SSブログ
~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

全てが成虫! [〆鹿児島県産 アマミシカクワガタ]

こんばんは。ここのところ、ずっと夏風邪
心身共にボロボロの状態で廃人間状態になっていた会長です。

『と言うか、「調子良いです!」なんて近年言ったためしが無い』




そんな死中に活を求める・・・気分転換?に、
つい先日虫仲間に連れられロマンに満ちた県内某所へと久しぶり(・・・でもなかった)に行ってきました。

「激しい咳」「喉の痛み」「鼻腔の腫れ」「鼻水」「治まらない耳閉感」「慢性的な頭痛」「倦怠感」
を伴い、首から上が完全に病人な状態でもつなぎに着替えて行ったのは、行き先がここ数年で一番注力している地域であるからと、自分は運転しなくてもいいからだったからでしょうな(笑)

今回はライトトラップの実験と言う事で虫仲間と別れ場所を放して2ヶ所の機材をもって採集に取り掛かりました。
機材は勿論自分は持っていないしやり方も分からないので、虫仲間から割り当てられた機材を基本的な操作と留意点をレクチャーしてもらいスタンバイする事に。

借り物機材で採集(≒無人君の拾い役)とは言え今回が初めてのライトトラップです。
個人的にこの時一番ドキドキしたのが、
「ちゃんとクワガタを集められるか」と云う事ではなく、
「機材を誤って壊したりしないか」と云う事でした。
機械に関しててんでダメな自分は勿論この時は及び腰でしたが、
この場所ではどんな虫が飛んでくるのだろうというワクワク感が自分を引っ張ってくれていたような気がします。
初めてのポイントで灯りを点ける人は、こんな気分なんだろうかと
後から冷静になって考えてみるとそう思います。

明るい内から点灯!

時系列に沿って点灯中の内容を説明・・・はしませんが、
最初アカアシ→コクワ→ミヤマという感じでした。

そして、風邪をひいていることもあって、ガをはじめとした小虫がかなり体に障る!
これが2ヶ所ではなく1ヶ所点灯だったら、
光の干渉が無くなりもっと集中的に雑虫がたかっていたんでしょう。

・・・もしそんな事になっていたら、気分や体調が悪化して少女漫画ばりにフラッとその場で倒れこんでいたかもしれません。


CA3I0061.JPG
【 モスバッカー 】









さて、今日の本題は飼育ネタですが、
先のライトトラップの部分で自分の思考能力と記事を書く体力がほぼ尽きてしまったので
大して何も書けません!


・・・・・・それに夏で蒸し暑くて集中力が続かないのです。





去年の12月に、採集禁止のあおりを受けて手を出したアマミシカ幼虫を紹介しましたが、
それらが遂に羽化しました。

去年をもって奄美大島産が、今年の初めには徳之島産も採集禁止になった本種を
遂に自分で採る事なく長じて今に至ってしまった事を悔いに感じながら
ボトルの中を見続け、死ぬ事なく3頭(♂:2 ♀:1)全て外側から羽化した事を確認。
幼虫飼育には自分で作成してみた添加発酵マットを用い、
800ccのクリアボトルで温室管理していました。
温室管理とは言っても見事にほぼ常温管理で、
さらに貴重なWF1なのに作り慣れない自作マットで1本羽化させるというあたりが
思い入れが有るのか無いのかよく分からない風に思われるかもしれませんが、
個人的には小学5年生の時点から日本産で最も憧れるクワガタムシとして今も思い入れがある憧憬の昆虫なのだという事を分かって頂きたい!

ちなみに、この自作マットは他に以前タイワンシカに使ってみたのですが
見事に全部大きくもなく小さくもないサイズで羽化してきました。
そしてなぜか加水してビンに詰めた後すっごくカビる。(死ぬようなものじゃないけど)

まずはじめに羽化したのは、勿論♀。
5月には蛹である事を確認し、6月上旬には羽化。

続いて♂達も蛹化し、7月中に両方とも羽化。
CA3I0041.JPG
見事な普通サイズ野外最大すら届かねぇ。
しかしそれでも純粋に4cm前後でもカッコいい・・・
これがお外で見れたらなぁ(泣)
自力で羽脱するのを待つ事にしたので、それまで温かく見守る事に。
そうなったらまた改めて記事を書くとしましょう。
今羽化したら、9月~10月頃年内には出てきてくれるのでしょうかね?
このまま越冬されるのだとしたら、少しもどかしいですな・・・



さて、採集禁止になった以上野外から新しい血を入れてブリードする事が出来なくなったわけで、
インブリードに弱いとされるアマミシカ(シカ全般インブリードには弱い傾向はあるが)を今後安定して飼育し続けるには現在出回っている飼育品を入手していかなければなりませんが、最近ネットなどで本種の生体価格をざっと見ていると、特に採集禁止の影響が強く出ていてWILDから世代があまり進んでいない代の個体は特に値段が跳ね上がっているようです。
ちょっと前までは若者からおぢさんまで幅広い層のブリーダーに気軽に飼育されているイメージのクワガタでしたが、今後どんどん飼育者の手の届かない虫になっていってしまうのかな・・・?

と思うとちょっと気が引き締まる気分になりました。

nice!(1)  コメント(8) 
共通テーマ:ペット