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謹賀新年 ~2020年~ [時事・話題・雑報]

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明けましておめでとうございます。
蛇口を捻ったのにお湯が出てこなくて焦った・・・と云う初夢を見た会長です。

2020年・・・なんとも近未来的な数字の年になってしまいましたね。
ブレードランナーやらAKIRAの時間軸に思いを馳せる人達も多いかと思います。自分も、ケムール人の世界がやってきたかと変にゾクゾクしているところです(笑)


さて、正月の間に色々作業しますと去年末に書いておきながら全然記事ネタになるような虫に手を付けていない上に、もう正月休みも僅かでしかも寝正月に呆けているという救えない有り様です・・・
このままだと何も正月の間にやっていない事になる!・・・と云う事で、新年の挨拶代わりに虫ネタ以外で書こうと思っていた去年の個人的な報告を2つ書いておこうと思います。


ガラケーからスマホに
 これまで散々、「スマホにしたら!?」と周りから言われ続けてきました。
10年近く前でしたか、最後にケータイを機種変して以降ずっとそれにお世話になりっぱなしで、20代のこれまでの生活を共にしてきたのですが、もう間もなく使えなくなると云う事でアプリやサイトも続々とサービスが終了してアクセスできなくなってきました。1年くらい前までは頑固に「コイツはまだ頑張れる!」とスマホに替える事を拒み続けてきたのですが、
他の人がフィールドで便利そうなアプリを使っている事、
屋外で調べ事が出来ない(ブラウザがほぼ使えない)事、
画面が割れ始めてきた事、
料金プランの変更もしたい事
等々このままではかえって日常生活に障るようになると諦観し、スマホデビューを決意しました。
(もう何年前の話題やってんだよって感じですね)

 そんな経緯なもので販売店に行くのも久し振りだったのですが、ガラケーからスマホに替えると云う事もあってか少々危なっかしい目に遭ってきました・・・


 年末。重い腰を上げて販売店へ向かったのは、日も暮れた夜6時過ぎ
ひとまず店内を一回りし、取り扱い機種を一通り確認したところで乗り換え予定の機種が陳列されている事をチェック。店員さんに機種変更の相談をしたところ、残念ながら当日中の機種変更作業の締切が過ぎてしまったとの事らしく、翌日また来ると云う事で来店予約する事に。
やっぱり久し振りだとそういう部分は解らないからなぁ・・・と、間が悪かった自分を軽く恥じる。それを悟ったのか、ではせめて見積もりだけでも出しておきましょう、と店員に勧められ窓口へ。

お客様情報の確認から始まり、ここで登録情報がかなり古い事がバレてしまいます。・・・当たり前、と云うかそこを確認しないと何も始まらないワケですが(笑)
もうちょっと話が進んでからでもいいのに・・・と思いつつ、ボロボロのガラケーをテーブルに置きました。
なんかケータイショップに来てガラケーを出すと恥ずかしい・・・なんなんだこの感情は!?

 「この機種にします」とは伝えてはいたものの、まず始まったのは店頭で勧めている(?)別の機種に考え直してみませんか? と云う話。
「〇〇の点ではお客様がお考えのこの機種でも良いですが、通信速度はそこそこでそれよりだったらこちらの機種の方がスペックが高いですよ、まぁお値段は少しだけ割高になるんですが総合的に云々・・・」
「これにしたいんですが」って話なのになんでそこから折りに来るんだよ・・・とも思いましたが、店員さんも「あくまで自分の考えですが・・・」と前置きしてるしまぁこういう事も喋るよな・・・と納得。

自分 「いえ、最初のこっちでお願いします。」

そして、料金プランの説明に続きました。
一応こちらも事前にどんなものがあっていくらくらいなのかと云う事はある程度予習してきたのですが、結局通信量の判断があまり出来ないので、通信量に応じて段階的に金額が変わるプランで計算。

一通りこちらの要望なども聞いてもらった上で、プリントアウトしてもらった金額は・・・
「このようになりましたがよろしいですか?」と店員さん。
う~ん・・・スマホにすれば安くなると聞いてたんだけどな・・・
まぁこんなもんかな・・・

・・・と見積書の内訳を見てみると、ちょっと気になる項目を発見。

 『microSDXDカード 256GB』

ん~~???
256ギガ? え!? スマホってこんな容量食うの・・・?
ちょっと見た事ない数字だったので自分の脳内の通信速度が低下。

自分 「ちょっと待ってください、結構容量大きいですけどこんなに使うものなんですか?」

店員A 「そうですね~、ガラケーと違ってスマホとなると画像や動画も云々・・・」

自分 「ちなみにこのSDって店内のどこに在りますか?」

店員A 「こちらですね・・・」

背後にあった回転ラックには2GB~256GBの範囲で5種類くらいのmicroSDカードが掛かっていました。
その中の最大容量でなおかつ見積もりに載っていた256GBの値札を見ると・・・余裕の3万越え!?
「64以下はまず小さ過ぎて使い物にならないと思います」と云う説明を受け、ひとまず128GBに下げてもらって再度見積りを出してもらい、店を後にしました。


 しかしそれでもまだ引っかかる部分があったので、
その後家に帰ってSDカードの適正容量などを調べていくとゾッとする事実が判明したのは言うまでもありません。

SDカードなんて久しく買ってなかったので市場価格なんてパッと出てこなかったのも要因ですが、何より自分がガラケーだった事でコイツはカモだと思ったのでしょう。
情弱商法というやつですね、調べてみると沢山出てきました。
あのまま契約していたら、馬鹿高いSDカードを分割で毎月支払うと云う目に遭っていたワケですね。明るい内に来店しなくてよかった・・・
ちなみにネットで調べた際に、「128GBのカードが3万で買わされていた」と云う話がいくつも出てきたんですが、自分が店頭で見た時は128GBのは1万7000円くらいだったんですよね・・・、じゃぁ256GBのカードを知らずに契約オプションに組み込まれていたらどういう金額になっていたのでしょうか・・・


 翌日、予約時刻に販売店に行って、どうにかスマホに変えることが出来ましたが
オプション項目からmicroSDカードを外してもらったのは言うまでもありません。

自分 「すいませんこのSDカードなんですけど、外してもらえますか?」

店員B 「あ・・・いいですけど、なんでか理由聞いてもいいですか?

昨日とは違う店員さんが対応してくれたのですが、この一言は妙に引っかかるものがありました(2020年1月10日追記:「つまりクソ野郎」と云う事だったんですね~)
流石に「高いんで」とストレートに言ったら不味いかなと思い、別の理由でさらっと躱したものの、今度はプラン内容やら何やらが昨日の店員の説明とは違うものになってしまい、契約金額が割高になってしまいました。
まんまとやられましたね。

見積もり内容
契約時に件の見積書が回収されてしまったのですが、赤枠の部分に恐怖の256GBがしれっと盛り込まれていたワケです。

その後、契約内容を見直しキャリア公式サイトから自分でプランを変更しました。
二度手間・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 そんな小さな騒ぎがありましたが、これからさらに大変になりますね。
フィールドで使うアプリの練習やSNS利用の違いにも慣れていかないといけません。
TwitterとかFacebookはやりませんが、ブログやメールの確認がちょっとまだ使いづらいですね。前に言われた、「スマホで読むと黄色い字が読み辛い」と云うのも頷けます。(PC表示にしましょう!)

あと、特に写真

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↑↑フェイスタメルシワバネクワガタ(左:ガラケー、右:スマホ

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↑↑夜のアスパム(左:ガラケー、右:スマホ

写真の質感が全然違っていて、虫を撮る時はズームがどれほど変わるか、色々なシチュエーションで試してみないと何とも言えませんが、
屋外撮影の場合は距離感がちょっと変わるものの、外灯の色が暗闇に混じって全体が赤っぽくなるガラケーに比べスマホはきちんと暗闇が黒くコントラストがはっきりしています。
春までに色々試してみないといけません・・・


フリー脱却・・・!?
 自分達はブログ上で「日本昆虫研究社」などと名乗ってはいますが、これは所詮手弁当組織であって、個人間でのみ通用するアイコン以上のものにはなりません。実質的にフリーの虫屋と云う事になります。
また、昨今は他にも、クワガタやカブトムシに関して採集専門とか飼育専門で自分達のような(?)個人が集まってグループ化し、活動している人達もよく見かけますよね。

対して、同好会や研究会と云った生物に関連するきちんした団体も、青森県を含む国内各地に存在しているワケですが、
この度自分もその一つに籍を置くことになりました。

フリーで虫を採っているのも別にいいのですが、特定の会に所属する事で虫に関する知見を得られる事も事実ですし、あちこち山に入ったりしていると中には興味深いものが発見できる場合もあり、それらをこのまま個人の記憶の中に埋もれさせてしまうのも勿体ないと思ったワケです。
これから自分の周りで何か面白いものが見つかれば、地元に還元できたらいいかもと云う事で、意を決してその世界へ飛び込みました。


それで、自分が入会したのはこちら。
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入るならやっぱり地元かな、とまず思ったのですが、最初のきっかけは今から2年半前・2017年6月の県内某所での採集の時でした。


 この日、完成したハイワットライトトラップ機材による初採集でNo.2&6&7の4人でとある山中に来ていました。
運の悪い事にこの日の天気は土砂降り。
(はい、勿論この日の採集については一部始終を当時の記事で紹介しています)

自分達以外には誰も来ていないかと思われたこの場所で、偶然にも出会ったのがこの地域の有識者として地元メディアでもよく知られた根深誠氏ら一行でした。
彼らはこの日クマゲラ調査で来ていて、テントを張って酒盛りをしていた中にお邪魔する事になったのですが、この時我々を招き入れてくださったのが、本州産クマゲラ研究会代表で岩手県立博物館職員の藤井忠志氏でした。この時、昆虫採集で来ていると言った我々に藤井氏から、「昆虫をやっているなら、青森県立郷土館〇〇さんを訪ねるといいよ」とアドバイスして頂いたのです。

 しかしながら、今まで郷土館に行った事が無かった所為か、同じ市内ながらも変に億劫に感じてしまい足を運ぶ機会が無いままになっていました。
何故ここで郷土館の話が出てくるのか、どう関係しているのかと云うのは、1年以上後になって明らかになります。


 翌2018年、同じ市内にある青森市森林博物館の昆虫展示イベントを見に行った時の事。
最近では昆虫関係の展示イベントもあまり行かなくなってはいたのですが、この時はたまたま都合が空いてたんですね。
展示中の昆虫標本を見ると、採集者の名前に見覚えが・・・
標本箱の所有や採集者名を見ると、これらが県立郷土館からの貸出品だと云う事に気が付き、1年前の話を思い出します。
そのまま、館内の順路に従い別の部屋へ進んでいくと、ボンと無造作に置かれていた何やら面白そうな本を発見。
それこそが、今回自分の入った研究会で刊行している会誌でした。

それを手に取った直後は、博物館が出している紀要のような類の物かと思ったのですが、中からペロンと会費の振り込み用紙が出てきて、これが同好会・研究会で出している物だと分かりました(笑)
昆虫分野ばかりではなかったのですが逆にそこが魅力的で、当時知っていた昆虫オンリーを対象にしている県内の他の会と違って、ちょっとマイナーな感じ(失礼ですが)が個人的に惹かれた記憶があります。
それと、内容に全然関係無いのですが本の外装も「あ、これ好きだわ」と思った記憶が(笑)(非常にシンプルな表紙なんですけどね。でも後になって、このデザインが思い出すきっかけになりましたからね)

とは言え、当時どこかの会に所属する気も無く、あの展示の時の会誌を出している会は何という名前か、ネットで調べても出てこなかったのでずっとそのままになっていました(時間が無くて発行元とかきちんと確認していなかった)
その後段々と展示イベントで見た内容も忘れ、会誌のタイトルも記憶が曖昧になりうろ覚えになっていました。


 ところが2019年になって、県内の昆虫について調べたりしている時に偶然この会のホームページを発見したのです。そうそう、あの時読んだあの会誌の名前こんな感じだった!表紙もこういうのだったな!
小さな驚きと感動を覚えたまま、サイトの内容文を読んでいくと、この会の事務局があの県立郷土館に置かれていると云う事が分かりまたしても驚きました。(後で分かったのですが、このホームページが作られたのは、ちょうどあの展示イベントが終わってからだったようです)
なぜ森林博物館の昆虫展示イベントでここの会誌が置かれていたのか、こういう関係性があったからなんですね。ようやくここで理解出来ました。
県の考古・自然・民俗・歴史を集約する代表的な施設の一画に、こんな組織があったのかと感銘を受けたのですが、またしても思い出されるのは2年前の藤井氏の言葉。

これも何かの縁ではないか・・・と思い(いや冷静に考えると縁でもなんでもないタダのこじつけだと思うんだけど)、年会費6,000円という苦しい金額など何とも表現しにくい「見えない敷居」の前で、足踏みする時期が暫らく続きましたが、遂に覚悟を決めてその門を叩くに至りました。


 入会は郵便の払込用紙に必要事項を記入して会費を送金するだけでしたが、・・・怖かったですねェ・・・
何の音沙汰も無かったら・・・とか、
「現在会員の募集はしておりませんのでご返金いたします」・・・とか、
「あなたのような素性も分からない人を当会で受け入れる事は出来ません」・・・とか
「審査の為、入会希望の旨を4,000字以内の文章でまとめて送ってください」・・・みたいな返事来たらどうしよう~・・・なんて(笑)
いやぁ、入会受付の書面が届くまでの数日間はホントにビビってました・・・(汗)

勿論、そんな非道い返答も無く、会誌のバックナンバーを後日購入する際にも事務局の方には暖かく迎え入れてもらいました。





こういった事が年末にかけてあったワケですね。
2020年は今までとはまた一味違った活動が出来たらいいなと思っています。

今年も、日昆会長 諸記をよろしくお願いいたします。
(これを正月三が日の内にUPしておきたかった・・・やっぱ例年通り後手後手更新か?)


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ニアミス!!!!! [〆アングスティコルニスミヤマ]

2年前に再飼育を始めて、久し振りの記事になるアングスティコルニス。

ミヤマの飼育も久し振りで感覚が掴めない中、比較的クセがあると言われる本種は、幼虫飼育も「上手くいった」という感覚がありません。
情報も少ないのですが、ドンミヤマやヘルマンミヤマ以外のタテイタ系ミヤマ(ミヤマ属特有の頭部の【耳】が反り返るタイプのグループ)はどれも飼育が簡単ではないらしく、産卵数・死亡率・幼虫期間・羽化サイズ、いずれも国産物やケルブスと比べ難があるとの事。上手くいったと云う人も居れば、何やっても上手くいかないと云う人も居る・・・これが「クセ」ってやつですね。
事実、以前初飼育した時は記事にもあるように、2頭の幼虫のその後の姿を見る事は叶いませんでした。


今回は購入元のマットをそのまま羽化まで使い続ける事にしました。
使用していたのは生オガ発酵マット。ブナチップで、初めて使ったのですが(←まぁ2年前の話なんですけどね) パプアヒラタも使えましたし(勿体なかったかな?)、ツツイシカの飼育レコードもこれで出ましたので(♀だけど・・・)これまで使ってこなかった自分としてはかなり革新的に思えましたね。

・・・そうですよ、2020年近くもなってるタイミングで漸く生オガ発酵マットで感動してるような時代遅れのブリーダーですよ私は(嘲笑)

さて、その5頭の幼虫も2018年に入った辺りでほとんどが3令となり、頭幅や体型で雌雄を判別し、
♂は1400ccへ
♀は800ccへ
それぞれ交換。
この時点で体重は、♂が8.0g♀が5g台でした。

そこから次の冬まで、
何にもアクションが無かったですね~・・・

ミヤマの飼育の辛いところが、この幼虫飼育中の様子の判り辛さなんですよね。
あまり外から幼虫の姿が見えないし、
たまにチラッと見えたとしても白いのか黄色いのか中途半端で判り辛い、
しばらく見ないなと思ったらなんか蛹室っぽい圧縮箇所が見える、
けれども窓になってないから虫が見えず、今どのステージなのか分からない、
だから掘れない。
(マットの様子が変わらな過ぎて、一時期は1頭死んだと思ってましたし)


辛うじて1♀、僅かに3~4mm窓が見えていて、3頭が2018年末~2019年初めまでの期間の内に羽化しました。サイズは37mmUP。孵化から計算すると幼虫期間が1年ちょっとくらいですね。
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さて、残る2頭の幼虫については・・・



2頭・・・


・・・だったら良かったのになァァ~~~




残念ながら5頭の幼虫の内、♂は1頭だけ。

最後の♀は、さっきビンを軽く暴いてみたところ驚くべき事に未だに幼虫。
ドルクスあたりならセミ化だと決めつけてもよさそうですが、なんとも判断に困ります。・・・2年オーバー・・・、ミヤマなら有り得ない数字ではない・・・

そして、待ちに待った唯一の♂は・・・




〉〉 その前に!


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