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れいわのカーライフ [時事・話題・雑報]

平成から遂に令和の時代が幕を開けましたか・・・
このブログももうすぐ10年経つと云うのも含めて、なんだか感慨深くなってきましたが令和初回の記事は直接虫と関係はありません。


採集シーズンへ突入する前に一つ片づけなくてはいけない課題がありました。


それは、採集へ行く為の足でもある車のカスタマイズ

・・・と言うと大袈裟になるので言い換えますが、タイヤ交換ですよ。
雪のある内は冬タイヤなので、夏タイヤに履き替えるだけの作業になるところでしたが、去年履いていたタイヤを出してみると、もうスリップサインが出る直前でした(そもそもこのタイヤ中古だったし)
思えばこれまで車についてほとんど知識が無かった事もあって、タイヤについても適当に見繕った物を履かせていたに過ぎませんでした。気になって調べてみるとこのタイヤ、安価ブランドとして有名らしく街乗りでは可もなく不可もなくと云ったベーシックタイヤ商品で、少なくとも自分のような林道を突進するタイプの車(と言うかドライバー?)には不向きなタイヤだったようです。

実際問題として山道でパンクやスリップを何度か経験している以上、安全の為にきちんとオフロードタイヤを買う決心が固まりました。


数多ある種類のタイヤ品目の中から自分で選ぶと云うのは、車知識が乏しい自分にはなかなか勇気のいる事でした。
自分の場合は軽自動車なので、オフロードタイヤのラインナップが出揃っている大型車向けのサイズは合わず、最初からある程度選択肢は限られていましたが、せっかくなのでギリギリまで車高が上げられるサイズも条件に含めながら探していきました。
段階としては、

1.車のタイヤハウスを採寸

2.寸法に収まる直径・幅のタイヤをネットまとめ記事や各社メーカーカタログから抽出

3.タイヤ性能・価格を見比べ、購入する製品を決定

4.ネット通販で条件の合う購入店を選定

5.購入、到着

と云う流れ。
加えて、今までと違うサイズのタイヤという事でホイールも新しく買う事に。
こちらもタイヤと同時進行で、

1.タイヤにあったリム径&幅の製品から実用的なデザインの物を抽出

2.価格が安く即納できる物を選定

3.ネット通販で条件の合う購入店を選定

4.購入、到着

ときて、両方が揃ったら作業店に持ち込んで組み込み・バランス調整してタイヤの準備は完了です。

ここで、車が分かる人なら多分いくつか気になる点があると思いますが、

まず、なぜネット通販で買ったのか・・・
これについては、こっちだとカー用品店やタイヤショップではほとんどオフロードタイヤの在庫が無く、自分の欲しいタイヤはまず注文取り寄せになる事が明白でした。
ここだけなら通販と流れは変わりませんが、タイヤについては店注文と個人注文で大きく異なる要素があります、・・・送料です。タイヤにかかる送料は通常の荷物の送料と金額が別に設定されていて、関係店に発送する時の送料と別に、個人宅配達には1本あたり1,000~2,000円程追加料金が求められるのです。
これを考えると店舗発注した方が経費が浮くかもしれませんが、他のタイヤを参考にして比較してみても・・・やはり・・・ネットの方が総合的にまだ安かったです。個人宅配送料も込みでなかなか安くて分かり易い通販店も見つかってしまったと云う事が決め手でした。
また、店舗取り寄せならその後の一連の組み込み作業料金も安くなるとは言え、ホイールもセットでないとダメとか条件が惜しい所もあるし、1本あたり500円ちょっとまけてくれたところでやっぱり天秤は動かないです(ごめんなさい)
店舗注文でも最終的な費用については、相談次第でかなり抑えが利いてひょっとしたらネット注文より安くあげられるのかもしれませんが、折衝が面倒に感じるので気が楽な方を選んでしまうワケですよ。
勿論、送料浮かせて底値で買う為に「ネットで自分で注文したタイヤをこちらの店に送るんで受け取りお願いできます?」なんて常識外の質問を店員にぶつけるような事はしませんでしたよ・・・(汗)

次に、なぜわざわざタイヤとホイールを別々に買うのか・・・
ネットで買うのならば、店舗売りとは比較にならないほど多様な組み合わせでセット売りがされていて選び放題・・・のハズ。タイヤ単品とホイール単品の和より幾分安く済む金額に設定されているのですが、惜しい事に全て4本組での販売。
今回はローテーション及び予備の分として1本追加・合計5本のタイヤを用意したいと考えていました。自分で調べた限りなので、実はセット売り販売でも5本以上への変更が利くのかも知れなかったですが、自分の欲しかったタイヤとホイール双方がセット売りになっている店と追加分の送料に負担が掛からない店が同じとはならなかった事を踏まえ、発注の手間や納期がバラける危険を回避する為にバラバラで注文する事にしたのです。
ちなみにホイールは別に中古でも良かったのですが、後述する条件に当てはまる物を置いている店が無くやっぱり通販で新品を買う事になりました。

なお、タイヤ・ホイールを選定するにあたって条件としたポイントですが、

タイヤは完全にオフロード向けのモデルではなく、普段通勤用に使ったり生活内でも頻繁に走行する事にも重点を置いて選定しました。
・純正車体のスペックギリギリまでサイズアップ
・オフロード性能(砂利道やヌタ場でのトラクション性能)
・オンロード性能(平地での静粛性・燃費)
・価格
・送料
・5本購入可

ホイールは、タイヤを選んだ手前ここまできて鉄チンを組み込む気にはなれなかったのでアルミで良さそうなのを選ぶことにしたのですが、同サイズ内においてもデザインが多く価格幅が広い事からまず値段から注意して選択肢を狭めていきました。それと同時に、採集時・採集後の事も考えて汚れが目立たず洗浄が楽な事も必須条件として探すと、
・タイヤ及び車に合うサイズ
・色はブラック
・構造はシンプルなスポーク型で洗いやすい単純なデザイン
・単価が安い
・即納及び5本購入可
知らなかったのですが新品ホイールって通販でも意外と在庫が薄く、いきなり注文しても納期を待たされる事も結構あるんですねぇ・・・
それと、今流行り(?)のポリッシュデザインのホイールって、似たような黒一色のホイールより高価なんですね。自分は別にオシャレ目的ではなかったのでそんなホイールには縁は無かったですが、店舗で探す時やたらこればっかり並んでたので欲しい物がなかなか見つかりませんでしたよ(疲)
で、結局通販だからね(苦笑)


そして、なんとかタイヤの準備も完了して、これまでタイヤを締めていたハブナットも貫通型から袋型に買い直し、
CA3I0960.JPG
社外ホイールの着用という事でハブリングも抜かりなく用意して、
待ちに待ったタイヤ交換を先月中旬に行いました。
(↑↑ブレーキディスクのサビが気になるかもしれませんがそこは気にしないでー)


やっぱり新しいタイヤに新しいホイールを履くと、気分て違うもんですね(笑)
タイヤのトレッドパターンも独特。ホイールもシンプルなのに妙に個性的に感じます、デザインが単純だし安かったので、昔からあるけど人気無いんだろうと思ってましたが、調べてみると意外にも去年出たばかりの物らしく意外と新しいモデルだったようです。
車まで新車になったような気分です(いつまで保つのか・・・)



・・・・・・ところが、・・・やはり懸念していた事が起きました・・・・・・



ハンドルをきって段差を乗り越えようとした瞬間、体と耳に響いてきた音。



    ザジュッ

ちょうど運転席、自分の真下から聞こえたのは紛れもなくタイヤハウス壁面を擦る摩擦音でした。
ドアを開きながら確認すると、確かに一瞬ですがギリギリ惜しいところで接触してしまいます。

当初の計測では一応サスペンションのストローク量も見積もったつもりでしたが、やはり素人の目測で上手くやろうとするのは無謀だったようです。そしてここでやっと分かったのですが、この車、もう20万km以上走っている事もあってか、右側(運転席側)の車高が左側より1cm低くなっていました。

さらにショックなことに、スペアタイヤとチラホラと小物を積んでいる以外ほとんど重量が掛かっていないにもかかわらず最低地上高は約180mm程度・・・!? 新車時標準と同じって、タイヤ交換後なんですけど!!
やはり20万km越えもするとサスペンションがヘタってくるんでしょうね。タイヤ外径を新車標準時から約4cm上げているので、その半分の長さを足して20cmの車高になってるだろうと思ってましたから・・・
(まぁ、まず最初に測っておけよ って話ですよね)
スプリングも、前と後ろで硬さ(線径)が違い、後ろより前の方が細い為か2~2.5cmほど前沈みになっています。



このままでは走れません。
かと言ってサスペンションの交換は手間もお金も掛かる・・・タイヤを一式揃えた直後なので財布の方がガス欠です。

何かイイ物がないかとネットで検索すると・・・

見つけました、如何わしいブツを・・・。






CA3I0957.JPG
ラバースペーサー

なにやら、これをスプリング間にはめ込むだけで車高が上がるとの事。
本来はダウンサスに取り付けて車高調整したり線間密着を防ぐ目的で付けることが多いらしいですが純正スプリングでも使えるとの事です。

価格もスプリングごと交換するよりは圧倒的に安上がりなので早速仕入れて取り付けてみました。
さぁ~何cm上がるかな~♪♪



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


作業開始。

CA3I0958.JPG
今回は、効果が懐疑的だったのと、前後バランスの調整も目的だったので作業は前輪だけに施すことにしました。
まずタイヤを外して、スペーサーを取り付けるためにスプリングの計測をします。

CA3I0959.JPG
線間の距離は27~28mm
スペーサーのサイズが27mmなので、今の状態でピッタリと云う事になります。

CA3I0961.JPG
スプリングの径に比べてスペーサーの径が広いので、取り付けた時にスペーサーの両端がぶつからないようにカッターで切って調整します。


そしていよいよスプリングにはめ込んでいきますが、
ここから苦戦しました。

何しろ、線間距離がピッタリなもんで、上下片方の溝をスプリングにはめ込んだらもう片方の溝がどうしても内側に押し込められません(汗)
それなりに硬いしグニュッと縮めて無理矢理はめ込むなんて無理です。

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仕方ないので片方の溝は内側を少し切り落とし、グリスを塗ってようやくはめ込む事が出来ました。

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説明書きでは「作業はカンタン!」みたいな事書いてたくせにメッチャクチャ手こずったんだけど!?
あと、けっこうダンパーにギリギリ密着してるのは大丈夫なのか・・・?

固定する位置を決め、最後にロックタイで固定したら完了!!

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(え~っと・・・はめ込む時に暫らくグリグリやってたらスプリングを覆ってた塗膜が剥がれたのか、一部下地が露わになっちゃってるんだけど・・・・・・なんでなの??? ・・・えぇッ・・・!? まさかこれ、実は純正サスじゃないとかって話だったりしないよな・・・!? ・・・まさかねぇ・・・・・・)

1cm低かった運転席側は、ダメ押しとして切り落とした小さな端材もはめ込んでおきました。



タイヤを取り付けてジャッキを外してみると15~20mmのUP
左右のバランスは結局揃ってないけど根本の問題だった車高はクリアしたので良しとしておきましょう。




と、ここで終われたらよかったものの、
やはりこれでは終わらなかったです。

慣らし運転で近所をぐるっと一回りした後、もう一度測ってみるとガッカリ・・・
一気に沈んでしまい結局最終的な上げ高は8~10mmと云うしょっぱい結果に・・・
作業中の手応えと比べてだいぶショボい感じに終わってしまいましたが、それでも1cm弱の上昇と段差を跨いだ時の沈み込みが減ったので、もう暫らくはタイヤを擦る事は無いでしょう。
最後に、タイヤの空気圧を調整して、車体の角度も変わったのでヘッドライトの光軸調整もして、やっと使えるようになりました。


面倒くさかったですが、これでようやく山へ行けます。


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山籠もり採集 [日昆 採集記 【2019年】]

毎年の事ですが、
このゴールデンウィークに、採集に行ってきました。

今年はずっと飼育作業や道具のメンテナンスばかりでしたので、
今回が今年初めての、そして令和時代初の採集となるワケですが、いつもとは少し勝手の違うスケジュールで臨みました。



準備

いつもと違う、という事でまず道具をある程度揃えるところからやってみました。

服装はつなぎ。前シーズン中に新調した物に袖を通しました。
中には肌着とレギンスを着用し、手には新品の皮付き作業手袋。
足回りはトレッキングシューズを履き、中にはこれ↓↓
CA3I0956.JPG
その手の業界では有名なダーン・タフ・バーモントのソックス
世界一頑丈だと形容されるこの靴下、足裏に付いているクッションの細かいバリエーションと、つま先がシームレスになっている点が大変助かります。
これまで靴下は特に気にせず履いていましたが、安い靴下だと長時間歩いていると足裏が痛くなってくるし、継ぎ目が小指に当たって最終的には激痛が走ってたんですね。なのでむしろ今こういうのを履き始めたのは遅すぎるくらいですね。


そして、持っていく荷物はこれ↓↓
items.png
1.ケース類
2.ボトル類
3.行動食(チョコレート)
4.スポーツドリンク 500ml 1本
5.空のペットボトル
6.懐中電灯
7.懐中電灯用乾電池
8.雨具
9.エマージェンシーシート
10.細引き
11.メタルマッチ
12.火口
13.絆創膏
14.眼鏡拭き
15.水溶性ポケットティッシュ
16.熊スプレー
17.ウィンドスクリーン
18.敷き網
19.調理ポット
20.スプーン
21.マイナスドライバー
22.ケータイ用替え電池
23.コンパス
24.地図類
25.ネックウォーマー 2枚

そしてこの他に採集道具があり、
別で車内には温度計とタオルも積んであります。

まるで山の中に数日入り浸るかのような装備ですが、
はい、そうです。山に籠ります。


これまで、山の中で数泊して採集する事は何度とやっていたのですが、それは基本的に車の中で寝泊まりする事ばかりでした。
特に、県内でも遠い地域での採集の場合は移動に時間を取られたりして採集時間が奪われます。その分早起きすればいいだろうと云うツッコミが一斉に入りそうですが・・・
現地に到着したとしても、車から降りて暫らく山の奥へ進まないとポイントに着かないと考えると、車中泊ではなくそのまま野営するのもいいのではないかと思い一度実践してみようと思ったのです。

しかし、以上の装備を見てこの手の知識がある人達には
「なんとフザけた内容だ・・・」と呆れられているかも知れませんね。
それはまた後々、ボロが出てきます(笑)

まず、この後の事は容易に想像できるかもしれませんが、
見て気付く通り、テント・タープ・ツエルトやシュラフなどの山泊具がありません。
一応当初の予定では貰ったシュラフがどこかにあったのでそれを使おうと思っていたのですが、見つからず断念。結局、リュック一つに収まる方が荷物が少ない分動きやすいだろうと思ってそのままにしました。
別に自分はキャンプやサバイバル自体にはそれほど憧れはありません。
山の中で動き回る事は好きだけども、採集が好きなのであって道具を揃えてサバイバルを楽しみたくて山に入るワケではない・・・伝わるかな、この感じ。

その代わり、準備したのがこの26。
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このヘチマ、折りたたんだユニクロのウルトラライトダウンジャケットです。
荷物はとにかく少なく、という事で山泊具に代わってウェアで誤魔化す事に。その結果、これに落ち着いたワケです。
しかも、わざわざ今回の為に新しく買いました(笑) 季節外れで店舗を探しても見つからなかったので、通販まで利用して間に合わせました。ほぼ同様の特徴を持つ製品は他のアウトドア衣料ブランドでも売っているようでしたが、価格面は流石にユニクロが圧倒的にお手頃でした。

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リュックサック(20L)に全部入れても間に合うサイズで落ち着きました。ゴチャゴチャ荷物があるとかえって動きづらくなるのでこの程度で間に合ってくれればそれが一番です。
でも正直言えば、容量がちょっと足りないような気がする・・・昔からの物を惰性で使い続けてるだけなので今一度揃え直す必要がありましたが・・・


さて、全部しまったのでこの後出発なのですが、まずこの時点で一つ失敗が発覚しました。
行動食が撮影中からもう溶けてる。
チョコレートだと携帯に便利な糖衣で覆われたマーブルチョコあたりがベストなんですが、前に持って行って食べた時ちょっとその糖衣が歯に沁みて痛かったので変化球でチョコベビーにしたのですが・・・やっぱり駄目でした。
すぐさまコイツは自宅の冷蔵庫に投げ込み、チョコの他にマヨネーズなども含めて道中買い直すことに決めました。



出発

  5月3日

準備も済ませ出発。

予定では午前中に出発するつもりだったが結局家を出られたのは正午過ぎ
・・・また遅刻である。


朝飯もまだだった為コンビニに寄ってゼリー飲料とジュースを買って胃に流し込み、現地へとひた走る。
先日足回りをいじったばかりの車の乗り心地はなかなか悪く、スペーサーを入れてスプリングが硬くなった所為か振動が少し激しくなったような気がする。

昼出発の焦りもよそに車内は至っていつも通りである。
これから山に籠ると言っても、車中では変わらずいつもと同じ音楽を流している。マキシマム ザ ホルモンとDazzle Visionと打首獄門同好会、それとネクライトーキー。
(あぁ・・・耳が殺られるヤツや・・・)

ゴールデンウィークともあって県外ナンバーの車も目立つ。天気も良く山道では行楽客が目立つ。



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採集場所である市町村に突入、田畑が広がる農道を突っ切り奥に見える山が目的地である。矢印のあたり)



林道に入り、山菜採りと思われる対向車と何台かすれ違いながら奥を目指す。

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道は酷くなり、陥没箇所を避けたり車を降りて落ち枝や倒木を退かしたりして、車で行ける限界地点まで到達したのは16時半
もうほとんど夕方であった。


最終地点に車を停めて「着いた~・・・」と一息ついた時、ある事に気が付いた。


行動食買い忘れてた・・・!!!



1日目

荷物を背負って急いで歩き始める。
何しろ夕方到着で日没まで時間が無い上、目的としているエリアまではまだ標高が足りない。

ちなみにこのエリア自体はもう何度も足を運んでいて、昔の記事を見れば場所が分かってしまうがその辺は特に気にしないでいただきたい・・・

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崩落地をトラバースして登山道に突入。
数年の間に随分と道が荒廃してしまっている。

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今でこそ歩けるようになっているが数週間前までは雪解け水が流れ、とても歩ける場所ではなかっただろう。

ここが数年前まで車で通れたのが信じられないくらいだ。

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林道と沢がぐちゃぐちゃに入り混じってしまっている。

飛び石状に散在する僅かな足場を選んで慎重に進む。

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やがて道は雪渓と化す。
固く締まった雪の上は歩きやすいが、どこが崩れるか分かり難い危うさもはらんでいる。

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路面が雪に覆われ道がかなり分かり辛くなっている。
道筋は矢印の通りなのだが、前に歩いた経験が無いとどこに行けばいいか分からず迷ってしまいかねない。

標高はまだ低く、スギの植林も目立つ。
次第にモミのなんらかの種類とダケカンバが多い平坦な場所に出た。


ここまで来て、悲しい事にさらに忘れ物に気が付いた。
車の中から温度計とタオル持ってきてなかった・・・


残雪もだんだん目に見えて面積が広がってきて、ほとんど地面が見えなくなってきた。

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おや・・・??


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このクマの爪痕、わりと新しくないか・・・?

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樹皮を剥いだ上に排泄した痕まである。
怖えぇ~・・・・・・
いつの物だろう? この辺りはまだ流石に山菜も生えていないので去年の物だとは思うが・・・



時刻ももう18時を回っているのでこの辺りで腰を下ろすことにした。
野営するならもうちょっと裸地が見えていて乾燥した場所の方が良かったと思うが、目的の場所はまだ先だし戻っても意味が無いので妥協点としてこの場所にした。
件の平坦地の小高い丘で雪も多少融けている場所である、近くには沢もある。

荷物を下ろし、早速火起こしに挑戦する。

ウィンドスクリーンを立て、濡れていない小枝を集め、カンバの樹皮をいくらか剥いで、マッチで火口に火花を移す。
火が生まれると同時に樹皮、落ち葉、小枝と大きな物に火を移していく・・・






・・・・・・駄目だぁ・・・・・・



〉〉 火が・・・・・・


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ブログ10周年 ~短編・マグソクワガタ開拓記~ [日昆 諸記]

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10年前、自分は高校3年生でした。


このブログを開設してから今日で10年が経ちました。
その当時、自分は「たまに採集にも行くが基本的に飼育メインのカブト・クワガタ趣味の高校生」で、楽しそうに虫の話を書いているウェブサイトを見て憧れ、意を決してこのブログを開設したのでした。

この時、ブログを始めるかどうかは悩みましたねぇ・・・

「やるとなったら途中で投げ出してはいけない・・・!」
一時の気分で始めると後で飽きてしまうかもしれませんから、自分がきちんと続けられるのか一旦よく考えました。だから「意を決して」なんですね。今でこそ最初の頃ほどのペースで更新してはいませんが、死にそうで死なない(笑)ペースでひっそり更新し続けられているのはその時の決意の現れなのかもしれません。
別に、「一生ブログ書き続けます」と云うワケでもないのですが、書きたい事・主張したい事はちょいちょい生まれてきますし、「この〇〇を書いたんだからその後の続きも書かないと終われないだろう・・・!」なんて事思ってると結局終わりが見えてこないので、それはそれでいいのだろうかと疑問に思うのですが(笑)


ブログを始める時にはどこのブログサービスがいいのかいろいろ調べもしました。
当時から虫ブログと言えば
FC2ブログ
Yahoo!ブログ
の2つが大きな勢力を持っていて、ブロガー同士のつながりも太い印象がありました。
自分も最初はよく分からなかったので(今も・・・かな)FC2もYahoo!も試してみたのですが、なんか自分とは合わなかったようで記事が書き難かったり管理画面が分かり難くて諦めたんですね。


・・・で、なぜかSo-netブログに決めたと(笑)
ブログサービス比較サイトでも度々無視されたりするソネブロに何故決めたんだろうな~(笑)

今では無料で新規アカウントを作れなくなった事もあって利用者の増加も止まり?、知名度もそれほど無い所ですが、個人的にはいじりやすくて楽しいです。ブログで金を稼ぐ気も無いのでアフィリエイトもアドセンスもどうでもいいし、広告が無いのはすっきりしてて見やすいし。
自分の居るペットカテゴリのブログ数も、10年前:1900件弱現在:3800件以上と2倍に増え、時間の流れを感じます。So-netのペットブログは圧・倒・的に犬猫で占められているので虫ブログは希少種扱いです。
(希少種と言っても、ブログ開設一回目の記事にもある通り、特に他のブロガーと積極的に関係を増やしたいと思っていたワケでもないので嘆く部分はなかったですが)


この10年の間、ブログのデザインやパーツをいじったり、隠し要素を記事に埋め込んだり突発的なプレゼント企画も催したりと色々遊んできましたが、最近は自分の意思とは別のところでブログの運営が難航するのではないかと思うことがあります。
So-netではありませんが、Yahoo!ブログの方だと年内に(まさかの)サービス終了が決定しました。
こちらのブログは今のところそういった話はありませんが、永劫残っていくとも断言できないので安心はできません。

そうでなくても、10年も経つとブログの様式や周辺サービスも変化していったり、どこかしらにガタが出てきたり(いや、クワガタじゃなくて・・・)もしています。
月別件数表示もいつの間にか限界数の100ヶ月を超えてるし(汗)、
忍者ツールその他諸々のサイドコンテンツが殆どのブラウザで非表示になってるし、
画像もよく挿すからブログ容量の限界がだんだん近づいてるし・・・

何より辛いのは、今ではスマホビューが主流になってるからPC表示用に行間とか書体とか色々小細工しても無意味になってしまい、かえってレイアウトが崩れてしまう事。
薄い色が読めない(PC表示は背景がダークグレーなので映えるのです)
大きい文字だと何行にも余計に渡ってしまう為に読み辛い(PCとスマホでは1行分の文字数が違う)
    スペースと、
             改行位置がまるで違うので文章を読み進めにくい
そもそもSo-netブログがスマホにあまり対応してない

内心、「読む時はPC表示に切り替えて~!」と思う部分もありますが、それでもフォント変更は無視されますし、スマホで読むにはPC表示は細かすぎるんですよね(汗)
横に倒して記事だけに画面幅を合わせても字が小さくて読んで疲れますね・・・


・・・・・・と、こんな感じで書いていたらキリがないのですが、

10年続けてきただけあって、昔の事がついさっきの事の様に思い返すことが出来ます。読んでると懐かしさの余り涙が浮かんできそうです。
これはブログに限った事ではないですが、何年も続けてきてこそ味わえる楽しみですね。
虫以外の事はなるべく書かないでやってきましたが、それだけでも色々な事があったんですね。この部分こそ、書くとキリがないので何も例を挙げませんが、色々やりましたし色々得るものがありました。

今となっては、体力が衰えてきたのか昔ほど色んな事が出来なくなってきたような気がします(年齢を嘆くにはまだまだ早いですが)
当時は記事もサクサク書けたし、採集記だって帰ってきたらその晩の内に書き上げていましたねぇ・・・




そんな記念すべき(!?)節目と云う事で、
先週行ってきたクワガタ採集もおまけで書き残しておきます。



5月19日 マグソクワガタの新産地開拓 
前回、山籠もりを終えてから2週間振りの採集です。

今回は、先週から既に予定していたマグソの新規開拓がメイン。
No.2
No.6
の2人と一緒にまだ見ぬ新産地を夢見て朝8時前に集合しました。



マグソクワガタ.png
※画像は過去記事より

マグソクワガタは、北海道から本州(分布の端は兵庫県?)まで分布するクワガタムシで、青森県にも当然分布しています。

このマグソクワガタ、
自分としても、このブログとしても、実はとても特別な虫なのです。

このブログを始めるまで採った事が無かったクワガタは数種類いますが、本種もその一つでした。
初めてこの虫を採ったのがブログを開設して1年後の2010年5月の事で、生息環境のヒントのみで狙って初採集が叶った初のクワガタでもあるのです。
(ミヤマやノコギリは家の近所で採れてたし、オオクワでさえ生息地はもう知ってたしね)

 【生息環境のヒントのみで狙って初採集が叶った初のクワガタ】
   ⇒ 2010-5-31 『春のクワガタ採集』

それ以降、毎年そのポイントへ通い、2015年に県内未記録の新産地での採集に成功した事を皮切りに、他のマグソクワガタ産地を探す為県内を走り回るようになりました。
これまで採集してきた産地ラベルを合わせると、計7ヶ所
こんなにマグソクワガタの記事を上げてるブログは日本広しと言えどもここだけなんじゃないかな・・・、需要の対極ではあるけれども(苦笑)

マグソクワガタと云う虫自体、
標本や写真で見るだけならば何という事は無い地味で小さいコガネムシです。しかし、この5月前後の限られた時期に爽やかな陽射しを浴びて川原を飛び回るこの虫の魅力は、標本箱や図鑑では絶対に分かりません。
自分も最初は、「クワガタである以上一回は採っておく必要がある」程度にしか考えていませんでした。しかし、スタンダードなクワガタ採集のマンネリ解消にもなるし、環境や時間帯の違いもあってか他の昆虫に目を向ける入り口ともなり得ます。そして、採ってみると意外と奥深く、単純な川原だけじゃなくてその横の林床内にも居たり、♂と♀で飛び方が違ったり、♀の数の少なさがかえって採集意欲を刺激される事など、見た目に流されず純粋に好きな虫を追う心を養う一種だと思うんです。
(もうこんな感じの事をブログではもう何度も書いたかと思います)



そんなマグソ採集ですが、今年は目的地選びに久し振りにこの方法を使いました。


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サイコロ採集


 【この方法】
   ⇒ 2013-8-24 『サイコロの採集 「中泊町・中里/小泊」「五所川原市・市浦」』

この時以来使っていないのでこれが2回目の使用。
まだ1ヶ所も見つけていない津軽半島エリアの河川をメインに、6ヶ所を選定しました。

No.2 「あれ? 『解散』は入ってねぇの?」

自分 「入れたら絶対そこ当たるから無ぇわ!!!」

No.6 (笑)

2人とも自分の責任でこの後の運命を決めるのが嫌な様子。
ボードを書いた自分がサイコロを振るのもつまらないので、2と6のどちらが振るかまず決めることに。結果、振ることになったのはNo.2。


今度は帰宅が無いから、何が出ても待ったなしの一発勝負・・・!!



〉〉 No.2の振ったサイコロの目は・・・!!


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