トンボ×クワガタ×カメムシ×ヘビ [日昆 採集記 【2014年】]
1週間前の5月31日の夜、
合同採集に向かうべく自分とNo.2とNo.6の3人でとある方のお宅を訪れました。
同じ県内の方でありますRe:myon氏のお宅へ。
Re:myon氏とはブログとFHを通じて知り合った同じ虫仲間と云ったところで
度々採集に同行させてもらう事があり今回もその一環でした。
今回マグソクワガタの採集シーズンと云う事と、ムカシトンボの採集を兼ねる為
朝早く出発しなければならないこともあって6月1日の採集日を前に先に合流しておこうとなったわけでした。
彼の部屋にお邪魔させて頂くと、自分の部屋とは違って虫の温度管理設備が充実していて整然としていまして非常に綺麗にされておりました。
こうして客観的に他人の飼育環境を見ると、
自分の部屋がいかにアナーキーな状態かと焦りますね・・・
虫の話やボードゲームでひとしきり深夜まで時間を潰した後就寝。
翌朝午前7時半に起床しました。
8時を過ぎてもう一人の同行者、F氏も到着し計5人でまずトンボを狙いにポイントへ向かいます。高気圧が青森上空を覆い晴天の山には多数の山菜取りに来たであろう車が林道に停まっています。
石や脇道を使って沢を登りトンボを探していきます。
No.2とNo.6はスニーカー(それ以外は長靴)なので極力沢には近づかず脇道を進んでいたのですが、途中で5人は2つのグループに分裂し相手側がどこにいるか分からなくなったので
ひたすら沢を登っていくと、No.2とNo.6がなんか騒いでいると思ったら遂に2人とも沢の水に足を突っ込んだらしい・・・
以降2人は沢の中をかまわず進んでいましたが途中で引き返し5人が合流、
ムカシトンボの発生にはまだ早かったと云う話の通り、見る事が出来たのはサナエだけのようでした。
狭い上流の沢を戻り、川幅の広い中流の中州に渡り各々自由に採集を開始。
上空を大型のクロアゲハ(おそらくミヤマカラス)や大型のシロチョウが通り過ぎています。
そんな中、大きなカエルが居たとか言って追いかけていたらしいNo.2が中州の土崖をゴソゴソほじくっている。
俺 「(何やってんだ・・・?)」
フラフラしていた俺が暫くしてまたNo.2の方を見ると彼は手に長いものを握って陸に上がってきた。
No.2 「捕まえた」
俺 「ヘビ捕ってたのか! ・・・ん、赤い・・・」
俺 「これヤマカガシじゃねぇぇか!!!!!!」
No.2 「・・・?」
俺 「毒ヘビだぞ」
No.2 「マジで!!?」
Re:myon 「ヤマカガシ」
F氏 「ヤマカガシ」
No.2 「マジで!!?」
勢いよく川に投げ飛ばすNo.2。
よく考えりゃこんな水場で出会うったらヤマカガシくらいしかないですしね。
と云うかNo.2、全く毒ヘビだと知らずに日本3大毒ヘビの内2種類を、毒ヘビだと知らずに捕獲するとはなんて奴なんだ(笑)
彼にはいつか沖縄での活躍を期待したい・・・
結局狙いのものは採れなかったのですが、
もう正午近くなっていて第2部のマグソ採集のピーク時間を過ぎる為ポイントを移動。
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マグソのポイントに着いたのは正午を過ぎた頃。
今年は川の水量も少なく難なく対岸のマグソポイントに渡る事が出来たのですが
やはり陽が西に傾き出している時間なのであまり派手にブンブン飛び回っていない様子。
どこもかしこも♂しか居ない・・・
5人のポットにはただただ♂ばかりが増えていくばかり。
他にも色々な生き物を観察していると、
今度はF氏が長いものを握って見せて頂いた。
一瞬何を持っているのか最初分からず
「なんか変な怖いもの持ってる」と思いました。
カエルの頭を咥えた食事中のヘビ。
皆で面白がって観察しましたが後でFH鈴木店長には「普通じゃん」と一蹴され(苦笑)
No.2とNo.6がなにやら止水部の水中を覗きこんでいます。
大小のヤゴが水中の石の表面にびっしり張り付いてる光景に、ある種のインパクトがあります。
なんとか終盤に♀を1頭確保してマグソ採集は終了。
続いて林道を散歩しマガタマハンミョウを採集。
林道に時々出てくるマガタマを皆で摘まみながら色々な生物を観察。
採集終了の時間に迫ってきたので最後林道を戻りながら虫を探していると、
後から追い付いてきたNo.2らがなんか変な虫を手にとまらせてきました。
「何それ?」
1cmほどのボリュームのある体格の丸い虫。
最初はゴキブリかと思ったんですが、翅芽の付き方がなんか半翅目っぽいのでカメムシか何かだと思いました。
ひとしきり珍しがった後、返して山をおりました。
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その3日後、Re:myon氏から連絡が来ていました。
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【from】Re:myon
【本文】先日のカメムシ、青森では珍しいアカスジキンカメムシの幼虫だったようです。
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まさかそんなたいそうなものだったとはつゆ知らず逃がしてしまったのが悔やまれます(汗)
カメムシなんてよく把握していなかったので画像を検索して「あぁ~コイツだったのか!」と、最後ちょっと知識の無さに歯痒さを覚えながらも今回なかなか面白い採集ができました。
合同採集に向かうべく自分とNo.2とNo.6の3人でとある方のお宅を訪れました。
同じ県内の方でありますRe:myon氏のお宅へ。
Re:myon氏とはブログとFHを通じて知り合った同じ虫仲間と云ったところで
度々採集に同行させてもらう事があり今回もその一環でした。
今回マグソクワガタの採集シーズンと云う事と、ムカシトンボの採集を兼ねる為
朝早く出発しなければならないこともあって6月1日の採集日を前に先に合流しておこうとなったわけでした。
彼の部屋にお邪魔させて頂くと、自分の部屋とは違って虫の温度管理設備が充実していて整然としていまして非常に綺麗にされておりました。
こうして客観的に他人の飼育環境を見ると、
自分の部屋がいかにアナーキーな状態かと焦りますね・・・
虫の話やボードゲームでひとしきり深夜まで時間を潰した後就寝。
翌朝午前7時半に起床しました。
8時を過ぎてもう一人の同行者、F氏も到着し計5人でまずトンボを狙いにポイントへ向かいます。高気圧が青森上空を覆い晴天の山には多数の山菜取りに来たであろう車が林道に停まっています。
石や脇道を使って沢を登りトンボを探していきます。
No.2とNo.6はスニーカー(それ以外は長靴)なので極力沢には近づかず脇道を進んでいたのですが、途中で5人は2つのグループに分裂し相手側がどこにいるか分からなくなったので
ひたすら沢を登っていくと、No.2とNo.6がなんか騒いでいると思ったら遂に2人とも沢の水に足を突っ込んだらしい・・・
以降2人は沢の中をかまわず進んでいましたが途中で引き返し5人が合流、
ムカシトンボの発生にはまだ早かったと云う話の通り、見る事が出来たのはサナエだけのようでした。
狭い上流の沢を戻り、川幅の広い中流の中州に渡り各々自由に採集を開始。
上空を大型のクロアゲハ(おそらくミヤマカラス)や大型のシロチョウが通り過ぎています。
F氏採集:ツマキチョウ
そんな中、大きなカエルが居たとか言って追いかけていたらしいNo.2が中州の土崖をゴソゴソほじくっている。
俺 「(何やってんだ・・・?)」
フラフラしていた俺が暫くしてまたNo.2の方を見ると彼は手に長いものを握って陸に上がってきた。
No.2 「捕まえた」
俺 「ヘビ捕ってたのか! ・・・ん、赤い・・・」
俺 「これヤマカガシじゃねぇぇか!!!!!!」
No.2 「・・・?」
俺 「毒ヘビだぞ」
No.2 「マジで!!?」
Re:myon 「ヤマカガシ」
F氏 「ヤマカガシ」
No.2 「マジで!!?」
勢いよく川に投げ飛ばすNo.2。
よく考えりゃこんな水場で出会うったらヤマカガシくらいしかないですしね。
と云うかNo.2、全く毒ヘビだと知らずに日本3大毒ヘビの内2種類を、毒ヘビだと知らずに捕獲するとはなんて奴なんだ(笑)
彼にはいつか沖縄での活躍を期待したい・・・
結局狙いのものは採れなかったのですが、
もう正午近くなっていて第2部のマグソ採集のピーク時間を過ぎる為ポイントを移動。
************************************
マグソのポイントに着いたのは正午を過ぎた頃。
今年は川の水量も少なく難なく対岸のマグソポイントに渡る事が出来たのですが
やはり陽が西に傾き出している時間なのであまり派手にブンブン飛び回っていない様子。
どこもかしこも♂しか居ない・・・
5人のポットにはただただ♂ばかりが増えていくばかり。
他にも色々な生き物を観察していると、
今度はF氏が長いものを握って見せて頂いた。
一瞬何を持っているのか最初分からず
「なんか変な怖いもの持ってる」と思いました。
カエルの頭を咥えた食事中のヘビ。
皆で面白がって観察しましたが後でFH鈴木店長には「普通じゃん」と一蹴され(苦笑)
No.2とNo.6がなにやら止水部の水中を覗きこんでいます。
大小のヤゴが水中の石の表面にびっしり張り付いてる光景に、ある種のインパクトがあります。
なんとか終盤に♀を1頭確保してマグソ採集は終了。
続いて林道を散歩しマガタマハンミョウを採集。
林道に時々出てくるマガタマを皆で摘まみながら色々な生物を観察。
採集終了の時間に迫ってきたので最後林道を戻りながら虫を探していると、
後から追い付いてきたNo.2らがなんか変な虫を手にとまらせてきました。
「何それ?」
1cmほどのボリュームのある体格の丸い虫。
最初はゴキブリかと思ったんですが、翅芽の付き方がなんか半翅目っぽいのでカメムシか何かだと思いました。
ひとしきり珍しがった後、返して山をおりました。
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その3日後、Re:myon氏から連絡が来ていました。
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【from】Re:myon
【本文】先日のカメムシ、青森では珍しいアカスジキンカメムシの幼虫だったようです。
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まさかそんなたいそうなものだったとはつゆ知らず逃がしてしまったのが悔やまれます(汗)
カメムシなんてよく把握していなかったので画像を検索して「あぁ~コイツだったのか!」と、最後ちょっと知識の無さに歯痒さを覚えながらも今回なかなか面白い採集ができました。
今回の記事内容はだいぶ薄味でした。