凡退ダイジェスト × 今年の各種クワガタ採集成果 [日昆 採集記 【2015年】]
記事の更新頻度が近頃めっきりトレンディーになっておりました(笑)
青森も雪が薄っすらと積もってきたと云う事で、とりあえず今年の採集はこれで終了する事にしました。もし冬季に行くとしたらきちんと積もって足場が固まってからになるでしょう。
今シーズン終了を期に、
今年の採集の中から画像を残してある日や覚えている日をいくつかまとめて駆け足で振り返ってみます。
どの日も共通するのは、・・・貧果に終わり轟沈してきたと云う事。
この日の採集は自分1人。
先日起こった奇跡のツヤハダ大当たり(過去記事参照)で気分を良くして、
無謀にも津軽半島へ進行。
八甲田・十和田の山地帯から外れると格段に採集難易度が上がるツヤハダを採ってやろうと勇んで行ったのですが、甘くはありませんでした。
天候も生憎の雨・・・。車を降りて斜面を登り撮った画像はもはや雲霧林(汗)
過去の記録がある辺りに入って意外と赤枯れ材があったので期待が膨らみましたが、
クワガタのクの字もなく、ドロドロになって帰ってきました。
ちなみに画像の場所は紛れもなく針葉樹林ですが、
植林前に伐採された切り株が残されたまま多数が褐色腐朽をおこしていて
下草も処理されているので赤枯れ材を発見するのが非常に楽なんですよ。
・・・それで見つからないんだから、全く参考にできる情報じゃないわな(嘲笑)
この日の採集は自分とFH鈴木さんの2人。
オオクワを求めて約束の地に向かいます。
この日は鈴木さんのライト(と云う名前の爆弾)がこのエリアでどのような効果を見せるか感触を確かめると云う目的。
現地へは2人とも別行動で到着、
明るい内に先に現地入りしていた自分は
暇つぶしに河川敷のヤナギに潜んでいたコクワ♂を採集。
で・・・デカイ。
鈴木さんとこの後合流し、点灯開始。
天候に恵まれないこのエリアはこの日も厳しく、
普通種すらまともに飛んでこない結果に終わりました。
日中に採集したコクワを帰宅後に測ってみると、
いつもいつも届きそうで届かなかった5cmの大台をオーバー!!!
51mmの立派な個体でした。
この日は自分1人。
前からライトトラップ採集が出来るのではないかと気になっていた所に今回は行ってみる事にしました。車の進入が出来ない場所で、その先の道が整備されていないために雑多に草木が伸びていて、ライトをかける場所までしばらく歩かなければならないので、誰もここでライトはかけません。
ライト機材を含む採集道具を全て携えて鬱蒼と草木が茂る道をひぃひぃ言いながら進み、なんとか到着。
谷の下にひっそり架かるこの橋がその採集場所。
整備が放棄されている所為で橋の上は泥が積もっています。
その泥の上には雑草は勿論、ヤナギも生えています(苦笑)
ライトを点灯させるも、場所柄年平均気温が低く、真夏でも気温の上がる日は少なく
この日も15℃ほどしかない中で非常に苦しい成果に終わりました。
後日、一日かけて橋の上の泥や草木を片付ける環境整備作業で汗を流しました。
わざわざスコップ持参してきて、誰が得するのか全くもって意味が分からないボランティア・・・
その割に、この後ほとんどここに来なかったし・・・
この日は、自分とNo.2に加え、
この夏に特別新加入したNo.7の3人で約束の地へライトトラップに向かいました。
初めての7cmミヤマを採った場所(過去記事参照)への再挑戦と云う事で、
今回は3人分の自転車と6機のHIDライトを積み込んで、1人2機運転で三点責め攻め。
車の中は荷物で一杯一杯(汗)
車が通れないエリア内を自転車で移動し、1ライン上でライト箇所を3地点に分担。
手前をNo.7、中間にNo.2を配置し、自分は一番奥でポジショニングして点灯開始。
この内誰か1人でも大きいドルクスが1頭引き抜ければ大大大勝利なのですが、
気温などの気象条件が悪い事もあってか
結果は前回一人で来た時より悪く、見事に轟沈!!!
飛来数は圧倒的に少ないまま時刻は午前2時。
この時期嬉しいオニクワガタですら♂1頭をNo.2が採っただけでした。
この日は自分とNo.7の2人。
舞台は懲りることなくロマン溢れる約束の地。
日中は、夜の舞台でもある川の流域の上流部へ探索に行きました。
前回一人で来たボロボロの吊り橋(過去記事参照)をNo.7に案内したり、マグソクワガタの新ポイントとして有望なフィールドを散策したり、アブに囲まれたりしていました。
暗くなるので探索も終えて引き返し、夜の舞台に戻ります。
小雨の中、鬱蒼と茂る草木の露に当たったり川の中を進んだ所為でこの時点で全身グッショリ。
毎年毎年ですが、自分達の採集って汗をかくなり水に濡れるなりで毎回毎回汚れて帰ってくる事ばかりです。
今回のライトトラップはNo.7の大光量採集兵器で挑みます。
それなりに数は飛んできますが当地エリアの厳しい気象条件に阻まれ成果はいま一つ。
この日の成果のハイライトは、虫ではなく爬虫類。
珍しい種類であるそのヘビは、No.7の心を丸呑みにしたようです。
タカチホヘビ。頭部の色味が特徴的な1頭でした。
この日の採集は自分1人。
前回の採集(過去記事参照)でルリクワガタを採った付近にまた出向いたのですが、
惜しくも数日前に冬季閉鎖されていたと云うニアミスを犯し、
仕方なくその手前のエリアで採集。
まだ平地には雪は積もっていなかったですが流石に山は雪化粧してましたね(汗)
沢を渡り向こう岸の急斜面へアプローチしましたが、
前回よりも危険で冷や冷やします。
水平距離はあまり大した事がない分、標高が変わるので樹相も不適になってきて
ウダイカンバやヒバしか目に入りません。
停めた車が遥か真下に見えてなんだか恐怖感も覚えます。
結局この日は遂にクワガタを1頭も見ることなくぐったりして帰宅しました。
その代わり、この地でクワガタを採集するにあたって大きなヒントが得られました。
#####################################
次に、自分個人で今年採集した県産クワガタ各種をまとめて振り返ってみます。
色濃い内容だと思っていますが(完全に思い出補正)、
県産クワガタ全種を1シーズンで採集したのは今年が初めてな事に感動しました(笑)
辛うじて1♂だけ採れました(笑)
最近テレビを見ていて「~させていただきました」「~させてもらってます」の言い回しが頻繁に無茶苦茶な使い方で聴く事が多くなり変に感じるのですが(←何の話だ)、この♂については正に「採らせていただきました」と云う言い方が合ってます(自力で採ったワケでない)。
メッカの十和田で採れたし、来年は多分・・・自分で有名所へ採りには来ないだろな。
今年の採集種で一番スルーしていたんじゃないかと思えるだけあって
♀が僅か2頭、♂も3頭のみで極小個体ばかり。
大歯は見れなかったなぁ・・・
今年は♂も♀も大したサイズのものは採れず産地コレクション用に持ち帰ったのみ。
夜の灯火採集でしか採らなかったので仕方ないですかね。
スジに次いでノーマークだった本種は、灯火採集、樹液採集共に大したサイズが採れず。
50mmオーバーはゼロ。
今年は灯火採集がメインでいたのであまり樹液採集できなかったのですが、
1頭だけ採れた6月21日の51mmはなかなか嬉しいものがありました。
40市町村全制覇の目標は去年までの収集ペースと比べるとだいぶ失速してしまった感じはありますが、一応2町分更新しました。
南部方面全然進んでません・・・
いつもの八甲田系の個体を採集できた他、未見だった白神系のコレクションも増えたので満足です。
津軽半島・下北半島の個体群はいつ採れるのやら。
今年からコンスタントに採れるようになった本種。
時期になったら好きな所で採れると云うのがライト機材を持つ醍醐味ですね。
材割だと無駄にポコポコ採れてしまうんですが幼虫採集はめんどくさいですね、
赤枯れからマダラだと思って同じサイズの幼虫を持ちかえったら一部はデッカくなってるし。
黒枯れからルリだと思って同じサイズの幼虫を持ち帰ったら一部は「デッカく」なってるし。
地味に1年以上かかるのがまためんどくさい。
今年初めて成虫採集したと云う事でまた感動した本種。
動く姿も、テントウムシみたいにすばしっこくなくてノロノロ歩くので可愛いです。
来年以降は八甲田~十和田以外のフィールドで目にしたいものです。
幸運にも3市村計4ポイントで初採集に至りました。
粘って探せば新産地開拓も意外と難しくないと分かり、青森の自然の凄さを実感しましたね。
オオクワガタ採集のポイント探しのついでで来年注目したい場所も複数見つかり、
数年でマグソクワガタの分布マップが驚異的に変貌する気が今からします(笑)
オニクワガタと共に、ライト機材を入手した事で格段に収集スピードが増した種類。
65mm以上がコンスタントに採れるようになりました。
初の70mmクラスの採集もこれ有ってのものだと考えるとHID様様です。
今年の採集で全種通して特にインパクトが強かったのが、1株から約150頭の成虫が出てきた5月のツヤハダ採集。この月の半ばはずっとこれでしたね。
この一度以外、今年はツヤハダを見なかったのですが思い返せば未だにあの感動が蘇ります。
あれだけ居ても22mmは居ないんだなぁ・・・(苦)
せっかく今年からライトトラップ初参入したにもかかわらず、
8月半ばからは灯火採集も早々に失速。その原因が何を隠そうヒメオオ採集。
夜の採集から朝の採集へ。
10月の半ばまで時間があれば各地に出向いた成果として、
市町村単位で採集できた数は14市町村。
今年初採集したラベルは、市町村はその内8つ、ポイントだと17ヶ所。マジか・・・
#####################################
青森も雪が薄っすらと積もってきたと云う事で、とりあえず今年の採集はこれで終了する事にしました。もし冬季に行くとしたらきちんと積もって足場が固まってからになるでしょう。
今シーズン終了を期に、
今年の採集の中から画像を残してある日や覚えている日をいくつかまとめて駆け足で振り返ってみます。
どの日も共通するのは、・・・貧果に終わり轟沈してきたと云う事。
6月4日 希少産地のツヤハダを追って |
先日起こった奇跡のツヤハダ大当たり(過去記事参照)で気分を良くして、
無謀にも津軽半島へ進行。
八甲田・十和田の山地帯から外れると格段に採集難易度が上がるツヤハダを採ってやろうと勇んで行ったのですが、甘くはありませんでした。
天候も生憎の雨・・・。車を降りて斜面を登り撮った画像はもはや雲霧林(汗)
過去の記録がある辺りに入って意外と赤枯れ材があったので期待が膨らみましたが、
クワガタのクの字もなく、ドロドロになって帰ってきました。
ちなみに画像の場所は紛れもなく針葉樹林ですが、
植林前に伐採された切り株が残されたまま多数が褐色腐朽をおこしていて
下草も処理されているので赤枯れ材を発見するのが非常に楽なんですよ。
・・・それで見つからないんだから、全く参考にできる情報じゃないわな(嘲笑)
6月21日 神秘に満ちた津軽の地で |
オオクワを求めて約束の地に向かいます。
この日は鈴木さんのライト(と云う名前の爆弾)がこのエリアでどのような効果を見せるか感触を確かめると云う目的。
現地へは2人とも別行動で到着、
明るい内に先に現地入りしていた自分は
暇つぶしに河川敷のヤナギに潜んでいたコクワ♂を採集。
で・・・デカイ。
鈴木さんとこの後合流し、点灯開始。
天候に恵まれないこのエリアはこの日も厳しく、
普通種すらまともに飛んでこない結果に終わりました。
日中に採集したコクワを帰宅後に測ってみると、
いつもいつも届きそうで届かなかった5cmの大台をオーバー!!!
51mmの立派な個体でした。
7月11日 夏でも寒い場所 |
前からライトトラップ採集が出来るのではないかと気になっていた所に今回は行ってみる事にしました。車の進入が出来ない場所で、その先の道が整備されていないために雑多に草木が伸びていて、ライトをかける場所までしばらく歩かなければならないので、誰もここでライトはかけません。
ライト機材を含む採集道具を全て携えて鬱蒼と草木が茂る道をひぃひぃ言いながら進み、なんとか到着。
谷の下にひっそり架かるこの橋がその採集場所。
整備が放棄されている所為で橋の上は泥が積もっています。
その泥の上には雑草は勿論、ヤナギも生えています(苦笑)
ライトを点灯させるも、場所柄年平均気温が低く、真夏でも気温の上がる日は少なく
この日も15℃ほどしかない中で非常に苦しい成果に終わりました。
後日、一日かけて橋の上の泥や草木を片付ける環境整備作業で汗を流しました。
わざわざスコップ持参してきて、誰が得するのか全くもって意味が分からないボランティア・・・
その割に、この後ほとんどここに来なかったし・・・
8月8日 三匹が採る! 新メンバー『No.7』登場 |
この夏に特別新加入したNo.7の3人で約束の地へライトトラップに向かいました。
初めての7cmミヤマを採った場所(過去記事参照)への再挑戦と云う事で、
今回は3人分の自転車と6機のHIDライトを積み込んで、1人2機運転で三点
車の中は荷物で一杯一杯(汗)
車が通れないエリア内を自転車で移動し、1ライン上でライト箇所を3地点に分担。
手前をNo.7、中間にNo.2を配置し、自分は一番奥でポジショニングして点灯開始。
この内誰か1人でも大きいドルクスが1頭引き抜ければ大大大勝利なのですが、
気温などの気象条件が悪い事もあってか
結果は前回一人で来た時より悪く、見事に轟沈!!!
飛来数は圧倒的に少ないまま時刻は午前2時。
この時期嬉しいオニクワガタですら♂1頭をNo.2が採っただけでした。
8月13日 とりあえずビショ濡れになる |
舞台は懲りることなくロマン溢れる約束の地。
日中は、夜の舞台でもある川の流域の上流部へ探索に行きました。
前回一人で来たボロボロの吊り橋(過去記事参照)をNo.7に案内したり、マグソクワガタの新ポイントとして有望なフィールドを散策したり、アブに囲まれたりしていました。
暗くなるので探索も終えて引き返し、夜の舞台に戻ります。
小雨の中、鬱蒼と茂る草木の露に当たったり川の中を進んだ所為でこの時点で全身グッショリ。
毎年毎年ですが、自分達の採集って汗をかくなり水に濡れるなりで毎回毎回汚れて帰ってくる事ばかりです。
今回のライトトラップはNo.7の大光量採集兵器で挑みます。
それなりに数は飛んできますが当地エリアの厳しい気象条件に阻まれ成果はいま一つ。
この日の成果のハイライトは、虫ではなく爬虫類。
珍しい種類であるそのヘビは、No.7の心を丸呑みにしたようです。
タカチホヘビ。頭部の色味が特徴的な1頭でした。
11月29日 雪積もりゆく山 |
前回の採集(過去記事参照)でルリクワガタを採った付近にまた出向いたのですが、
惜しくも数日前に冬季閉鎖されていたと云うニアミスを犯し、
仕方なくその手前のエリアで採集。
まだ平地には雪は積もっていなかったですが流石に山は雪化粧してましたね(汗)
沢を渡り向こう岸の急斜面へアプローチしましたが、
前回よりも危険で冷や冷やします。
水平距離はあまり大した事がない分、標高が変わるので樹相も不適になってきて
ウダイカンバやヒバしか目に入りません。
停めた車が遥か真下に見えてなんだか恐怖感も覚えます。
結局この日は遂にクワガタを1頭も見ることなくぐったりして帰宅しました。
その代わり、この地でクワガタを採集するにあたって大きなヒントが得られました。
#####################################
次に、自分個人で今年採集した県産クワガタ各種をまとめて振り返ってみます。
色濃い内容だと思っていますが(完全に思い出補正)、
県産クワガタ全種を1シーズンで採集したのは今年が初めてな事に感動しました(笑)
オオクワガタ |
辛うじて1♂だけ採れました(笑)
最近テレビを見ていて「~させていただきました」「~させてもらってます」の言い回しが頻繁に無茶苦茶な使い方で聴く事が多くなり変に感じるのですが(←何の話だ)、この♂については正に「採らせていただきました」と云う言い方が合ってます(自力で採ったワケでない)。
メッカの十和田で採れたし、来年は多分・・・自分で有名所へ採りには来ないだろな。
スジクワガタ |
今年の採集種で一番スルーしていたんじゃないかと思えるだけあって
♀が僅か2頭、♂も3頭のみで極小個体ばかり。
大歯は見れなかったなぁ・・・
ノコギリクワガタ |
今年は♂も♀も大したサイズのものは採れず産地コレクション用に持ち帰ったのみ。
夜の灯火採集でしか採らなかったので仕方ないですかね。
アカアシクワガタ |
スジに次いでノーマークだった本種は、灯火採集、樹液採集共に大したサイズが採れず。
50mmオーバーはゼロ。
コクワガタ |
今年は灯火採集がメインでいたのであまり樹液採集できなかったのですが、
1頭だけ採れた6月21日の51mmはなかなか嬉しいものがありました。
40市町村全制覇の目標は去年までの収集ペースと比べるとだいぶ失速してしまった感じはありますが、一応2町分更新しました。
南部方面全然進んでません・・・
ルリクワガタ |
いつもの八甲田系の個体を採集できた他、未見だった白神系のコレクションも増えたので満足です。
津軽半島・下北半島の個体群はいつ採れるのやら。
オニクワガタ |
今年からコンスタントに採れるようになった本種。
時期になったら好きな所で採れると云うのがライト機材を持つ醍醐味ですね。
材割だと無駄にポコポコ採れてしまうんですが幼虫採集はめんどくさいですね、
赤枯れからマダラだと思って同じサイズの幼虫を持ちかえったら一部はデッカくなってるし。
黒枯れからルリだと思って同じサイズの幼虫を持ち帰ったら一部は「デッカく」なってるし。
地味に1年以上かかるのがまためんどくさい。
マダラクワガタ |
今年初めて成虫採集したと云う事でまた感動した本種。
動く姿も、テントウムシみたいにすばしっこくなくてノロノロ歩くので可愛いです。
来年以降は八甲田~十和田以外のフィールドで目にしたいものです。
マグソクワガタ |
幸運にも3市村計4ポイントで初採集に至りました。
粘って探せば新産地開拓も意外と難しくないと分かり、青森の自然の凄さを実感しましたね。
オオクワガタ採集のポイント探しのついでで来年注目したい場所も複数見つかり、
数年でマグソクワガタの分布マップが驚異的に変貌する気が今からします(笑)
ミヤマクワガタ |
オニクワガタと共に、ライト機材を入手した事で格段に収集スピードが増した種類。
65mm以上がコンスタントに採れるようになりました。
初の70mmクラスの採集もこれ有ってのものだと考えるとHID様様です。
ツヤハダクワガタ |
今年の採集で全種通して特にインパクトが強かったのが、1株から約150頭の成虫が出てきた5月のツヤハダ採集。この月の半ばはずっとこれでしたね。
この一度以外、今年はツヤハダを見なかったのですが思い返せば未だにあの感動が蘇ります。
あれだけ居ても22mmは居ないんだなぁ・・・(苦)
ヒメオオクワガタ |
せっかく今年からライトトラップ初参入したにもかかわらず、
8月半ばからは灯火採集も早々に失速。その原因が何を隠そうヒメオオ採集。
夜の採集から朝の採集へ。
10月の半ばまで時間があれば各地に出向いた成果として、
市町村単位で採集できた数は14市町村。
今年初採集したラベルは、市町村はその内8つ、ポイントだと17ヶ所。マジか・・・
#####################################
こうして見ると、特定の種類の採集に傾倒しているのがモロバレですな(笑)
W×H×N ~ワシかてホンマは飲みたいんじゃい~ [青森では・・・]
はつゆきもすっかり融けて、まだまだ街も白くならない12月の第2週。
青森某所で先日、クワガタムシを愛する(?)同志達による飲み会が行われました。
当日、ファーブルハウス鈴木店長に連れられNo.7と一緒に飲み会の会場近くの宿に到着。
開始時刻の午後7時半が近くなり自分達も会場の料亭割烹へ入店。
次第に座敷には、オオクワガタ採集者を中心としたメンバーが到着し、
あの人が!この人が!?と云う人たちで席は埋まりました。
夏にフィールドでお会いしたり誰かしらから話で聞く方など、
部屋に総勢12名が一同に会しました。
県内のオオクワの採集関係で集まった飲み会としては近年稀に見る数じゃないかと思われます。
趣味(一部本職ですが)で集まっただけあって、
仕事や人柄もバラエティーに富んでいました。
ちいさな皿に盛られた見慣れない食べ物に内心ドキドキしながら、
この中の1人が持ってきたユキグニコルリやツヤハダの入った標本箱をネタに早速虫話が始まりました。
個人的にちょうどコルリの話もしたかったのでタイムリーなチョイスで感動しました(笑)
標本箱は席に着いた人から人へグルっとテーブルを回っていきまして、皆その美しさに目が釘付けになっていました(標本だけに)。
遂には仲居の方まで「ちょっと見せてもらっていい?」と関心を寄せていました。
時間が来て大きな皿が卓上に置かれました。
何が出てくるのかと思ったらまさかのふぐ(ふ!! ふぐ!!??)
ふぐなんて食べた事もないのでそれだけでだいぶ驚きましたが、
ふぐ刺しと標本箱が並んでいる光景は、間違いなく今年一番のシュールでした。
自己紹介から宴は始まり、12人集まると流石に話は様々でした。
採集に乗っていく車の話。採集で使う発電機、バルブの話。
色々なクワガタの話、クワガタ以外の昆虫の話、爬虫類の話。それ以外の動物や釣りの話。
中には特殊な環境のあの〇〇島の虫の回収計画も(!)
津軽半島の話や下北半島の話、十和田の話や白神の話。
野外のフィールドの話を軸として様々な話をしましたが、
一番驚いたのが〇〇さんと△△さんが同じ学校の元同級生と云うまさかの新事実。
パッと見全く違う世界の人同士が20年近く経て虫屋の酒の席に着くなんて、・・・ただの奇跡。
(ブログにはこう↑↑としか書けないので読んだらなんのこっちゃですが)
のみ慣れない酒に呑まれる事はありませんでしたが、人にノまれました・・・
約2名が日昆に入会されそう(笑)になったり(曲者ばかりで手に負えませんぜ)、
アクの強い方々に加え、仲居さんにまでイジられましたからね(笑)
と言うか仲居さんに関しては自分を含め何人か怒られました。すごいトコだ・・・
皆が席を渡り歩きあちこちで色んな会話が繰り広げられていましたが、
そんな中でも古今東西下ネタというのは鉄板中の鉄板でして、
この瞬間だけは(ほぼ)全員の心が一つになっていました。
ふぐ鍋、そして雑炊と豪華な流れで
時刻も深夜12時を過ぎ早帰り組も何人か出てきたと云う事で、
1次会は終了して残ったメンバーの内自分達は、2次会へと続きました。
7人でチェーン店へ入り、入店早々出てきたお通しを20代メンバー全員が鈴木さんに押し付けて、1次会では話し足りなかった(?)内容などに話題が進みました。
今年の採集エピソード、県外採集者のエピソード、飼育の話、鳥の話。他様々。
県内であの採集法について話が出来たのも有意義でした。
来年あたりいよいよ革命的な大事を成し遂げてしまいそう・・・
へべれけに酔っぱらう者もなく、
午前3時を過ぎて2次会も無事に終了するに至りました。
宿に帰り、それぞれ部屋に戻って床に就きました。
そして自分はいつも通り、後になってから
「あの話題を忘れていた・・・!」とか「あの時の返しはこう言うべきだった・・・」とか
一人反省会。(かと言ってその反省点は次回にはもう忘れてしまっている)
翌朝帰宅しました。
鈴木さん 「行きも帰りも会長に運転させないってのは気が楽でいいだろう~?」
No.7 (笑)
青森某所で先日、クワガタムシを愛する(?)同志達による飲み会が行われました。
当日、ファーブルハウス鈴木店長に連れられNo.7と一緒に飲み会の会場近くの宿に到着。
開始時刻の午後7時半が近くなり自分達も会場の料亭割烹へ入店。
次第に座敷には、オオクワガタ採集者を中心としたメンバーが到着し、
あの人が!この人が!?と云う人たちで席は埋まりました。
夏にフィールドでお会いしたり誰かしらから話で聞く方など、
部屋に総勢12名が一同に会しました。
県内のオオクワの採集関係で集まった飲み会としては近年稀に見る数じゃないかと思われます。
趣味(一部本職ですが)で集まっただけあって、
仕事や人柄もバラエティーに富んでいました。
ちいさな皿に盛られた見慣れない食べ物に内心ドキドキしながら、
この中の1人が持ってきたユキグニコルリやツヤハダの入った標本箱をネタに早速虫話が始まりました。
個人的にちょうどコルリの話もしたかったのでタイムリーなチョイスで感動しました(笑)
標本箱は席に着いた人から人へグルっとテーブルを回っていきまして、皆その美しさに目が釘付けになっていました(標本だけに)。
遂には仲居の方まで「ちょっと見せてもらっていい?」と関心を寄せていました。
時間が来て大きな皿が卓上に置かれました。
何が出てくるのかと思ったらまさかのふぐ(ふ!! ふぐ!!??)
ふぐなんて食べた事もないのでそれだけでだいぶ驚きましたが、
ふぐ刺しと標本箱が並んでいる光景は、間違いなく今年一番のシュールでした。
自己紹介から宴は始まり、12人集まると流石に話は様々でした。
採集に乗っていく車の話。採集で使う発電機、バルブの話。
色々なクワガタの話、クワガタ以外の昆虫の話、爬虫類の話。それ以外の動物や釣りの話。
中には特殊な環境のあの〇〇島の虫の回収計画も(!)
津軽半島の話や下北半島の話、十和田の話や白神の話。
野外のフィールドの話を軸として様々な話をしましたが、
一番驚いたのが〇〇さんと△△さんが同じ学校の元同級生と云うまさかの新事実。
パッと見全く違う世界の人同士が20年近く経て虫屋の酒の席に着くなんて、・・・ただの奇跡。
(ブログにはこう↑↑としか書けないので読んだらなんのこっちゃですが)
のみ慣れない酒に呑まれる事はありませんでしたが、人にノまれました・・・
約2名が日昆に入会されそう(笑)になったり(曲者ばかりで手に負えませんぜ)、
アクの強い方々に加え、仲居さんにまでイジられましたからね(笑)
と言うか仲居さんに関しては自分を含め何人か怒られました。すごいトコだ・・・
皆が席を渡り歩きあちこちで色んな会話が繰り広げられていましたが、
そんな中でも古今東西下ネタというのは鉄板中の鉄板でして、
この瞬間だけは(ほぼ)全員の心が一つになっていました。
ふぐ鍋、そして雑炊と豪華な流れで
時刻も深夜12時を過ぎ早帰り組も何人か出てきたと云う事で、
1次会は終了して残ったメンバーの内自分達は、2次会へと続きました。
7人でチェーン店へ入り、入店早々出てきたお通しを20代メンバー全員が鈴木さんに押し付けて、1次会では話し足りなかった(?)内容などに話題が進みました。
今年の採集エピソード、県外採集者のエピソード、飼育の話、鳥の話。他様々。
県内であの採集法について話が出来たのも有意義でした。
来年あたりいよいよ革命的な大事を成し遂げてしまいそう・・・
へべれけに酔っぱらう者もなく、
午前3時を過ぎて2次会も無事に終了するに至りました。
宿に帰り、それぞれ部屋に戻って床に就きました。
そして自分はいつも通り、後になってから
「あの話題を忘れていた・・・!」とか「あの時の返しはこう言うべきだった・・・」とか
一人反省会。(かと言ってその反省点は次回にはもう忘れてしまっている)
翌朝帰宅しました。
鈴木さん 「行きも帰りも会長に運転させないってのは気が楽でいいだろう~?」
No.7 (笑)
というワケで、今回は内輪ネタでした。
かわるわよ (?) [〆ギラファノコギリ (マキタ亜種)]
秋までの忙しい採集スケジュールに追われ、
夏場から純・放置飼育をかましていました。
(「追われ」って言うか勝手に自分で採集言ってただけなんだけど)
虫趣味には色々と面倒な冬がもうそこまでやってきてます。
採った虫の処理は冬場も屋内で出来るとして、
問題は飼育作業ですよ。
飼育作業と言っても、成虫や幼虫のエサ交換、産卵セッティングなんてのは
個人のやる気次第で夏も冬も関係無いのですが、
家で一番困っていたのがビンやケースの洗浄。
地味で疲れる作業な上、冬は屋外で水作業はだるい・・・
風呂場でやるのも色々だるい・・・
やろうやろうと思いながらも作業として優先順位の最下層に置かれがちなのは多分他の家庭でも同じなんじゃないでしょうかね。
たま~に(いや・・・稀~に?)使う用途がある形状のビンを都度都度洗ってはいましたが、
使用済みビンの出てくるペースが圧倒的で、もうしばらく一斉洗浄なんてしてませんでした。
もう数年間(10年くらい?)は玄関や廊下を未洗浄のケースやボトルやビンが占拠している状態でした。
家に来るお客さんが全員「ここの家はたくさんカブトムシ飼ってるんだろうなぁ・・・」と思いながら玄関を通ってきたのが容易に想像できる有様です。
もはや自分1人では手に負えなくなってしまったので、
助っ人たちを呼んで助けてもらいました。
No.2・No.6・パンドラ・・・とその息子にも手伝ってもらい
5人態勢で一気に全部片付けました。
規格に統一性のある容器なら流れ作業でやりやすいんですが
ビンもケースもボトルもブローもタッパーも色々形状があって大変でした。
中学生時代(!?)にNo.3と一緒に買ったグラントシロカブトの入ってたケースが出てきたり、
日光に当たり過ぎて劣化しボロボロと崩れたりバキッと折れる飼育ケースもありました。
流石に溜めこんでいた分全部処理していたので、使いまわしたい容器だけ洗ってPPボトルなど一部の容器は手が回らないので捨てる事にしました。(中には大量のギラファの〇〇が・・・)
玄関もさっぱりして空容器ストックも戻ったので、
心置きなく飼育種を増やせ飼育作業できるようになりました!!
さて、割り出しを待つ虫や産卵ケースを組まなければいけない虫が控えていて
結構切迫した状況ですが、まずはギラファのビンから手をつけなければなりません。
現在居るギラファは
・原名ギラファ(タイ産)
・原名ギラファ(カンボジア産)
・ニルギリエンシス(インド産)
・マキタ(ミンドロ島産)
・ニシヤマ(スラウェシ島産)
・ケイスケ(フローレス島産)
・ティモーレンシス(ティモール島産)
の6亜種7産地。あれ・・・!? 7産地・・・?
しかして その実態は・・・
今年の前半くらいに割り出したりビン交換してからというもの
ほとんど世話をしていなかった事もありまして、
『大丈夫ではない』容器を温室から選んで引っぱり出してみたら
全ギラファの7~8割が大丈夫ではなかった事が判明しました。
その『大丈夫ではない』原因は言わずもがな、エサの無交換。
【 Type:1 】
これ菌床使ってるからね。ティモーレンシスですが49mmというサイズ。
大型は夢のまた夢というサイズですがチビギネスクラスと比べても2cmデカイという、
どっちに転んでもいない悲しいサイズ。
無交換が祟って今期羽化してきている個体で長歯の個体は今のところ非常に少ないです。
【 Type:2 】
ここまでやらかしてます。羽化しても・・・ ××× ・・・。
見つめちゃイヤーな画像なので処理していますが毎度毎度こういう無責任な飼育に自分が嫌になります。
と云うかそんなこと言っておきながら、堂々とブログに掲載するあたり自分でどういう神経してるのか疑いますね・・・(恥)
【 Type:3 】
成長途中で全てのエサが泥と化してしまって成長も出来ず蛹室も作れず
地上で黄色くなっている幼虫たち・・・。
大半は♂ですが中には♀(!?)もまだ幼虫してます。
大きくならないのは確定ですが、流石に今度ばかりはエサ交換しました。
800ccのボトルに入れてますがこれ♂ですからね。ギラファの。
とりあえず目に付く幼虫ビンで問題があったものは全て把握・処置しましたが、
せっかく片付けた使用済みビンがまた溜まってきてしまった・・・
次に、既に羽化して今世代のセットを組まなければならないものがいたので着手しました。
前述の放置飼育でニルギリが1♀・ニシヤマが2♀、
ティモールも幼虫以外は1♂1♀しか残っていない超ギリギリの状態。
マキタだけは、♀成虫数が少ないものの戻し交配で106mmの大型♂とペアリングしていたのでこれをまずはじめにセッティング。
(マキタギラファ♀51mm・F2 親の兄弟♂106mm・WF1とペアリング)
既にボロボロ状態だった♂のケースに、1~2週間前に同居させていました。
交尾は済んだのか否か、♂は既に散らかっていたのでどうにもなりません。
(よく考えたら、ペアリングする相手が特大でもボロボロな奴よりは、小さくても若い同世代♂を使った方が良かったんじゃねェかと)
今回は、孵化後から高栄養に慣れ摂取できるように(試しに)菌床ブロックでセット。
マットで全埋めにして♀を投入。爆産も望まないので約20℃設定のやや低温で管理。
と云う事で、まず1亜種しか組んでいませんが
後日また♂♀揃った亜種から急いでセットを組まなければなりません。
ニルギリなんて毎回ハラハラさせられてギリギリの累代ですし、
タイ産原名亜種については1頭を覗いて皆中歯以下確定ですから泣けますね。
それと、マキタさっき組んでおいて心配になってきた事がまた一つ。
セットに使った菌床ブロック、
9か月前から常温保管してたヤツなんだけど割り出しまで状態もつかなァ・・・
夏場から純・放置飼育をかましていました。
(「追われ」って言うか勝手に自分で採集言ってただけなんだけど)
虫趣味には色々と面倒な冬がもうそこまでやってきてます。
採った虫の処理は冬場も屋内で出来るとして、
問題は飼育作業ですよ。
飼育作業と言っても、成虫や幼虫のエサ交換、産卵セッティングなんてのは
個人のやる気次第で夏も冬も関係無いのですが、
家で一番困っていたのがビンやケースの洗浄。
地味で疲れる作業な上、冬は屋外で水作業はだるい・・・
風呂場でやるのも色々だるい・・・
やろうやろうと思いながらも作業として優先順位の最下層に置かれがちなのは多分他の家庭でも同じなんじゃないでしょうかね。
たま~に(いや・・・稀~に?)使う用途がある形状のビンを都度都度洗ってはいましたが、
使用済みビンの出てくるペースが圧倒的で、もうしばらく一斉洗浄なんてしてませんでした。
もう数年間(10年くらい?)は玄関や廊下を未洗浄のケースやボトルやビンが占拠している状態でした。
家に来るお客さんが全員「ここの家はたくさんカブトムシ飼ってるんだろうなぁ・・・」と思いながら玄関を通ってきたのが容易に想像できる有様です。
もはや自分1人では手に負えなくなってしまったので、
助っ人たちを呼んで助けてもらいました。
No.2・No.6・パンドラ・・・とその息子にも手伝ってもらい
5人態勢で一気に全部片付けました。
規格に統一性のある容器なら流れ作業でやりやすいんですが
ビンもケースもボトルもブローもタッパーも色々形状があって大変でした。
中学生時代(!?)にNo.3と一緒に買ったグラントシロカブトの入ってたケースが出てきたり、
日光に当たり過ぎて劣化しボロボロと崩れたりバキッと折れる飼育ケースもありました。
流石に溜めこんでいた分全部処理していたので、使いまわしたい容器だけ洗ってPPボトルなど一部の容器は手が回らないので捨てる事にしました。(中には大量のギラファの〇〇が・・・)
玄関もさっぱりして空容器ストックも戻ったので、
心置きなく
さて、割り出しを待つ虫や産卵ケースを組まなければいけない虫が控えていて
結構切迫した状況ですが、まずはギラファのビンから手をつけなければなりません。
現在居るギラファは
・原名ギラファ(タイ産)
・原名ギラファ(カンボジア産)
・ニルギリエンシス(インド産)
・マキタ(ミンドロ島産)
・ニシヤマ(スラウェシ島産)
・ケイスケ(フローレス島産)
・ティモーレンシス(ティモール島産)
の6亜種7産地。
しかして その実態は・・・
今年の前半くらいに割り出したりビン交換してからというもの
ほとんど世話をしていなかった事もありまして、
『大丈夫ではない』容器を温室から選んで引っぱり出してみたら
全ギラファの7~8割が大丈夫ではなかった事が判明しました。
その『大丈夫ではない』原因は言わずもがな、エサの無交換。
【 Type:1 】
これ菌床使ってるからね。ティモーレンシスですが49mmというサイズ。
大型は夢のまた夢というサイズですがチビギネスクラスと比べても2cmデカイという、
どっちに転んでもいない悲しいサイズ。
無交換が祟って今期羽化してきている個体で長歯の個体は今のところ非常に少ないです。
【 Type:2 】
ここまでやらかしてます。羽化しても・・・ ××× ・・・。
見つめちゃイヤーな画像なので処理していますが毎度毎度こういう無責任な飼育に自分が嫌になります。
と云うかそんなこと言っておきながら、堂々とブログに掲載するあたり自分でどういう神経してるのか疑いますね・・・(恥)
【 Type:3 】
成長途中で全てのエサが泥と化してしまって成長も出来ず蛹室も作れず
地上で黄色くなっている幼虫たち・・・。
大半は♂ですが中には♀(!?)もまだ幼虫してます。
大きくならないのは確定ですが、流石に今度ばかりはエサ交換しました。
800ccのボトルに入れてますがこれ♂ですからね。ギラファの。
とりあえず目に付く幼虫ビンで問題があったものは全て把握・処置しましたが、
せっかく片付けた使用済みビンがまた溜まってきてしまった・・・
次に、既に羽化して今世代のセットを組まなければならないものがいたので着手しました。
前述の放置飼育でニルギリが1♀・ニシヤマが2♀、
ティモールも幼虫以外は1♂1♀しか残っていない超ギリギリの状態。
マキタだけは、♀成虫数が少ないものの戻し交配で106mmの大型♂とペアリングしていたのでこれをまずはじめにセッティング。
(マキタギラファ♀51mm・F2 親の兄弟♂106mm・WF1とペアリング)
既にボロボロ状態だった♂のケースに、1~2週間前に同居させていました。
交尾は済んだのか否か、♂は既に散らかっていたのでどうにもなりません。
(よく考えたら、ペアリングする相手が特大でもボロボロな奴よりは、小さくても若い同世代♂を使った方が良かったんじゃねェかと)
今回は、孵化後から高栄養に慣れ摂取できるように(試しに)菌床ブロックでセット。
マットで全埋めにして♀を投入。爆産も望まないので約20℃設定のやや低温で管理。
と云う事で、まず1亜種しか組んでいませんが
後日また♂♀揃った亜種から急いでセットを組まなければなりません。
ニルギリなんて毎回ハラハラさせられてギリギリの累代ですし、
タイ産原名亜種については1頭を覗いて皆中歯以下確定ですから泣けますね。
それと、マキタさっき組んでおいて心配になってきた事がまた一つ。
セットに使った菌床ブロック、
9か月前から常温保管してたヤツなんだけど割り出しまで状態もつかなァ・・・
名残を惜しんで [〆スペクタビリスノコギリ]
クリスマスを過ぎ遂に街が白く染まってしまった青森。
今年も残り3日となったところで、我が家の飼育種をささやかに整理する事にしました。
1年前に幼虫を仕入れて飼育を開始したスペクタビリスノコギリ。
悲しい事に6頭いた幼虫の内3頭居たお嬢さん全てが蛹室を作る前に死亡。
残った♂も1頭が羽化後死亡し、
2頭の生き残りがただただ何もさせず余生を過ごさせていただけでした。
きれいに羽化しその後最高に優良な健康状態を保って活動していたので♀成虫が売られていないか見ていましたがそう出回っていないもので遂に今の今までやってきてしまいました。
新たな知見として分かったのですが、
ジャワのデキピエンスと代置種関係にある本種の事なので
大体温度帯も同じだろうと思っていたんですが、遥かに低温と乾燥に強いですね。
活動開始後、ギラファや容量の関係で冷やし虫家から移動しずっと常温で管理していましたが、
この時期大体深夜~日中は10~5℃にはなっているんですが全く問題なく触角や脚の先まで欠損や異常が出ることなく、エサもほとんど与えていなかった(←オイ)にもかかわらず元気なままです。
体の模様にもシミなど一切なし。
おそらくこの近辺の島の他の生息種を参考にして温度管理するから累代でミスが起こりやすいのかもしれません。
もちろんこの管理温度は生命維持が出来るボーダー近い温度帯なので累代飼育するならもっと温度は高くしなければいけませんが、産卵の段階で卵が溶けると云った話を聞くに
スペクタビリスの適温はもっと低いのは確実でしょう。
スマトラ生体で本種がほとんど入ってこないのもそもそもこの点が大きい気がしますし。
幼虫飼育についてもデキピエンス含め、
野外ギネス越えが羽化しない要因がこの辺にありそうな気がしてきますね。
エサが合えば普通に羽化サイズの平均が高い種類なので、今回の幼虫管理を見直せば次回以降はもっと素晴らしいものが見られる自信はあるんですがね・・・
ついでに、デキピエンスの普通型・黒化型・黄色型の出現の違いも温度にありそうな気がします。最近のワイルド出品を見るに結構黒化型が多くなっているように感じるのも、現地で採る標高や環境が変わってきているのが原因なんじゃないかなとも思ったりするんですよ。以前より標高が低い所で採れるポイントに採り子がシフトチェンジしてるとか、温暖化的な気温の変化とか・・・(黄色い方ばかり標本用に現地で間引いてるとかだったらそもそも話が違いますが)
別の例を引き合いに出せば、
ルリクワガタ属の種類も飼育下で(自然環境下よりも)高温管理すると体色や脚の黒みが増すので、デキピエンスも低温だと黄色くなる割合が高くなり高温だと黒くなる割合が高くなったりとかって考えたり(ノコギリとルリを繋げて考えるにはちょっと遠すぎますが・・・)。
いずれにしろ今のところデキピエンスでもスペクタビリスでも色もサイズも突き抜けた個体が育ってないので、いつか必ず再飼育するまたその時に手を変えて飼育して見ようかと思います。
その日まで一旦見切りをつけると云う事で、
全てのスペクタビリス♂を毒ビンに投入しました。
今年も残り3日となったところで、我が家の飼育種をささやかに整理する事にしました。
1年前に幼虫を仕入れて飼育を開始したスペクタビリスノコギリ。
悲しい事に6頭いた幼虫の内3頭居たお嬢さん全てが蛹室を作る前に死亡。
残った♂も1頭が羽化後死亡し、
2頭の生き残りがただただ何もさせず余生を過ごさせていただけでした。
きれいに羽化しその後最高に優良な健康状態を保って活動していたので♀成虫が売られていないか見ていましたがそう出回っていないもので遂に今の今までやってきてしまいました。
新たな知見として分かったのですが、
ジャワのデキピエンスと代置種関係にある本種の事なので
大体温度帯も同じだろうと思っていたんですが、遥かに低温と乾燥に強いですね。
活動開始後、ギラファや容量の関係で冷やし虫家から移動しずっと常温で管理していましたが、
この時期大体深夜~日中は10~5℃にはなっているんですが全く問題なく触角や脚の先まで欠損や異常が出ることなく、エサもほとんど与えていなかった(←オイ)にもかかわらず元気なままです。
体の模様にもシミなど一切なし。
おそらくこの近辺の島の他の生息種を参考にして温度管理するから累代でミスが起こりやすいのかもしれません。
もちろんこの管理温度は生命維持が出来るボーダー近い温度帯なので累代飼育するならもっと温度は高くしなければいけませんが、産卵の段階で卵が溶けると云った話を聞くに
スペクタビリスの適温はもっと低いのは確実でしょう。
スマトラ生体で本種がほとんど入ってこないのもそもそもこの点が大きい気がしますし。
幼虫飼育についてもデキピエンス含め、
野外ギネス越えが羽化しない要因がこの辺にありそうな気がしてきますね。
エサが合えば普通に羽化サイズの平均が高い種類なので、今回の幼虫管理を見直せば次回以降はもっと素晴らしいものが見られる自信はあるんですがね・・・
ついでに、デキピエンスの普通型・黒化型・黄色型の出現の違いも温度にありそうな気がします。最近のワイルド出品を見るに結構黒化型が多くなっているように感じるのも、現地で採る標高や環境が変わってきているのが原因なんじゃないかなとも思ったりするんですよ。以前より標高が低い所で採れるポイントに採り子がシフトチェンジしてるとか、温暖化的な気温の変化とか・・・(黄色い方ばかり標本用に現地で間引いてるとかだったらそもそも話が違いますが)
別の例を引き合いに出せば、
ルリクワガタ属の種類も飼育下で(自然環境下よりも)高温管理すると体色や脚の黒みが増すので、デキピエンスも低温だと黄色くなる割合が高くなり高温だと黒くなる割合が高くなったりとかって考えたり(ノコギリとルリを繋げて考えるにはちょっと遠すぎますが・・・)。
いずれにしろ今のところデキピエンスでもスペクタビリスでも色もサイズも突き抜けた個体が育ってないので、いつか必ず再飼育するまたその時に手を変えて飼育して見ようかと思います。
その日まで一旦見切りをつけると云う事で、
全てのスペクタビリス♂を毒ビンに投入しました。
歴シート ~2015~ [日昆 諸記]
気がつけば 今年も終わる かなしいね(泣)
今年も(いや去年以上に)虫に一喜一憂し飼育に採集に精を出し翻弄された年でした。
とある知り合いの虫屋が自身をたとえて『虫の奴隷』と形容していましたが、
振り返れば自分もそんな一年を送っていたような気がします。
特に採集では自分もライトトラップ採集に足を踏み入れてしまった事と市町村別に各種クワガタを探しまわるスタイルが主体だった事もあって例年以上に様々な体験をしたなと思います。
晴れの日、霧のたちこめる日、曇りの日、小雨の日、土砂降りの日、風の日、雪の日・・・
八甲田、十和田、白神、三八、津軽半島、下北半島・・・
冬、春、夏、秋、そしてまた冬。
いろんな景色の中を脇目も振らずにクワガタを探し駆け抜けていきましたが、目を閉じて思い返せばその時その時で全然違う風景を見てきたんだなぁー
・・・と今になって気付かされます。
また、年末に虫屋同士の飲み会というものに初めて参加させていただいた事もあって
虫だけど虫だけじゃない楽しい体験が出来たのも中々思い出深いです。(おまけで初ふぐ)
そしてこの日昆内でも新しいメンバーを正式に1人迎える事になったのも思い出深いです。
積極的にメンバーを増やすつもりは毛頭無いので今回の件はちょっとした事情を挟んだ例外的なイベントだったんですが、これまでと変わらずフワ~っとユルく(時々キチ〇イじみながら)やっていくんでしょう。
さて、これらの方面では良い意味で濃密な一年だったと感じますが、飼育では・・・
良い意味で濃密だったとは到底言えない薄ぅ~い内容に終わってしまいましたワ。
趣味の時間にプライベートの大半を注ぎ込んでいたにしても、採集か飼育かと天秤に掛けた結果上記の結果になったワケですので、こちら(飼育面)はもうズタボロでしたよ(恥)
飼育に関しての記憶が・・・曖・・・昧・・・
今年はどんな虫を飼っていてどんな虫を仕入れたのか、まとめてみますと・・・。
【2015年の入手分】(50音順) ※青字は今年初入手種
オキピタリスノコギリ(シベルート島) 成虫
ギラファノコギリクワガタ(ケイスケ亜種) 成虫
シカクワガタ(ツツイ亜種) 成虫
リュウキュウ(アマミ)ノコギリ(トカラ亜種) 成虫
【飼育状況】
セット中
マキタギラファ
アマミシカ
カネギエーテルノコギリ
ツツイシカ
成虫管理中
オオクワガタ(累代停止?)
マキタギラファ
ニルギリエンシスギラファ
原名亜種ギラファ(タイ・カンボジア)
ニシヤマギラファ
ティモーレンシスギラファ
幼虫管理中
マキタギラファ
ニルギリエンシスギラファ
原名亜種ギラファ(タイ・カンボジア)
ティモーレンシスギラファ
ケイスケギラファ
ニシヤマギラファ
シベルートオキピタリスノコギリ
トカラノコギリ
オオクワガタ
オニクワガタ
ルリクワガタ
ペーニャヒメゾウ
飼育種の管理状況を今日確認したのですが、
いやァ~~イチイチ危なっかしいです(汗)
ペーニャは蛹化まであと一息なのにマットが足りてない。
シベルートオキピは♂2頭♀1頭。
タイギラファは♀は居るけど♂が数ギリギリ
マキタギラファは♂は居るけど♀が数ギリギリ
ニシヤマギラファは♂は居るけど♀が数ギリギリ
カンボジアギラファは♀は沢山居るけど♂が数ギリギリ
ティモールギラファは♂も♀も数ギリギリ
ニルギリギラファはもはや累代崖っぷち
ケイスケ、お前らは当分のあいだ幼虫のままでいろ。
そしてオオクワは実質もう累代絶えた。
(居るのは成虫♂1頭と泥菌床(と言うか純然たるただの泥)内で成長止めてる3令幼虫1頭)
計画通り・・・ ・・・(焦)
本日の 日昆の新用語
泥菌床(と言うか純然たるただの泥)
既に時間がありませんが、良いお年をお迎えください。
来年またブログへお越しくださいな。
今年も(いや去年以上に)虫に一喜一憂し飼育に採集に精を出し翻弄された年でした。
とある知り合いの虫屋が自身をたとえて『虫の奴隷』と形容していましたが、
振り返れば自分もそんな一年を送っていたような気がします。
特に採集では自分もライトトラップ採集に足を踏み入れてしまった事と市町村別に各種クワガタを探しまわるスタイルが主体だった事もあって例年以上に様々な体験をしたなと思います。
晴れの日、霧のたちこめる日、曇りの日、小雨の日、土砂降りの日、風の日、雪の日・・・
八甲田、十和田、白神、三八、津軽半島、下北半島・・・
冬、春、夏、秋、そしてまた冬。
いろんな景色の中を脇目も振らずにクワガタを探し駆け抜けていきましたが、目を閉じて思い返せばその時その時で全然違う風景を見てきたんだなぁー
・・・と今になって気付かされます。
また、年末に虫屋同士の飲み会というものに初めて参加させていただいた事もあって
虫だけど虫だけじゃない楽しい体験が出来たのも中々思い出深いです。(おまけで初ふぐ)
そしてこの日昆内でも新しいメンバーを正式に1人迎える事になったのも思い出深いです。
積極的にメンバーを増やすつもりは毛頭無いので今回の件はちょっとした事情を挟んだ例外的なイベントだったんですが、これまでと変わらずフワ~っとユルく(時々キチ〇イじみながら)やっていくんでしょう。
さて、これらの方面では良い意味で濃密な一年だったと感じますが、飼育では・・・
良い意味で濃密だったとは到底言えない薄ぅ~い内容に終わってしまいましたワ。
趣味の時間にプライベートの大半を注ぎ込んでいたにしても、採集か飼育かと天秤に掛けた結果上記の結果になったワケですので、こちら(飼育面)はもうズタボロでしたよ(恥)
飼育に関しての記憶が・・・曖・・・昧・・・
今年はどんな虫を飼っていてどんな虫を仕入れたのか、まとめてみますと・・・。
【2015年の入手分】(50音順) ※青字は今年初入手種
オキピタリスノコギリ(シベルート島) 成虫
ギラファノコギリクワガタ(ケイスケ亜種) 成虫
シカクワガタ(ツツイ亜種) 成虫
リュウキュウ(アマミ)ノコギリ(トカラ亜種) 成虫
【飼育状況】
セット中
マキタギラファ
アマミシカ
カネギエーテルノコギリ
ツツイシカ
成虫管理中
オオクワガタ(累代停止?)
マキタギラファ
ニルギリエンシスギラファ
原名亜種ギラファ(タイ・カンボジア)
ニシヤマギラファ
ティモーレンシスギラファ
幼虫管理中
マキタギラファ
ニルギリエンシスギラファ
原名亜種ギラファ(タイ・カンボジア)
ティモーレンシスギラファ
ケイスケギラファ
ニシヤマギラファ
シベルートオキピタリスノコギリ
トカラノコギリ
オオクワガタ
オニクワガタ
ルリクワガタ
ペーニャヒメゾウ
飼育種の管理状況を今日確認したのですが、
いやァ~~イチイチ危なっかしいです(汗)
ペーニャは蛹化まであと一息なのにマットが足りてない。
シベルートオキピは♂2頭♀1頭。
タイギラファは♀は居るけど♂が数ギリギリ
マキタギラファは♂は居るけど♀が数ギリギリ
ニシヤマギラファは♂は居るけど♀が数ギリギリ
カンボジアギラファは♀は沢山居るけど♂が数ギリギリ
ティモールギラファは♂も♀も数ギリギリ
ニルギリギラファはもはや累代崖っぷち
ケイスケ、お前らは当分のあいだ幼虫のままでいろ。
そしてオオクワは実質もう累代絶えた。
(居るのは成虫♂1頭と泥菌床(と言うか純然たるただの泥)内で成長止めてる3令幼虫1頭)
本日の 日昆の新用語
既に時間がありませんが、良いお年をお迎えください。
来年またブログへお越しくださいな。