SSブログ
~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。

長年、記事編集のブラウザにInternet Explorerを使用していたことで気付きませんでしたが
Google Chromeなど一部のブラウザで画像が回転して表示されております。
時間を見つけて修正しています。お見苦しい記事も少なくない点、予めご了承ください…

姫を探して東奔西走 [日昆 採集記 【2015年】]

最近ずっとヒメオオの記事ばっかな気がする・・・気のせい・・・じゃないか(苦笑)


今やヒメオオシーズン!
自分も青森県各地のヒメオオスポットの新規開拓で忙しくまだまだ休みの日は外に出てばかりで、根を詰めてやる必要がある飼育作業が全く捗っていません。

基本的に今期は(も)新ポイント開拓メインで辛い採集ばかりしていたので、
既産地にはほとんど入ることがなく秘密のマイポイントでの楽しい採集にまだ行けずそっちの現地状況も知りたいところではありますが、
・居るのは分かってるけどまだ採れてない場所
・生息は未知だけどずっと気になっていて調べなければいけない場所
が両方ともまだ複数あってそちらを優先して動いているような状況です。

手持ちのマップル道路地図には特殊系のクワガタ(分布がね)のチェックポイントや林道名を記入していますが、
ヒメオオのチェック箇所もどんどん増えてこのままいけば平地以外の市町村をコンプリート出来る日もそう遠くはないかもしれません。
コクワはどうしたんだ俺!?



さて、ここ最近のヒメオオ採集の内容を残しておきます。

+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+


  1日目 上北地方某所

自身初めて来る場所でした。
事前に地図で探索すべきエリアをかためての早朝出発。

予定時間を寝過したのはいつもの事です。
マップル道路地図とケータイの地図アプリを連動して進行するいつもの感覚で林道へ突入。
林道が大きく二つに分かれており、まずはの林道へ進入。

しばらくは通常の林道でしたがヒメオオの姿を拝めないまま
道は次第に藪に飲み込まれていき・・・ 徒歩の探索に。

噛み痕をちびちびと発見するも、結局本体が見えず林道の自然回帰地点まで到達(泣)
引き返します。
車に乗り分岐地点まで戻ってから今度はへ。

林道の整備具合を見てもこちらがメインの林道(本線)なようで
砂利道をガタガタ登っていくとすぐに大量の噛み痕のあるヤナギが増えだしてきて生息を確信
若干風が出てきますがなんとか活動は問題ない事を願いつつ灌木を見て回る。



そして遂に本体が登場!!!


青森県ヒメオオクワガタ「上北郡産」.JPG
なかなかに大きい。これでまた新ラベルが1個増えました。


その後もアカアシ・スジなどを回収し、
採りこぼしやリリースも含め20頭前後は見られました。
ヒメオオ自体はあまり多く採れませんでしたが最大が52mm。ひとまず今期最大。




至るところに噛み痕自体は多く見られ、
ヤナギなどの他に、今回はブナに付いている個体が多かったのが印象的でした。
ブナのヒメオオ噛み痕.JPG
ブナの幼木が齧られリング状に傷ついています。
ブナの芽鱗痕(前の年と次の年の枝の間にできる節目状の痕跡)
こんな風になりませんよね。




+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+


  2日目 津軽地方某所

こちらは1日目と違って、
去年ヒメオオシーズン終了期の開拓時に見つけた林道です。
一言で津軽と言っても、大まかに分ければ白神系のエリアで
本来ヒメオオならどこにでもいるような地域ではあります。
ただ今年は(も)白神の中央域へは道路崩落の影響で車の進入が出来ないため、その外側エリアで探します。


この林道は去年の下見以外に
今年マグソクワガタの新ポイント開拓に訪れているのですが、
この林道の嫌なところが何を隠そう路面の悪さ(泣)
距離が長いくせに手前の時点から既に悪路!
悪路の要素ってのはいくつかありますけど、
ここの林道の危ないところは「わだちが深くて多い」のが最たるものでしょう。
もはや「わだち」とも言えない林道のサイドと中央の高低差。
ここでは毎回バンパーや車底部をえげつない音で擦る事を覚悟しなければいけません。
そのくせ、地元住民がよく山菜を採りに来るのは、
この林道がそれほど有用な場所である証拠なんでしょうね。

そして、所々わだちを埋めるために敷かれた砕石
まァ粒がデカくて不親切極まりない!!!
径10cm超の角ばった石がゴロゴロしている上を走るのはストレス以外の何物でもない。


CA3I0854.JPG
あァ・・・・・・・・・・せめて前半だけでもこんな感じの安心感に満ちた林道だったらいいのに。


CA3I0855.JPG
伐採が入ったハゲ山を横目に林道を進みます。
(最初の説明で煽っておいて画像が普通の路面状況のモノばっかだと信憑性無いな)

最初に、噛み痕を前シーズンから見つけていた支線へ道を逸れます。


==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*

 支線A

坂道を上るとヤナギの一帯がありそこがメインのポイント。
支線に入ってわりとすぐに辿り着くのでここで何としても採りたかったのですが、
悲しい事にヒメオオが居ない・・・!!
新しいもの・古いもの、噛み痕はちょこちょこ付いているのに本体無し。
今日のこの林道内で一番集中して採ることが出来そうだった場所なだけに
愕然としたと同時に、これより一気に今日のヒメオオ採集の難易度が上がってしまい
焦燥感が込み上げてきました。

と云うのも、
ここまでは比較的楽に走ってこれたのですが、本線に戻りさらに奥に向かうとここから更に悪路に磨きがかかり車体へのダメージも増える上、ここ以外でヒメオオが付いていそうだった場所は稀有で、その木がどのくらい在ってその内でヒメオオがどれだけ見つけられるかは、自信が持てなかったからなんですな(焦)

既に今日誰か車で進入してきた形跡があり、
それが原因でヒメオオがいないと考えてもおかしくない。
工事車両かまたはキノコ採りか・・・

さっきからおかしい事に下草が踏まれて折れています
これを考えるとキノコ採りか同業者の可能性が濃厚か・・・

それから更にしばらく奥まで進んでみましたが、
クワガタのクの字もありませんでした。


==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*

本線へ戻って奥へ進みます。
ここからまた先が結構長いんですよ・・・

道の途中でGPSを受信がてら地図を広げて位置確認をしていると
後ろからビーーッと大きな音が。
驚いて車内のバックミラーを見上げると後続にジムニーが。

つっかえた(汗) 流石、人もよく来る林道なだけある・・・

急いで車を再発進させ先行を急ぎます。

道の途中で気になる箇所を見つけたので路肩に寄せ後続車を先に行かせます。
周囲の様子を見終わってまた再発進します。

しばらく進んで別林道の分岐地点を通り過ぎ、
路面状況が悪くなるばかりの林道本線を進みます。


本線を進み、また違う支線への分岐地点にまでやってきました。
どっちに進むか迷っていると、さっき自分を追い越して先へ行ったはずのジムニーが戻ってきました。

??

分岐入り口に車を寄せそのジムニーを通します。
去年の探索の時点で、本線の奥へこのまましばらく行くと道が崩落して車両通行不能になるのは知っているので、それで引き返してきたのは至極当然なのですが、だったらあの車は入って行ってすぐ出るなんて一体何のつもりでこんなところまで入ってきたのでしょうか。

支線側に車を入れて停めてしまったので、
流れでこっちの支線に徒歩で進入してみることにしました。


==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*

 支線B

ここへは今まで踏み込んだ事が無く、今回が初調査。
道は悪くクラックも入っているのですが、徒歩進入するにあたっては廃道と言えるほど荒廃してはいません。

日当たりのいい景色から林床の道へと変わっていきます。





→ 林道を進む


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:地域