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残念!!!! [〆ゴホンヅノ (プランディ亜種)]

採集シーズンが本格化するその前に、
家の中ではやっておかねばならない事がたくさんあります(焦)

ゴホンヅノのマット交換もその一つです。

冬が終わる頃までにほぼ全頭のマットを変えていたのですが、2~3ヶ月を掛けて漸くマット交換を済ませたと思ったら最初の頃に交換済ませた容器がもう減ってるんですな(苦笑)
もう皮が黄色いんだから落ち着けばいいのに(泣)

割り出しから1年が経過し、前回の記事の時点(3月)で幼虫体重も伸びきっているものと思っていましたが、まだまだ先がありました。


CA3I0904kai.JPG
これは3月17日の交換で出た幼虫。
何が驚くことかって、これですからね!?

探した限りではゴホンヅノで♀が50gを超えた話は聞きません。
ただその後、今月またマット交換した際に4~5g軽くなっていたのですが、瞬間最大とは言え50gの大台に乗ったのは少し興奮しました。


・・・では、の方はどうだったのかと云うと、こちらも好調!!!

CA3I0084kai.JPG
6月9日に記録した最高数値、69g。
ノーカウントですが、70gを指した瞬間もありました。もうドッキドキですよ[揺れるハート]
このままの調子を維持して蛹化してくれるか、あとこれからの幼虫期間はどれくらいなのか、期待と不安で目が離せなくなります。


さらに、この2頭に限った事ではなく、
この春にマットを交換した他の幼虫達も、意外にも少なくない数が前回より体重が増えていました。
勿論、軽減した個体も居ますが、増加した個体の中には前回計測から10gほども増えていたものも・・・
この期間を経てもまだまだ体重増加が続いていたと云う事は、
体重増加を確認する楽しみが続く半面、エサ交換を短い間隔で長期的に続けていかないと結果的に大きくならない・・・と云う苦しい事実も含んでるワケですね。
(カブト飼育全般で言える事だけどもさ・・・)


ワンダリングする個体も多くなってきたので、今回の交換が最後になると思われます。






・・・さて、ここまでおめでたい内容ばかりですが、

今回の記事タイトルは、『残念!!!!』
何が起きたのか・・・



4月末

マット交換の優先順位を決めるつもりで、
マットの減りが著しい容器を温室内から選んでいる時に、見つけてしまいました。





1つのBeケースの底に・・・・・・・・・蛹室。


うわァァ~~・・・
残念!!!!

早いよ~~・・・


窓が3面にビシッと張ってあって中の幼虫も既にちょっとシワシワでした。
割り出しからまだ15ヶ月弱しか経ってないよ・・・

念のため他の幼虫を確認してみると、どれもまだ蛹化しそうに見えつつも蛹室は1頭も作っていません。♀幼虫のボトルも異変無しの上(蛹室を作ったのは♂)数ヶ月先に割り出していたタイ産の原名亜種もまだ幼虫のままです。

前の記事でも書いた事ですが、
個人的にゴホンヅノ飼育は早期羽化を一切望んでいません。
セミ化しなければ、長々幼虫やっていてほしいと思って飼育しているので、残念と言うか、ガッカリと言わざるを得ません。

温度でショックを受けたり、マット不足を起こしたり、ワンダリングを起こすなり、蛹化を促す要因がいくつか重なっていたにせよ何故この1頭だけが蛹室を作ってしまったのか結論は出ないままですが、蛹化を確認した5月30日の時点でも後を追う幼虫はいませんでした。
ここまで来たら、
「♀が先に蛹化して羽化ズレ起こすよりはましだったかな」
と都合よく受け入れる事にし、約2週間の間を置いて掘ってみることにしました。


CA3I0072kai.JPG
マットが容器全体の6割ほどしか残ってなく、苦労(ワンダリング)して蛹室を作ったんだろうなと云うのが一目で判ります。
最後のマット交換が去年11月後半で、体重は56g
Beケースの中サイズに移した事で安心してしまい放置したのがよくなかったのかも。

CA3I0085kai.JPG
露天掘りするとその全貌が目に入って来ました。
早期蛹化とは言え、1頭目の蛹しかもゴホンヅノ全般通して初めての♂個体は感動しますね(笑)
あんなに「ガッカリ」だの「残念」だの腐ってたのにね

IMG_6786.JPG
No.7のカメラで撮ってもらいました。角曲がりも無く正常に角が伸びています。
流石に56gはあっただけあって、それなりの角が付いていてよかったですが、頭角の方は種としてはそれほど長くはない感じです。

IMG_6777.JPG
真横から見ると、胸角の長さが上下で全然違うのが判ります。
プランディの特徴がそのまま蛹でも見て取れています。ただ、これが中型クラスの個体ならばただの発達不足とも言えるので、亜種の特徴として現れているものかは分かりません。WILDの時だって♂は実物を見てないんだし・・・



そしてその後、もうちょっと観察をしたいのと、温室スペースを空ける意味もあって久し振りに人工蛹室を作ってそこへ蛹を移す事にしました。
ゴホンヅノカブト 蛹kai.JPGCA3I0087kai.JPG
蛹室はBeケース中の奥行き一杯に延びていたのですが、長さはおよそ140mm。
昔使っていたMDケースに人工蛹室を入れました。

せっかくなので体長を測ってみると、107mm。小っさ・・・
羽化後腹が縮むと仮定してみると、おそらく羽化予想80~85mm
う~ん・・・数字を見るとやっぱりがっかりするな・・・



CA3I0089kai.JPG
さて、移したはいいけど、これで衰弱死したり羽化不全されたらそれこそ残念でならないですね・・・
リスクを冒して人工蛹室使ったんだし、久し振りに羽化連続写真を撮りたいところだけど、・・・上手くいくかな?


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