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見かけたムシたち2015 [青森の昆虫事情]

去年も例年に違わずほとんどクワガタばかり採集に行っていたので
相変わらずの「効率が悪い採集」に終始していました。

これは、採集の一部をブログ記事として書いているのを見る限りだいぶバレバレだと思うんですが、せめてクワガタ以外の虫も採ったりして脇道にそれながらも採集中の時間を有効に使っていたかと言えば全くそんなことは無く。
クワガタ以外でこの年持ち帰った昆虫キカマキリモドキ1頭だけですからね。
甲虫ですらない・・・。 ・・・フニャフニャしてた・・・。


採集して持ち帰ったのはこれだけでしたが、一応写真だけは撮ったと云うものはあります。
今回はそんなムシたちを、「どうせSDカードに保存してても今後使うこたァねぇだろ」と云う事で載せておきます。
(それでも撮った虫は僅かですが。どんだけ他の虫に無関心なんだよと。)



撮った日付順に載せていきます、  まずは・・・

モモグロハナカミキリ.JPG
モモグロハナカミキリ 青森市 内真部 (2015年6月14日 AM8:43)

会社の上司より以前から「一緒に行ぐべし!」と誘われており、
まぁ一回くらいは・・・と思いこの日青森市郊外へ2人で行きました。

とは言っても、彼が虫に興味があったわけではなく、
この日の意図としては山菜を採りに行きたかったと云う事が本筋で、到着早々車から降りて先に進む事もほとんど無く、ずっとフキを刈っていました。クワガタを探す分にはこの場所は不向きで、スギ林帯な上に林道も水浸し。クワガタ採集として意気込んできた自分としては正直なところ退屈して暇を持て余していました。一応、彼がせっせとフキを刈りこんでいる間に別行動で林道の奥に進んで行ってみたのですが道が崩壊してその先は自然回帰、道だった所はただの草むらになっています。
仕方がないのでフキの刈り採りが終わるまでの間、周辺をぶらぶらしながらクワガタ以外の虫をテキトーに観察している事にしたのです。

その時まず見つけたのがこのカミキリ。色自体は地味ですが、とりあえずハナカミキリの何かだろうと思ったのでケータイを向けました。
なぜか分からないけど無駄にピントが合ってるのがちょっとムカツく(笑)
撮ってその後調べたのですがずっと種類が分からず、この記事を書く数日前にようやく分かったばかりです。写真のような全体的に明るい色のものや茶黒い個体まで変化があるようです。幼虫の食樹も分からず発見される場所も花上ではなく専ら葉の上だと云う事だそうですが別にどうでもいいです。


で、林道脇には川も流れているんですが、マグソクワガタの発生木でもないかなァと川原に下りて見つかったのが

CA3I0630.JPG
ゴミムシ類 不明種 青森市 内真部 (2015年6月14日 AM8:59)

15mm程度だったかなァ・・・? 何となくパーツの大きさの比率からゴモクムシ亜科に居そうに見えるんですけど別にどうでもよかったので画像以外の記憶がない曖昧です。

(2015年1月9日追記:カワチマルクビゴミムシ

川原に下りて観察している途中、また別の山菜採り(川原に下りてきたのでミズ採りでした)に声をかけられます。「昆虫採集なんですよ~」と云うと、まず「へぇ大学かどこかの研究とか調査ですか!」と云うパターンの返事がくるのがお約束。
大人が虫を採るのに、必ずしもそんな大義名分は必要ではないんだ!! と云う主張をグッとこらえ(たと言うほど何も考えていないけど)

「いえいえ、趣味ですよ。」

と答え・・・

モリヒラタゴミムシ属 Colpodes sp..JPG
ゴミムシ類 不明種 青森市 内真部 (2015年6月14日 AM9:02)

続いて見つかったのはまた別のゴミムシ。モリヒラタゴミムシ属の何かに似てそうだナと勝手に思いましたが、結局のところ別にどうでもよかったので採らずに帰しました。これがもし仮に例えばまさか万が一にでも珍品中の珍品だったとしても、俺は後悔しない(・・・と思う・・・ビクビク)





キイロモモブトハバチ.JPG
キイロモモブトハバチ 十和田市 奥瀬 惣辺 (2015年8月6日 PM10:54)

この日は十和田市でライトトラップ。(因みに青森市内ではねぶた祭り真っ最中)
No.2と2人でクワガタを待っていますが、例のごとく複数で採集してると引きが悪い・・・(泣)
夜も深まってきて撤収ムードが漂う頃、道路にポツーンとスズメバチが不時着しているのをNo.2が遠目に発見します。 こんな時は・・・、やっぱ見に行っちゃうよね。

ちょっとビクつきながら接近して観察してみると、何か変。
2人で顔を見合わせ、「あれ、違くね!?」と拍子抜けしましたが逆に気になって持ち帰ることに。毒があるのか?? そもそも刺すのか?? 咬まれたら痛いのか?? など考えながら慎重に捕獲し帰って酢エチで〆ました。
「記事の冒頭でカマキリモドキしか採ってきてないよとか書いておきながら実際にはコイツも採ってんじゃん」とか思いましたが、これは後日同定してくれた人に譲りました。





ヘイケボタル.JPG
ヘイケボタル 平川市 碇ヶ関 (2015年8月19日 PM11:50)

夜中にヒメオオ新規開拓に来て返り打ちを食らった日でした。
外灯近くのサクラの木の根元に止まっていたのですが、発生終了の時期に見つかったと云う事もあってちょっと感動していました。
この2015年という年は例年に比べ計らずもホタルをよく見る年だったと思います。ゲンジヘイケヒメ、別に1年で3種見たのはこの年が初めてではないのですが、それぞれ別の場所で数度に分けて見られたので妙に印象深かった記憶があります。おまけに、オオオバボタルもみられましたね。特に今年感動したのはヒメボタルの空間。真っ暗な中でパッパッパッ・・・とたくさんの淡く小さな光が点滅する光景は、ショッキングで目を刺すようなLEDイルミネーションのそれとはまるで違いますね。ちょっと前にTVの『マツコ&有吉の怒り新党』でやってた新・3大蛍スポットの1位にヒメボタルのスポットを据えていましたが、こちらもそれに匹敵する光景でただただ感動していました。その後奥の方へ進んでいってHIDライトを煌々とブッ放してましたが。

暗闇で光るホタルを追いかけて本体を目視できた時の気持ちって、
マジックのタネを見破った時の爽快感にちょっと似ている。





ルリボシヤンマ♂.JPG
ルリボシヤンマ 東北町 (2015年9月上旬 AM8:36)

記事に以前書いた東北町のヒメオオを採集する手前での事。
林道で行き止まって齧り痕だけ見て道を戻る途中、挑発するかのように飛んでいたのでムキになってスィーピングしました。網から摘まみだしてみてとりあえずオニヤンマじゃない事が分かったので写真を撮りました。たしかこれって♀が採り辛いんだったっけ?(写真は♂)





(ミヤマ)ツチハンミョウ.JPG
ツチハンミョウ科 不明種 大鰐町 居土 折紙 (2015年9月21日 AM10:44)

大鰐町でヒメオオ新規開拓」という名の苦行を行った日の前半戦、思いっきりスギの植林地帯だった林道を歩いて進んでいる途中に見つけました。
最初は「変なアリ・・・???」と思いつつも、割かし目立つ虫だったので立ち止まってみて見てビックリ!!! 「これがあの有名なツチハンミョウか!!!!!!」 人生で初めてツチハンミョウを見ました。
意外と小さいんだなぁ~とかまじまじと見ていましたが、とりあえず写真を撮っただけで採集はしませんでした。今になって思えば惜しい事したなァとちょっと後悔しています。
さて種類の同定なんですが、調べても分かりませんでした(恥) 図書館まで行って図鑑を漁ったりとかはしてないんですが、体型や艶、体色を見る分にはオオツチマルクビあたりには見えない・・・のかなぁ・・・?(真っ黒くもないし青緑っぽくもない) ネットで検索して見ても♂画像が見つからない種類もいるし、同定するのに肝心な触角の形状も「ヒメではない」くらいしか判らなかったです(第3節が明らかに第2節より長い)。体長は9~10mmくらいでした。ミヤマかな・・・
(因みにだけど文字色が見辛いね・・・)






という事で、載せた虫の半分が「種類判らなかった」ワケですが、
もし「判るよ」という方がいましたら書き捨てでもいいのでコメント頂けると助かります。

さて、今年はどんな虫が見つかるか楽しみです。
(という希望に溢れたセリフを、大量の未展足標本を尻目にして言うんだよ・・・)



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