆ギラファノコギリ (ニルギレンシス亜種)]
先週に引き続き今回もギラファノコについてです。
前回は初入手のニシカワについてでしたが今回はニルギリです。
ニルギリについてこのブログでの事ですが少し前にカテゴリ名を少しいじりました。
旧:『ニルギリエンシス亜種 ⇒ 新:『ニルギレンシス亜種』
流通では一応『ニルギリエンシス ssp. nirgiriensis』で通っていますが
一応記載文では『ssp. nirgirensis』となっていて(rとeの間の『i』が抜けてます)
和音に直すと『ニルギレンシス』と読まさるので
特に気にすることではないのですが今更思いだしたのでちょっと変えました。
「レ」でも「リエ」でも何でもいいんですけどね。
さて、先日6日予てより羽化の様子を観察しようと人工蛹室にて管理していた
今世代最初の♂蛹が羽化しました。
最初から観たかったのですが流石にそううまくいかず気付いた時には始まっていました。
羽化不全も鞘翅割れもディンプルもなく綺麗に成虫になりました。
我が家では本亜種の♂は上翅が凹つきやすく艶はあっても見た目が惜しい個体がよく出るのでこの個体は長さはありませんが非常に美しいです。
ニルギリらしくスマートな体型です。
因みにサイズは、上から軽く当てたような測り方で正確ではないですが約92mm。
流石にあれだけ幼虫が小さかったらこんなものですね。
(とはいえ種親には使わざるを得ませんね。他の♂はまだ幼虫ですし)
そして観察していてギラファらしさを感じたのが、体を伸ばす順番。
オオクワは頭が起き上がってから下翅が伸びるので(もしくは同時進行)
それを一般的な羽化手順として認知していますが、
ギラファの場合、その体格と大腮の形状から羽化時の順序が違い
①下翅を伸ばす
②頭を伸ばす(しかしまだ大腮は起こしていない・折れたまま)
③大腮起こす&下翅を収納する
と云う、おそらく蛹室内でコンパクトに変態するために
大腮を起こして伸ばす順番がかなり後の方なので、
あまり本種の羽化シーンを見慣れていない自分としては、
上翅がオレンジに色付いていながらまだ大腮が折れたままだと
底知れぬ不安に襲われます(羽化の途中で力尽きたのではと)。
実際、昔No.5のフローレス島産ケイスケで大腮が真下に直角に折れて固化した♂を見せられた時は何とも残念な気分になりましたからね…
そして他の幼虫ですが、♀は全て羽化し
♂は↑↑の個体以外まだまだ蛹化の気配を見せていません。
その内、オオヒラタケ菌床に入れていた中の最大と思われる幼虫を
また以前と同じ5リットルビンへ移行しました。
今回からはきちんとほぼ全ての♂幼虫を3リットル以上の蛹化ビンに移すつもりだったのですが如何せん去年の夏場の管理ミスの所為で今期はあまり大型の幼虫が育っていなかったので結局今世代はあまり大容量ビンの使用は意味が無いものと思います。
何しろこの5リットルに移す幼虫も体重計測では39.6g、40gにも達していません。
その上、体はなかなか黄色くなっていて低温管理でもあと1~2ヶ月で蛹室を作りそうです。
前回交換した1400ccの幼虫の方が体重はほぼ同じでもまだ色も白くてこの5リットルの幼虫よりは成長しそうです。
今回の5リットルビンには8リットル分のマットを超堅く詰め投入しました。
サイズが望めないならいっその事累代優先で早期羽化させた方が賢明なんじゃなかろうか。
前回は初入手のニシカワについてでしたが今回はニルギリです。
ニルギリについてこのブログでの事ですが少し前にカテゴリ名を少しいじりました。
旧:『ニルギリエンシス亜種 ⇒ 新:『ニルギレンシス亜種』
流通では一応『ニルギリエンシス ssp. nirgiriensis』で通っていますが
一応記載文では『ssp. nirgirensis』となっていて(rとeの間の『i』が抜けてます)
和音に直すと『ニルギレンシス』と読まさるので
特に気にすることではないのですが今更思いだしたのでちょっと変えました。
「レ」でも「リエ」でも何でもいいんですけどね。
さて、先日6日予てより羽化の様子を観察しようと人工蛹室にて管理していた
今世代最初の♂蛹が羽化しました。
2月2日 18:00
2月6日 10:43
最初から観たかったのですが流石にそううまくいかず気付いた時には始まっていました。
2月6日 22:38
2月6日 23:02
2月7日 1:27
2月7日 8:41
2月7日 19:37
2月8日 15:17
2月11日 21:20
羽化不全も鞘翅割れもディンプルもなく綺麗に成虫になりました。
我が家では本亜種の♂は上翅が凹つきやすく艶はあっても見た目が惜しい個体がよく出るのでこの個体は長さはありませんが非常に美しいです。
ニルギリらしくスマートな体型です。
因みにサイズは、上から軽く当てたような測り方で正確ではないですが約92mm。
流石にあれだけ幼虫が小さかったらこんなものですね。
(とはいえ種親には使わざるを得ませんね。他の♂はまだ幼虫ですし)
そして観察していてギラファらしさを感じたのが、体を伸ばす順番。
オオクワは頭が起き上がってから下翅が伸びるので(もしくは同時進行)
それを一般的な羽化手順として認知していますが、
ギラファの場合、その体格と大腮の形状から羽化時の順序が違い
①下翅を伸ばす
②頭を伸ばす(しかしまだ大腮は起こしていない・折れたまま)
③大腮起こす&下翅を収納する
と云う、おそらく蛹室内でコンパクトに変態するために
大腮を起こして伸ばす順番がかなり後の方なので、
あまり本種の羽化シーンを見慣れていない自分としては、
上翅がオレンジに色付いていながらまだ大腮が折れたままだと
底知れぬ不安に襲われます(羽化の途中で力尽きたのではと)。
実際、昔No.5のフローレス島産ケイスケで大腮が真下に直角に折れて固化した♂を見せられた時は何とも残念な気分になりましたからね…
そして他の幼虫ですが、♀は全て羽化し
♂は↑↑の個体以外まだまだ蛹化の気配を見せていません。
その内、オオヒラタケ菌床に入れていた中の最大と思われる幼虫を
また以前と同じ5リットルビンへ移行しました。
今回からはきちんとほぼ全ての♂幼虫を3リットル以上の蛹化ビンに移すつもりだったのですが如何せん去年の夏場の管理ミスの所為で今期はあまり大型の幼虫が育っていなかったので結局今世代はあまり大容量ビンの使用は意味が無いものと思います。
何しろこの5リットルに移す幼虫も体重計測では39.6g、40gにも達していません。
その上、体はなかなか黄色くなっていて低温管理でもあと1~2ヶ月で蛹室を作りそうです。
前回交換した1400ccの幼虫の方が体重はほぼ同じでもまだ色も白くてこの5リットルの幼虫よりは成長しそうです。
今回の5リットルビンには8リットル分のマットを超堅く詰め投入しました。
サイズが望めないならいっその事累代優先で早期羽化させた方が賢明なんじゃなかろうか。