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青森県産コクワガタ市町村巡り 「板柳町」 [日昆 採集記 【2014年】]

青森も梅雨入りしました。
ここから梅雨明けまでの暫くの間、クワガタ採集も少し天気に悩まされる事になるでしょう・・・

・・・とか書いて記事をUPしようとチクチクとキーボードを打つこと1週間、
いつの話だそりゃ!  とっくに梅雨入りしとるわ!!!!

まぁ梅雨の時期にはとっくに入っておりますが、今年からは採集方法を外灯巡りから樹液採集にガラッとシフトするので多少の雨なら採集も可能になるでしょうね・・・

さて、今月2日県内でもコクワガタの活動が開始し灯火にも飛んでくるようになったとの情報を得て、樹液でも採れるはずだろうと県産コクワ採集に火がついた自分は、ケータイのメール画面を開きました。


  5日(木)

時刻は夜の8時を迎えようとしていた。


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【From】会長
【To】No.2

【本文】おいNo.2! (原文ママ)

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【From】No.2

【本文】んぁ?

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【From】会長

【本文】いい天気だな!

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(ちなみにこの時俺はトイレに居て外の天気などわかりゃしなかった)



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【From】No.2

【本文】そうか?

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【From】会長

【本文】いい天気だな!(大事な事なので2回言いました)

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こうして(←どうして?)突然No.2を引っ張り出し、ライトとタッパーだけを持って我ら地元のホームポイントに車を向かわせたのです。


  『青森市』

外に出てから分かったが、天気はよく曇っており今の時期にしてはこの時間あまり冷え込んでおらず一応クワガタを採るには悪くない状況に感じた。

去年までは主に外灯回り主体で探していたため、
例年の初採集は6月中~下旬で、初飛来を観察できる場所は決まってあるポイントだった。
(そのポイントは、記事の流れに準じて『ポイントB』とする)

そのため、
まだ確実に何かしらクワガタが採れるとは思わず
「ちょっと近くのコンビニまで・・・」感覚でぬるく探すつもりだったので、
道中の全てのポイントを虱潰しに探すのではなく飛来地として特に濃い数ヶ所のみを探すことに決め、まずは一番近くて濃い『ポイントA』にライトを持って訪れた。


結果は・・・ダメだった。

ガばかりだった。

続いて、いくつかの薄いポイントを飛ばし
例年初めにコクワが観察できる『ポイントB』に到着した。

会長 「俺は木の方を見に行ってみる」

No.2 「俺は明かりの方を見てみる」

二人で散らばって探すことにした。
ここの灯りではカブトムシ・ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ・コクワガタを過去観察していて、木ではコクワガタ・ミヤマクワガタを観察しているがおそらく木に居たミヤマは近くの灯りに寄せられたものが着地したものだろうと推測される。

ここの木は2種類植えられているのだが、内1種類にのみにしかクワガタは付いていることは無い。
クワガタが付く方の種類の木を手前から1本1本見ていく・・・
(最初はコンビニ感覚とか言っちゃってすっかり夢中じゃねぇ~か)



順に見ていき3~4本目の木に来た時だ。

幹にライトを当て、~んここも居ないか~・・・? と
今度は木の裏にまわりまたライトを幹に浴びせたと同時に


ォわああぁッ!!!!!?!!!!!!?!!!



自分の胸の高さの位置で、
幹にはりついた立派な大歯の♂がライトの光に照らし出された。


会長 「No.2~~~! ・・・No.2~~~~!」

人家も近いのでなるべく声を抑えてNo.2を呼ぶ。
灯り周辺を丹念に探していたNo.2を、はやくはやくと手招きする。

(実物を本人に見せるまで「居た!」とか「コクワだ!」とは言わない。客観的に考えて、たぶんどこかに「実物を見てこの事態を理解し感動してほしい」という思惑があるんだろうね俺)


No.2が来たところで、もう一度コクワの居る場所にライトをパッと当てる・・・と・・・


会長 「え・・・!? 居ない・・・!?

まるでさっき見たのが幻だったかのように幹には何もいない!
幹の下や上を舐めるように見回すが、見逃しようが無いあのデカい♂がどこにも付いていない。
一拍置いて、「もしかしてさっきライトを当てたショックで驚いて木から落ちたか?」と急いで下草も混じる木の根元付近を掻き分け(るように)探すと、・・・居た~良かった~




CA3I0027.JPG

自身最速のコクワ採集記録になった。

傷の無い綺麗な♂でなかなかの大きさだ、
しかし若干ヘロヘロ?で脚に力が入ってない・・・
木の上の方を見てみると、この木は上の方に何箇所か産卵するに適しそうな程良い太さの枯れ枝が付いていて、去年の初めに採ったコクワもこの木に付いていたことから、この木は多分発生木なのではないかと考えられた。
羽脱してまだ後食していないと考えるとこの力弱さもうなずける気がする。

CA3I0037.JPG
48mm


なかなかの大きさ。
体は擦れもなくツヤピカで紛れもなく新成虫だ。

結局、ホームグラウンドで採れたのはこの1♂のみだったが、
たとえ1頭でも採ってしまったのでそれだけで十分である。

興奮も冷めやらぬまま時計を見るとまだ時間は夜9時を回ったくらい・・・
平日の夜ではあるが・・・個人的にこのテンションのまま家に帰るにはまだ・・・

会長 「いやぁ~・・・お前まだ晩飯食ってないんだよなぁ・・・?(汗)・・・」

No.2 「解かってるよ、まだ帰るには早いってんだろ~? どこへでも付いて行くさ(苦笑)」

会長 「ありがとう!!!! 悪いな(笑)」




会長 「じゃぁ行くか!!!! 板柳に!!!!!」



〉〉 『板柳町』編


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