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ノコギリの年 [〆スペクタビリスノコギリ]

今家にいる飼育種を数えてみると、

①オオクワガタ
②アマミシカクワガタ
③シカクワガタ (カワノ亜種)
④ギラファノコギリクワガタ (原名亜種)
⑤ギラファノコギリクワガタ (ニルギレンシス亜種)
⑥ギラファノコギリクワガタ (マキタ亜種)
⑦ギラファノコギリクワガタ (ティモーレンシス亜種)
⑧ギラファノコギリクワガタ (ニシヤマ亜種)
⑨カネギエーテルノコギリクワガタ
⑩ヨルゲンセンヒメゾウカブト (ペーニャ亜種)

・・・半分ギラファじゃねェか(笑)

2013年の大量絶滅を犯してしまう前と考えると、
現在はその4分の1の種類数になりました。
瞬間最低は6~7種類だったのを考えると今のこの状況はある意味丁度いい数とも、また懲りずに増やしだしているとも言えるのですが、
今年新たに増やした飼育種を数えてみると

①ギラファノコギリ (原名亜種)
②ギラファノコギリ (ニシヤマ亜種)
③カネギエーテルノコギリ
④ギラファノコギリ (ティモーレンシス亜種)

この4種類。 ・・・全部ノコギリだな(笑)
1年間のスパンで見れば以前の増種ペースに比べると大人しく感じる数字ですが、この内3種類がギラファなので飼育スペース的には十分満タンになるコッテリしたチョイスです。
(とか言っても以前の『ギラファでもカップ羽化』の時代で考えたらまだ余裕ですがね・・・)

今年も終わりに近づきましたが、最近少しだけまた増種を考えていました。
特に、以前多数飼っていたノコギリ・シカ・ホソアカ各種クワガタ、ゴホンツノやゾウ等のカブト。
シカクワガタあたりなんて一時期は壮観なものでしたが、
飼育の手が掛かるあたりを見直せばおいそれと手が出せません。(羽化ズレとか休眠とか)
来年またディディエールをやりたいなぁ・・・と思いますし(だいぶご無沙汰)、最近なんだかアッサムシカの流通が増えたなぁ。
幼虫期間が長い大型ゾウカブトも部屋の隅に置いておきたいんですが、残念ながらスペースが今のところ無いので(ギラファで全部埋まった)、空間の使い方を考え直すところから始めなければ・・・


このブログを始めて5年以上経ち、カテゴリにはなかなかの数のカブクワの名前が並んでいる(そして『〆』が付いている[たらーっ(汗)]のですが数の割に即行で飼育終了している種類がたくさんいるので、
増種を考えるときにはなるべく、以前飼育していて「だけどちゃんと(累代)飼育できてなかった」種類をまたやろうと思っているのですが、
そんな中、特に「魔が差した」と云う訳でもないのですが
未だ飼育したことが無い種類のクワガタを今回増種しました。




CA3I0290.JPG
今回の発送元は非常に発送慣れしていて梱包内容も申し分ないです。
二重梱包で、2日経ってカイロもまだきちんと生きています。





今回挑戦するのはこれです。

CA3I0291.JPG
スペクタビリスノコギリ スマトラ島 デンポー山



幼虫です。  てかまたノコギリです(苦笑)

スペクタビリスは、以前は時折WILD入荷が見られた(らしい)スマトラ特産のノコギリなんですが、自分が過熱的に増種するようになる高校生くらいの時代にはほとんど見かける事が無くなったように感じます。
それが2年くらい前になって久しぶりにWILD入荷してるところが僅かに見られるようになったかな・・・?という感覚があります。
それから、毎年夏頃になると僅かに入荷が見られるようになってきたので、今回手に入れた幼虫もそんな今年入荷からのWF1です。
自分は元々デキピエンス(ジャワ産の代置種ですね)が好きなので、
それの流れで前々から「いつかはスペクタビリスも飼育したい」と思っていました。

あと、昔中学生か高校生の頃
電話で専門店に本種の在庫を確認する時に、言い慣れない単語と云うこともあって本種の名前を発音する際ひたすら噛みまくってしまい、電話口で凄く恥ずかしい気分にさせられた憎きクワガタでもあります(苦笑)
・・・スペプタビリス・・・スペクタクビス・・・(恥) あの時心が折れたね。



本種とデキピを比べてみると、大腮が短小なのですが相対的に体格が立派なので、
細く長く伸びたスタイリッシュなデキピよりずんぐりした体型に見えてしまいます。
どちらかと言えば魅力を語るならその「色彩・柄」がポイントで、
デキピエンスより幅広な上翅の黄帯に
ツヤクワガタ系(ルデキン・ラコダール・スペクタビリス←ややこしい!等)に多い『唐草模様』が浮いているのは、ノコギリとしては(地味に)個性的な特徴と言えるんですよ。
体の光沢が強いのも個人的には好きなんですけど。

そしてもう一つ飼育者として感じる本種の魅力は、ノコギリとしてはやや似合わないブリードのクセがある(らしい)と云う事なんですね。
WILD個体でも、入荷する♂個体の大腮はほとんどが短歯型で長歯型が採集されることがなかなか無いらしいのです。入荷がまぁまぁ多いジャワのデキピは普通に長歯が採れている事を考えると本種の長歯出現率はかなり低いと言えます。
とは言っても所詮ノコギリなので飼育なら長歯が簡単に出るんだろう・・・と飼育してみると、これが意外と飼育でも育ち方が中途半端に終わるらしく、元々長歯でもほとんど発達した形ではない本種は中歯の形状から上に伸ばすのには意外と手間が要るようです。
デキピにおいては長歯を出すのが簡単なのを比べるとやっぱり変な虫と云う感じですよね。
また、ブリード全体を通してズッコケるリスクが高く、
つまるところ幼虫飼育でも何か意味分かんないタイミングで死亡する事があったり(蛹になる前に全滅とか)、卵を産まなかったりと、難しいというかまさに「クセがある(簡単に累代出来る人と上手く累代出来ない人とに分かれる)」虫と云う印象です。一方デキピはクセがなく(ギネス級の羽化が難しい点を除けば)ブリードが容易な事を考えると、たちが悪いです。

そんな本種の初飼育なので、
新成虫を拝む前に飼育終了(全滅)と云う事にならないよう頑張ります。



           新しく入荷した在庫   1種類
         ブログで紹介した在庫  80種類
                全ての在庫  11種類


あと、噛まないように注意します。


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