2015年初ルリ採集!! へ [日昆 採集記 【2015年】]
3月も過ぎ去ろうとしていた頃、
今年に入ってまだ一度も山に踏み込んでいない事に少しばかりの焦りと空腹感(?)を覚え
いよいよ今年初の採集を計画しました。
狙うのは勿論・・・、ルリクワガタ。 ・・・他クワガタ。
4月も目前で、もう雪も融けきっている山道も出ていることから
いつ山に行こうかとウズウズしていたのです。
去年の標本を展足しきらないまま遂にこの時期が来てしまった・・・
冬場に飼育作業で出た空きビン・ケースを洗わないままこの時期が来てしまった・・・
思えば結局自堕落にこの冬過ごして来てしまった・・・
・・・・・・・・・けど・・・・・・採集、行こうか。
メンバーはいつもの3人。 俺とNo.2とNo.6。
基本的に鉈と鋸とカッターナイフで作業する2と6にと思って、
小回りの利く例のこの道具を2人にプレゼントしておいたので
フィールドでは更に動きやすくなりました(?)
(彼らからしたらこれほど『要らないプレゼント』はそうそう無かったでしょうな)
と言うか、
未だにこの道具の名前が無いのが個人的に凄く歯痒いんですが
これと似たような感じのを使ってる人いませんか??(笑)
************************************
前日の段階においてNo.6からの連絡で、
採集から帰ったら皆でお好み焼きを食べに行きたいとパンドラが言っているらしく
夕方までに帰りたい、とのこと。
(※パンドラについては過去記事⇒『日昆ちょいハチ退治』等を参照)
採集が終わったら採れたクワガタの話などなどで盛りあがろうではないか、
とお好み焼きを承諾。
その代わり当日はちょっと早めの出発で朝9時に出発する旨を伝え、
翌日を待った。
3月末 某日
朝9時。
「もうそっちに向かうよ」とメールだけして支度をして、
全員を拾い本格的な出発に至ったのは30分後である。
つなぎを着てしっかり山装備で家から出てきたNo.2を見て思った。
「しまった、『つなぎ』の存在をすっかり忘れて来てしまった!!!」
暫らく山に行っていなかった所為か、見事に服装の事を忘れて
普通の服装でジャンバーと長靴だけ履いて来てしまった自分。
さらにNo.6も、めちゃくちゃ自然にカジュアルな服装で出てきた。
結果的に全員の格好を客観的に見ると、
No.2が一人だけ『やる気出てる感』を醸すような形になってしまっていた。
2 「珍しい珍しいー!まだ9時半だよ?」
俺(以下1) 「もう9時半だよ?」
6 「10時(←笑)じゃないの?」
1 「何言ってんの、9時だって言ったろ(笑)」
2 「えっ?えっ? なんて?」
6 「10時(←笑)でしょ?」
1 「9時だよ」
2 「いつもの計算でいくと・・・・・・10時でしょ」
1 「ところが今日は9時なんだよ」
2 「なんだよォ・・・・・・」
1 「だってさ、こんな天気いいんだよ?」
2 「えぇ~?こういう時こそ、部屋に籠もってゲームだよ」
6 (笑)
2 「『天気いいなぁ・・・』で終わるもんな。『よぉぅしやるかぁ』だよ」
6 (笑)
1 「『採集を』だろ?」
2 「いや? いろんな意味で採取(つまりゲーム)だな。
採取したり・・・な、何かしらしたり・・・」
1 「『採取』って言ってる時点で虫じゃねェもの(苦笑)」
2 (笑)
**************************************
まず最初に向かったのは某市町村。ここをAポイントとする。
産地ラベルとしては馴染みが無く、ここで採れたら嬉しいことこの上ないのだが・・・
行けなかった・・・
山に近づく割りとかなり手前の方で、道路に雪が思いの外残っていて・・・
・・・行けなかった。
・・・まだ遠くて断念した・・・
ここまで何しに来たんだ・・・
Aポイントの景色。
目的の場所はまだまだ先にあるのだが、この先の道が完全に雪に埋まり断念。
************************************
奇をてらって変な市町村を選んでしまったので、
普通にルリが採れる既産地に変更するには今からでは時間が無くなってしまう・・・
仕方ないと考え、今度はまた別の市町村で新ポイント発見作業を試みた。
Aポイントからの戻り足で、Bポイントと言う場所一帯に突入した。
山道を登り、残雪でそれ以上行けなくなったところで車を停めて林へ突入した。
ルリ発見どころかクワガタって感じすらしなかった・・・
道を挟んで反対側は、山の斜面を登りきったその向こうに一面の針葉樹が広がっている。
丘まで登った自分らがいる場所一帯はマツ林で、向こうに見えるのは奥までスギ林だ・・・
広葉樹が無さ過ぎて、半笑いで遠い目をしてしまった。
道のもう片方の側は、コナラを主とした2次林で
こっちの方がまだまともにクワガタと云う名前をした虫が居そうな気がしたが、
突入したもののごっそり乾燥した林で何も居なかった。
カラカラに乾いた山だった・・・
Bポイントの景色。
小川(用水路)を渡り山に登りながらも結局何も採れなかった・・・。
************************************
一通り疲れた後で、いやもうこれなりふり構ってらんねェやと新ポイントを諦め、
お馴染みの八甲田山中にアタックする事に。
と言いつつ、時間の制約があるので思いっきり山中には入らず
青森市街地からほど遠くない、小峠付近に車を停め最後のポイント突入となった。
この辺りは流石に雪がまだまだ多く、地面は露出していない。
立ち枯れを1本1本、3人で舐めまわすようにルリの産卵痕を探していく・・・
1個たりとも無かった。
あんだけの数見たのに。
ほとんど割る気にもならず、ボロボロの立ち枯れを半分ヤケクソで崩して
発見したのはクロスズメバチ(シダクロ?)の女王数個体。
つくづく時間配分の悪さと突入場所の見立ての悪さが露見しましたな。
ハイ。結果はと言うと、今日は惨敗して帰る事に。
小峠での林内からの景色。
まだまだ雪が高く残っているのが分かる。
今年初のクワガタ採集には至りませんでした(嘲笑)
今年に入ってまだ一度も山に踏み込んでいない事に少しばかりの焦りと空腹感(?)を覚え
いよいよ今年初の採集を計画しました。
狙うのは勿論・・・、ルリクワガタ。 ・・・他クワガタ。
4月も目前で、もう雪も融けきっている山道も出ていることから
いつ山に行こうかとウズウズしていたのです。
去年の標本を展足しきらないまま遂にこの時期が来てしまった・・・
冬場に飼育作業で出た空きビン・ケースを洗わないままこの時期が来てしまった・・・
思えば結局自堕落にこの冬過ごして来てしまった・・・
・・・・・・・・・けど・・・・・・採集、行こうか。
メンバーはいつもの3人。 俺とNo.2とNo.6。
基本的に鉈と鋸とカッターナイフで作業する2と6にと思って、
小回りの利く例のこの道具を2人にプレゼントしておいたので
フィールドでは更に動きやすくなりました(?)
(彼らからしたらこれほど『要らないプレゼント』はそうそう無かったでしょうな)
と言うか、
未だにこの道具の名前が無いのが個人的に凄く歯痒いんですが
これと似たような感じのを使ってる人いませんか??(笑)
************************************
前日の段階においてNo.6からの連絡で、
採集から帰ったら皆でお好み焼きを食べに行きたいとパンドラが言っているらしく
夕方までに帰りたい、とのこと。
(※パンドラについては過去記事⇒『日昆ちょいハチ退治』等を参照)
採集が終わったら採れたクワガタの話などなどで盛りあがろうではないか、
とお好み焼きを承諾。
その代わり当日はちょっと早めの出発で朝9時に出発する旨を伝え、
翌日を待った。
3月末 某日
朝9時。
「もうそっちに向かうよ」とメールだけして支度をして、
全員を拾い本格的な出発に至ったのは30分後である。
つなぎを着てしっかり山装備で家から出てきたNo.2を見て思った。
「しまった、『つなぎ』の存在をすっかり忘れて来てしまった!!!」
暫らく山に行っていなかった所為か、見事に服装の事を忘れて
普通の服装でジャンバーと長靴だけ履いて来てしまった自分。
さらにNo.6も、めちゃくちゃ自然にカジュアルな服装で出てきた。
結果的に全員の格好を客観的に見ると、
No.2が一人だけ『やる気出てる感』を醸すような形になってしまっていた。
2 「珍しい珍しいー!まだ9時半だよ?」
俺(以下1) 「もう9時半だよ?」
6 「10時(←笑)じゃないの?」
1 「何言ってんの、9時だって言ったろ(笑)」
2 「えっ?えっ? なんて?」
6 「10時(←笑)でしょ?」
1 「9時だよ」
2 「いつもの計算でいくと・・・・・・10時でしょ」
1 「ところが今日は9時なんだよ」
2 「なんだよォ・・・・・・」
1 「だってさ、こんな天気いいんだよ?」
2 「えぇ~?こういう時こそ、部屋に籠もってゲームだよ」
6 (笑)
2 「『天気いいなぁ・・・』で終わるもんな。『よぉぅしやるかぁ』だよ」
6 (笑)
1 「『採集を』だろ?」
2 「いや? いろんな意味で採取(つまりゲーム)だな。
採取したり・・・な、何かしらしたり・・・」
1 「『採取』って言ってる時点で虫じゃねェもの(苦笑)」
2 (笑)
**************************************
まず最初に向かったのは某市町村。ここをAポイントとする。
産地ラベルとしては馴染みが無く、ここで採れたら嬉しいことこの上ないのだが・・・
行けなかった・・・
山に近づく割りとかなり手前の方で、道路に雪が思いの外残っていて・・・
・・・行けなかった。
・・・まだ遠くて断念した・・・
ここまで何しに来たんだ・・・
Aポイントの景色。
目的の場所はまだまだ先にあるのだが、この先の道が完全に雪に埋まり断念。
************************************
奇をてらって変な市町村を選んでしまったので、
普通にルリが採れる既産地に変更するには今からでは時間が無くなってしまう・・・
仕方ないと考え、今度はまた別の市町村で新ポイント発見作業を試みた。
Aポイントからの戻り足で、Bポイントと言う場所一帯に突入した。
山道を登り、残雪でそれ以上行けなくなったところで車を停めて林へ突入した。
ルリ発見どころかクワガタって感じすらしなかった・・・
道を挟んで反対側は、山の斜面を登りきったその向こうに一面の針葉樹が広がっている。
丘まで登った自分らがいる場所一帯はマツ林で、向こうに見えるのは奥までスギ林だ・・・
広葉樹が無さ過ぎて、半笑いで遠い目をしてしまった。
道のもう片方の側は、コナラを主とした2次林で
こっちの方がまだまともにクワガタと云う名前をした虫が居そうな気がしたが、
突入したもののごっそり乾燥した林で何も居なかった。
カラカラに乾いた山だった・・・
Bポイントの景色。
小川(用水路)を渡り山に登りながらも結局何も採れなかった・・・。
************************************
一通り疲れた後で、いやもうこれなりふり構ってらんねェやと新ポイントを諦め、
お馴染みの八甲田山中にアタックする事に。
と言いつつ、時間の制約があるので思いっきり山中には入らず
青森市街地からほど遠くない、小峠付近に車を停め最後のポイント突入となった。
この辺りは流石に雪がまだまだ多く、地面は露出していない。
立ち枯れを1本1本、3人で舐めまわすようにルリの産卵痕を探していく・・・
1個たりとも無かった。
あんだけの数見たのに。
ほとんど割る気にもならず、ボロボロの立ち枯れを半分ヤケクソで崩して
発見したのはクロスズメバチ(シダクロ?)の女王数個体。
つくづく時間配分の悪さと突入場所の見立ての悪さが露見しましたな。
ハイ。結果はと言うと、今日は惨敗して帰る事に。
小峠での林内からの景色。
まだまだ雪が高く残っているのが分かる。
今年初のクワガタ採集には至りませんでした(嘲笑)