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時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

ペーニャ フォトフェスティバル [〆ヨルゲンセンヒメゾウ (ペーニャ亜種)]

最近、読むつもりで買った本が山積み(・・・て程でもないんだが)
時間がとにかく欲しいです。
アレをやるべきかコレを片付けるべきか・・・と悩んでるうちに毎日過ぎていく・・・
・・・そんな今日この頃。

ちょっと前から羽化していて、
一度記事に挙げたペーニャの新成虫が大体出揃ったので
記念撮影をしてみました(笑)

時間の余裕を見て撮影するとなると、大体夜に室内で撮るんですが
やはり室内の明かりで写真を撮ると腕の無い自分は写りが悪いんですよ。
照明が反射して光沢が出過ぎたり本来の虫の色で写らなかったり・・・

そうなると、綺麗に写すにはやはり日中に太陽が出てる時に
日陰で撮るのが一番綺麗で本来の色・光沢が写せるんですよ。


そんな訳でちゃちゃっと乗っけていきます。


まず今季最初に羽化してきたペアの蛹時代の様子。
CA3I0121.JPG
露天掘りしたのは、水分調整がいつもの通りミスって結露&カビだらけになっていて
その環境で羽化不全しないようにする対策として。
画像右の白い四角形はパック型の除湿剤です。
掘る前はマットの上部がほとんど真っ白でした。(菌糸じゃなくて白カビでした)



そしてこの蛹の羽化した時が
CA3I0164.JPG
これ↑↑。
この個体が前回の記事で登場したヤツです。

今回は最後のマットの水分調整がまずったのか、
1頭だけ蛹室の成型不全があって蛹化(脱皮)に失敗してしまった個体が出てしまいました。
また、ちょっとだけ上翅に水泡が出てしまう個体も見られました。



先に9月中に羽化したペアの他は、大体まとまって蛹化~羽化してくれまして
9月末~10月初めに皆羽化してくれた後、3週間経って
CA3I0252.JPG
こんな感じにモショモショ湧いてきました。
このブレてるやつの躍動感たるや・・・



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CA3I0267.JPG


そして羽化してきた個体をそれぞれ見てみると、
毛並みに違いが見られました。

幼虫飼育時の温度や湿気等が要因で毛並みに違いが出るという話がありますが
今回特に気になった要因は、マットの銘柄。
最初に羽化したペアは、フジコンのDEBUROマットを使用したんですが
他の個体は、その時のマットの在庫から月夜野きのこ園の完熟マットを使ったんですよ。

するとその2つの間に特徴の差がよく現れたんですがどんなもんでしょ?↓↓

CA3I0261.JPGCA3I0262.JPG
♂は前胸背板中央部が、DEBUROの方が若干毛が薄い感じですが
完熟マット使用の個体は皆同じような毛並みでこれほどに違いは見られません。

♀に関してはアングルの所為か分かり辛いのですが
CA3I0265.JPG
こうしてみると結構違うように見えますよね。



CA3I0286.JPG
とりあえず久しぶりのカブト用産卵セットを組んで1ペア投入しておきました。
出揃ったとか言っても手元にいる成虫♀は1頭しかもういないので
つべこべ言わずに爆産してほしい。


・・・今日は以上で。



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ノコギリの年 [〆スペクタビリスノコギリ]

今家にいる飼育種を数えてみると、

①オオクワガタ
②アマミシカクワガタ
③シカクワガタ (カワノ亜種)
④ギラファノコギリクワガタ (原名亜種)
⑤ギラファノコギリクワガタ (ニルギレンシス亜種)
⑥ギラファノコギリクワガタ (マキタ亜種)
⑦ギラファノコギリクワガタ (ティモーレンシス亜種)
⑧ギラファノコギリクワガタ (ニシヤマ亜種)
⑨カネギエーテルノコギリクワガタ
⑩ヨルゲンセンヒメゾウカブト (ペーニャ亜種)

・・・半分ギラファじゃねェか(笑)

2013年の大量絶滅を犯してしまう前と考えると、
現在はその4分の1の種類数になりました。
瞬間最低は6~7種類だったのを考えると今のこの状況はある意味丁度いい数とも、また懲りずに増やしだしているとも言えるのですが、
今年新たに増やした飼育種を数えてみると

①ギラファノコギリ (原名亜種)
②ギラファノコギリ (ニシヤマ亜種)
③カネギエーテルノコギリ
④ギラファノコギリ (ティモーレンシス亜種)

この4種類。 ・・・全部ノコギリだな(笑)
1年間のスパンで見れば以前の増種ペースに比べると大人しく感じる数字ですが、この内3種類がギラファなので飼育スペース的には十分満タンになるコッテリしたチョイスです。
(とか言っても以前の『ギラファでもカップ羽化』の時代で考えたらまだ余裕ですがね・・・)

今年も終わりに近づきましたが、最近少しだけまた増種を考えていました。
特に、以前多数飼っていたノコギリ・シカ・ホソアカ各種クワガタ、ゴホンツノやゾウ等のカブト。
シカクワガタあたりなんて一時期は壮観なものでしたが、
飼育の手が掛かるあたりを見直せばおいそれと手が出せません。(羽化ズレとか休眠とか)
来年またディディエールをやりたいなぁ・・・と思いますし(だいぶご無沙汰)、最近なんだかアッサムシカの流通が増えたなぁ。
幼虫期間が長い大型ゾウカブトも部屋の隅に置いておきたいんですが、残念ながらスペースが今のところ無いので(ギラファで全部埋まった)、空間の使い方を考え直すところから始めなければ・・・


このブログを始めて5年以上経ち、カテゴリにはなかなかの数のカブクワの名前が並んでいる(そして『〆』が付いている[たらーっ(汗)]のですが数の割に即行で飼育終了している種類がたくさんいるので、
増種を考えるときにはなるべく、以前飼育していて「だけどちゃんと(累代)飼育できてなかった」種類をまたやろうと思っているのですが、
そんな中、特に「魔が差した」と云う訳でもないのですが
未だ飼育したことが無い種類のクワガタを今回増種しました。




CA3I0290.JPG
今回の発送元は非常に発送慣れしていて梱包内容も申し分ないです。
二重梱包で、2日経ってカイロもまだきちんと生きています。





今回挑戦するのはこれです。

CA3I0291.JPG
スペクタビリスノコギリ スマトラ島 デンポー山



幼虫です。  てかまたノコギリです(苦笑)

スペクタビリスは、以前は時折WILD入荷が見られた(らしい)スマトラ特産のノコギリなんですが、自分が過熱的に増種するようになる高校生くらいの時代にはほとんど見かける事が無くなったように感じます。
それが2年くらい前になって久しぶりにWILD入荷してるところが僅かに見られるようになったかな・・・?という感覚があります。
それから、毎年夏頃になると僅かに入荷が見られるようになってきたので、今回手に入れた幼虫もそんな今年入荷からのWF1です。
自分は元々デキピエンス(ジャワ産の代置種ですね)が好きなので、
それの流れで前々から「いつかはスペクタビリスも飼育したい」と思っていました。

あと、昔中学生か高校生の頃
電話で専門店に本種の在庫を確認する時に、言い慣れない単語と云うこともあって本種の名前を発音する際ひたすら噛みまくってしまい、電話口で凄く恥ずかしい気分にさせられた憎きクワガタでもあります(苦笑)
・・・スペプタビリス・・・スペクタクビス・・・(恥) あの時心が折れたね。



本種とデキピを比べてみると、大腮が短小なのですが相対的に体格が立派なので、
細く長く伸びたスタイリッシュなデキピよりずんぐりした体型に見えてしまいます。
どちらかと言えば魅力を語るならその「色彩・柄」がポイントで、
デキピエンスより幅広な上翅の黄帯に
ツヤクワガタ系(ルデキン・ラコダール・スペクタビリス←ややこしい!等)に多い『唐草模様』が浮いているのは、ノコギリとしては(地味に)個性的な特徴と言えるんですよ。
体の光沢が強いのも個人的には好きなんですけど。

そしてもう一つ飼育者として感じる本種の魅力は、ノコギリとしてはやや似合わないブリードのクセがある(らしい)と云う事なんですね。
WILD個体でも、入荷する♂個体の大腮はほとんどが短歯型で長歯型が採集されることがなかなか無いらしいのです。入荷がまぁまぁ多いジャワのデキピは普通に長歯が採れている事を考えると本種の長歯出現率はかなり低いと言えます。
とは言っても所詮ノコギリなので飼育なら長歯が簡単に出るんだろう・・・と飼育してみると、これが意外と飼育でも育ち方が中途半端に終わるらしく、元々長歯でもほとんど発達した形ではない本種は中歯の形状から上に伸ばすのには意外と手間が要るようです。
デキピにおいては長歯を出すのが簡単なのを比べるとやっぱり変な虫と云う感じですよね。
また、ブリード全体を通してズッコケるリスクが高く、
つまるところ幼虫飼育でも何か意味分かんないタイミングで死亡する事があったり(蛹になる前に全滅とか)、卵を産まなかったりと、難しいというかまさに「クセがある(簡単に累代出来る人と上手く累代出来ない人とに分かれる)」虫と云う印象です。一方デキピはクセがなく(ギネス級の羽化が難しい点を除けば)ブリードが容易な事を考えると、たちが悪いです。

そんな本種の初飼育なので、
新成虫を拝む前に飼育終了(全滅)と云う事にならないよう頑張ります。



           新しく入荷した在庫   1種類
         ブログで紹介した在庫  80種類
                全ての在庫  11種類


あと、噛まないように注意します。


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WF1で特大は諦めよう [〆ギラファノコギリ (マキタ亜種)]

何日か前にアゴ曲がりのマキタ♂が羽化しました、
どうもこんばんは、日昆会長です。

前回までに羽化した♂の8割方を紹介し終えているマキタギラファですが、
未だ蛹室を作っていない♂幼虫が2頭だけ控えています。
低温管理下においていたのもあるので正確には「蛹室を作らせていない」事になるのですが(より大型で羽化させるための工夫のひとつとして、3令幼虫が成長して急激な体重増加が落ち付いた後の成熟期に低温管理してこの期間を引き延ばす方法があります)、3令の途中からこの温度帯に移したとはいえ正直言って温度帯移行のタイミングがでたらめだったなぁとため息が出そうになります。

その2頭は、
片方は2400ccガラスビンでマット飼育していた個体で、3月16日からビンに投入。
もう片方がパンケースで菌床ブロック飼育していた個体で5月22日以来現在の容器。
今回のWF1世代では菌床とマットの両方で飼育し成長の差がどのくらい現れるか見るつもりだったので、最後に残った2個体が菌床・マットそれぞれいるのは観察のし甲斐があります。(たった1個体ずつだけど)

どのくらい体重がノッているかが楽しみでもあった(怖くもあったけど・・・ズボラかましたから)ので、2頭同時に最後の蛹化ビンに交換してみました。


気になる体重は・・・・・・


マット飼育
CA3I0287kai.JPG


菌床飼育
CA3I0288kai.JPG


まるで差がねェェェェ!!!!!!!
おまけに軽いし(泣)(泣)(泣)


おかしい・・・俺の予定では
【マット:45gUP&菌床:50gUP】
ゆくゆくは菌床の方が115mmになってうっひょひょォォォィ!!!
・・・の、はずなんだけど・・・!

・・・・・・・・・・・・・・・(嘲笑)


マットの方はやや黄色みが浮いてきた感じで、
菌床の方はほぼ完全に蛹室作成まで秒読み段階・・・(画像だと色が違って見えますが)
つまりもうこれ以上体重を大幅に上げる事は出来ないワケです。

ギラファで40gUPと云うと、最大体重なのかとかどのタイミングの体重かとかで微妙ですが、
ザックリ言ってしまえば『100mmをようやく超える体重』と云うところです。
・・・しょぼ・・・

ちなみにこれはマキタ幼虫での実測値ではないので、
この判断基準で考えても若干大小するかもしれません。
(既に羽化した♂個体の幼虫体重は成長途中の時しか量ってません)

体重を落とさずこのままいったら、
予想体長は104mm~106mmと見積もれそうです・・・
これ以上上のサイズを目指すと必要体重の盛り幅の感覚がどんどん広がっていくと思われます。110mm越えって意外と遠い(ズボラだったけど)
現在の最大が101~102mmなので、これ以上のサイズが羽化したら喜ぶべきなんだろうけど・・・如何せん今世代最後の2頭だからな・・・(焦)


CA3I0289kai2.JPG
最終ビンには、どちらも5リットルの大容量を確保し、堅詰めするマットにも最後のあがきとしてちょっと混ぜ物をしておきました。



  ・・・「次世代に期待」って言葉、どんどん恥ずかしく聞こえてくるな・・・。


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インドシナからの奇襲 [〆ギラファノコギリ (原名亜種)]


数日前、とある虫仲間から電話が来ました。





『カンボジアからアレが入荷していますよ!』





それは、とあるショップのWILD入荷情報で、
カンボジア便が入荷していたという話。

『珍しいんで気になっているんですが・・・』と云う彼と共に2人の決断は早いものでした。


『やるっきゃないでしょう!!!!!!!』

翌朝ソッコーで(2人とも)注文入れて
9日、到着しました・・・


CA3I0292.JPG
今か今かと到着を待っていました。宅配ドライバーの方が駆け寄ってくるのを少年のような目(?)で待ち構えていたのが気持ち悪っ中学生時代の自分を思い起こさせました。


早速開梱し、何よりもまず♂の撮影を開始しました。
到着した時すでに辺りは薄暗く、綺麗に撮れる太陽光の当たる時間帯が限られていた為です。



今回仕入れてみたのは・・・
カンボジア産 ギラファ.JPG

もう何度目だろうかギラファノコギリ、原名亜種です。
産地はカンボジアのカンポット州・ボコール山産

原名亜種は、現在どの産地も野外品・飼育品共に流通・飼育数が非常に少なく、
飼育品ではタイ産インド北東部ミャンマー北部産あたりが割合多く存在し
野外品では、タイ産・マレー半島産が最近では僅かに見られる程度です。
昔は、現在もごくたまに見かける上記産地の他に、ベトナム産ミャンマー南部産等も僅かに現地から持ち込まれていたのですが、これらは最近生体を見る事が出来ませんよね。
特にこの現在では得難いベトナム&ミャンマー南部産は、個人的に好みの形状だったり大型化したりでタイ産と共に非常に興味深いのですが・・・・・・
・・・なぜそういうのに限って入荷が稀なんだ!

ちなみに、ごく一部の間で「特大が羽化」するだのしないだのとささやかれている
南ベトナム産は今回仕入れたカンボジアとは地理的には近いので、少し大型の期待も出来るかも知れないですね。
(「地理的に近い」と言っても原名亜種の分布域から見た場合の地図上での直線距離なので、事実上直線距離で間500kmは相当遠い上に山塊も別々とくれば、南ベトナムと同じようなポテンシャルは持ち合わせていないかもしれませんな・・・と云うか大腮の形状がなんか違う気がするのですが)

一応過去にカンボジア産の(おそらく同じ産地の)ギラファも入荷されたことがあったのですが、
マイナーな感じでひっそりと出回るにとどまったので、どんな飼育者がどのくらいまでのサイズを羽化させていたと云う情報がほとんど得られません。



CA3I0295.JPG
CA3I0294.JPG
CA3I0296.JPG
この時、まだケースの中そして発泡スチロール箱の中で起きていたことに何も気付いていなかった・・・

♂単体で撮り終えたので、せっかく他の亜種が居ることだし
マキタのほぼ同サイズの個体を取り出して2ショットを撮ってみようと並べてみましたがおとなしくしてくれず断念・・・


続いて、マキタを元に戻し今度は♂と♀の2ショットを撮ろうとケースから取り出したその手に、♀が反応してくれない!!!?



えっ・・・



えっ。 ?・・・!!



え゛ぇ゛っっっっ!!!!!!!!





仮死状態だ・・・

体の芯がグッタリして爪が閉じて力が無い・・・

僅かに触角と口ひげ(小腮肢)が動くのみ。



しばらくしたら大丈夫だろうなぁ・・・

と普通なら今の時期柄度々起こる事なので仕方ないと思ったのですが、
不安になって梱包内容をよくよく確認してみると、愕然。

発泡スチロール箱には全く通気口が開けられておらず、
虫の入ったケースにカイロをべた貼りした事で直接熱しないようにとの配慮からか、そのカイロは新聞紙丸々1枚使って「純粋に」包まれていました。
ほとんど発熱が起きておらずだいぶ軟らかかったのです。

大柄な♂は開梱後緩やかに動き出しましたが、
それに比べて小柄で体積も小さい♀はひとたまりもない・・・
マットとミズゴケの水分も熱伝導に一役買って見事に冷え冷えでした。

これ、まずいんでないの・・・!!!!?


とりあえず、復活を促すべく22~23℃の温室に置いておくことに。






この間、一抹の不安を持ちつつも外出していましたが、

その後夜になり一度家に戻って確認してみると・・・・・・・・・・・・





状態変わ゛って゛な゛い゛!!!


そこから一気に抜け殻と化してしまい、溜め息ばかりつくようになりました。

もう色々、色々考えた後、
夜中になって帰宅してもう一度様子を確認してみると・・・







・・・なんとか蘇生してきた兆しが・・・

歩き回るような感じではないですが
神経も通うようになって爪にも力が入るようになってきました。



翌日(昨日)、さらに状態は回復してきたようで、
なんとか最悪の事態を回避できそうです。

状態を見つつ、数日中にセッティングしにかかります。




昨日今日で俺も寿命縮んだわ、疲れた・・・・・・。


⇒ 11月13日 追記


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菌活 [〆ギラファノコギリ (ニシヤマ亜種)]

少し前に、『菌活』なる造語が密かに流行っていたのをご存知でしょうか?

健康意識の向上を目的とした、体に有用なをもつ食品(納豆・きのこ・麹・ヨーグルト等)を積極的に食べる動の事で、それを略して『菌活』と云うらしいです。

元々有用な食用菌類を摂るのが体に良い事ぐらい流行らそうとしなくても皆解かっているので、この言葉はいかにも健康や美容に携わるメディアが話題作りのために流行らそうとした感じが満天なのですが、
ある時自分もふとそんな半・死語を思い出し自分に問いかけてみました。



「俺は日頃きちんと『菌活』していただろうか、         

   『菌』と縁遠い生活を送っていたのではないだろうか・・・?」




不摂生で不規則な生活リズム。
久しく菌とは距離を置き続けていた自分。

思い返してみると、実際あまりよろしくなく

このままでは後からツケが回ってくるだけだ! と一念発起して、


自分を奮い立たせ、


立ちあがり、


冷蔵庫の扉を開け、




中にある菌床ブロックを取り出しました。




「・・・よし! 詰めるか!」




久しぶりに菌床詰め作業しました。



実は数ヶ月前に買って保管していた菌床ブロックを詰めるのをめんどくさがっていて、未使用のまま今までずっと放置しちゃってたんですよ。
地元クワガタの野外活動も終了して一旦採集シーズンが過ぎて時間も取れるようになったのでようやく着手と云う形です。(両立出来てねぇ)


放置していた菌床ブロックは全部で3つの菌種がありまして、
カンタケカワラタケオオヒラタケがあります。
冷蔵庫の中できちんと保管していたもの以外にも、
到着時の段ボール箱そのままで入れっぱなしにして放置しているものもあり結構ブロックの数が溜まっていたんでなかなかやる気も起きなかったのが全くもって恥ずかしいのですが、
まず先にブロックそのままケース投入作業です。

そのまま投入するのはカンタケ菌床

もう自分の中では定番化している菌床の詰め替え作業で
(ブログでは何度も紹介してますね)

1:ケース内部を消毒する

2:菌床ブロックの袋を破って菌床をそのまま取り出す

3:菌床をそのままケースに押し込む

4:はみ出る分は削って整形する

5:ふたをする

6:出来上がる

たったの6ステップで完了するこのお手軽作業。
傍から見れば「これを面倒くさがるってどれだけ物ぐさなんだよ」って話ですね。
と言うか、これはもはや「詰め替え」と呼ぶのもどうなんだろうな・・・

pan2014unix2.jpg
コバシャ小等の基本的な「小」サイズの飼育ケースでは菌床ブロックを詰め込むにはややサイズが小さく、この↑↑パンケースが今の主力になっているのでふたの穴開け作業もあったのですが、菌床詰め自体はそこそこすぐに終わりました。
ただ、久しぶりのせいか若干しくじって(普段のとは別のメーカーの菌床だったこともあって)綺麗に詰め替えられず、結局使用するまで待たなくてはならなくなりました(汗)



続いて、今度こそきちんと詰めます。

流石に全部のブロックを手抜き詰めするのはケースの数も足りませんし、
1令~2令幼虫や♀幼虫にブロックのまんま(3000cc以上)はトゥーマッチなのでビンやボトルに詰め替えないと全頭のエサの供給がとても間に合いません。


CA3I0300.JPG
ここからは2菌種目、カワラタケ菌床です。
7月上旬に購入してそのまま4ヶ月以上廊下で眠っていましたが、
特に問題はなさそうです。
まぁ、袋の外からの見た目はなかなか皮膜が肥大化していましたけど・・・(汗)

ブロック崩し器も久しぶりに出しました・・・
簡単に解せるブロックなら、もはや崩し網を使わない方が作業効率が良いですね(笑)
そうなると、ブロックを崩す時の器も画像のような割れやすいプラスチックケースより、トロ舟衣装ケースの方が色々と便利だな・・・チクショウ・・・


CA3I0302.JPG
カワラ菌糸のイイ香りに包まれながらビン詰め終了。
(あぁ・・・カワラ初詰め替え時に家の中で異臭騒ぎになったあの頃が懐かしい)
6ブロックを消化、発菌の為に冷やし虫家が丸々占領されました。



カワラも詰め終わり、残る最後はオオヒラタケ

このオオヒラタケ菌床が一番厄介で、何が厄介かって
このブロック買ったの10ヶ月前ですからね。

こんなの今更砕いて詰め直したって再発菌するのかすら怪しい、てかマジでこっちのブロックをケースに手抜き詰めした方が良かったんじゃないかと思うんですけど・・・、このオオヒラタケについては自分自身長い間存在を忘れててどのくらい経ってたかすら気にも留めてなかったのでただただ慙愧に堪えないばかりです(恥)

オオヒラタケも段ボール放置で、そのまま部屋のテーブルの下に押しやっていたのですが、久しぶりに見るとなんか凄いことになっていました。





オオヒラタケ.jpg
・・・こう云うしょうもないこと考えるために2週間もブログの更新をサボってたワケじゃないですよ(笑)

思いっきり生えましたねぇ・・・
冬⇒春⇒夏⇒秋って過ごしちゃいましたからねぇ(笑)
段ボール白くなってるし。

・・・って
画像作成して保存してから気付きましたが、
「ギラファ(原名亜種)・・・マキタ・・・ニルギリ・・・ティモール・・・ニシヤマ」って
自分の今飼育しているギラファの亜種名を羅列したんだけど
(なぜギラファの名前かと云うのは、オオヒラタケは基本ギラファにしか使わないので)
最後「ニシヤマのとこが「ニシカワになってるじゃん・・・・・・間違えたァァ・・・

 ニシヤマP. g. nishiyamai・・・スラウェシ島及び近隣の島の亜種
 ニシカワP. g. nishikawai・・・サンギヘ島の亜種


自分でこう云う寒い画像作っておいて勝手に自滅するって一体ホントに俺は何したかったんだろうか(恥)(恥)(恥)(恥)
ギラファノコの飼育をしている方・亜種毎にご存知の方はこの2亜種をどっちがどっちだかややこしくなって間違えたりすることありませんか!?



(毎度のことですが)話が脱線しましたが、
この巨大キノコをもぎ取ってブロックを箱から出してみると


・・・・・・・・・おおぉぉ・・・萎んでスポンジみたいになっとる・・・・・・


ブロックを早速手解ししてみましたが、
腐朽が進み過ぎて手で疎らに圧を掛けるとフレークが粉々にならずダマになってしまいまるで作業にならないので、地道に崩し網でゴリゴリすりおろしていかざるをえませんでした。

CA3I0301.JPG
7ブロック詰めて出来上がったのはこれだけ。
オガが軟らかくなったせいで容量は減るし、皮膜とるのも面倒だし、砕くのに手こずるしで良い事はやっぱり無いですね(何年経っても成長してませんね)。菌糸が回っても幼虫投入したら即効で中身が泥になるんでしょうねぇ~(泣)


しかし詰めてみて思ったのですが
久しぶりとは言えブロック20個前後でこんなヒイヒイ言ってる自分から見たら、
毎月(毎週)のように何十個何百個と詰めているオオクワブリーダーはとんでもなく凄いなぁと、改めて感心しますな!



***********************************


さて、家のブロックも全て処理し終わったので
勢いに任せて調子こいてニシヤマの割り出しも行いました。


菌床ブロックも長い間放置していましたが、
ニシヤマの産卵ケースも大概ですよ。

セットした2頭の♀がそれぞれのケースで無事に産卵したと確認したのはかなり昔の話、実はその後中途半端な割り出し作業を行って以来ずっと2ケースとも放置していました。
・・・もう今日の記事は恥をどんどん上塗っていってますわ。
幼虫が3令になっているのなんて当たり前、
終いには、最近だと蛹まで見えてきてしまいました(焦)

もう見ちゃおれん!・・・と云うわけで・・・

それでも暴いたのは1ケースだけでしたけどね。

CA3I0303-5c83bkai2.jpg
もうボロボロ。後から入れた菌床産卵用のボトルも中身真っ黒。マットも真っ黒。


CA3I0304-a45e5kai2.jpg
出てきたのは全部で17頭
本音としては、「まだ17頭も残ってたのかよ!!!」と云う感想です。
見事に皆委縮してて小さいです、ごめんよ・・・

しかも狭い空間で過密状態だったのが如実に伝わってきたのが、
幼虫同士で噛み合った所為で折れた腮や切れた脚・・・
ブログで「(泣)」なんて呑気に書いてる場合じゃないですね。気をつけます。


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