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3地点ライト採集 盆戦 [日昆 採集記 【2014年】]

盆も終わりの16日、共同戦線で採集に出向きました。

以前から虫仲間からの誘いで、県内の有望かつ非常に興味のそそられるあるポイントにて数名のパーティを組み挑もうと言う予定だったのですが、
そのあるポイントと云うのがとある事情で行くことが出来なくなってしまったため、こういう時を見こしてのリザーブのポイントへ目標を変更してそこで採集すると言う事になりました。

(文章の詳細には目隠しばかりだなぁ)


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ここ最近はメンバーを採集に誘っても

俺 「ちょこっと近所に採集にいかねぇ?」

メンバー 「近所じゃないだろ絶対」

と、読みがあっさりとバレてしまうようになりなかなか思うように採集へ拉致する事が出来なかったのだが、この日の予定は事前に知らせてあったので準備していたので久しぶりに3人で遠方採集できる・・・予定だった。
(遠方と言っても基本的に県内からは出ません)



当日・・・

No.6 「風邪ひいた 熱出た」

39℃出たらしい。馬鹿かお前はァァ!



しかたなくNo.2だけ差し押さえて2時間のドライブ開始だ。

現地には暗くなる前に到着したかったのだが、
自身の今日の都合で遅れてしまい当初午後4時に集合⇒出発の予定が
午後5時集合⇒出発になってしまった。

予定より1時間(ジャスト)遅れ焦る俺と、「いつも通りすぎる」と達観するNo.2。

曇天。



No.6は風邪だったが、
No.2も体調万全ではなく右腿が無理出来ないような状態らしい・・・

かく言う俺も採集には問題ないものの、なぜか右の顎の付け根が滅茶苦茶痛い。
これがあの顎関節症というやつか!? 痛くて口を大きく開けない・・・
そしてこれも自業自得だが、昨日徹夜してそのままなので全然寝てない
取り敢えずだるさは無いがテンションの上がり下がりも無い具合で今日一日過ごしている。

誰一人として健康体が居ない。


No.2 「あぁ~~来た事もう後悔したわ~~」

俺 「いやまだ現地にも着いてないだろー・・・」

と云うやり取りを交えつつ、帰宅ラッシュの時間帯に国道をひた走る。
CA3I0112.JPG
現地に近づくにしたがい山の頂を隠すような幻想的なガス(霧)が見えてきた・・・

山に入り砂利道を突き進みようやく現地到着、
車が3台停まっている。その脇には林道の入り口が。
辺りもほとんど闇に包まれかけている中、2人で林道に入りこの日の採集仲間4名と合流。
アカアシを採っていたらしくそのままUターンして車まで戻る事に。

「今日の配置場所に案内する」
として各々が3ヶ所に分かれ、午後7時半過ぎ。 ライトオン
CA3I0113.JPG
我々が使うように割り当てられたものは、灯火総研のHID
場所もこの機材のスペックで引っ張って来れる様な場所を案内された。

自分以外の2ヶ所を担当する者を、S店長N氏とする。

2灯立てで挑むという事で、俺とNo.2で1灯ずつ担当する形で虫の寄ってくる「イイとこ」を探っていく・・・
数分置きに角度や絞りを変えていくが・・・


・・・来ない・・・


・・・・・・来ない・・・


・・・・・・・・・来ない゛・・・・・・


・・・・・・・・・・・・来ねぇ゛よ・・・・・・(焦)



No.2  「!、今(大型の)甲虫っぽいのが(逸れて)違う方向行ったな!」

俺  「え! うそ!」

やはり甘くない・・・つうか見えなかった・・・

と云うか、(後から思ったことだが)No.2は初めてのライトトラップにもかかわらず
クワガタを探すのに視線を路面ではなくずっと山の方に向けていたあたりが、彼の屋外における採集センスの良さのようなものを垣間見たような気がした。

ずりずりと光軸を変えて山と虫と格闘する事暫らく、時刻は既に8時を大きく通り越していた。



そんな慣れない作業に苦戦する中、
俺とNo.2の機材の間に落ちていたミヤマ小♂に気付き、今夜初クワガタ飛来となった。

しかし、・・・確実にクワガタを外している・・・
ほとんどまともな飛来が無い。
ライトの照射でクワガタを寄せて採ったというより、完全に近くを飛んでいたやつがたまたま引っかかったくらいのレベル。
時間も予定の点灯時間を半分使っていてもたいして飛んできてない。
このままでは・・・と思い、一度この2台を引き離して100m離れた近いポイントに1灯置きする戦法を取ってみた。そのポイントへは自分が向かい、No.2には引き続きその場で頑張ってもらう事にした。




セット完了・・・


・・・しかし・・・来ぬ。
どこに光を当ててやっても来ない・・・

山の隣向こうでは別ポイントの照射により山の上がうっすら明るく見える。

ちょくちょくNo.2の方まで様子見に走っていってみる。

俺 「きてる? どんな感じ?」

No.2 「ちょびっとしか来ない、ミヤマ。 あと1匹小さいの来た」

俺 「小さいの・・・? カパッ  おお!オニか!!!」

No.2 「あぁ~やっぱり!?」

彼のライトには自分の方とは比較にならないほどの夥しいガやカワゲラが乱舞している。
彼曰く、「来るとこ見つけたからそこを集中的に当ててる」らしい。
・・・できる(俺が出来なさ過ぎるのか・・・)

俺の方が来ないという話になり、「じゃぁ俺が見に行ってみる」と、
今度はNo.2に向こうへ行ってもらう事になり場所を入れ替わった。




数十分が経過。
相変わらずクワガタの飛来が皆無に近い、
このまま1灯ずつ単体でやると2灯も預けてもらった意味も無いと考え撤収し、最初のポイントで2灯協力でまた再開する事にした。
No.2が試行錯誤してくれたものの結局その100m離れたポイントからは、
ミヤマ1♂(小)のみしか成果は無かった・・・


相変わらず雑虫は一定の集まりがあるがクワガタは極たまにだ・・・

No.2 痛ッて!!!!!!

俺 「どうした!!?」

No.2 「このハチか・・・!? 咬まれたよりは刺されたって感じ、いって・・・!」




飛来した虫の内では専らカミキリに注意がいくNo.2、いくつか飛んできた種類の内シロスジカミキリを服に張り付け、そこで落ち着いた彼女と共にライトの向こうを遠望する。
そんなカミキリに対する処遇とは反対に、カワゲラの対処には慣れなかった。
自分もだが、灯火採集で虫まみれになるのはそれほど慣れていない。No.2に至ってはこのような場に来たのは今回が初めてなようなものだ、そりゃキツい(汗)
バサバサ羽ばたいて払えば逃げるガと違って、カワゲラは体に付いたら動き回って服の中に侵入してくる・・・手でサッと払っただけではしがみ付いて離れないし平たいからどこにでも潜り込んでくる。
慣れないと疲れるな・・・

俺 「なぁ・・・ガスが濃くなってきてねぇ?」

No.2 「あぁ、光が届かなくなってきてるな・・・」

最初の時点では山肌の木が鮮明に見得ていたのに今はもうおぼろげだ・・・
向こうから飛んでくる虫もストップしてきた感じだ。

遂には我々の目の前50mほど先までガスが迫ってきてこもるようになってしまった。
これはもう打ち止めと言うしかない。
お手上げ。 妙に唇に違和感がある・・・



すると向こうの道路から、車のヘッドライトの光が近づいてきた。
撤収となる。

成果を報告しあう、
どこも調子が悪く特にガスの所為で飛来が抑え込まれたとのことだ。
クワガタもいいものは飛んで来なかったようで声のトーンも皆落ち着いている。

N氏 「飛んで来なさ過ぎて眠たくならなかった?」

俺 「こちらは多くの雑虫にまみれ慣れてないので眠気なんて起きなかったですよ・・・」




機材を返却した後、一旦山の麓の広場で反省会しようという事で
下山する事になった。


各自が車に戻る間際、ここぞとばかりに俺は虫でもないのに釘を刺された。

S店長 「あんたが先頭走れよ!!? お前さんに後ろから追突されちゃたまらんからな!!(笑)

俺 「な・・・なめるな!! ・・・(苦笑)




…………………………………………



下山中・・・さっきからずっと上唇の先が妙な感覚がするし意識がいってしまうので
しきりに触っていたが段々それがしこりのようになっているのに気付いた。

・・・これはもしや・・・刺された・・・

どうやら採集の最中、カに唇を奪われていたようだ・・・



………………………………………



山を下りるにしても、
後ろから追われる立場としては焦って事故を起こしそうなところだったが無事下山。
No.2からは「車がかわいそう」と言われる様な運転だったが・・・



麓に到着し帰路に付く前の休息含む反省会、そして体力の温存を知らない我々2人は周囲の外灯回りも始める。
山の天候・飛んできた種類の順序・その他気がついた事など、
各々確認しつつ雑談も混じる。

やはり今日の貧果の原因はガスが特に問題であったとのことだ・・・

自分は取り敢えず近くの外灯で
CA3I0116.JPG
青森県内ではあまり見ない赤カブを見つけた。
(↑↑写真写りがイマイチだが・・・)
カブトムシを標本用に採った事は無かったがちょっとこれは箱に入れておこう。


最後、日付をまたがない内に解散と云う事になったが
我々だけまだ残って外灯回りすることにした。

場所柄カブトムシが多く、シーズンのピークを過ぎていたので♀ばかり落ちている。

CA3I0114.JPG
一瞬、アマミミヤマかと思った・・・

適当にコクワを摘まみ、
帰り道別の場所でも寄り道していっただけあって
その後運転席には本人の知らない睡魔が手を伸ばしてきた。



一瞬意識が飛んだようで、
市街地を避けて通るいつものルートを途中で曲がり損ない
某市の市街地に突入してしまった。
しかも時間帯的に人が一番ウロウロしている歓楽街を車で縦横無尽に行き当たりばったりで走り続ける・・・
取り敢えず轢き逃げせずに無事に国道に出た所でようやくいつものルートに戻った。



ただ・・・・・・そこの時点で俺は電池が切れた。



〉〉 いや…こっからはあんま読まないで 恥ずかしいから・・・


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