歴シート ~2017~ [日昆 諸記]
今年は採集道具に大きな投資をした年でした。
ハイワットライトトラップ機材導入の為、上半期の小遣いをほとんどつぎ込んで全て自力で組み上げたため既製品のライトトラップ機材より手間も金額もかかってしまいましたが、いざ採集に行ってみればその用途にほぼほぼ合っていて不満も少なかったと感じます。
飼育の方では、疑惑のオキピ(前記事参照)から始まり、秋にはゴホンヅノやアスタコイデスなどちょっと久し振りに多めの増種を行いました。
来年には幼虫も結構増えると思うので、2018年は落ち着きめでいく予定です。
その分・・・採集に注力しようかな。
【2017年の入手分】50音順 ※青字は今年初入手
アスタコイデスノコギリ(原名亜種) 成虫
アングスティコルニスミヤマ 幼虫
オキピタリスノコギリ(マサコ亜種×→おそらくラベル間違い) 幼虫
ゴホンヅノ(原名亜種) 成虫
ゴホンヅノ(プランディ亜種) 成虫
フェイスタメルシワバネ 成虫
リュウキュウノコギリ(久米島亜種) 幼虫
【飼育状況】
セット中
シベルートオキピ
ツツイシカ
ゴホンヅノ(原名)
ゴホンヅノ(プランディ)
アスタコイデス
フェイスタメル
成虫管理中
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
ペレンオキピ(仮)
トカラノコ
クメジマノコ
ツツイシカ
アッサムシカ
アマミシカ
オオクワ
ヒメオオ
幼虫管理中
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
トカラノコ
クメジマノコ
アマミシカ
アングスティコルニス
原名ゴホンヅノ
長年楽しませてくれたニルギリギラファも遂に途絶え、過去の記憶になってしまいました。
入手も難しくなり、もう3度目の入手は叶わないかもしれませんね。
他のギラファも産地ラベルが意外とマイナーで、タイギラファの方は今♂♀1頭ずつしか居ないのは非常に危険です。
来年はきちんと数を抑えて飼育したいという反省をもって、2017年の記事を締めたいと思います。
ハイワットライトトラップ機材導入の為、上半期の小遣いをほとんどつぎ込んで全て自力で組み上げたため既製品のライトトラップ機材より手間も金額もかかってしまいましたが、いざ採集に行ってみればその用途にほぼほぼ合っていて不満も少なかったと感じます。
飼育の方では、疑惑のオキピ(前記事参照)から始まり、秋にはゴホンヅノやアスタコイデスなどちょっと久し振りに多めの増種を行いました。
来年には幼虫も結構増えると思うので、2018年は落ち着きめでいく予定です。
その分・・・採集に注力しようかな。
【2017年の入手分】50音順 ※青字は今年初入手
アスタコイデスノコギリ(原名亜種) 成虫
アングスティコルニスミヤマ 幼虫
オキピタリスノコギリ(マサコ亜種×→おそらくラベル間違い) 幼虫
ゴホンヅノ(原名亜種) 成虫
ゴホンヅノ(プランディ亜種) 成虫
フェイスタメルシワバネ 成虫
リュウキュウノコギリ(久米島亜種) 幼虫
【飼育状況】
セット中
シベルートオキピ
ツツイシカ
ゴホンヅノ(原名)
ゴホンヅノ(プランディ)
アスタコイデス
フェイスタメル
成虫管理中
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
ペレンオキピ(仮)
トカラノコ
クメジマノコ
ツツイシカ
アッサムシカ
アマミシカ
オオクワ
ヒメオオ
幼虫管理中
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
トカラノコ
クメジマノコ
アマミシカ
アングスティコルニス
原名ゴホンヅノ
長年楽しませてくれたニルギリギラファも遂に途絶え、過去の記憶になってしまいました。
入手も難しくなり、もう3度目の入手は叶わないかもしれませんね。
他のギラファも産地ラベルが意外とマイナーで、タイギラファの方は今♂♀1頭ずつしか居ないのは非常に危険です。
来年はきちんと数を抑えて飼育したいという反省をもって、2017年の記事を締めたいと思います。
タグ:歴シート
疑惑のオキピ [オキピタリスノコギリ (原名亜種)]
アングスティコルニスミヤマ、アスタコイデスノコギリ、ここまで2種続けて紹介してきましたが、
今年入手した残り1種については、前の2種と違って手放しで喜べない虫なので少し詳しく書いてみたいと思います。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今年の6月のある日、関西のあるショップのサイトにとある虫を見つけ目を疑いました。
「え!!!? ペレン産!!!!?」
サイトの新着情報欄に載っていたのは、オキピタリスノコギリの幼虫。
驚いたのは、その販売個体の産地、『ペレン島』。
ウソだろ・・・!? ありえない・・・ しかしこれは・・・凄いぞ・・・!!
たかがオキピに何をコーフンしてるんだ? と思われるでしょう。
オキピタリスノコギリはミャンマー南部からインドネシア~フィリピンにかけて広い範囲に普通に見られる一般的なクワガタなのですが、地域や島によって特徴が変わり、大きく分けると
・フィリピン~スラウェシ近海は原名亜種P. o. occipitalis
・大陸~スマトラ~ジャワ~ボルネオあたりまでは亜種アステリクスP. o. astericus
の2つに分かれるのですが、
特定の島嶼の個体群は特徴が認められさらに別の亜種として昇格しています。
その一つが一部でブームになったブラックヘッドことシムルエ亜種ヒデオP. o. hideoi
頭部が黒化し前胸の模様の特徴や光沢が他産地と異なっています。
そして、もう一つだけ亜種があり、それがペレン亜種マサコP. o. masakoae
♂は頭部の発達がやや悪く、色がやや濃いめ。そしてこの亜種の最大の特徴が♀の体表がほとんど黒化すると云う事。
(ちなみに、他にも亜種がいるのですがあまり支持されていない亜種なので割愛します)
「ペレン産が亜種なのは分かったけどなんでそんなに驚いてんの?」と云うと、
このペレンのマサコオキピの採集数に関係しています。
外産クワガタの入荷動向によく目を輝かせている諸兄ならご存知だと思いますが、スラウェシ島東沖に浮かぶペレン島からは昔からメタリフェルホソアカ、ファブリースノコギリがよく入荷し、たまにフルストルファーノコギリやオオヒラタなども入荷していますが、オキピタリスノコギリはどうでしょうか。
(ほぼ)無いんです。
なぜならば、この島のオキピタリスは他の島と生息事情が違っていて、大の付く珍品だからです。
日本で例えるなら、採集法が確立する前のヤエヤマコクワぐらいですかね。
それが、外国産をたくさん扱うそのショップの新着情報にポッと載っていたワケです。
これは買わないワケにはいかないでしょう。
ショップのブログでも、ペレン島産について特別何も言及されておらず亜種の区別も無く1頭600円で販売されていた事から、「これは店側も把握していない掘り出し物を見つけてしまった」と思い鼻息を荒げ、同じくオキピに目が無いNo.7に連絡。
しかし、興奮を覚えながらも一抹の不安がありました。
WF1の幼虫という事は、セットを組んだ人はWILDの親♀を見ているワケだよなぁ・・・
てことは黒い=普通じゃないって事は分かってるはずだよなぁ・・・
それで1頭600円ってのはどういう事?
この亜種自体、情報が少ないから中には普通の体色の♀も存在してて、別亜種だと気付かなかったからか?
いや別に亜種が違うからって値段を上げたりするとは限らない店だからその線もあるのか?
・・・もしかしてやっぱり・・・
この業界、亜種が違うと途端に熱狂するのが常。
新種、新亜種発見・格上げで流通価格が跳ね上がり、こうした動向に神経を尖らせ我先に流通の主導権を取ろうと眼を血走らせている人もいれば、逆にそれに対して癖易し嫌う人もいます。
マサコオキピは、ヒデオオキピのように♂の特徴が変わっている亜種ではなく♀に特徴がある亜種なので一般には盛り上がり要素に欠けるとも言えるのですが、それでもショップ側は通常のオキピと同じように扱っているのは不自然な気がしたワケです。
No.7 「まぁ♀が羽化すれば分かる事でしょう」
パソコンの前で考えても埒が明かないのでとりあえず10頭いた在庫をNo.7と一緒に買い占めてみました。
そして後日、生体が到着しました。
代表して購入手続きしてくれたNo.7の話によると、店側の話では親♀は黒くはなかったとの事だそうです。10頭の幼虫は、No.7と2人で分け5頭ずつそれぞれ飼う事にしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして月日が経過し、この秋に無事♀が羽化し、♂も羽化しました。
身体が固まったので、いよいよ満を持してUPしてみます。
♂
あれ、思てたんと違う・・・!!
体色はもうちょっと濃いモノかと思ってたんですが、見慣れた感じの色ですね。
歯型も長歯ではないのですが、記載された個体も短歯だったので見比べてみるとなんか違う気がします。体型も普通で前胸から頭部にかけて狭く小さくなっているかと言うと・・・普通?
頭部の発色の質感も・・・
これ普通のスラウェシと変わらないじゃん!!!!!!
♀-1
♀-2
♀-3
♀-4
WF1だけあって前胸の紋の出方もバラバラですが、
一目瞭然、そもそも黒くねぇ!!!!
頭部の色も赤みが強く、普通のスラウェシ産と特徴が一緒。
一部マニアの間では、「果たして本当にペレンのオキピは黒いのか? 黒い♀と云うのは実際オキピとは関係ない種類なんじゃないか?」と疑問視されているようですが、現地で実際に採集されている方の話を引き合いに出すと、
「実際にペレンで黒い♀は採っていて、その♀からまともな数の幼虫は採れなかったが羽化した個体は確かに♂のオキピタリスだった」という事と
「買い付けに行く邦人バイヤーが現地のキャッチャー(かキーパー)に担がれている」と云う話があります。
色々と考えてしまうトコロはありますがここから先は今後の入荷にかかっているでしょうね。
ここまでの話を組み立てた結果、結論、
と判断しました。
つまり、スラウェシ産の原名亜種という事ですね。
No.7の方でも羽化したのは何の変哲もない通常の特徴だったようです。
ちょっとした波乱がありましたが、これで今年の増種は終わりです。
新しく入荷した在庫 1種類
全ての在庫 16種類
今年入手した残り1種については、前の2種と違って手放しで喜べない虫なので少し詳しく書いてみたいと思います。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今年の6月のある日、関西のあるショップのサイトにとある虫を見つけ目を疑いました。
「え!!!? ペレン産!!!!?」
サイトの新着情報欄に載っていたのは、オキピタリスノコギリの幼虫。
驚いたのは、その販売個体の産地、『ペレン島』。
ウソだろ・・・!? ありえない・・・ しかしこれは・・・凄いぞ・・・!!
たかがオキピに何をコーフンしてるんだ? と思われるでしょう。
オキピタリスノコギリはミャンマー南部からインドネシア~フィリピンにかけて広い範囲に普通に見られる一般的なクワガタなのですが、地域や島によって特徴が変わり、大きく分けると
・フィリピン~スラウェシ近海は原名亜種P. o. occipitalis
・大陸~スマトラ~ジャワ~ボルネオあたりまでは亜種アステリクスP. o. astericus
の2つに分かれるのですが、
特定の島嶼の個体群は特徴が認められさらに別の亜種として昇格しています。
その一つが一部でブームになったブラックヘッドことシムルエ亜種ヒデオP. o. hideoi
頭部が黒化し前胸の模様の特徴や光沢が他産地と異なっています。
そして、もう一つだけ亜種があり、それがペレン亜種マサコP. o. masakoae
♂は頭部の発達がやや悪く、色がやや濃いめ。そしてこの亜種の最大の特徴が♀の体表がほとんど黒化すると云う事。
(ちなみに、他にも亜種がいるのですがあまり支持されていない亜種なので割愛します)
「ペレン産が亜種なのは分かったけどなんでそんなに驚いてんの?」と云うと、
このペレンのマサコオキピの採集数に関係しています。
外産クワガタの入荷動向によく目を輝かせている諸兄ならご存知だと思いますが、スラウェシ島東沖に浮かぶペレン島からは昔からメタリフェルホソアカ、ファブリースノコギリがよく入荷し、たまにフルストルファーノコギリやオオヒラタなども入荷していますが、オキピタリスノコギリはどうでしょうか。
(ほぼ)無いんです。
なぜならば、この島のオキピタリスは他の島と生息事情が違っていて、大の付く珍品だからです。
日本で例えるなら、採集法が確立する前のヤエヤマコクワぐらいですかね。
それが、外国産をたくさん扱うそのショップの新着情報にポッと載っていたワケです。
これは買わないワケにはいかないでしょう。
ショップのブログでも、ペレン島産について特別何も言及されておらず亜種の区別も無く1頭600円で販売されていた事から、「これは店側も把握していない掘り出し物を見つけてしまった」と思い鼻息を荒げ、同じくオキピに目が無いNo.7に連絡。
しかし、興奮を覚えながらも一抹の不安がありました。
WF1の幼虫という事は、セットを組んだ人はWILDの親♀を見ているワケだよなぁ・・・
てことは黒い=普通じゃないって事は分かってるはずだよなぁ・・・
それで1頭600円ってのはどういう事?
この亜種自体、情報が少ないから中には普通の体色の♀も存在してて、別亜種だと気付かなかったからか?
いや別に亜種が違うからって値段を上げたりするとは限らない店だからその線もあるのか?
・・・もしかしてやっぱり・・・
この業界、亜種が違うと途端に熱狂するのが常。
新種、新亜種発見・格上げで流通価格が跳ね上がり、こうした動向に神経を尖らせ我先に流通の主導権を取ろうと眼を血走らせている人もいれば、逆にそれに対して癖易し嫌う人もいます。
マサコオキピは、ヒデオオキピのように♂の特徴が変わっている亜種ではなく♀に特徴がある亜種なので一般には盛り上がり要素に欠けるとも言えるのですが、それでもショップ側は通常のオキピと同じように扱っているのは不自然な気がしたワケです。
No.7 「まぁ♀が羽化すれば分かる事でしょう」
パソコンの前で考えても埒が明かないのでとりあえず10頭いた在庫をNo.7と一緒に買い占めてみました。
そして後日、生体が到着しました。
オキピタリスノコギリ(亜種マサコ) ペレン島?
代表して購入手続きしてくれたNo.7の話によると、店側の話では親♀は黒くはなかったとの事だそうです。10頭の幼虫は、No.7と2人で分け5頭ずつそれぞれ飼う事にしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして月日が経過し、この秋に無事♀が羽化し、♂も羽化しました。
身体が固まったので、いよいよ満を持してUPしてみます。
♂
あれ、思てたんと違う・・・!!
体色はもうちょっと濃いモノかと思ってたんですが、見慣れた感じの色ですね。
歯型も長歯ではないのですが、記載された個体も短歯だったので見比べてみるとなんか違う気がします。体型も普通で前胸から頭部にかけて狭く小さくなっているかと言うと・・・普通?
頭部の発色の質感も・・・
これ普通のスラウェシと変わらないじゃん!!!!!!
♀-1
♀-2
♀-3
♀-4
WF1だけあって前胸の紋の出方もバラバラですが、
一目瞭然、そもそも黒くねぇ!!!!
頭部の色も赤みが強く、普通のスラウェシ産と特徴が一緒。
一部マニアの間では、「果たして本当にペレンのオキピは黒いのか? 黒い♀と云うのは実際オキピとは関係ない種類なんじゃないか?」と疑問視されているようですが、現地で実際に採集されている方の話を引き合いに出すと、
「実際にペレンで黒い♀は採っていて、その♀からまともな数の幼虫は採れなかったが羽化した個体は確かに♂のオキピタリスだった」という事と
「買い付けに行く邦人バイヤーが現地のキャッチャー(かキーパー)に担がれている」と云う話があります。
色々と考えてしまうトコロはありますがここから先は今後の入荷にかかっているでしょうね。
ここまでの話を組み立てた結果、結論、
これ・・・違う・・・
と判断しました。
つまり、スラウェシ産の原名亜種という事ですね。
No.7の方でも羽化したのは何の変哲もない通常の特徴だったようです。
ちょっとした波乱がありましたが、これで今年の増種は終わりです。
新しく入荷した在庫 1種類
全ての在庫 16種類
2017年駆け足増種 その2 [〆アスタコイデスノコギリ (原名亜種)]
アングスティコルニスに続いて2つ目の増種紹介。
俗に「色ノコ」と呼ばれる鮮やかな外国産ノコギリクワガタの内でも特にスタンダードな種類があります。
アスタコイデスノコギリクワガタ。
アカノコギリと古い和名も付いている本種はヒマラヤからインドネシアにかけて広い範囲に分布し地域によって8亜種に分けられています。赤や茶色に全身を包み、大腮は長くしかも色ノコとしては大型の部類に入る。それが活発に動き回るワケですから飼っていて面白くないはずがありません。
しかし実際、WILD個体が大量に入荷する事や飼育で簡単に特大♂個体が羽化させられないと云う、どことなくグッと来ない要素に満ちているせいか熱心なファン(ファブリースやハスタートやミラビリスみたいな)が少ないイメージの虫です。
ポルトン亜種はそこそこ人気あるか・・・
そんなアスタコイデスノコギリを今年飼育する事に決めました。
数ある亜種の中で選んだのがコレ↓↓
昔から入荷がある本種の中でも何故か入荷の歴史が浅い原名亜種。
ヒマラヤのキャッチャーが主に大型ドルクスばっかりしか採ってくれないから(金にならないから)こういうのは無視されてきたとか・・・そういう経緯があるんでしょうかね。現地では決して珍しくはないようなので「レア!珍品!」と云うような虫ではありません。
個人的にはヒマラヤ系の個体群が光沢もあって色も鮮やかなので好みです。流通の多いインドネシア方面の亜種は色がくすんで艶消しですからね・・・、それで、いつか原名亜種が入ってきたら買ってみたいと思っていたのですが、時代はやってくるものなんですね。
近い内に、セアカフタマタの原名亜種とかも♀が入ってくるのでしょうねぇ・・・!
さて、原名亜種は今回初めて見ましたが、とても鮮やかですね。
♂も♀も原色っぽい色をしていてこれまで見た事のあった別亜種とは全然違って見えます。
ちなみに、これ以上明るい体色を持つ亜種で、アルナーチャルプラデーシュ州のポルトンがいてこれもかなりキレイなのですが、個人的に「ポルトン」って云うトコロがあまり気に入らないので現在まで飼育には至っていません。
腹面も背面と同じ色で統一されていて安定しています。
これだけキレイに発色していながらも節の部分は線を引いたように黒く分かれています。
しかも、腹面を見ているとなんだか虫じゃないようなものを見ている気になるのは何故でしょう。
産卵セットはスタンダードに発酵マットに天然ブナ材を半埋めしたコバシャ小。
アカノコらしくここの難易度は滅茶苦茶低いのが有り難い。
これ自体は10月8日に組んだものなのでそろそろ割出さねばなりません。
さて長歯は拝めるのか、色はどうなるか、・・・来年が楽しみです。
新しく入荷した在庫 1種類
ブログで紹介した在庫 87種類
全ての在庫 16種類
俗に「色ノコ」と呼ばれる鮮やかな外国産ノコギリクワガタの内でも特にスタンダードな種類があります。
アスタコイデスノコギリクワガタ。
アカノコギリと古い和名も付いている本種はヒマラヤからインドネシアにかけて広い範囲に分布し地域によって8亜種に分けられています。赤や茶色に全身を包み、大腮は長くしかも色ノコとしては大型の部類に入る。それが活発に動き回るワケですから飼っていて面白くないはずがありません。
しかし実際、WILD個体が大量に入荷する事や飼育で簡単に特大♂個体が羽化させられないと云う、どことなくグッと来ない要素に満ちているせいか熱心なファン(ファブリースやハスタートやミラビリスみたいな)が少ないイメージの虫です。
ポルトン亜種はそこそこ人気あるか・・・
そんなアスタコイデスノコギリを今年飼育する事に決めました。
数ある亜種の中で選んだのがコレ↓↓
アスタコイデスノコギリ(原名亜種) インド ウェストベンガル州 カリンポン
昔から入荷がある本種の中でも何故か入荷の歴史が浅い原名亜種。
ヒマラヤのキャッチャーが主に大型ドルクスばっかりしか採ってくれないから(金にならないから)こういうのは無視されてきたとか・・・そういう経緯があるんでしょうかね。現地では決して珍しくはないようなので「レア!珍品!」と云うような虫ではありません。
個人的にはヒマラヤ系の個体群が光沢もあって色も鮮やかなので好みです。流通の多いインドネシア方面の亜種は色がくすんで艶消しですからね・・・、それで、いつか原名亜種が入ってきたら買ってみたいと思っていたのですが、時代はやってくるものなんですね。
近い内に、セアカフタマタの原名亜種とかも♀が入ってくるのでしょうねぇ・・・!
さて、原名亜種は今回初めて見ましたが、とても鮮やかですね。
♂も♀も原色っぽい色をしていてこれまで見た事のあった別亜種とは全然違って見えます。
ちなみに、これ以上明るい体色を持つ亜種で、アルナーチャルプラデーシュ州のポルトンがいてこれもかなりキレイなのですが、個人的に「ポルトン」って云うトコロがあまり気に入らないので現在まで飼育には至っていません。
腹面も背面と同じ色で統一されていて安定しています。
これだけキレイに発色していながらも節の部分は線を引いたように黒く分かれています。
しかも、腹面を見ているとなんだか虫じゃないようなものを見ている気になるのは何故でしょう。
産卵セットはスタンダードに発酵マットに天然ブナ材を半埋めしたコバシャ小。
アカノコらしくここの難易度は滅茶苦茶低いのが有り難い。
これ自体は10月8日に組んだものなのでそろそろ割出さねばなりません。
さて長歯は拝めるのか、色はどうなるか、・・・来年が楽しみです。
新しく入荷した在庫 1種類
ブログで紹介した在庫 87種類
全ての在庫 16種類
2017年駆け足増種 その1 [〆アングスティコルニスミヤマ]
こんにちは会長です。
この冬はどうやら雪がしっかり積もってしまうそうですね。
ここ数年は雪が少ない年が続いていたのでその反動かとも思ってしまいますが、年も間もなく暮れる12月第4週は荒天となりました。
県内を駆け回るドライバーにとって、吹雪くと特に危険なエリアで知られる横浜町の様子。
軽い車だと常に陸奥湾からのプレッシャー(風)にさらされながらの運転になります。
完全にホワイトアウトする瞬間もあって光の国みたいな感じになります。
さて、大晦日の本日はかなり駆け足で年内に書き終えておくべき事を一つずつ記事を分けて連投していきます。記事の中身とかもうどうでもいい!!
年末でバタバタしてる上にテレビでは香川照之の再放送やっててブログ記事に全然集中できません。
前回はプランディゴホンヅノの増種について記事にしましたが、
今年の内にこっそり増種した奴らがまだ3種類居ます。
まずはその1種類目。
個人的に大好きな種類であっても、飼育で玉砕したと云うような種類は少なくありません。
一度飼ったからいいや・・・と云うワケにはいかず、目的のブリードが達成できていなければ何度でも挑戦したいと思っています。今回はその内の一種。
幼虫です。だから記事書こうと思っても書くことが無いんですな。
2011年・・・6年前に初挑戦し、2頭の幼虫に繋げることができたところでカテゴリ凍結になってしまった本種。この後の記憶が定かではないのですが、蛹にまで続かなかったはずでした。
ミヤマの中ではユーロミやカンターなどの大型種より本種の方が好きなので、手が空けば再挑戦しようと思い続けてはいました。しかし、「そのうちそのうち・・・」と思っている間に4年5年と時が経ち、BE-KUWAにも飼育個体が登場する時代になってしまいました。
ミヤマの飼育法も向上を続け、ウェムケンやミシュミのような新種の人気も手伝って、半ば引っ張られる形で秋に幼虫を5頭購入するに至ったワケです。
しかし何より焦ったのが・・・「アングスティコルニスミヤマ」を検索すると不遇にもウチのブログが上位に表示されてしまうのにも関わらず肝心の内容がてんでゴミみたいな事しか書いてない事。
これは酷い!申し訳ない!
と云うワケで、幼虫購入からのスタートではありますが、飼育復活であります!
購入時は1~2令でしたが、生オガ発酵マットを問題無く食べており現在3令。
(ちなみに↑↑の写真はちょうど一昨日撮影した、3令へ脱皮した直後の真っ白な頭の幼虫)
再入荷した在庫 1種類
全ての在庫 16種類
この冬はどうやら雪がしっかり積もってしまうそうですね。
ここ数年は雪が少ない年が続いていたのでその反動かとも思ってしまいますが、年も間もなく暮れる12月第4週は荒天となりました。
県内を駆け回るドライバーにとって、吹雪くと特に危険なエリアで知られる横浜町の様子。
軽い車だと常に陸奥湾からのプレッシャー(風)にさらされながらの運転になります。
完全にホワイトアウトする瞬間もあって光の国みたいな感じになります。
さて、大晦日の本日はかなり駆け足で年内に書き終えておくべき事を一つずつ記事を分けて連投していきます。記事の中身とかもうどうでもいい!!
年末でバタバタしてる上にテレビでは香川照之の再放送やっててブログ記事に全然集中できません。
前回はプランディゴホンヅノの増種について記事にしましたが、
今年の内にこっそり増種した奴らがまだ3種類居ます。
まずはその1種類目。
個人的に大好きな種類であっても、飼育で玉砕したと云うような種類は少なくありません。
一度飼ったからいいや・・・と云うワケにはいかず、目的のブリードが達成できていなければ何度でも挑戦したいと思っています。今回はその内の一種。
アングスティコルニスミヤマ(原名亜種) ラオス フアパン県 サムヌア
幼虫です。だから記事書こうと思っても書くことが無いんですな。
2011年・・・6年前に初挑戦し、2頭の幼虫に繋げることができたところでカテゴリ凍結になってしまった本種。この後の記憶が定かではないのですが、蛹にまで続かなかったはずでした。
ミヤマの中ではユーロミやカンターなどの大型種より本種の方が好きなので、手が空けば再挑戦しようと思い続けてはいました。しかし、「そのうちそのうち・・・」と思っている間に4年5年と時が経ち、BE-KUWAにも飼育個体が登場する時代になってしまいました。
ミヤマの飼育法も向上を続け、ウェムケンやミシュミのような新種の人気も手伝って、半ば引っ張られる形で秋に幼虫を5頭購入するに至ったワケです。
しかし何より焦ったのが・・・「アングスティコルニスミヤマ」を検索すると不遇にもウチのブログが上位に表示されてしまうのにも関わらず肝心の内容がてんでゴミみたいな事しか書いてない事。
これは酷い!申し訳ない!
と云うワケで、幼虫購入からのスタートではありますが、飼育復活であります!
購入時は1~2令でしたが、生オガ発酵マットを問題無く食べており現在3令。
(ちなみに↑↑の写真はちょうど一昨日撮影した、3令へ脱皮した直後の真っ白な頭の幼虫)
再入荷した在庫 1種類
全ての在庫 16種類