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第5回 チキチキ マグソ大会 [日昆 採集記 【2015年】]

どうも、先日タイヤがバーストしたまましばらく走っていた会長です。

先日25日をもちまして当ブログも7年目に入りました。
7年・・・長いな・・・(苦笑)

青森はこの季節小中学校で運動会が行われる季節です。
久しくそう云うのは見に行ってはいないんですが、毎年この運動会シーズンになると、競技中にスピーカーから流れてくるBGMの選曲がおかしくないかと個人的にどうしても気になります。闘争心を煽るようなものとかアップテンポで疾走感溢れる選曲がベターだよな普通・・・と思うんですが、丸々1歌手のアルバムそのまま全部流すとか手を抜き過ぎじゃないか?とか思ったりするんですね。
E〇IL〇のバラードとか流れてるのを昔聴かされてた自分としては、そんな事を考えてしまいます。


さて、運動会と云うワケではありませんが、
先日自分達も毎年恒例の春のあの(?)大会でハッスルしてきました。




第五回 チキチキ マグソ大会
開催!!!!!




大会って名を打っても第2回以降規格も規定も賞品もないので、
ただ単に「季節の恒例行事」となっている今大会。

そんなマグソ採集も初採集から6年目を数えるのですが、
一つ今年は去年までと違う点があります。


最初に青森市内で生息地を発見して以降、毎年同じ市内の1ヶ所ばかり頼って採集していたのですが、やはりさすがに同じ所ばかり攻め続けると云うのもラベル目的で考えると面白みに欠けるのは否めません。

これまでに自分が聞いた事があった県内の生息地は、
津軽地域が2ヶ所上北地域が2ヶ所下北地域が1ヶ所でした。

採れるところで採り始めると非常に多くの個体が採集できるので虫自体の有難味の薄さに感覚が麻痺しがちですが、局地的な生息ポイントの為きちんと場所を知らないと採れないと云う事と、県内でたったの4ヶ所しか知られていない(これ以上の場所が知られているかもしれませんが)と云う事を考えると、
大体は漠然と広範囲で棲息している他のクワガタとは採集の事情は全く異なり「ある意味非常に採集が難しいクワガタ」ですよね。

元々他のクワガタとは別物なので、《クワガタファン》とかよりは《雑虫屋・コガネ収集家》の側が近い分野なんでしょうね。「クワガタと云う名が付いている以上採らねばなるまい!!」と考える人はかなり少ないと思います。

ただ・・・それも考慮して考えると、元々採集者の数自体僅かなので
前述の内容とは真逆の意味合いになりますが、青森のような森林・河川環境ならば探してみれば生息地の絶対数は意外と多いのだと思います。


前置きが長くなりましたが、
そんなマグソクワガタの棲息・採集事情を考慮し去年僅かながら新規のマグソクワガタ生息が予想されるポイントを県内各地で探し、今年その答え合わせをした結果
全てのポイントでまだ確認作業を終えていませんが、生息地としては新ポイントの市町村が新たに1ヶ所加わりました。


 【前回の採集】
   ⇒ 2015-5-4 『森の採集 川原の採集』



前回は発生初期で1♂しか採れなかったので、追加個体の採集の為同ポイントへ向かい、
続けて未採集の(既知産地)西目屋村ラベルの個体も押さえに行こうと、
先日24日No.2Re:myon氏を連れてNo.6は都合が悪く不参加)県内でマグソをハシゴする事になりました。

(今回の内容は薄味です)



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まずは平川のポイントで採集です。

着いた時刻がまだ早かったからなのかブンブン飛んでいるはずの♂の姿が見えません。
青森市内1ヶ所でしか採った事がなかったので、もしかしてここって相当採るのが難しかったりするのか?なんて不安な気持ちになりましたが、
とりあえず時間帯も早いので周辺でマダラ材を探す事に。

前回叩いた材を見つけもうちょっと割ってみると
なんとまた成虫が出てきました。
興奮したまま2人を呼んでマダラが出てきた事を伝え、マグソを採りに来てにわかにマダラ採集へ突入です(笑)

No.2には今回初めてマダラクワガタ成虫を見せましたが、
その後散らばって各自で材探しを始めると、すぐさまNo.2が戻ってきたかと思えば
「これがそうか?」と手のひらには小さな焦げ茶色の豆粒が。

No.2、アッと云う間に初マダラクワガタ採集を達成してしまいました。




そして直後に、こないだ見たのと同じような展開に。これはマダラ採集のお約束なのか・・・?



No.2 「あっ・・・!、どっかいった・・・」

自分 「!?(焦) ・・・お~ィ・・・」

Re: 「見つけたら悟りが開けますね」


No.2は風のようにマダラを採って、風のようにマダラに逃げられていきました。

「ここで採れた」と指示されたマダラ材を自分に教えると、彼はまたフラッと別の材を探しに出かけていきます。
ただ、その後この材ではそれ以上まともな数の生体が出てきませんでした。
赤枯れ部位も僅かで、非常に限られた空間で成果を出してしまうと云う点では、
毎度毎度驚かされるがやはりNo.2は「持って」いる・・・




しばらくすると今度は、Re:myon氏が「こっちでマグソが飛んでますよ!」
誘われ林床内へついていきます。

CA3I0566.JPG
川の岸に広がるこの林床では、マグソの生息に適した環境が広がっていて割りと歩きやすく、これなら確かに安定してマグソが採れるはずだなと思う反面、フィールドが広い所為でマグソが飛ぶ場所が不規則に移動してしまいなかなか探し当てるのに苦労しました。
しかし見つけてからは次から次へと♂個体が見つかります。

CA3I0562.JPG
触角を広げて活発に動き回る姿は何度見ても可愛いものですね(笑)

CA3I0563.JPG
最初のうちはやはり砂地で飛び回る個体を掬うのがやり易いですね。

ただ、なかなか♀が捕まらなく、
ずっと材探ししていたNo.2をマグソ♀捕獲に移らせてすぐさま1頭摘まみ採った後、
Re:myon氏も1頭スイープして平川産の採集は終了しました。
CA3I0564.JPG


CA3I0565.JPG
マグソはこの広い林床内で点々と群飛箇所が移動しています。



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続いてやってきたのは久しぶりの西目屋。

いつも通っている所なのにまさかそこでマグソが採れるとは知らず、
これも勇んで川原へ下りていきます。
(これは自分で探してあたりを付けた場所ではないです)

こんなところまでマグソを探しに来る人間もそうはいないでしょう(苦笑)

CA3I0567.JPG
蛇行する川の岸が長く続いていて、
どこで発生しているのか? もしくはどこででも発生しているか?
疑問と期待を抱えながら地面を漠然と見つめながら3人で進んでいきます。

「ん? なんかそれっぽいのが今飛んでたような!?」と一向に本体を手中に収められないまましばらく探索時間が過ぎていきますが、ここにきて最初に採れたクワガタはマグソではなく





CA3I0568.JPG
スジクワガタ
No.2が石の上に静止していたのを採ったと云う事でした。

数年前もそうだったのですが、
マグソ採集でなぜかスジが副産物的に採れる事が多いように感じます。
コクワではなくスジって云うのがちょっと気になります。


さて、話は戻してマグソ探索へ。

少し川を下流に進んでようやくマグソが居る場所を探し当て3人で採集。
CA3I0569.JPG

ここでも♀になかなか出合えず苦戦。
生息地の広さが難しくさせているのか、時期的なものなのか・・・
先に♀をRe:myon氏が網で採集。
やはり♀を採ったのを見ると非常に羨ましくなりますわ・・・
クワガタの中で♀採って嬉しいのってマグソアマミミヤマヤエヤマコクワくらいじゃない?
(アマミミヤマはもう採れないけどサ)

その後、Re:myon氏が追加で採った1♀を頂き、
自分も採れないかと地面を探していたところで
(飛んでるのを見ない時点でちょっと手抜きくさいけど)

CA3I0571.JPG
自分も地上に落ちてた1♀をなんとか捕獲!
けっこう絶望を感じてたのでまぁ嬉しい。嬉しい。





こんなんでイイか~とマグソ大会を終了し、今度は軽く山登り。

キツい傾斜の登山道を3人でヒィヒィ言いながら進み、
ほとんど大した虫を見ないまま、Re:myon氏がシロトラカミキリを2頭採って早々に下山。

自分もルリの産卵痕を削ってみたのですが、何年も前から見てた場所だったので当然羽脱後。



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その後帰り道ではすぐに自分は体力尽きて運転できなくなってしまったので、
恥ずかしながらRe:myon氏にハンドルを預ける形となりお開きになりました。




今回、それまでの青森市内1ヶ所のラベルのみだったマグソも
2市村分のラベルが増え一気に気分が高まりました。
内1ヶ所はまだ県内で3人しか場所を知らないラベルと云うのも嬉しいものです。
そして、その分の展足がこの後待っているのも・・・嬉しい悲鳴です。

生息地のポイントごとに地形が様々で、採集に行く自分(達?)がその都度ハラハラワクワクさせられるのにも今回はじめて気付かされました。
県内にはまだまだこうしたマグソクワガタの生息ポイントが多く存在しているので、
この時期はそのポイント探しで初夏の行楽に興じるのもいいかもなぁ・・・と思いました。

特に、マグソクワガタは見た目もコガネムシで非常に地味な種類なので、
飼育意欲が湧かなくても標本で収める意欲が無くても、
まずは自分で採る事こそが全ての虫じゃないかと思うので
一度初夏の山中の川原に赴いてみる事をおすすめします。



明日また、去年見つけた注目の別市町村ポイントに確認作業行ってみようかと思います。

・・・雨、降らなきゃいいけど。
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